最新 追記

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2010-12-05 【なずなブログの件、年末年始の出勤予定の件】

え〜と、久しぶりの書き込みは、業務連絡でございます。「春咲なずな」がブログを始めております。プロフィールのページにリンクがありますので、どうぞよろしくなのでございます。

それから、年末年始のコンパニオンの出勤を、ただ今、調整中でございます。12/7に確定した後は出勤の変更は無いようにしますので、年末年始の予定を立てられるお客様は、安心して来店の予定を立てて下さいませ。当店はオープンからちょうど丸十年でございます。オープン当初から変わらないこと、それは、大晦日も元旦も平常営業ということでございます。コンパニオン一同、年末年始、頑張って出勤しますので、よろしくお願いします。


2010-12-06 【英語ってのは、表現がダイレクトでいいね】76.65kg

ワタクシがフロントをやる際、会計を済まされたお客様に「どうぞ、ごゆっくり」と声をかけるようにしておりました。もうかれこれ5〜6年、この言葉をかけておりますが、いまだにシックリ来ておりませんでした。というのも、うちの業種の場合、コースによって時間が決まっておりますので、「ごゆっくり」と言われたところで、時間が来ればさっさと追い出されてしまうわけでございます。そこで、ワタクシ的には「どうぞ、(お時間まで)ごゆっくり」という気持ちで声をかけておりました。

で、先日、ビックコミックオリジナルの『岳』という漫画を読みましたら、アメリカのカフェのオネェちゃんが「Enjoy」という語を客に投げかけておりました。もうね、その漫画を読んだときに「これだ!」と思ったのでございます。そこでワタクシも最近は、「どうぞ、楽しんでいってください」とか「お楽しみください」といった言葉をかけるようにしております。まだ慣れないせいか、ちょっと口ごもる場合もございますが、そのうち慣れることでございましょう。いい言葉にめぐり合えて、良かったのでございます。

そういえば、接客業で「ファミレス言葉」とか「コンビニ言葉」なんて取りざたされることがございます。「こちらがコーヒーになります」「千円からで、よろしかったでしょうか」といったような、よくありがちなやり取りに使われる言葉でございますよね。日本語として正しいかどうかと議論になったりいたしますが、この議論には大きなポイントが抜けていることが多いものでございます。言葉を発する人の“気持ち”でございますよね。言葉というのは気持ちがこもっていると、文法的には間違っていても、言葉としては“本物”になったりするのでございます。文法的な議論はよくされますが、言葉として本物かどうかは、あまり議論されないようでございます。

例えば、外国人と会話をするときに、なんとか伝えようという必死な気持ちがこもっていると、たとえ文法的に無茶苦茶でも意味が伝わってしまうといったことがあるでしょ。言葉というものを議論するときには、この「発する人の心」も同時に語られなければならないのでございます。ですから、たとえコンビニ言葉、ファミレス言葉といったものでさえ、心がこもっていれば本物の言葉になり、そして将来的に正式な日本語になるやも……ところがギッチョン、コンビニやファミレスで使われるマニュアル言葉は、本来、「心をこめるということに未熟な新人やバイトでも、同じような品質を保てるように」と考えられた言葉なのでございます。つまり、元から「心をこめる」ということを前提としていない言葉だったのでございます。もちろん、「心のこもった言葉」を目標にするお店や企業もまた多く存在するわけで、接客で使われる言葉は、まだまだ進化しそうでございます。

まぁ、接客業での「心」を教えるということは、いろいろ難しい点が多いということでございますね。ということで、フロントでのちょっとしたかけ声の話から、コンビニ言葉にまでお話が膨らんじゃいました。


2010-12-07 【芸の肥やし】

市川海老蔵さんが、退院して記者会見をしておりましたね。この会見を待たずして、南座のまねき(看板)はさっさと外され、パンフレットからは名前が消えております。松竹は無期出演停止をあっさりと決定しておりますし、この段取りの速さ、こりゃぁ事の真相は、関係者はみな分かっているようでございますね。

歌舞伎界からは、「あの横着息子、いつかはやると思った」とか「これで、ちったぁおとなしくなるだろう」なんて声が聞こえてきそうでございます。普段から酒癖は悪かったのかも知れませんね。何しろ、父親の団十郎が毅然としております。「これで消えるぐらいなら、最初から才能がなかったんだ」ぐらいに思っているのではないでしょうか。歌舞伎界、ふところデッカイす。海老蔵が、お釈迦様に翻弄される孫悟空に見えてくるのでございます。

また、海老蔵に対して、「あいつ、いい経験しやがって」と思う人もいるかも知れませんね。命からがら逃げるなんて体験は、一生の内でそうそう経験できるものではございません。役者が演技を学ぶ上では、実に貴重な体験なのでございます。もっとも、ご本人は「死ぬかもしれない」と思ったそうで、演技の参考どころではなかったでしょうけどね。まぁ、いろいろな意味で、いい年齢でいい体験をしたと言えるのではないでしょうか。そう思えるからこそ、歌舞伎界全体がこの事件に関して静観しているのでは、とも思えます。


2010-12-08 【イマジン】77.15kg

今日は、ジョン・レノンの命日でございます。世界中の様々な場所で、『Imagine』が演奏されることでございましょう。『Imagine』の歌詞には「You may say I'm a dreamer」とあります。確かに、「Imagine there's no countries, ... no religion too」なんて夢か理想のようなことが綴られております。

「no religion」という歌詞には皮肉ですが、理想を追いかけるのは宗教家の役目でございます。一方、政治家が追いかけるのは理想ではなく妥協点。政治の世界には、理想は存在しないのでございます。そんな現実世界のジレンマを超越したこの歌詞が目指すものは、きっと崇高な精神世界なのかも。では、現実世界に住むワタクシたちには、この歌詞は無意味なの?

夢を語らなければ、現実を語れない。現実を見据えているからこそ、夢を見続けることが出来る。そして、夢と現実の二点を見定められれば、どちらに一歩を踏み出せばいいのかが分かる。現実も大事だけれど、夢も大事。二点が定まればベクトルが決まる数学の原理と同じ。

夢を持ち、現実を把握する。すると、今、何をすべきかが分かってくる。夢、持とうね。


2010-12-15 【ニューハーフと一緒に、除夜の鐘を聞こう!】76.25kg

バタバタと雑用の多い日々を過ごしております。当店は、毎年恒例の、年末年始ブッ通し営業、大晦日も元旦の平常営業でございます。盆と正月にしか来られないお客様など、安心して予定を組んで下さいませ。

コンパニオンの出勤も、12/22(水)〜1/10(月祝)の期間は決定事項でございまして、今後「出勤→欠勤」の変更は一切ございません。年末年始、コンパニオン一同、頑張って出勤しておりますので、お客様各位、よろしくお願いします。

あと、年末年始にお配りするグッズも用意してございます。まぁ、たいした物じゃないのですけどね。毎年恒例の干支の石けんでございます。お店の名前などは全く入っておりませんので、気軽にお持ち帰り下さいませ。12/26(日)ぐらいから、お配りする予定です。


2010-12-20 【「死」と「生」は同義語なんです】77.2kg

本日はチョット固いお話しですので、「難しそうだな」と思われましたら、どうぞ読み飛ばして下さいませ。

テレビ東京系で放送されておりましたドラマ『モリのアサガオ』が、本日、最終回でございました。ご存じない方のために簡単に内容を説明いたしましょうか。これは刑務官と死刑囚との友情の物語でございまして、ある新人刑務官が勤務する拘置所に、かつて同じ少年野球チームに在籍していた知り合いが死刑囚として送り込まれてくるのでございます。その死刑囚の複雑な心境に触れているうちに、いつしか友情が芽生えることに。減刑の可能性も出て来たのですが、結局、その刑務官は死刑を受け入れるように説得してしまい、自分の目の前でその死刑囚=友人の刑が執行されてしまう。という内容でございます。

死刑制度の是非はいろいろ議論されております。死刑囚が自分の死と向き合うことで初めて自らの罪の重さに気づき、悔い改めるという事もございます。しかし、死刑制度のもとでは、その悔い改めた人間を殺さなければならないのでございます。ここに、死刑制度の大きな矛盾があるのでございます。また、死刑判決を受けたからといって全ての死刑囚が悔い改めるわけではございませんし、あえて死刑になることを求めて残忍な犯罪を犯す人もいたりいたします。そのような人たちにとっては、「死刑」という刑罰にどれほどの意義があるのだろうかと思うときもございます。

茨城県取手市で、無差別殺人未遂の事件がございました。犯人は、「自分の人生を終わりにしたかった」と供述したそうですが、はたして「死刑」になることを望んでいるのでしょうか? この犯人、生きるのがつらく、「死にたい」と思ったのでしょうか? でも、「死にたい」というのは嘘の感情ですよ。本当は、「“生きたい”のだけれど、“死ぬ”という選択肢しか見つからない」ということのはず。感情の下地に「生きたい」という強い願望があるからこそ、苦しいのですよね。だから、「死にたい」と「生きたい」は同じ意味なのでございます。

もし「死にたい」と思ったら、その「死」という言葉をペロッとめくってみると、その下からは「生きたい! 生きたい! 生きたい!」という強い願望が顔を出すはずでございます。取手市の犯人も、自分の心根に貼りついているその生への強い願望を見つめることが出来たら、何かしら他の選択肢が見つかったかも知れないのにね。「自分の人生を終わりにしたかった」とのことですが、そう言う人に限って、神様はなかなか終わらせてくれなかったりいたします。運命の神様は、アマノジャクだったりいたします。


2010-12-21 【「無」と「有」も、同義語だった!】76.8kg

え〜と、今日もチョット小難しいお話になっちゃうのですが、よろしければおつきあい下さいませ。

ブラッと本屋へ入って雑誌や書籍の間を散策するのが好きなのですが、そんなときに、思いも寄らぬ本に遭遇することがございます。先日、書店で雑誌を二冊ほど衝動買いいたしました。『Newton』という科学雑誌と、『般若心経入門』というこれまた難しそうな題名の雑誌でございます。書店のいいところは、パラパラッと中味を覗けるところでございますよね。で、雑誌をいろいろ立ち読みしておりましたら、この二冊の雑誌がワタクシの灰色の脳細胞の中で結びついたのでございます。科学雑誌とお経の本がどうして結びつくか、それをご説明いたしやしょう。

科学雑誌で気になったのが「無限ホテルのパラドックス」という記事。これは、「無限大」という数字にまつわるパラドックス(逆説)のお話しでございます。この記事で思い出したのが、「0による割り算」のお話し。みなさん、「1÷0」「0÷0」の答えをご存じですか? ワタクシが学生のころには、

1÷0=できない
0÷0=わからない

と教わった記憶がございます(最近の学説では変わっているかも)。「1÷0」というのは「ひとつの物をゼロ人で分ける」ちゅう事ですから、分けたくても分けようがない。ということで「できない」。「0÷0」というのは、「ゼロの中にゼロがいくつあるか?」ということで、これは一見、答えはゼロのようですが、実はゼロは何個集まってもゼロなので、ゼロの中にはゼロは1個かも知れないし、あるいは百万個かもしれない。答えが無限に存在するということで、「わからない」という答えになるのでございます(う〜ん、難しくてゴメンナサイ)。

そこで次に、般若心経の一節が、この数式に結びつくわけでございます。

色即是空:形あるように見えても、本当は何もないのと同じ
空即是色:何もないと思える空間にこそ、形が存在する

「色即是空」というのは、「形ある物全ては、本当はゼロなんだ」と言っているのでございます。ゼロだとすると、そのゼロがいくつ集まってもゼロ。つまり、「何もない(ゼロ)ように見えるところは、実は無数のゼロの集合体なのかも知れない」、それが「空即是色」ということ。ここで「有る=無い」という式が成り立つのでございます。この「有る=無い」という式はおかしく思えるかも知れませんが、「無限大」という数字が関わってくると成立してしまうのでございます。

部屋数が無限にあるホテル(無限ホテル)というのを想像してみて下さいませ。ただ今、無限ホテルは満室でございます。しかし、新たに客が一人、やってきました。さぁ、どうする? ホテルの支配人は全ての部屋の客を、ひとつ大きい部屋番号の部屋に移動させました。すると、まぁなんということでしょう、満室だったはずなのに、1号室が空室になったではございませんか。ということで、無限大という数字が関わると、「無=有」という式が成り立ってしまうのでございます。

今回は、本当にニューハーフらしからぬ内容でゴメンナサイ。ワタクシの脳細胞の中で数学とお経が勝手にくっついてしまい、個人的にチョット感動したので、つい書いちゃいました。ではでは、おつきあい、ありがとうございました。

↓Newton、般若心経入門


2010-12-28 【走り回っております】77.15kg

年の瀬でございますね。バタバタと雑用をこなしております。え〜と、今年は珍しく、年賀状の作成が年内に終わったのでございます。12/26に投函できましたので、今年は郵便教の中の人にあまり迷惑をかけずに済んだのでございます。あと、各種支払い等は、12/27に全て完了いたしました。スッキリ、スッキリ、お財布の中もスッキリなのでございます。

また、お店も10年も使っていればそこら中にガタが来ておりまして、バスルームの排気ダクトが天井裏で外れているご様子。12月の上旬に業者にお願いしたのですが、年内は無理とのことで、年明けの仕事始めにやってくれるとのこと。年内にやっておきたかったことがひとつだけ、来年に持ち越してしまったのでございます。

あと、毎年、年末年始に給湯器が故障するのでございます。これは、急に冷え込んだところへもってきて、年末年始の過酷な使用に耐えかねて壊れるのだと思いますが、今年は早々と手を打って、ガス屋さんの仕事納めの本日に、点検・部品交換をお願いしておりました。ところがドッコイ、本日、ワタクシが大寝坊。目が覚めると携帯電話にガス屋さんからの着信が数本。あ〜あ、やってもうた、なのでございます。慌てて電話いたしましたが、本日は無理とのこと。これもやはり、来年の仕事始めに来てくれるとのことでございます。

そうそう、ワタクシの年賀状は、1月に入ってから公開いたしますのでね。お楽しみに。ではでは...


2010-12-29 【食べられません、念のため】77.9kg

11月には坂本龍馬のタオルのプレゼントをいたしましたが、この年末年始もグッズのプレゼントをいたします。まぁ、毎年お配りしている干支の石けんでございます。当店の店名は一切入っておりませんので、安心してお持ち帰り下さいませ。

リンク先の写真を見ていただければ分かりますが、屏風を組み立ててシールを貼ると、干支の置物になります。置物に飽きたら、シールを剥がして石けんとして使って下さいませ。昨年までお渡ししていた石けんは、「いかにも石けん!」という香りでしたが、今回のものはちょっと進化して「フローラルブーケの香り」になっております。かいでみると、ちょっと高級な雰囲気が漂うのでございます。置物としてお部屋の匂い消しに使うのもよし、バッグに入れて匂い袋代わりにするのもよし、もちろん、お風呂場や洗面で体や顔を洗うのもよし、オチ○チンだってきれいに出来ちゃうのでございます。

ということで、よろしければお持ち帰り下さいませ。

↓干支の石けん。こんなの。


最新 追記