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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2008-11-08 聞き手の間違い、聞き手の聞き間違い

電話受付をしておりまして避けなければいけないのが「聞き間違い」でございます。以前、コンパニオンの名前を間違えないように、フルネームで復唱するなんて書いたことがございましたが、それ以外にも聞き間違えやすい事項は、いろいろあるのでございます。

普段、いちばん注意しているのが「1時(いちじ)」と「7時(しちじ)」。電話だと、このふたつが非常に聞き取りにくかったりするのでございます。そこで、1時と言われて「13時」あるいは「お昼のいちじ」と復唱したりいたします。また7時と言われて、「ななじ」あるいは「夕方のしちじ」と復唱したりいたします。この復唱をしておりますと、お客様によっては「エッ、変なヤツ」みたいな反応をされる場合もございます。まぁ、聞き間違いを防ぐためでございますので、あしからずなのでございます。

あと、電話によって非常に雑音が大きかったり、妙に音が割れていたりする場合がございます。こういったのもまた、聞き取りにくいのでございます。多分、電話同士の相性なのでございましょう。お互いに音が悪ければ双方ともに気付くのでございますが、相手の声が不明瞭に聞こえ、こちらの声が明瞭に届いていたりいたしますと、もうね、たびたび聞き返すワタクシだけが悪者になったみたいで、ちょっとイヤなのでございます。

携帯がデジタルになってから、片方の声だけが一方的に聞こえていたりとか、不思議な現象が起こったりいたします。アナログ時代は、電波が弱くなるとだんだん雑音が増えていきますので、お互いそれなりに状態が理解できるのでございますが、デジタルでの通話は、雑音が増えることなくいきなり聞こえなくなったりいたしますので、知らずに話し続けていたりして、オヤッとなることが時々あるのでございます。

携帯電話には、電波状況が悪くなると電子音で知らせてくれるような機能がございますよね。ここはもうひとつ頑張って、電波状況が悪くなったら双方の音声に雑音を増やすような、「アナログ回線シュミレータ」のような機能をつけて欲しいのでございます。電話をしていて電波が弱くなると、ザーという雑音を増やしていくのでございます。技術の進歩に逆行するような機能でございますが、取り扱う人間様がアナログでございますので、いかにデジタル処理をする電話であろうとも、人間様との接点ではアナログ的にふるまって頂きたいものでございます。これを専門的に「マン・マシン・インターフェース」と申すのでございます。

まぁ、世の中の機器がどんどんデジタル化されてきて、そのデジタルな仕様に人間様が合わせられているということも多いのでございます。いちばん分かりやすいのが、テレビなどのボリューム。あれ、絶対に、回すツマミの方が分かりやすいでしょ。それも、グルグルと回りきってしまうものではなく、「0(ゼロ)」の位置が左下で、右回りに回して、最大音量が右下にくるやつ。高級オーディオなどでは、いまだにこの形式の特大ツマミのボリュームがついていたりいたします。

今、ほとんどのAV機器のボリュームは、「+」と「ー」のボタン式になっているのでございます。これは、その内部処理がデジタルで処理されているからでございます。つまり、内部処理の都合に、人間様が付きあわされてしまっているのでございます。こんな理不尽なことはないでしょう。今こそ日本の家電メーカーは、既存の+とーによる味気ないボタンを廃し、昔ながらの音量ツマミを復活するべきでございます。名古屋薫、切に切に、望むのでございます。

あ〜、話が脱線しちゃいましたね。電話では、聞き間違いを防ぐために変な復唱をしたりいたしますが、まぁご勘弁のほどを。


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