最新 追記

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2008-11-06 焼かれ、冷やされ、その後に強くなれ

お久しぶりでございます。欠かさずに書いておりました「ひとりごと」のページですが、一週間ほど原稿に穴を開けてしまいました。ここのところ非常に体調が悪く、ウカッとしている間に、一週間ほど経ってしまいました。浦島太郎の気分なのでございます。

そう言えば、今日は驚く人がテレビに出演していたのでございます。「ホリエモン」こと堀江貴文氏でございます。この堀江氏が解説したのは、今話題の小室哲哉の詐偽事件というのは、なんとも皮肉なものなのでございます。

そうそう話は変わりますが、あの亀田大毅が復帰したようでございます。以前のガラの悪い態度とは打って変わって、非常に謙虚な言動だったようでございます。

芸能界ってとこはさ、“才能ある金づる”が見つかると、寄ってたかってその金づるを持ち上げるのでございます。そしてブームが起き、それで儲かる人がいる。肝心の“才能ある人”は、持ち上げられている間に自分が今どこに立っているのかさえ分からなくなってしまう。

分からないまま、ただただ背中を押され突き進んでいく。そして、いつの間にか常道を外れていることにも気付かないでいる。破綻する。すると、蜘蛛の子を散らす様に、取り巻き連中が離れていく。

芸能人にも良識をとは言うけれど、人気を博している当の本人には、自分がどこに立っているのかさえ分からないのでございます。取り巻きが作り出している“人気の波”に乗っかり運ばれているだけの、ただの漂流物かもしれないのでございます。

いちど地獄をくぐり抜けた人は強くなれるのでございます。そう、鉄も人間も、いちど焼きを入れられた後は、強くなるのでございます。


2008-11-07 捨てる勇気を持てると、心に遊びが生まれます

『エド・はるみ物語』なるものが放送しておりました。まぁ、受付をやりながらしっかり見てしまったのでございます。このエド・はるみさん、若い頃は役者をしていたようでございます。ですから、いきなりドラマなどに採用されても、ソツなくこなせたのでございましょう。ただ、まったく売れなかったそうでございます。今回、エド・はるみさん本人が出演するこの『エド・はるみ物語』を見て、売れなかった理由を何となく察したような気がしたのでございます。

この人の演技は、いわゆる王道の鉄板の演技だと思うのでございます。基本に忠実な、きっちりとした演技でございます。でもどうも、きっちりとし過ぎて“遊び”が無いように感じられるのでございます。俗に言う「可もなく不可もなし」というやつでございます。

芸術作品というものは、「見せるポイント」というものがあるのでございます。ポイントはやや誇張して、そのポイントを目立たせるために「あえて勇気を持って捨てる部分」というものも、また必要になってくるのでございます。ところが、実直な性格の人だったりすると、すべてを完璧に整えようとしてしまい、結局、ポイントの薄い平板なアピールになってしまったりいたします。

つまり、エド・はるみさんが真面目に演技すればするほど、「上手なんだけど、なんか響いてこないなぁ」という演技に落ち込んでいたのではないでしょうかねぇ。真面目にやればやるほど、その落とし穴に深く入っていくので、これはなかなか本人が気づけなかったりいたします。というような事を、『エド・はるみ物語』を見て、少し思ったりいたしました。

その彼女が「お笑い」の世界に入ったのは、非常に幸運でございました。お笑いというのは、一般常識の否定、生真面目さの否定、価値観の否定、そういった既成概念の否定から始まるのでございます。いままで真面目一本で固まっていたエド・はるみさんの価値観が、吉本という環境でバラバラにされたのでございましょうね。その新しい価値観を支えたのは、長らく続けていた演技なのでございましょう。「こんなことがやりたい」と思っても、それを表現する演技力がなければ、お客には伝わらないのでございます。実に良い時期に新しい環境に入っていったのかもしれませんね、彼女は。

今後のエド・はるみさんの活躍が期待されるのでございます。演技にもっと遊びがでると、良い女優さんになるかもしれませんよね。ではでは...


2008-11-08 聞き手の間違い、聞き手の聞き間違い

電話受付をしておりまして避けなければいけないのが「聞き間違い」でございます。以前、コンパニオンの名前を間違えないように、フルネームで復唱するなんて書いたことがございましたが、それ以外にも聞き間違えやすい事項は、いろいろあるのでございます。

普段、いちばん注意しているのが「1時(いちじ)」と「7時(しちじ)」。電話だと、このふたつが非常に聞き取りにくかったりするのでございます。そこで、1時と言われて「13時」あるいは「お昼のいちじ」と復唱したりいたします。また7時と言われて、「ななじ」あるいは「夕方のしちじ」と復唱したりいたします。この復唱をしておりますと、お客様によっては「エッ、変なヤツ」みたいな反応をされる場合もございます。まぁ、聞き間違いを防ぐためでございますので、あしからずなのでございます。

あと、電話によって非常に雑音が大きかったり、妙に音が割れていたりする場合がございます。こういったのもまた、聞き取りにくいのでございます。多分、電話同士の相性なのでございましょう。お互いに音が悪ければ双方ともに気付くのでございますが、相手の声が不明瞭に聞こえ、こちらの声が明瞭に届いていたりいたしますと、もうね、たびたび聞き返すワタクシだけが悪者になったみたいで、ちょっとイヤなのでございます。

携帯がデジタルになってから、片方の声だけが一方的に聞こえていたりとか、不思議な現象が起こったりいたします。アナログ時代は、電波が弱くなるとだんだん雑音が増えていきますので、お互いそれなりに状態が理解できるのでございますが、デジタルでの通話は、雑音が増えることなくいきなり聞こえなくなったりいたしますので、知らずに話し続けていたりして、オヤッとなることが時々あるのでございます。

携帯電話には、電波状況が悪くなると電子音で知らせてくれるような機能がございますよね。ここはもうひとつ頑張って、電波状況が悪くなったら双方の音声に雑音を増やすような、「アナログ回線シュミレータ」のような機能をつけて欲しいのでございます。電話をしていて電波が弱くなると、ザーという雑音を増やしていくのでございます。技術の進歩に逆行するような機能でございますが、取り扱う人間様がアナログでございますので、いかにデジタル処理をする電話であろうとも、人間様との接点ではアナログ的にふるまって頂きたいものでございます。これを専門的に「マン・マシン・インターフェース」と申すのでございます。

まぁ、世の中の機器がどんどんデジタル化されてきて、そのデジタルな仕様に人間様が合わせられているということも多いのでございます。いちばん分かりやすいのが、テレビなどのボリューム。あれ、絶対に、回すツマミの方が分かりやすいでしょ。それも、グルグルと回りきってしまうものではなく、「0(ゼロ)」の位置が左下で、右回りに回して、最大音量が右下にくるやつ。高級オーディオなどでは、いまだにこの形式の特大ツマミのボリュームがついていたりいたします。

今、ほとんどのAV機器のボリュームは、「+」と「ー」のボタン式になっているのでございます。これは、その内部処理がデジタルで処理されているからでございます。つまり、内部処理の都合に、人間様が付きあわされてしまっているのでございます。こんな理不尽なことはないでしょう。今こそ日本の家電メーカーは、既存の+とーによる味気ないボタンを廃し、昔ながらの音量ツマミを復活するべきでございます。名古屋薫、切に切に、望むのでございます。

あ〜、話が脱線しちゃいましたね。電話では、聞き間違いを防ぐために変な復唱をしたりいたしますが、まぁご勘弁のほどを。


2008-11-09 優勝セール開始でも、名古屋はあまり関係ないよね

もうね、本当に寒くなってまいりました。気がつくと11月。って、えっ?、今年の日本シリーズは11月の開催でございますか。空調のある東京ドームはまだしも、外気が入り放題の西武ドームは寒かったのではないでしょうか。さて、ひいきの球団が優勝とかした場合、そのファンは次の日の朝刊を買いあさったりするものでございます。ところが、明日は新聞休刊日。明日の朝刊はないのでございます。まぁなんとも間が悪い日に優勝したものでございますよね。


2008-11-10 ちょいと、ユニブラ

ここのところ体調を崩しておりましたので、ワタクシも公休日を作ることにいたしました。松本ゆかりさん、水沢さくらさんにお願いして、月曜日のフロント業務を代わっていただくことにしたのでございます。ということで、本日は公休日。ちょっとのんびりさせていただいたのでございます。

古いテレビが押し入れの肥やしになっておりましたので、ちょいと吹上のケーズデンキまで出向いてリサイクル回収の申し込みに行きまして、そのまま今池まで歩いてユニーを散策してまいりました。ユニーの中をブラブラする(略してユニブラ)なんて、8年ぶりぐらいなのでございます。ガラス製の急須を購入し、地下鉄で帰ってまいりました。

普段のフロント業務をやっている日は、外出をしていてもお昼の12時までにお店に戻らなければいけないので、何かと忙しいのでございます。この、いつも時間に追われているというのが、結構ストレスが溜まるようでございます。またフロント業務というのは、いつ電話がかかってくるか分かりませんので、常に適度な緊張感を持続しております。これもまた、いけないのでしょうね。

ということで、毎週月曜日は、ゆかり嬢、さくら嬢に、電話応対とフロント業務をやっていただくことになりました。これからの月曜日は、ちょっと違った雰囲気なのでございます。


2008-11-13 お金を渡すというのは、難しいものなのでございます

麻生坊ちゃん、またスタンドプレーしておりますねぇ。二兆円もの定額給付金、思いつきだけで言い出すのは結構なのですが、生まれついてのセレブ育ち、お金の使い方ってのが、分かっていないようでございます。

国民全員に配るって言いますが、その配るためにもコストがかかるわけでございます。書類の郵送費、職員の人件費、振込料、せっかくの二兆円という額も、煩雑な処理を経過すればするほど余分なコストのためにドンドン目減りしていくのでございます。お金をドブに捨てているようなものでございます。

また、お金を渡すときには、相手の顔が見えているかどうかというのは重要でございます。例えば、アフリカなどの貧窮な地域にトラックか何か援助をするといたしますよね。このトラック、援助だからと言って無償であげてしまったりすると、もらった方は大事にいたしません。転売されてお金にかわってしまったり、忘れられてスクラップ同然に放置されたりいたします。もらう相手が、「ちょっと苦労して貯めなければいけないような金額」をあえてもらうのがよろしいのでございます。苦労して得たものは、大事にするのでございます。

で、話を定額給付金に戻しますと、実にこの根拠の薄いお金のばらまき方、まるで遊郭で成金がお金をばらまき、それを遊女に拾わせるような遊び方、そんな下品なお金の使い方でございます。スマートさもなにもございません。お金を配ることに意味があるのではなく、配っている自分の姿に酔っているのでございます。麻生さん、あなたのことでございますよ。自信満々の案ににやけた自分の顔を鏡で見てばかりいず、お金を渡す国民の顔を見て欲しいものでございます。

さて、給付金を頂くことで、何かと助かる人もいらっしゃいますでしょう。でも、煩雑な手続きで余分なコストがかかるというのも、もったいないのでございます。いっそのこと、国民健康保険料や市県民税の徴収時に割り引けば、事務的な処理コストは最小限に抑えられるような気がするのでございますが、いかがなものでございましょう。それとも、わざわざ現金を渡して、「麻生さんありがとう」と国民に言ってもらいたいだけなのでしょうか?


2008-11-14 死を想うとは、生を見つめることなのでございます

新聞の広告で、「『メメント・モリ』が26年ぶりに刷新!」とあるのを見つけ、慌てて『メメント・モリ』を取り寄せたのでございます。『メメント・モリ』、ほとんどの方が何のことだか分からないですよね。『メメント・モリ』とは、藤原新也という写真家の写真集の題名でございます。ただ、この写真集には「死を想え」という副題がついております。そう、この写真集のテーマは、「死」なのでございます。

「死」がテーマではございますが、陰惨な写真ばかりが並んでいるわけではございません。“死を想う”ためには、“生”を見つけなければなりません。美しい花や大自然の写真なども、いっぱいいっぱい、ちりばめられている写真集でございます。この本が、ただの写真集でないのは、一枚一枚の写真に添えられた言葉にございます。たわいもない言葉もございますし、心にドスンと響く言葉もございます。ページをめくる度に飛び込んでくる珠玉の言葉と映像によって、読書は自らの生と死を見つめ直すことになるのでございます。

ワタクシがこの本に思い入れがあるのは、この本が大学の授業のテキストだったからでございます。ワタクシが通っていたのは仏教系の大学でございまして、一般教養には宗教学なんて授業もございました。そのときのテキストが、この写真集なのでございます。当時所有しておりました初版本は引っ越しの際に処分してしまったのでございますが、この本が多くの人に読みつがれ、初版から26年の歳月を経て刷新されたというのは、感慨深いのでございます。

では、ちょっと引用させて頂きますと、

 (浜辺で死体が火葬される写真に添えて)
 ニンゲンの体の大部分を占める水は、水蒸気と
 なって空に立ち昇る。それは、雨の一部となって
 誰かの肩に降りかかるかもしれない。何パーセン
 トかの脂肪は土にしたたり、焼け落ちた炭素は土
 に栄養を与えて、マリーゴールドの花を咲かせ、
 カリフラワーを育てるかもしれない。

-------

『メメント・モリ 〜Memento-Mori 死を想え』

藤原新也著、三五館、四六版、176ページ、¥1,890

写真家 藤原新也オフィシャルサイト

http://www.fujiwarashinya.com/


2008-11-17 「乞うご期待」って、一発で変換できましたか?

ちょっと前に、菊川愛香さんが雑誌『シーメール白書』のグラビア撮影を行ったと申し上げましたが、本日発売のその最新号(Vol.94)に掲載されております。なんと、巻頭グラビア+表紙の掲載でございます。グラビア撮影時に付録DVD用の撮影もしているのでございますが、その動画掲載は次号のVol.95(1/17発売)になるようでございます。乞うご期待なのでございます。

あと、上原のぞみさんが月・火曜日とお休みを頂いておりますが、AVビデオの撮影に行っております。こちらの方も、発売されましたらご報告させていただくのでございます。乞うご期待なのでございます。

ちょっと余談になりますが、ワタクシ、「乞うご期待」という語の「乞う」を「好」だと思い込んでおりました。「こうごきたい」という音声としてはよく耳にしているのでございますが、いざ漢字を書こうとしてハタと迷ったのでございます。なんだか「乞う」という漢字は貧乏くさくてあまり好きではないのでございますが、「乞うご期待」というのが正解なのでございます。

最近の日本語変換はかなり賢く変換してくれるものでございますが、どうも最初に間違った変換で確定すると、その間違った語を“学習”してしまうこともあるようでございます。まだまだ機械のやることは、融通が利かないのでございます。


2008-11-19 最新のエアコンに、思わぬ落とし穴が

ほんとに寒くなってきたのでございます。急な温度変化で、ビックリするのでございます。お店の空調も、もうすっかり暖房なのでございます。ただ、当店のエアコンには、この過渡期特有のある問題があるのでございます。

お店の中は暖房でございますが、プレイ中だけは冷房が良いというお客様もいらっしゃいます。もちろん、お部屋のエアコンは自由に切り替えて頂いてよろしいのでございますが、ここで思い通りに動作しないことがあるのでございます。

当店のエアコンには、一部、「マルチエアコン」というものが使われております。このマルチエアコンというのは、ひとつの室外機に複数の室内機がぶら下がっているのでございます。そのマルチエアコンの構造上、ひとつの室外機にぶら下がっている複数の室内機は、暖房と冷房とが混在することはできないのでございます。

であるからして、他の部屋で暖房を使っていると、いくら冷房に切り換えたくても切り替わらずに止まってしまうということもございます。他の部屋がエアコンを止めたとたん、止まっていたエアコンが力いっぱい動き出すということもございます。マルチエアコンであることを知らないお客様にとっては、奇々怪々なあやしいエアコンになってしまうのでございます。

もし、このような不思議な動作をするエアコンに遭遇された場合は、インターホンでフロントまでお知らせ下さい。フロントで対処できる場合は、他のお部屋のエアコンを止めるなどして対応させて頂きます。また、すべてのお部屋のエアコンがマルチではございませんので、ご安心を。


2008-11-25 ウサギさんも泣いているようでございます

ご無沙汰しておりました。どうも何かの用事に携わっていると、その他の用事がおろそかになってしまうワタクシでございまして、ちょいとバタバタと忙しい日々をおくっておりました。外出するときでも、荷物をふたつ以上持つと、何かひとつを忘れてきたりすることが多いのでございます。その外出と言いますと、本日はヤボ用で東京まで行ってまいりました。

その東京、ふと立ち寄った書店で、『PLAYBOY 日本版』の終刊号を見つけたのでございます。懐かしさと「終刊号」という文字に引かれ、しっかり買い求めたのでございます。帰りの新幹線の中で、じっくり読ませていただきました。活字離れと紙の価格の高騰で、ここのところ廃刊・休刊する雑誌が多いものでございますが、『PLAYBOY 日本版』もとうとう終刊号ということなのでございます。

ませていたのか、ワタクシは中学から高校にかけて、この雑誌をよく読んだものでございます。「学生の頃から、そんなにスケベだったのか」と言われそうでございますが、確かにスケベなページはございますが、スケベと同時に非常にお堅い記事も同じように掲載されているところが、この雑誌の特徴でございます。

エロス、哲学、文学、評論、パーティージョーク、エッセイ、ドキュメント...硬い記事も柔らかい記事も、おしなべて同じように扱うこの雑誌に、何かしらの「文化」の香りを感じたものでございました。子供から大人への過渡期の年代に、その大人の香りに憧れて、必死に背伸びをして読んでいた覚えがございます。

こうした、雑誌らしい雑誌が消えていくのは残念でございますね。ネットの普及・氾濫・乱用で、印刷物文化は過去のものとなっていくのでしょうかねぇ...


2008-11-26 青い果実の新人です

え〜と、本日から新人の前田紀美さんが入店いたしました。まだ20歳のピチピチの新人でございますが、ニューハーフのお仕事はまったくの初めてでございます。また、男性経験の方も、まだまだ十分な経験を得ていないようでございます。まぁ、そういったことでございますので、当分の間、この紀美さんに関しましてはヘルスの40分のコースのみでご案内いたします。お部屋に入った後、もしよろしければスペシャルコースに変更ですとか時間延長とかを承ります。ということで、新人に前田紀美、よろしくお願いします。どうか、長い目で見てやって下さいませ。


2008-11-27 青い果実、青すぎました

昨日紹介いたしました新人の前田紀美でございますが、早々と退店の運びと相成りました。というか、本人から「どうも向いていないみたいなので、辞めたい」との申し出がありましたので、そのまま受理いたしました。

本人はいたって真面目でやる気満々なのでございますが、このニューハーフのお仕事というもの、やる気や根性だけではどうにもならないことがあるのでございます。本人も、真面目に取り組めば何とかなると思っていたのでございましょうが、やってみたらとても自分の手に負えるお仕事ではないと感じたようでございます。

飲食店ならば、新人は他の先輩と混じって接客いたしますので、自然にお仕事を覚えていきますし、いつの間にか綺麗になったりすることもございます。ところが風俗店の場合は、必ずお客様と一対一で接客いたしますので、手取り足取りの指導にも限界がございます。入店前にある程度の下地が出来ていない人は、この風俗のお仕事、ハードルが高いかもしれませんね。


2008-11-28 月末のありふれた風景の話

本日は歯医者の定期検診の日だったので、頑張って早起きし、朝シャワーを浴び、歯も完璧に磨き、軽く薄化粧をして、気合いを入れてかかりつけの歯科医に行ったのでございます。ところが、検診日を一週間間違えておりました。なんとか割り込むことも不可能とのこと。11月はバタバタとやることがイッパイ有りましたので、カレンダーに予定を書き込むときにワタクシが間違えたようでございます。

不幸中の幸いと言うべきか、本日の朝はやることがイッパイ有ったので、ちょっと時間的に余裕が出来たのでございます。新栄郵便局で予定納税の支払い、東新町までブラブラ歩き、ATMで各種支払い。銀行で両替してお釣り金の準備。ついでに朝食をすませておこうと、ふらりと「宮本むなし」へ入ったのでございます。

宮本むなしで食事をするのは、初めての経験でございます。「目玉焼きとウインナー定食」536kcal、380円。お安くてホッとするのでございます。ご飯を口に入れて、「ん? 玄米が入ってるのか?」といった風味。このご飯は、好き嫌いがはっきりするかもといった印象でございます。

帰りがけにちょっと寄り道して本屋に入る。物欲と戦いながら、今回は物色するだけの冷やかしで本屋を出るのでございます。「本屋をぶらり」というのは、思いも寄らぬ本との出会いがあったりして好きなのでございます。ピンポイントで発注するネット購入では味わえない、ワクワク感があるのでございます。

こんなことをして戻りますと、もうお店の準備を始める時間でございます。名古屋薫の、月末の、よくある午前中の風景でございます。


2008-11-29 真相はいつでも藪の中

インドは凄いことになってますねぇ。犯人はパキスタン人とかいう報道もございますが、実際どうなのでございましょう。インドとパキスタンを揉めさせるために、その他のどこかの国のテロリストかもなんていう話もあったりするのでございます。

インドの惨事は国家レベルの事件でございますが、同じようなゴタゴタが風俗店の中に発生したりいたします。当店のメンバーの中にはおりませんが、ワタクシが東京のお店で働いていたころ、時々、こんな困った人に遭遇することがございました。

その困った人は、A子さんには「B子さんがあなたの悪口を言っているよ」と囁き、B子さんには「A子さんはあなたのことが嫌いみたいよ」なんて言ったりするのでございます。当然、A子さんとB子さんは陰険な雰囲気になるのでございます。喧嘩をしたり、時には片方が辞めてしまったり、あるいは両人とも辞めてしまったりなんてこともあるのでございます。

揉めている間に漁夫の利を得ようとする確信犯的な人もいれば、単に揉め事が大きくなるような言動を自然にしてしまう無自覚な人もおります。こういった揉め事の仲裁にでも入ろうものなら、それこそ芥川龍之介の『藪の中』状態なのでございます。仲裁するつもりが、かえって火に油を注ぐ結果になったりなんてこともございます。

インドのテロに関しては、麻生さんが「テロに立ち向かうインド政府に協力する」なんて逝っておりますが、水面下で何が起きているかも分からないのに、あまりはっきりした表明をしない方がいいのでは、と思うのでございますけどねぇ...


2008-11-30 渋さを美味いと感じ始めるお年頃

従業員のひとりから、芋きんとんをいただいたのでございます。出来たてのホカホカ、まだ温かかったのでございます。浅草満願堂の芋きん、とっても美味しゅういただきました。賞味期限も24時間もつとのこと。今日半分頂いて、明日の朝に残りをいただくのでございます。

生菓子でもスイーツのようなものは賞味期限がかなり厳しいようでございます。上品な味わいのものほど、足が速いような気がいたします。それに比べると、和菓子の方は比較的もちが良いように思われるのでございます。この芋きんとんも、朝の出来たてよりも夜食べたものの方が、しっとりとして味わいが深くなっております。たぶん、明日の朝ごろが、一番美味しく食べられるのではないでしょうか。

お菓子でも賞味期限の長いものは、出来たてよりもちょっと時間をおいて熟成させた方がおいしい場合がございます。ところが、最近の「賞味期限ヒステリー文化」の影響で、イメージ的なこととか万全を期すという意味合いで、賞味期限を短めに設定することが多いようでございます。その結果、お饅頭など、いちばん食べごろの美味しい状態のものを賞味期限切れとして回収しなければならないようなことも有ると聞いております。

まぁ、何はともあれ、美味しいお菓子に渋いお茶、こういったものの本当の味わいは、子供のころには分からなかったものでございます。考えますと、日本の文化には、大人にならなければその良さが分からないものが沢山あるのでございます。日本の文化は奥が深いのでございます。と同時に、長生きしていて良かったと、ちょっと年寄りくさい思いにもなったりするのでございます。


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