店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
大河ドラマの『麒麟がくる』、いよいよ次回が最終回でございますね。日本史最大の謎を、どう描くのか?...という程には、盛り上がってこないのですよね。というか、最終回を目前にして、かな~り話が端折られている感がございます。
石川さゆり演じる光秀の母親ですが、全く描かれておりません。あの悲劇を語らずに、どうやって本能寺の変を描こうというのでしょう? あるいは、最終回で唐突に回想シーンで盛り込む? いや、それも不自然。クライマックスには打って付けのエピソードなのですけどねぇ。石川の事務所から、残酷シーンNGの横やりが入った? まさかねぇ。
いまいち、最終回への盛り上がりに欠ける中、怪演をしているのが、織田信長役の「染谷将太」。サイコパスな織田信長、見ていてブルブルガクガクでございます。こんな人が上司にいたら、部下はたまらないなぁ。染谷演じる信長は、ただ恐い・短気というだけではないのですね。微笑みの向こう側に、ゾクッとする狂気が垣間見える。いやぁ、サイコパスだよねぇ。
若くて、それほどイメージが固まっていない、というのもやり易かったでしょうね、染谷将太さんご本人としては。こういうの、大物俳優が演じたりすると、その俳優の既に固定しているイメージが邪魔をしたりいたします。好人物のイメージがあったりすると、どうやっても「悪」とか「サイコパス」方向に振りづらくなる。振っても、「いや、この人は本当はいい人」みたいに、見た人が脳内バイアスをかけてしまったりする。
役者っていうの、若い時期に、悪役・汚れ役・サイコパス、なんてのを演じておくというのは、実はとっても美味しいことなのです。と言うか、そういう役ってのは、演じる側も楽しいのですよ(個人の感想です)。善にも悪にも、キレイにもヨゴレにも、どちらにも振れられるというのは、役者としては大きな強み。でも、若い頃にその両極端の演じ分けを体験出来なかったりすると、その後の自分のイメージが固まって、時には大きく損をしたりします。
世間一般には大盛り上がりなのに、ネット上ではいたって冷静な事件とかございます。芸能人の不倫問題とかそうですね。逆に、ネット上では盛り上がったけど、世間一般はそれほどまでに興味を示していなかった事もございます。どうやら、大村愛知県知事へのリコール運動が、そんな感じでしたね。
そもそも、リコールには86万票(有権者数の1/3)以上が必要でしたが、その半数の43万票しか集まらなかった。しかも、83%が無効票ということなので、有効票は7万票。全有権者を分母とした割合は、2.7%といったところでしょうか。仮に無効票が無かったとしても、全有権者の16.7%しか有効票は無かったということで、どうにも勝ち目の無い戦いでございましたね。
これさぁ、全然数が足りなかったのだから、選管は無効投票の調査なんてやる必要は無かったのですよね。そこを、わざわざ手間暇かけて一枚一枚チェックするという執拗さ(笑)。どこか、意地の張り合いになってますね。新聞報道によると、組織的な偽造署名集めをチクった人もいるようで、大村知事擁護派からの圧力みたいなのが、選管にも及んだのかも。まぁ、勝手な妄想ですけどね。
わざわざ行う必要の無い無効票のチェックをやり、既に結果が決まっているので発表する必要も無いのに、それを発表する。ワタクシ流に言わせてもらえればですねぇ、何で折角の「切り札」を無駄に捨てちゃうかなぁ? こんな衝撃的な事実は秘かに隠し持っておき、何かの折に涼しい顔で「実はね、こんな事実がぁ...」と切り出すのが、正しいカードの使い方。やはり、「戦略」よりも「意地」が勝ってしまったかな?
次期 iPhoneでは、マスクをしたまま顔認証が出来るとか、画面に指タッチで指紋認証が出来るとか、そんな噂が飛び交っております。日常的にマスクを強いられる生活の中、マスクのせいで iPhone の顔認証でロックが外せなくて不自由な思いはしておられませんか。そこで、ワタクシが使っているこのアプリを、今日はご紹介いたしましょう。
というアプリでございます。アプリ内課金はございますが、無料でも十分使えます。このアプリ、何をやるアプリかと申しますと、「画面に時計を表示させるだけ」のアプリでございます。では、起動してみましょう。画面はこんな感じ(一例)になったりいたします。
ちなみに、ワタクシはアプリ内課金¥370を払って、表示をいろいろカスタマイズしております。単に時計を表示させるだけなら、課金なしでも大丈夫。今回、引用・紹介させていただくに当たり、製作者へのリスペクトの意味もあり、購入させていただきました。先ほどの画像に、ちょいと、説明を加えましょう。
では、この時計表示アプリが iPhone のロック解除にどう使うのか、ご説明していきますよ。このアプリが起動すると、iPhone 内部はほぼスリープ状態になるのでございます。スリープ中でも通知とかは受けられますよ。内部的な動作はロックがかかっているときと同じ状態ですが、唯一違うのは、このアプリ起動時は「ロックをかけずにスリープしている」ということで、自動ロックはかかりません。
ロックがかかっていないのですから、下から上にスワイプすると、ホーム画面に戻れます。画面認証もパスコードも必要ございません。当然、マスクをしていても大丈夫。コンビニへ行くときもあらかじめこのアプリを立ち上げておけば、レジの電子決済でロック解除に手間取る、なんてこともございません。
ワン・モア・シング! このアプリは、耳当て部分のセンサーをチェックしてて、耳当て部分がカバーなどで塞がれると、画面を完全オフにする仕様になっております。つまり、ポケットに入れたりカバーを閉じたりすると画面オフに、取り出したりカバーを開いたりすると時計表示に戻る。小電力に徹した仕様でございますね。
森会長、ありゃもうダメでしょ。心に思ったことがフィルターをかけずに口から出てきてしまう、人の話を遮って自分が話し出してしまう、こういうの、脳の老化現象でございますよ。アクセルとブレーキを踏み間違えた人みたいな大事件を起こす前に、第一線から退かせるべきだと思いますけどねぇ。
そして相変わらず、菅首相に覇気がない。リーダーたる者、何を持ってリーダーたるか? それは「息づかい」でございます。理屈や理論が人を従わせるのでは無い。覇気のある息づかいに、人は時に感動し、時に興奮し、「この人なら付いていこう」と心が傾くのでございます。
少なくとも、安倍元首相には、その覇気がございました。まぁ、ところどころチャランポランな所はございましたけどね。郵政改革の小泉純一郎なんてのも、覇気ある首相でございました。そうそう、トランプさんなんてのは言ってること支離滅裂ですが、それでもアメリカ国民の半数が支持をしたのは、あの息づかいのせいでしょうねぇ。
森喜朗組織委員長には隣で上手にブレーキを踏んでくれる参謀が、菅首相には「もっとハッタリかませ」と首相の背中を煽る参謀が、それぞれ居てくれると、よろしいのかなぁ。そもそも完璧な人間、完璧なリーダーなんていやしない。でも、リーダーの穴を補完するような参謀が側近にいると、これは強いですよ。そういった参謀を見つけ、自分の右腕に出来ることも、リーダーの素質のひとつでございます。
中学校のトーチトワリングで火傷、というのが時々ニュースになっております。このトーチトワリングって、ワタクシは初耳。こんなこと、ワタクシの子供の時にはございませんでした。いったい、いつ、誰が思いついて、始めたのでしょうねぇ。
火のついた棒を大勢で振り回すとか、バカじゃね? 危険きわまりない。それを中学生にやらせる事を教育現場の誰も疑問に思っていないところが、とっても不思議でございます。組み体操のピラミッドも、ワタクシの頃はせいぜい3段でございました。それが今や、中学生に5段とか10段とか、あぁ、正気の沙汰じゃぁねぇ!
トーチトワリングで火傷をした時の映像が、ニュースで流れております。確かに、その子だけ、トーチが頭上まで上がらず、腰のあたりで回転している。あれじゃぁ火傷するのは仕方が無い。ワタクシが腹立たしいのはね、なぜ、その技量の生徒に火の点いたトーチで実演させたのか? 完璧に出来る様になって初めて、「では、火を付けてやってみましょう」ではないのですか! プン、プン!。
組み体操がより危険になっていくのは、なぜなのでしょう? 学校どうしで競争? 去年よりもより過激なことを! そんな教師の自己顕示欲なのかなぁ? それとね、何も全員が出来なくてもよろしいじゃございませんか。なんか、「全員参加」「全員完遂」という強迫観念を、学校や先生方が持っていないかなぁ。
ニュースで流れた映像で、学校ではなく逆に生徒側を非難する声が有ったそうでございます。「不器用だからだ」とか「練習不足で皆に迷惑をかけた」といった中傷を受けて、その生徒は転校する羽目になったとか。でもね、他の人が当たり前に出来ていることが出来ない子供って、時々いるのですよ。みんな違ってみんな良い、かつてそんな言葉が広まった時期も有ったのですけどねぇ。
ワタクシの思い出話をいたしますよ。ワタクシ、視野狭窄という目の病気を持っております。発覚したのはいい年をしてからでございますが、多分、幼少期には既に発症していたはず。そのせいか、ワタクシ、子供の頃からボール遊びがとっても苦手でございました。視野が欠損しているせいで、飛んでいるボールを目で追えなかったのでしょうね。
それでね、小学校の定番スポーツ、ドッジボール、あれがとっても恐かった。飛んでくるボールを受け止めるなんて至難の業。死角からいきなりボールが現れるのですよ。星飛雄馬の消える魔球もビックリでございます。星飛雄馬と言えば、野球も苦手でしたねぇ。向かってくるボールを目で追うのが難しいので、キャッチが出来ない。球技全般、とっても苦手な子供でございました。
これね、他の人が普通にやっている事が出来ないってんで、チョイト悩むわけですよ。目の病気が有るなんてその時は知りませんから、自分の不器用・未熟・練習不足なのではと思い込んで、自責の念に駆られてしまう。まぁただ、「出来ないヤツを追い込む」という風潮は無かったので救われたかなぁ。今だったら、格好のイジメのターゲットになっていたかも。
なんか、YouTube でガンダム(初代)の映画が配信されていたので、ついつい見ちゃいました。DVDを持っているのですが、YouTubeで流れていると、ついつい見入ってしまいますね。ネット配信というのは、お手軽なのでございます。
かつてワタクシは、録画魔でございました。ちょうとBS放送が開始された頃、NHKだったかWOWOWかで、昔の古いミュージカル映画を毎日の様に流してくれたのですよね。それをせっせとVHSに録画して、我が家のVHS棚には、壮大なMGMミュージカルのコレクションが溜まっていた時期がございました。
結局、VHSという方式が廃れ、引っ越しの際に盛大に処分することに。その後、見たい映画などはレーザーディスク(知ってるかなぁ)で購入するようになるのですが、このレーザーディスクもパイオニアが撤退し、今や過去の技術。DVDの時代に入ると、レーザーディスクで購入した演目をDVDで再購入なんてこともしばしばございました。
DVDのコレクションが溜まっていくのって、ある程度は楽しいですよ~。でもそのうち、邪魔くさくなってくる。そんな心持ちになったころに始まったのが、映画をネット配信で見るという方式。購入だけで無くレンタルで見ることも出来、しかもディスクを返却する手間が無い。歳を取って断捨離に目ざめて来た生活感に、ピッタリでございます。
断捨離に目ざめたと申しましたが、自室の膨大な量のDVDとレーザーディスクとLPレコードと書籍、これの扱いに困っております。ブックオフの営業マンを呼んで、一気に処分したいなと思うときもございます。書籍は、お店の近くのブックカフェに寄贈なんて事も考えましたが、まだ読んでいない本もかなり有る。それを寄贈するのは、ちょいと抵抗がございます。
今日は税理士の方から、「整いました!」という電話を頂きました。整いましたって言っても、ねずっちのなぞかけではございませんよ。確定申告の準備が整ったというお話。そして、所得税・消費税、それぞれの額が確定したという連絡でございます。
消費税は、通年の半額くらいの金額でしょうか。所得税は¥0。所得税の計算には控除などいろいろ関わってくるのですが、税額がゼロになるということは「ほとんど儲けが無かった」あるいは「赤字」ということ。休業期間中のキャストの休業補償もやってますし、もうね、決算書の数字を見るのが、ちょいと恐い気もいたします。
昨年は、儲けを出しているという業種は、かなり限られるのではないでしょうか。国の税収入が相当減額し、それでもって、やれ補償だ、やれコロナ対策だとお金のかかることばかりが発生しております。国民が国に補償を要求するのは当然の権利ではございますが、後々にやって来る盛大な増税は、是非も無いと思いますよ。みなさん、覚悟をしておきましょう。
さて、どうして2009年の古い画像を使ったのかと申しますと、こういった見栄えの有る几帳面なファイリングは、ここ10年ほどやっていないからでございます。確定申告が終わった後は、まとめてダンボールに入れて積み上げるだけ。とてもお見せ出来る状態ではございません。
当初は綺麗なファイルが溜まっていくのが嬉しかったのですけどねぇ。そのファイルの量が増えてくるに従い、置き場所に困るようになり、ファイリングも面倒くさくなっちゃったりする。保存期間が過ぎた後の処分の事を考えると、ダンボールに入れて山積みというのが最適だったりするのでございます。
そこで、今日、チョイト気になったニュースがございました。デジタル版毎日新聞の記事より。刑事裁判の証拠開示では書類の電子化が認められていないので、全てコピーしなければならないそうでございます。そのコピー費用が、大きな裁判では1事件で600万円にもなるとのこと。それで弁護士有志が、証拠の電子開示を求める署名活動を始めたというニュースでございます。
今日は、いろんなニュースが飛び交いましたねぇ。まず、2001年に発生した「えひめ丸事故」で、日本の高校の実習船に衝突したアメリカ潜水艦の元艦長が、改めて謝罪の言葉を発表したそうでございます。「なぜ、改めて?」と思ったら、事故からちょうど20年を迎えていたタイミングだったのですね。
その艦長は、「全部自分に責任がある」謝罪しております。この同時期に、日本の自衛隊が似た様な事故を起こしているニュースは、アメリカには伝わっているのでしょうか? 皮肉なものでございますねぇ。まぁ、しかし、最新鋭の潜水艦に全く気づかれずに近づける船ってのは、ある意味、スゴイのではございません?
で、先のえひめ丸事故でございますが、その時に、事故よりもゴルフを優先し、それが原因で辞職することになったのが、森喜朗元首相でございます。これまた、皮肉な偶然でございますねぇ。今や、また、オリ・パラの組織委員長の席を失うのではないかという事態。
中国の孔子さんは、「七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず」と申しております。70才にしてやっと、人道を踏み外すこと無く心の欲するままに生きられる様になったと説いております。今、83才の森喜朗さんの自由奔放やりたい放題は、中国の孔子さんもビックリでしょうねぇ。
もうひとつ、興味深いニュースがございました。「離婚後300日以内に生まれた子はは前夫の子」というルールが、撤廃されそうでございます。このルールのせいで母親が出生届を出さず、無戸籍になっちゃう人が少なからずいらっしゃるのですよね。ワタクシも、危うく、無戸籍になりそうだったのでございます。
ぐっすり眠るためのサプリメント。1ヶ月分が五千円ちょっと。サプリメントとしては、まぁまぁ妥当な価格かな。定期購入をするともう少し安くはなるのですが、毎月毎月送られて来ましてもねぇ。そんなに続けるかどうか、分かりませんし。
若い頃は、完徹(完全徹夜)もへっちゃら。でも今は、とにかく、毎日、きちんと眠っておかないと、次の日の業務にいろいろ差し障りが出る。毎晩、より良い睡眠を取ることに必死でございます。サプリメントの他に、ワタクシが使っているアプリもご紹介いたしましょう。
AutoSleepは、ワタクシの睡眠状態を刻々と記録するアプリでございます。アップルウォッチと連動してまして、アップルウォッチを装着したまま眠りますと、眠りの深さ、心拍数を刻々と記録し、統計を取ってくれるのでございます。ワタクシの眠りを自動で記録いたしますので、昼間のウトウトとかも記録に残る。眠りの検知に容赦がないアプリでございます。
お酒を飲んで寝たりしますと、全く深く眠れていない事が分かったりいたします。また、ベッドに入ってから眠りにつくまでの時間も計測してくれますので、寝付きの良かった日/悪かった日なんてのも、一目瞭然でございます。最新のバージョンでは、眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らすスマートアラームの機能も付いております。
これも、AutoSleepと似た様な機能でございます。眠りの深さや心拍数を記録する機能はほぼ同じ。さらに、このアプリは、寝ている間の「いびき、寝言」を録音してくれるのでございます。自分こそは静かに寝ていると思いきや、意外といびきをかいていてビックリいたします。このアプリも、スマートアラームの機能がございます。
先日、税金の話で「所得税額0円、消費税額は通年の半額ほど」と申しました。税理士さんからの書類をよ~く見ますとね、なんだか数字の前に黒い三角(▲)がついてる。これ、納めるのでは無くて、還付でございますね。いやぁ、ことしの決算は、スゴイことになっておりました!
年間トータルで、百万単位の赤字決算。まぁ、ほんと、20年もやっていたら、こんな年もございます。特に昨年の4月~5月の休業要請の期間。あの時期は、キャストの休業補償も出しながら、通常の支払いもございましたからね。愛知県からの休業補償は頂いてますが、焼け石に水でしたねえ。ちなみに、国の持続化給付金は、当然ながら申し込んでおりません。
わざわざこんな内幕に言及しているのは、比較的固定費の少ない風俗店でもこんな感じですから、世の中の飲食店は皆、さぞかし大変ではないかなと想像したからでございます。ワタクシも、昨年の初夏の頃は、チョイト軽く考えておりましたね。パンデミックが世の中に与える影響を思い知らされたこの一年でございます。
野党はやたら、「補償! 補償!」と与党に詰め寄っておりますが、「国民(企業)に一律同額」というバラマキ給付金というのは、どうも無駄が多い気がいたします。コロナで影響を受けていない人々(企業)、あるいは、コロナで逆に潤っている業種もあったりいたします。本当に必要なところに必要な額が行き渡る様にするためには、給付ではなく「融資」にすべきだと思っております。
返さなきゃいけないお金なら、本当に必要な人しか申請しない。不正受給をしようなんてヤカラも出てこない。申請する人が限られてくれば、1件あたりの貸付額も必要に応じて多くすることも出来る。「本当に必要な所へ、必要な額を援助する補償」が出来るのでございます。もちろん、無金利あるいは相当な低金利でございますよ。
そして、融資という形なら、既存の融資の仕組みを流用出来る。これが大きいのですよ。昨年の夏の、あの大混乱は有り得ないのでございます。そもそも、給付金の管理をするために何億ものシステム構築費が余分にかかるとか、こんな無駄はございません。アリモノで使えるものは使いまくればいいのでございます。
森喜朗さん、辞任しましたね。後任の方、名前が挙がりましたが、白紙になったとか。やっぱりみんな、やりたくないのですよね。だって、この騒ぎの中、すんなり開催出来るとは思えません。中止の可能性も有る。そりゃぁ、出来れば引き受けたくないと思うのが人情でございます。
かつてのオリンピック誘致には、嘉納治五郎という人物が奔走したという事実がございます。田畑政治という水泳指導者も、誘致に貢献いたしました。でも、組織委員長というポジションは、どうしても政治家が収まってしまう。なんか、チグハグを感じますよね。森喜朗さんの後任には、橋本聖子さんの名前も挙がっているとか。うん、それならみんな納得するかもね。辞退したボランティアも戻ってくるかも。
橋本聖子さんは、現在、オリ・パラの担当大臣。これはいたって妥当。でもね、普通、「○○大臣」というポジションって、必ずしもその道のエキスパートがなるわけではない。つうか、ならない方が多い。専門用語を知らずに、国会で恥をかく大臣も時々いるよね。
憲法には、「大臣の過半数は国会議員でなければならない」という条項がございます。若い頃から、この規定の目的が、今ひとつ分からない。結局、時の人とか首相の息のかかった人ばかりで構成されちゃう。派閥の中で持ち回りで交代している感もございます。そして、「現場を知らない人が決定権を持つ」ということになってしまう。ワタクシとしては、大臣は全員、国会議員ではないその道のエキスパートになって欲しいと思っているのですけどね。
大臣というポジションの人は、「理想」を語ってもいいと思っております。そして、国会という場所で、理想と現実との折り合いを付ければいい。台湾では天才ハッカーがデジタル大臣に就任いたしました。あぁ、羨ましい。日本も、理想を語れる人に大臣になって欲しいと思うのですけどねぇ。
今日は、交通事故がらみのニュースが二つございました。ひとつは広島のニュース。1週間ほど前に18才の少年が無免許かつ泥酔という状態で交通事故を起こし、高齢のご夫婦が亡くなられたという事故がございました。それを警察は、「過失運転致死」から「危険運転致死」に切り替えて送検したというニュースでございます。
この後に、ポロシャツにジーンズ姿のキムタクが登場し(ウソ)、検察が起訴することになるのでしょうが、検察が「過失~」と「危険~」のどちらで起訴するかという問題がございますよね。間違っていたらゴメンナサイ。とかく交通事故の裁判では、このどちらで起訴するかが話題になるのでございます。
もうひとつのニュースは、2年前に三重県津市で発生した交通事故。飲食店の駐車場から出てきたタクシーの側面に、時速146kmの暴走車がぶつかり、タクシーに乗っていた4人が亡くなるという悲惨な事故。これの控訴審で、名古屋高裁は「危険運転致死」を認めず、「過失運転致死」を適用したというお話。
この暴走車は普段からこの道を高速で走り抜けていて、地元では有名な暴走車だったそうでございます。もしこんな事故が起きる前に、速度超過で取り締まりを受けていたら? もし中央分離帯に切れ目がなく、タクシーが駐車場から左折をして合流していたら? いろいろやるせない事故でございました。
「危険運転致死傷罪」が施行されたのは2001年の年末から。悪質な交通事故に対する処罰が軽すぎることを理由に被害者遺族たちが署名運動を始め、法務大臣への直訴から制定されたというのは有名なお話。ただ、なぜか条件が厳しすぎて、なかなか「危険~」で起訴されることが少ないのですよね。「疑わしきは罰せず」の精神なんだろうけど、被害者遺族はたまらないよね。
例えばね、ブレーキが故障して止まらなくなった! とかいうなら「過失」ですよ。でもね、自分の意思でアクセルを踏んだのなら、それは「故意」でしょ。同様に、自分の意思で酒飲んで運転。無免許なのを知っていて運転。こんなのもみ~んな、故意。こういったのも条件次第では「過失」になってしまうの、納得出来ないなぁ。
当店に、「母乳が出るニューハーフ」ということでお客様から注目されているキャストがおります。ええぃ!、ワタクシだって、こと母乳に関しては隠し技(?)を持っておりますよ! え~と、親と子ほど年の離れたキャストに張り合うとかマウントを取りに行くとか、う~ん、そういうことは、無い! 無いですが、チョイト、自慢しますよ(笑)。
母乳で思い出したのですが、「ニューハーフのオッパイは、母乳は出るのか?」というモチーフで、ワタクシ、テレビに出演したことがございます。「たけしの万物創世記」という番組。もう25年くらい前の番組でございますね。その番組の「乳房」がテーマの回に出演しております。
実は、この「たけしの万物創世記」という番組、かなりの話数がYouTubeに転がっております。いろいろ探したのですが、美輪明宏さんが出演された「男と女」がテーマの回は見つかったのですが、ワタクシの出た「乳房」回はどうにも見つからない。そこで、ワタクシがかろうじて保存していたテレビ画面直接撮影のGIF画像をお見せいたしましょう。
え~と、最初にことわっておきますが、この画像、ワタクシのオッパイが、モロ、映っております。モザイク無し! まぁ、戸籍的には男性ですので、言うなれば小島よしおさんと同じ。何~ら問題は無いはずではございますが、も~し、その筋からお叱りを受けたら、削除しちゃうかもしれません。そんなこともありまして、直接貼らず、リンクにしておきますね。画質が悪いのはご愛敬ということで。
この番組では、「ニューハーフのオッパイは、母乳が出ない!」という結論に至ったのでございます。実際に、ワタクシのオッパイはどれだけ絞っても、母乳など、びた一滴、にじみ出ることもございません。でも、母乳が出るニューハーフというの、最近ではよく聞く話でございます。これにはね、ある理由がございます。
女性ホルモンの進化でございますね。昔の女性ホルモンは種類が少なく、選択肢はほとんど無かった。もし女性ホルモンが自分の体質に合わなくても、なんとか折り合いを付けながら、みんな騙し騙し接種していたのですよね。「体を服に合わせろ!」という、旧日本帝国陸軍方式でございます(笑)。
今や女性ホルモンも、様々な種類がございます。そして、昔は含まれていなかった成分なども今は使われております。その様な女性ホルモンの進化に伴い、ニューハーフの母乳も、より出やすくなっております。現代医学は、男性の母乳までアンダーコントロールにしてしまった! その内、イクメンが自分のオッパイを赤ん坊に! いや、想像したくないです(笑)。
日本語の「ときめき」をそのままズバリ表現する英単語は無い! というのが通説でございます。ところがですねぇ、『花子とアン』の再放送を見ていて、「palpitation(パルピテーション)」という英単語を「ときめき」と訳すセリフに出会ったのでございます。『花子とアン』は3回目の視聴。3回目にして初めて、この部分に引っかかったのですよね。
主人公の初恋のドキドキを、palpitationという単語と絡めるストーリー。「あんのゆりかこ 村岡花子の生涯」という原作を読んでいないので、原作に存在したエピソードなのか、それとも脚本家の中園ミホさんの脚色なのかは分かりません。初めて出会った単語の、その意味が分かって感動する。その流れが、初めての恋との出会い、そして人を好きになることの意味が分かる感動とオーバーラップする、そんな一節でございます。
さて、ワタクシが引っかかったのは、実は別の書物。こんまりこと近藤麻理恵さん著の『人生がときめく片づけの魔法』でございます。この本が大ヒットしたのには、「片づけの心髄は『ときめき』にある」と説いたからでございます。ただ、この本が英訳されたとき、ときめきという語は全く別の英語に訳されていたのですよね。それが、これ。
「きらめくワクワク」とでも訳しますか? この単語を選んだのは大正解でしたね。近藤麻理恵さんは、著書もご本人も全米で大ヒット! 『TIME』誌の「最も影響力の有る100人」にも選ばれております。ここで気になったのは、アンとこんまりの前後関係。「ときめき」という語の訳では、お互いに影響とか有り得たのでしょうか?
『人生がときめく片づけの魔法』が出版されたのが、2010年の暮れ。2011年には日本中で話題になり、世界中に翻訳出版されております。2014年に結婚。同年、ご夫婦でアメリカに移住された後は、アメリカで冠番組を持つほどの大人気。一方、「花子とアン」の放送年も2014年。中園ミホさんが執筆中にこの本に出会っている可能性は高い。とはいえ、時期が重なるのは、どうも偶然っぽいですなぁ。
初恋の奥深さに初めて触れる、というシチュエーションなら、小難しい医学用語が謎めいている。片づけの奥義を分かりやすく伝えるなら、慣れ親しんだ単語が一目瞭然。そして、その慣れ親しんだ単語を選んだゆえに、近藤麻理恵さんの著書は、英語圏で日本とは違った捉えられ方をするのでございます。
『人生がときめく片づけの魔法』という本は、英語圏では「宗教本」「スピリチュアル本」の棚に置かれております。そもそも「Joy(喜び)」という単語は、少なからず宗教的な空気を漂わせております。そして同書では、「捨てる物に感謝する」という項目もございます。「感謝」という語、これもキリスト教では宗教に回帰する単語でございます。
毎日新聞デジタルに、スーパーコンピュータ「富岳」の冷却システムの記事が載っておりました。なんでも、原発並みの冷却機能が必要だとか。そして、刻々と変化する富岳の発熱量に対し、1000分の1秒レベルで温度管理をしているとか。冷却塔からは、火災と間違えられるほどの水蒸気が立ち上っているそうでございます。
富岳は、神戸市のポートアイランドに有るそうですが、それほどの冷却が必要ならば、北海道の稚内とかに設置すれば良かったのにね。まぁ、稚内は極端ですけど、札幌あたりだったら、冷却にもメンテナンスにも好都合じゃないでしょうか。こういった物の誘致にも、大人の事情が絡んでいるのでしょうかねぇ。
これ、原発と同じで、冷却システムがいかれると、コンピュータ本体がダメになっちゃうわけですよね。まさかコンピュータがメルトダウンはしないでしょうが、スーパーコンピュータが1300億円の巨大な文鎮に成り下がる可能性も有るわけでございます。と言うか、今のシステムに行き着くまでに、結構な量の文鎮をこしらえてきたのかもしれませんね(笑)。
富岳で思い出すのは、マスクが飛沫をどれほど抑えるかという計算。ほんと、人騒がせな計算でございました。「不織布が一番」という結果が出たら、不織布以外の素材がまるで「悪」の様な扱いを受ける。日本人って、ほんと、洗脳されやすくなりましたよねぇ。そういう事も有るんで、発表する側ももうちょこっと配慮が欲しかったですよね。
まず、富岳の計算では、「理想的な装着」を想定している。ところが、理想的な装着なんてしてる人は非常に少ない。富岳が「一番良い」と評価した不織布マスクは、けっこうみんないい加減に装着している。むしろ、低評価のウレタン製マスクの方が、自然と肌に密着していて理想的な装着になりやすい。本来は、こういったことまで考慮した上で、計算結果を発表すべきだと思いますよ。
この「理想的な○○」というの、理系の人達の病気でしょうね。研究だからと言って、つい不確定要素を排除しようとする意識が自然に働いてしまう。けれど、実際の人の営みというものは、不確定要素だらけなのでございますよ。車の燃費だって、データと実際では違ってくるでしょ。今は、ことさらマスクに関してはナーバスな時期。もちっと慎重に発表して欲しかったのでございます。
飛沫に関しては、本当に飲食店が危険なのか、もっと調査して欲しいですよね。ファーストフードなどで、皆が黙々と食事をしている風景にはそれほど危険を感じないのですよね。むしろ、「会話」がメインとなる接客を伴うお店は危険。でも、それも対策しだいで十分にやりようが有るはず。今の十把一絡げ的な自粛には、非常に疑問を感じております。
朝日新聞デジタルに、美輪明宏さんの人生相談のコーナーがございます。先月末の記事でちょっと気になったものがございましたので、ご紹介がてら、ワタクシの想いなどを記したいと思いますです。まずは、記事の内容からご紹介いたしましょう。
相談者の悩みは、セックスフレンドと別れるべきかどうかという女性からのお悩み。1年前に出会ったセックスフレンドが、ひと月前に女性宅に転がり込んで来たとのこと。ほどほどの距離感でいたセックスフレンドが、毎日、目の前に居るとなると、次第に愛着や安心感、幸せを感じてきたらしいのですな。
しかし彼は、遊び相手との連絡、元カノを用いた妄想とかやらかしてる。セックスフレンドであって恋人でもないその女性は、自身の彼への束縛心を告げることも出来ず、流れに身を任せているようなフワフワした気持ちで悩んでいるというお話。そこで、そのセックスフレンドと別れるべきかどうかを相談してきたとのことでございます。
この相談に対する美輪明宏さんの回答。男性はまだ未成熟なロマンチスト。情緒だけで結ばれている関係に酔いしれているのだとか。ところが女性は現実を見始めているリアリスト。この違いを受け止めた上で、「別れるべきか」ではなく「自分がどうしたいのか?」を考えなさいと切り出しております。
今の関係を続けていれば、その内、男性が大人になって「一緒になろうか」と言ってくるかも知れない。また、同居してすぐに女性から「結婚」とか言い出されると、ロマンチストの男性は女性を重く感じてしまう。「別れてもいい」と思うなら、さっさと白黒つければいい。別れたくないのならば、彼の叙情癖を共に漫喫すればいいのでは...といったところが、美輪明宏さんの回答でございます。
で、ここまでが前置き。長い前置きで申しわけございません。ワタクシが興味を持ったのは、美輪明宏さんがこの2人の関係を、南こうせつさんの「神田川」に例えたからでございます。あの「ただ、あなたの優しさが、恐かった」という歌詞の、あの神田川でございます。
ワタクシは、「神田川」の歌詞の意味が、どうしても分からずにおりました。子供の頃には「大人になったら分かるだろう」と思っておりましたが、大人になって、そろそろ還暦という年齢になっても、今だ実感の持てない歌詞でございました。で、今回、この記事で、美輪明宏さんの「ロマンチストとリアリストの関係」という言に驚いたというわけでございます。
神田川の歌詞は、男と女の感覚の「ズレ」を描いております。そのズレを、美輪明宏さんは「ロマンチストとリアリスト」のズレと解釈しましたかぁ。言われてみれば、そうですなぁ。でも、それだけでは割り切れないモヤモヤ感も残る。やはり、「神田川」の歌詞は、どこまで行っても奥深いですなぁ。
ヘブンネットに「口コミ」という機能がございます。いろいろ褒めていただくことが多く、日々のやり甲斐となっております。そのほめ言葉のひとつに「レトロな雰囲気」というのがございました。今日は、その「レトロ」に関するモヤモヤを甲斐性、いや解消いたしましょう。
お店を始めて20年、基本的な雰囲気は20年前とほぼ変わっておりません。そりゃぁレトロな雰囲気にもなりますよね。で、20年間、ワタクシは自分のお店に張りついておりますので、他のお店の雰囲気というものも20年前で止まっております。それでね、このお店のどんなところがレトロなのかなと、チョイト気になったのですよね。
確かに、お店は、年季が入っていてかなり使い込んだ感じはございます。壊れたところから補修はしてますが、ひと通り直すと、今度は最初に補修したところが壊れ始めてる。う~ん、ニューハーフ業界のサグラダファミリア教会と呼んで下さいませ(笑)。
そんな様な事をキャストと話をしておりましたら、キャストからこんな話を聞いたのでございます。お客様の談ですが、うちのお店のトイレはストリップ劇場みたいでエロくていい! とのこと。トイレに使われているのは、赤い照明。赤い照明で加藤茶の「ちょっとだけよぉ~」を思い出すのはワタクシだけでしょうか(笑)。
ということで、当店のトイレと、ついでにシャワールームの写真をご紹介いたしましょう。どちらもカメラの設定が狂っているとかじゃないですよ。赤というかオレンジ色の電球を使っているために、トイレもシャワールームも、こんな色でございます。
トイレに飾ってある村松誠さんのイラストは、一部のお客様から非常に好評でございます。バスルームの赤い電球を見てますと、『2001年宇宙の旅』の「HAL9000」というコンピュータを思い出しますねぇ。なぜか、シャワールームの電球はあまり長持ちしないのですよね。湿度とか温度の影響でしょうかねぇ。
今日は、ちょっとした事件がございました。当店のコースは、「ヘルスコース」と「スペシャルコース」の二本立てでございます。アナルがらみのプレイは、スペシャルコースのみとなるわけでございます。事件は、このコースの取り違いから発生いたしました。では、ご説明いたしましょう。
フロントからキャストへの連絡の不備で、お客様はスペシャルコースの金額を払われたのに、キャストが勘違いしてヘルスコースの内容で接客してしまうという事件が起きたのでございます。不運な事に、そのお客様は当店ご新規のお客様。「?」と思いつつも、それを切り出せずに帰られてしまったかも知れません。何回か来店されているお客様ですと、こういう事件は発生しないものでございます。
で、キャストにギャラを渡すときに、事件発覚。ときすでにお寿司、あとのにっぽんど真ん中祭り(分かんない人、「ど真ん中祭り」で検索してね、ハート)。お客様から頂き過ぎた差額は、お店で預かっている形にしております。え~と、心当たりの有るお客様、次回来店の際、この差額をお返しいたしますです。この度は、事件を起こしちゃって、申しわけございませんでした。
こういった事件を防ぐ為にいろいろ工夫はしているのですが、諸条件が重なった時に、ポカッと発生することがございます。普段行っているルーチンワークをたまたまその時だけやらなかったら、その時に限って事件が起きるとか、まぁまぁよく有る話でございますね。ちょっと用法が違うかもしれませんが、「魔が差す」なんてぇ言葉もございます。
姉さん事件です! とばかりに、昨日はある「事件」のお話をいたしました。しかし、事件はこれだけでは無かった! もうひとつの別の事件が、ちょうど1週間前の日曜日の夜にも、発生しておりました。今日は、その顛末をお話しいたしましょう。
場所は、当店の(元)キッチンのシンク。キャストが手を洗ったり、歯を磨いたり、うがいをしたりする場所でございます。事件が起きたのは、夜の10時頃だったでしょうか。そのシンクの排水口はこんな感じ。この排水口の形状を、よ~く記憶したまま、お読み進め下さいませ。
このフタを取ると、その中にはカゴが入っております。カゴを出しますと、円筒形状の穴がポッカリと開いております。排水口のカゴを取り出し、その夜、ワタクシが何をやろうとしていたか? それは、それは、「詰まり抜き」でございます! この円筒形状の穴が、ある物のサイズとピッタリなのですよねぇ。それが、コレ!
そう、俗にいう「スッポン」でございますね。もうね、あつらえたんじゃないかと思うくらいに、オスとメスが全く同じサイズ。シッポリとはまるわけでございます。ただ、このままズコズコやっても隙間から空気が抜けるだけ。スッポンのポテンシャルを余すところなく使うためには、ある秘策(秘策なのかな?)が必要なのでございます!
そう、水を溜めるのですよね。水圧がかかることで、スッポンがより吸着いたします。上から水でフタをしている形になっていますので、空気が抜けてスカスカすることもない。さらに、スッポン使いには奥義が! オスではなくメス、いや、もとい、押すではなく「引く」ときに力を入れるのです!
さてワタクシ、水を溜めて、スッポンをズコズコやっておりました。いや、押すときにはゆっくり、引くときは力を込めて一気にですから「ズ~~・ズコッ」でございましょう。水の流れ具合を確認しながら何度かズ~~・ズコッ、ズ~~・ズコッとやった時のことでございました。何やら、ガクンとした手応えが、ワタクシの両手に伝わったのでございます。
この後の惨状は、再現映像はございません。再現映像で説明するには、あまりにも悲惨すぎる。どうか、どうか、文字による説明でご想像下さいませ。スッポンを引き抜いたとき、円筒形状の部分がゴッソリとシンクから外れ、スッポンにぶら下がるような形で持ち上がって来たのでございます!
画像を見ていただくと分かりますが、円筒形状の部分とシンクは、一体とはなっておりません。円筒形状の部分(トラップと言います)をシンクにはめ込み、裏から大きなナットで止められているのでございます。長年の、金属ならぬ塩ビ疲労、そして、スッポンを引き上げるワタクシの強大な力。ギリギリまで耐えていたそのナットは、歪みの限界を通り越して割れてしまったのでございます。
もうね、おでんの鍋をひっくり返したような騒ぎなんてもんじゃござんせん。浮き上がったトラップとシンクの隙間から、溜めてあった大量の水が、まるで映画「タワーリングインフェルノ」のラストシーンのごとく、シンク下に流れていくのでございます。引き上げたスッポンを慌ててシンクに押しつけますが、ときすでにお寿司、大洪水がシンクの下を襲った後でございました。
え~と、冒頭で、時間は夜の10時頃と申し上げましたよね。そう、まだお客様が来店される時間でございます。しかし目の前には、ダムが決壊したような惨状が拡がっている。水は待ってくれない。階下への漏水だけは避けたい! ワタクシの脳裏には、田宮二郎の「現代は時間との闘い」というセリフが、カラオケのエコーを最大にしたような音響で鳴り響いておりました。
雑巾や古バスタオルを総動員しまして、床のフキフキでございます。シンク下のガラクタを片付けながら、片っ端から拭く、絞る、拭く、絞る、電話が鳴る、拭く、絞る、ドアホンが鳴る、素知らぬ顔で応対する、拭く、絞る。小一時間、水との戦いでございました。
強者どもが夢のあと、営業終了した頃には、事態は何とか収拾しておりました。でもこれ、修理しないわけにはいきません。深夜の2時頃でございましょうか、ワタクシ、物は試しに、「クラ○アン」に電話いたしました。当然、留守電になっていると思いきや、声の綺麗な男性のオペレーターが電話に出たのでございます。
事情を説明すると、「修理の手配をしますから、電話を切ってお待ちください」とのこと。待つこと数分。かかって来ましたよ! 「朝の8時から10時の間にお伺い出来る」とのこと。もうね、頼もしい事この上ない! 「クラ○アン」が国際救助隊サンダーバードの様に、一瞬、思えたのでございます(ウソ)。
ちょっと前に「危険運転致死傷罪」に関するお話をいたしました(2021-02-13 【過失 vs 故意】)。それに関する記事を、毎日新聞デジタルで見つけたのでございます。厳罰化とは真逆の考え方が載っておりましたので、ご紹介いたしましょう。
その記事は、「死亡ひき逃げ事件」の時効廃止が見送られた件に言及しております。時効廃止や厳罰化を望む遺族の声を紹介しつつも、他の刑とのバランスや被害者と加害者との接点が無いゆえの捜査の難しさ、証拠保管の負担増などの問題点を挙げております。そして、ドイツの例を挙げて、この問題の新たな解決策を提示しております。
ドイツでは、「厳罰化はかえって加害者の逃走を促す」という考え方。それで、「一定時間内に事故を届け出て賠償した場合は優遇する」という処置が取られているそうでございます。処罰よりも、被害者救済を優先する考え方でございますね。相当の賠償をした場合には、起訴猶予または刑の減軽をする制度が法律として明記されているとか。この成文化されているというのは、スゴイですよねぇ。
さて、日本では、まぁ時々、「厳罰化が加害者の逃亡を促す」という事例になっておりますねぇ。取りあえず逃げて、後から「何かを踏んだとは思ったが、まさか人とは...」とか、どこかで酔いが醒めるのを待ってから殊勝な顔で現場に戻るとか。そんなズルい行為の裏で泣くのは、被害者の遺族達でございますね。長い裁判になるからでございます。
長い裁判と言えば、たいてい、刑事裁判の後にすぐ民事裁判で賠償請求がされることになる。これは、刑事裁判で使われた証拠をそのまま民事裁判で使うためでございます。そして、さっさと民事裁判をやらないと、警察ってところは証拠品を無くしてしまう。日本には、証拠の採集・保全を定める「証拠法」が無いという瑕疵も、毎日新聞デジタルの記事は指摘しております。
「ドイツでは、自分もいつ加害者になるかも知れないという考えが浸透していて、報復感情は弱い」と、その記事は記しております。車社会先進国のドイツならではの考え方でございますね。逆に、日本ってのは、水戸黄門・大岡越前の世界。つまり「勧善懲悪」。悪人は許さじ、悪人は懲らしめるべきという感情が強い。この違いが、厳罰化に関する考え方の大きな違いを作り出していると思っております。
日本も、ドイツ方式への転換を考え始めてもよろしいのではないかなぁ。ドイツ方式だと、「金持ちやりたい放題」という状況を作り出してしまうかも知れないですよね。けれど、それで被害者遺族が救済されるのならば、それは必要悪と割り切ることは出来ないかなぁ? 裁判にならずに、即、示談解決ですから、刑事・民事裁判で長期化するよりも合理的で遺族の負担も少ない。どうなもんでしょうか?
さて、これを、メルボルンと比べてみましょう。先日、大坂なおみ選手が優勝したメルボルンでございます。オーストラリアは去年の8月(季節は冬)に第2波を迎えた後かなり頑張って抑え込み、今年の1月(真夏)には日々の感染者が一桁台というところにまで持って行っておりました。
ところが、全豪オープンテニスが開始されたところ、また感染者数が上がり始めたのですよね。すると、メルボルン市は、即日、全豪オープン開催中にも関わらず、5日間のロックダウンを決定。その間、全豪オープンは無観客試合となり、ロックダウン解除後も、観客数を二分の一に制限しております。既にチケットは完売だったでしょうに、いろいろ大変だったでしょうねぇ。
メルボルン市のフットワークの速さは、まるでトップクラスのテニスプレイヤーの様でございます。「ヤバい!」と思ったら、すぐに決行。それも5日間という短期集中。さすが、コロナ押さえ込みの優等生国でございます。当然、地方自治体に強力な決定権が与えられているのでしょうね。う~ん、羨ましい。
コロナで上がってくる「数字」というのは、全て「過去」の数字。潜伏期が有りますので、感染が発覚した人は、その1~2週間前に感染していることになる。だから上がってきた数字は全て1~2週間前の状況を表しているということ。そして、今すぐに対処したことも、それが数字に出てくるのは、やはり1~2週間後。これを踏まえると、常に、先手、先手が必要でございます。
アスクルで見つけて、即、発注。一杯分ずつスティック状の個包装になっているタイプでございます。缶容器から小さなスプーンで取り出すタイプに比べると、個包装のはチョイト割高。ですけど、「はい、おすそわけ」と言って人にプレゼントしやすいのは個包装のもの。まぁ、お菓子の類と同じでございますね。
梅昆布茶ならぬ昆布茶では、どうにも切ない50年以上前の記憶がございまして、ふと、ワタクシの脳裏の片隅から時々ヒョッコリと顔を出して、心を軽くチクチクするのですよね。それはちょうど今ごろの季節で、4月からは小学校に入学といった年齢になった頃でございます。
当時、木造アパートに住んでおりました。ワタクシが1人で留守番状態。すると、ドアをノックする音が! 確か、そのアパートにドアホンやチャイムの類は無かったように記憶しております。玄関のドアを開けると、そこには美人の女性が! ちょっと前に隣の部屋に引っ越してきた女性でございました。
その女性、手に、大きめの湯飲みに入った昆布茶を持っておりました。「昆布茶を作ったので、おすそわけに持って来ました」とのこと。当時のワタクシが、お菓子とカレーライス以外で嬉しそうな顔をするはずがない。ガキんちょのワタクシ、昆布茶が何であるかも知らずに、多分、無愛想に受け取ったのでしょうね。
玄関のドアが閉まりますと、ワタクシ、その場で立ったまま一口飲もうといたしました。幼少の頃から口の卑しいワタクシ、奥の部屋まで持って行くその数秒が待てなかったのでしょう。そして、得体の知れぬ熱い液体に、一口、口をつけたのでございます。
幼少のワタクシ、最初の一触で「まずい」という感情が即発! 僅かながら口の中に入った熱い液体は舌先を湿らしただけで吐き出され、湯飲みの中の残りの液体も即座に流しに捨ててしまう! プラッシーやチェリオで育ったワタクシの味覚は、昆布茶のうまみに対しては、まだ間口を開いていなかったようでございます。
まぁ、子供ですからね。昆布茶を美味しいと感じられなかったのも仕方が無い。ただねぇ、50年以上も、その「捨てた瞬間」の記憶が事あることに沸き上がって、ワタクシの心をチクチクするのでございます。持って来てくれた女性の顔は、美人だということ以外全く覚えてないのですけどねぇ。
子供の自分がやらかした事とは言え、その女性の「想い」を捨ててしまったことを、ずっと悔いているのでございます。ひょっとすると、その女性の昆布茶、本当に不味かったのかも知れません。でも、もしそうだとしても、大人の今だったら、昆布茶の味とその女性の想いは切り離して、「自分の口には合わないけど、ありがとう」と心の中で言える。今のワタクシにそう思わせているのは、幼少期のその体験がトラウマになっているからではないでしょうかねぇ。
トラウマって語は、比較的悪い事項に関して使われることが多いものでございます。でもね、こういった「良いトラウマ」ってのも有ると思いますよ。そして、長年このトラウマにチクチクさせられてきて、今、この歳になって、「あぁ、人や物の出来不出来と、その人や物に対する自分の想いは別物なんだ」と悟ったりしております。
BSの『澪つくし』、沢口靖子が初々しくてかわいいですよねぇ。ワタクシ、『澪つくし』は、今回、初見でございます。思いのほか、桜田淳子が非常に良い縁起をしております。「ようこそここっに!」のイメージしかなかったので、これは意外でございました。まだ演出家や監督が絶対権力を持っていた時代ですので、現場で相当しごかれたのでしょうねぇ。
地上波の午後に再放送されているのが、『花子とアン』。これを見るのは3回目ですから、特に興味を持って見ているというほどでもない。語りをやられている美輪明宏さんの声に癒され、そして、あの伝説の、仲間由紀恵演じる葉山蓮子が駆け落ちをするシーン、あれを待ちわびつつ、さらりと見ております。
本放送の『おちょやん』、主演の杉咲花さん、いい感じで年齢を重ねていっておりますね。そして、これは役者としてはほめ言葉なのですが、美人じゃないところがすごく得をしている。出来上がった美人だったりすると、演技の幅が限定される。と言うか、自分でリミッターをかけてしまうとか、事務所やファンへの忖度とか、どうも振り切るのが難しかったりするのですよね。
その『おちょやん』、先週のエピソードは、仲の悪い両家の娘と息子が恋に落ち、結婚に至るというお話。月曜日に恋が芽生え、金曜日には挙式をあげているというスピード結婚。つうか、シェークスピアの、もろパクリやん! まぁ、よく有る設定ではございます。
近年の朝ドラで顕著なのは、1週間分の5(6)話でひとつのエピソードが独立完結していること。だから、月曜日に事件が起き、火水木曜で展開し、金曜日で決着が付く、という流れになる。何週あるいは何ヶ月も前の伏線を受けて...というストーリーはほとんど無い。それゆえ、唐突だったり、やや強引な展開に感じられることも少なくございません。
伝説の朝ドラ『おしん』では、クランクインする前に既に、橋田壽賀子さんは最終話まで書き上げてしまっております。だから、長~いロングパスの伏線が有ったりする。『澪つくし』の作者はジェームス三木さんですが、やはり、週単位のぶつ切りではなく、大きなうねりが登場人物を押し流していくような筋書きを書かれております。
最近の朝ドラが週単位でぶつ切りになる理由を、いろいろ考えてみたのでございます。まず、視聴者がそういうのを望んでいるのかな。何かをやりながらの「ながら見」ですと、セリフを聞いているだけでストーリーが追えるような「分かりやすさ」がありがたい。そして、週で完結するエピソードは、途中から視聴し始めた人にも分かりやすい。ドラマの「見られ方」が変わって来たからというのが、仮説のひとつでございます。
仮説のふたつ目としては、脚本家が放送と同時進行で書いているから。これですと、長いロングパスの伏線を盛り込むのは、チョイト難しい。脚本家に綿密な計画性が要求されますよね。〆切に追われながら慌てて本を書き上げると、どうしても週単位の完結ストーリーが書きやすいということになってしまうのでございます。
昨日は朝ドラのお話をいたしましたが、今週の『おちょやん』の筋書きは、生き別れになっていた弟が突然姿を現すというお話(唐突!)。スッタモンダありまして、その弟、刺青(いれずみ)からヤクザ者になっていることが発覚。「一緒に暮らそう」という姉の言葉を振り切って、立ち去っていくというお話(金曜完結!)。
弟は、「もう、そっちの世界には戻れんのや」と姉に背を向けるのでございますが、このセリフに説得力が無い。なぜなら、弟がヤクザ者っぽくないから。これも、やさぐれに振り切れた演技が出来てると、姉に別れを告げるシーンが涙々の感動シーンになるのですけどねぇ。若冠21才の倉悠貴君、ヤクザとか任侠なんて、なかなかイメージ出来なかったかも知れませんね。
さて、今日のお話は、「碍(がい)」という漢字のお話。「碍子(がいし)」の碍でございますが、最近は「障碍(しょうがい)」という語が話題になっております。手元に有る『広辞苑 第5版』(1998年刊)で「しょうがい」を引きますと、既に「障害・障碍」のふた通りが併記されております。で、この碍という字を常用漢字に入れるかどうかで、ちょいと揉めておりました。
発端は、障ガイ者団体からの要望。「害」という字は何か悪い物を連想させるので、「障害者」ではなく「障碍者」という表記にして欲しいとのこと。この「碍」という漢字は常用漢字に含まれておらず、世の中により理解を求めるために常用漢字への登録を要望していたのでございます。
以上が前置き、ここからは、ワタクシの持論でございますよ。はたして、「害」という漢字はそれほどまでに罪深いのか? ということで、ここは話の例えに、冒頭でチョロッと登場した「刺青(いれずみ)」を引き合いに出しましょう。
刺青・入れ墨・タトゥー、全て「いれずみ」を表す言葉。こと日本では、入れ墨というのは反社会的団体のイメージが強い。でもそれは日本だけ。日本以外のほぼ全ての国では、タトゥーに反社会のイメージは全くございません。日本の精細な刺青は、海外では芸術品扱いをされることもございます。
同じ刺青が、方や反社会のイメージ、方や芸術作品、刺青そのものに罪がないことは十分お分かりですよね。刺青から特定のイメージを作り出しているのは、刺青そのものではなく、人間の「意識」なのでございます。よくある「言葉狩り」という状況、これはそのイメージを創り出している人間の意識を語らなければ、全く不毛な論争になってしまうのですよね。
このお話を、「障害」という語で考えてみましょう。もし「障害」という語から悪いイメージを持ったとしたら、それは「害」の字ではなくその人の「意識」がそうさせたのでございます。その様な意識が残っている限り、「碍」にしようが「刺青」「タトゥー」という表記にしようが、相変わらず、その人は悪いイメージを持ち続けることでしょう。
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