店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
この時期は、戦争に関する番組が多いものでございます。アメリカ人に対してヒロシマ・ナガサキへの原爆投下の是非をアンケートすると、6割の人が「正しかった」と回答するそうでございます。これを「多い」と感じるか「少ない」と感じるかには個人差があるでしょうが、ワタクシは「かなり減ってきたのでは?」というのが正直な感想でございます。ヒロシマ・ナガサキは、アメリカ人にとっても「過去」になりつつあるのかも知れません。
ある映画をご紹介いたします。ポール・ニューマン主演の『シャドー・メーカーズ』というアメリカ映画でございます。この映画は、アメリカの「マンハッタン計画」を忠実に映画化したものでございます。そう、マンハッタン計画と言えば、ヒロシマ・ナガサキに落とされた2発の原爆を開発する計画でございます。題材の割にやや好感が持てるのは、多分、史実にかなり忠実に製作されていることが感じられるからでございます。原爆の完成を目前にして、開発研究者一同は「この爆弾は、もはや必要ない」と大統領に進言いたします。しかし、結局、軍部の強い圧力のもと、原爆は完成され、落とされることになる。そのような描写も、きちんと盛り込まれております。単純な「アメリカバンザイ映画」にせず、淡々と事実を追っているところに、アメリカの良心を垣間見た気がする映画でございます。
ただ、淡々と事実を追っているというワタクシの感想とは裏腹に、「ハラハラした!手に汗握るストーリーだ」(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)、「圧巻だ、心が揺さぶられた」(“スネーク・プレビュー”、マイケル・メドヴェド)というような映画評がDVDパッケージには掲載されております。ワタクシには淡々と感じられるストーリーも、アメリカ人にとっては世界の動向を決定させた一大偉業という位置づけなのかもしれません。スミソニアンのエノラ・ゲイには、相変わらず原爆被害の資料は展示されないようでございます。原爆投下の是非や正義を問うのは、ワタクシは不毛だと思っております。しかし、第2次大戦を終結させたというアメリカの偉業は、ヒロシマ・ナガサキで犠牲になった21万人の命の上に成り立っているのだと知ること、それこそが、アメリカの正義であり、アメリカの義務だと思うのでございます。
もう既にご存じとは思いますが、「かわさきりおん」が今月いっぱいで退店いたします。当店を辞めたあとは東京のお店に移籍と聞いておりますが、はっきりいたしましたらまたご報告いたします。また、「長谷川あゆ」の9月の出勤がなかなか決まりませんでしたが、8月と同様、火曜日定休の週六日出勤ということになりました。よろしくお願いします。
さて、なでしこジャパンに国民栄誉賞ということですが、あの賞ほど怪しいものはない。受賞の基準が分からない。どうも、“気分”であげているようでございますね。前回のワールドカップでは優勝こそいたしましたが、あの優勝を真に受けてはいけないと思いますよ。どうもね、私が思うには、諸外国の女子サッカーチームは「2軍」ではないかと思うのでございます。ドイツチームにしろ、アメリカチームにしろ、選手がみな美しすぎる。女子サッカーはどの国でも資金集めに苦労しておりまして、ヌード撮影やそれに近い映像を公表しているチームが有ったりいたします。現在の諸外国のチームは、実力優先ではなく、そのヌード要員として採用されている選手も混じっているのではないだろうか。だとすると、今後、実力優先の(決して美人ではないが)すごい選手が起用されてくることも・・・なでしこジャパンは、化粧筆なんかもらって化粧をしている場合ではないのでございます。