最新 追記

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-11-01 【踊り子にはお手を触れないように】

『探検バクモン』という番組を見ておりました。今回のテーマは「マンガミュージアム」。なんでも、漫画の「原画」を欲しがる外人さんが増えているとのこと。そういえば、手塚治虫さんの原画に関する書物が有ったなぁと思いだし、部屋中を探し回ったけど見つからなかったのでございます。まぁ、ボチボチ探すといたしましょう。

何年か前に、手塚治虫さんの原画展を観に行った事がございます。多分、その際に購入した書物だったような気がいたします。で、漫画の原画というもの、見る機会があったら、一度、現物をご覧になるとよろしいかと存じます。

印刷物となった漫画は、綺麗に清書されておりますよね。ノイズも全部消されております。しかし、その原画たるもの、漫画家の試行錯誤、千辛万苦、悪戦苦闘、その残骸の全てが、原画の上に残されているのでございます。

何度もホワイト(修正液のこと)を使って修正したり、紙を貼って書き直したり、コマ割りを切ったり戻したりした跡など、1ページにこれだけ悩むのかと感服の至りなのでございます。漫画と言えば、その文学性が問われる事が多いのですが、こと原画に関しては、美術的要素が強いのでございます。

で、『探検バクモン』でのお話ですが、海外から原画を見たい、原画が欲しいという要望が多く、今は原画の複製に力を入れているそうでございます。まぁ、その複製のレベルの高さもハンパない。肉眼では区別が付かない程の複製を目指しているそうでございます。

ここでね、ワタクシ疑問に思ったことがございます。漫画の原画にはふた通りございまして、ひとつは、先ほど申した悪戦苦闘の残骸が残っている原画。そしてもうひとつは、最初から鑑賞用に描いた直筆画でございます。

海外から要望が多いというのは、どれの事なのでしょうねぇ。絵画として楽しみたいのか、あるいはワタクシみたいに原稿から漫画家の息づかいを感じ取りたいのか? ここのところは、番組にもっと突っ込んでいただきたかったことでございます。残念!

原画から発散する作者の息づかいというもの、油絵だったりすると、より強く感じるのでございます。油絵は絵の具のタッチが大きく絵に残っておりますからね。ワタクシが中学生くらいの頃でしょうか、愛知県美術館に「ゴッホ」が来た事がございます。そこで、ワタクシ、危ない未遂事件を起こした事がございます。

ゴッホが浮世絵風の絵を何枚か描いておりますよね。その絵の前まで来たとき、絵の具の盛り上がりが、どうしても気になりだしたのでございます。プルンと膨らんだ絵の具、その絵の具に触って感触を確かめたいという衝動に駆られたのでございます。

美術館の中は超満員。前も後ろも、人、人、人。その人の固まりが行列になってゆっくり流れておりました。そして、その絵の前でプルンが気になり、柵から身を乗り出して絵に手を伸ばした"様で"ございます。

「様で」と言うのは、あまり記憶が無いからでございます。急に美術館の中がざわめき、すぐ横に座っていた監視のお姉さんに、ムチャクチャ恐い顔で叱られたのでございます。そこで初めて、「あ、触ろうとしちゃったんだ」と気がついたのでございます。

ニュースとかで、「衝動的にやっちゃったんです」とか言う犯人いるでしょ。ワタクシ、ああ言う人達をあまり責められないですよね。下手すると、ワタクシは世界的に歴史に残る事件をやらかしちゃったかも知れないわけですから。ほんと、衝動的ってのは危ないものでございます。

ただね、触ろうとした記憶は無いのですが、右手の人差し指の先端に、ツルッとした感触だけは今だに覚えているのでございます。あの時、本当に触っちゃったのかなぁ? それとも、触った気になって、幻覚ならぬ幻触が残っているのかなぁ? 今となっては、確認のしようもない遠い思いででございます。


2017-11-02 【名前は、最高にカッコイイ!】

中日ドラゴンズの来期のスタッフが発表されております。その中で、すごく懐かしい名前が入っておりました。「都裕次郎」さんでございます。現役引退後は、主にスコアラーとして活躍していらっしゃいましたが、この度、はれて、投手コーチに昇格でございます!

都裕次郎という派手な名前は、高校野球の頃からよく目についたのでございます。石原裕次郎にちなんで付けられた名前というのは、まあまあ有名なお話。どのチームに行くのかなぁと思ってましたら、ドラフト1位で中日に転がり込んでまいりました。

都投手、何というか、実に心配そうな顔でピッチングをするのでございます。そこが、まぁ、かわいいと言ったら失礼ですが、なんか放っておけないオーラを出していたピッチャーでございました。その弱気に見える顔が災いしたのか、記録はボチボチでございましたねぇ。

今でもハッキリ覚えている年がございます。二桁勝利に縁遠い都投手でしたが、1982年に16勝を上げるという記録を達成したのでございます。これが、たまたま「勝率リーグ1位」という記録。勝利数とか防御率なんてのはよく聞く記録ですが、「勝率」ってのちょっと耳にしない記録でございます。

その当時のインタビューのやり取りを、何となく覚えております。アナウンサーが都投手に「勝率1位、おめでとうございます」と声をかけますと、「え? そんな記録あるんですか?」というようなとぼけた返答をする都投手。いつも、マイペースな都投手でございましたね。

ちょっと気の弱そうな、そして優しそうな都裕次郎さん、投手コーチ、勤まるかなぁ? と、ちょっと心配しております。まぁ、中日生え抜きの選手でございますから、ギクシャクすることはないでしょう。

とにもかくにも、中日というチームは「生え抜き」が大好き。それが、良いのか、悪いのか。ファミリーな雰囲気はあるでしょうが、時として上層部の傲慢さを感じる事もございます。まぁ、同族会社のそれと同じようなものでしょうか。

ただね、スカウト陣がコーチになっちゃったら、今後の新人開拓は大丈夫なんでしょうか? まさかの、コーチがスカウトも兼任? いやぁ、でも、中日だと、やりかねないからなぁ。前例もあるし。都裕次郎さんの、来季が、心配でございます。では、では。


2017-11-03 【Smile, though your heart is aching】

猟奇的な事件が起きまして、ちょっとガクブルしております。何でも、この事件の犯人、以前に風俗嬢のスカウトをやっていたとのこと。そう言えば、ワタクシが東京で働いていた頃、新宿駅などで時々声をかけられたものでございます。

当時、すでに風俗嬢でございましたし、ニューハーフだからと言ってお断りしておりました。ワタクシは、ニューハーフとしては決して派手なタイプではございません。そういう地味なタイプが、スカウトのターゲットなのかも知れませんね。

スカウトの人ってのは、とりあえず、人当たりは良い人ばかり。「この人、良い人だなぁ」と女性に思わせることが重要なのでしょう。猟奇事件の犯人も、大勢の女性がホイホイ付いていったことを考えますと、その才能に長けていたのでございましょう。

せっかくのその才能を、悪い方に使ってしまいましたねぇ。スカウトとしては、悪評高かったそうでございます。どこかで、暗黒面に落ちてしまったようでございます。暗黒面に踏み込んでしまうような、何か衝撃的な体験でもしたのでしょうか?

今の時代、人当たりの良すぎることを警戒する人もございます。自宅のご近所さんで、高齢の方が何人かいらっしゃいます。ご近所ですから、出来るだけ気さくに挨拶するようにはしているのですが、中には、その気さくな挨拶に対して強い警戒心を持たれる人もいらっしゃいます。過去に、何か嫌な体験でもしたのでしょうか? まぁ、仕方ないですね。

身内のフリをして詐欺電話を掛けてくるとか、優しいフリをして殺人をしちゃう人とか、うかつに人を信じられない、うかつに人に親切に出来ない、うかつに人の好意を受けられない、あぁぁ、なんか、悲しいね。でも、現代社会で、特に都会で生きるには、少しばかりの警戒心は必ず必要なのでございます。


2017-11-04 【自宅で富士山登山も夢じゃない】

最近、YouTube のあるジャンルにはまっております。単に、どこかの赤の他人がゲームを攻略する画面を、延々と見るだけの映像なのでございますが、妙に見入ってしまうのでございます。これ、ライブ中継で、攻略者の音声も中継されるというのがミソなのでございます。

フォローというかチャンネル登録の数がハンパない。ゲーム攻略では有名な方なのでしょう。そして、ゲームの技術が、これまたハンパない。ワタクシからすると超絶技巧の連続。しかも、ドンドン進んで行く。実に、実に、小気味いいのでございます。

ライブ中継ですから、そのゲーマーがトイレに行ったりもする。その間、映像は、放置。また、食事を取りながら攻略なんてタイミングもある。口を拭いたり、手を拭ったりする間、やはり画面は、放置。この生活感あふれる中継が、臨場感を増すのでございます。

鑑賞者が、リアルタイムでコメントを送ることも出来る様でございます。超絶技巧を連発しながら、かつコメントも読み、さらに音声で返答する、ワタクシ的にはびっくりでございます。鑑賞者が攻略のヒントを送り、攻略者がそれにお礼するなんてやり取りもございます。

ワタクシがたまたま見たのはスーパーマリオでございました。他人のゲーム攻略を見ていて何が面白いんだって思うでしょ? これがね、映画を見ているようなワクワク感が有るのですよね。いや、ゲームのシナリオってのは、実に上手に作られております。

昔のゲームに比べますと、舞台が広大でございます。そして、主人公の可動範囲が自由自在。街中や森の中を実際に歩いているのと同じくらい、自由に動ける。もしワタクシがそんなゲームをしたら、攻略そっちのけで、街の中を散策しちゃいますね。景色を眺めながら、ブラリブラリと歩き回っているだけで小旅行をしている気分になれそうでございます。

ここでね、ワタクシ、思いついた! 誰が、実現してくれないかなぁ? 超絶技巧で攻略するほどには技術も根気も無いけれど散策はしたい、という人のために、小旅行ゲームでございます。実際の観光地をそのままゲームのマップに起こし、中を自由に歩き回れるソフトでございます。

今のCG技術はハンパございません。風景などは、実際に現地で見ているような美しい映像を再現することも可能でございます。逆に,マリオのような漫画的な表現にしても面白い。しかも、天候の影響を受けない。ピーカンのランドスケープを楽しむことも、シトシト雨の中をしっぽりと歩くことも可能。設定次第でどうにでもなるのでございます。

ゲーム画面の中の店舗などは、実在の店舗とタイアップでございます。メニューなども実在するものをそのままゲーム内で再現。ゲームをオンライン仕様にしておけば、店舗が入れ替わったり、あるいはメニューの変更、季節メニューなどにもリアルタイムで対応可能。リアル感が増すのでございます。

昼間の景色と夜景、お祭りなど季節ごとの行事、そんなのも再現出来るでしょう。気球に乗って空から見物なんて観光コースを設定することも出来るのでございます。実際の観光地では、気球なんて難しいですし、ヘリコプターをチャーターしようものなら、ちょっとした大金が必要なのでございます。

ついでに、乗り換え案内的なソフトも、内蔵しちゃいましょう。プレイヤーが、自分の最寄り駅から現地までの乗り換えを、そのままロールプレイングゲームにするのでございます。簡単に経路を表示しちゃうのでは面白くない。ヒントをだしながら、プレイヤーが自分で選択しながら目的地に辿り着いた方が、楽しめるし実感が湧くのでございます。

ワタクシがこんな事を考えるのも、今のゲームの表現技術が非常に高いからでございます。視点をグルッと回せば、回りの景色が360度見回せる。歩き進めると、遠近感や立体感を全く損なうことなく、回りの景色が流れていく。莫大なデータをリアルタイムで計算という非常に重たい処理。いやはや、今や、ゲーム機でそれが出来ちゃうのでございますよね。

どうでしょう、観光地とゲーム制作会社が手を取り合って、こんの観光紹介ゲーム。言語を自由に変えられますから、外国人向けの観光案内にも使えるでしょう。あ、アイデア料とかいりませんからね。どこか、作りませんか?


2017-11-05 【道から外れることで、道がより見えることもございます】

生まれた星が悪いのか、前世の因果の応報か、ワタクシはですねぇ、なぜか不良品に巡り会ってしまうことが多い。家電製品などでは、初期不良という形で交換してもらえます。飲食店では、頼んだメニューを間違えられたり、入っているべきものが入っていなかったりなんてことがございます。

松屋でのドタバタをいろいろ書いておりますが、今日も、事件発生! カレーきしめん単品を頼んだところ、みそ汁が付いてまいりました。本来は、付いて来ません。汁物がふたつ、お腹、チャッポンチャポンなのでございます。

深夜でしたし、なんか1人で店番をしているようですし、まぁ態勢に影響はないし、そのままいただいちゃいました。間違いを指摘しても、どうせ捨てちゃうだけでしょうし、どうせ捨てるのならば、ワタクシの胃袋の中へ捨てさせていただいたのでございます。

今回は、ワタクシが得をした例でございます。他には、ラーメン屋でチャーハンを頼んだら、キムチチャーハンが出てきたことがございます。間違いを指摘すると、まだ不慣れな外国人の店員さん、「すぐお持ちします」とのこと。そして、キムチチャーハンはサービスで置いておきますとのこと。その日は、チャーハンを2皿食べたのでございます。お腹、タップンタップンだったのでございます。

逆に、損をすることもございます。おろしポン酢牛めしをテイクアウトしたら、ポン酢が入ってなくて、おろし牛めしになっちゃったこととか、あと極めつけは、世界規模の某ハンバーガーショップでの出来事。やはりテイクアウトで持ち帰り、自宅でガブリ! あれ? なんかジューシーさが無い! な、なんと、ハンバーグを入れ忘れたハンバーガーだったのでございます。

どうやったらそんなハンバーガーが作れるのか、当時、疑問に思っておりました。店員同士がイタズラ用に作ったのを、うっかりお客に出してしまったのでしょうか。お店に電話をして住所を言ったら、慌てて持ってきて下さいました。お店でも、思い当たることがあったのでしょう。まぁ、20年くらい前のお話ですので、笑い話でございます。

こういった不良品とか間違いとか、特に自分が損をしたときには腹を立ててしまう人は多いのではないでしょうか。ワタクシはね、そんなに酷いことでなければ、楽しむ様にしております。そう、「非日常」を楽しむのでございます。

非日常ってのは、狙って体験しようとしても、なかなか自分では難しいのでございます。むしろ、唐突に転がり込んできた非日常の方が、面白く、触発される度合いも大きいのでございます。そして、新しい発見や発想に結びつくこともございます。日常では死角になって見えなかったことが、非日常で見えてきたりするのでございます。

例えばですねぇ、ワタクシがよく書く松屋での非日常がございます。券売機の思いも寄らぬ動作とか、思ってもみなかったものがお盆に乗っているとか。そんなとき、ワタクシは必ず、それを分析しておりますよね。どうしてそうなるのか、どうすれば防げるのか。もっとスマートなやり方はないか。ほら? こう考えると、非日常が楽しく見えてくるでしょ、見えてきませんかねぇ?

あと、順番を間違えられて待たされたときとかは、逆に、待たされた人の気持ちが体験出来る。待たされた人がどんな心理でどんな行動に移るのか、思いを馳せるのでございます。飲食店で、たまたま不潔な思いをしたときには、逆に、自分のお店で不潔な思いをさせてないかと思いを巡らすことになる。非日常は、想像力の宝庫なのでございます。

人ってのはねぇ、「普段と同じ」というのが、楽ですし、ストレスも小さいのでございます。でもね、時として、いつもとは違う道で家に帰ろうとか思うことはございませんか? その結果、新しい発見があるかも知れませんし、道に迷って散々な目に遭うやもしれません。

あぁ、そういえば、子供の頃から寄り道が好きで、真っ直ぐお家に帰らない子供で、よく母親にド叱られていたなぁなんて懐かしい思い出がいろいろ蘇ってきたのでございます。懐かしくいろいろ思い出せるのも、子供の頃に散々、寄り道をしたから。寄り道、バンザ~イなのでございます。では、では。


2017-11-06 【飲んだらムラムラ、その気持ちはよく分かります】

遅い時間帯には、お酒を召された上で来店されるお客様も少なくございません。ほろ酔いぐらいですと全然問題ないのですが、かなり酩酊状態ですと、ご利用をお断りする場合もございます。店内で転ばれたりすると危険ですので、真っ直ぐ歩けないような方は、お断りすることになるのでございます。

中にはですねぇ、フロントでは必至に平静を装っているのですが、お部屋に入って安心すると急に酔いが回ってくるのでしょうね。コンパニオンがシャワーに案内しようとすると、グデングデンでどうにもならないなんてお客様もいらっしゃいます。

ワタクシが現役のころの体験談でございます。やはり、ちょっと酔った感じで来店。フラフラながらも、何とか普通にプレイ完了。イッたとたん、魂が抜けたように眠っちゃったお客様がいらっしゃいました。

お客様のアソコを綺麗に拭き、時間ギリギリまで横で添い寝をしておりました。さて、お客様を起こしますと、そのお客様、自分が寝ていたことに気がつき、実に残念そうな顔をされたのでございます。その顔の無念さから察するに、多分、プレイしたことも覚えていないのでしょう。お客様にかける言葉を失ったまま、そのままお返ししちゃいました。

お酒ではなく、献血をされた直後に来店されたお客様が、シャワー後にぶっ倒れるというのも、経験しております。ワタクシが先導してお客様と廊下を移動中、後ろで「ドタン!」という大きな音。振り向くと、お客様が尻もちをついてへたり込んでおりました。

お部屋のベッドで少し横になると回復。プレイそのものは、無事、何事もなく終えたのでございます。シャワー前後の温度差で、貧血状態になったのでしょう。大事に至らなくて良かったのでございます。

まぁ、長年やっておりましたから、いろんなことを体験しております。酩酊状態ですと、コンパニオンも大変でございます。飲むなとは申しませんが、出来れば、ほろ酔い気分くらいでいらっしゃっていただけると、楽しめるのではないでしょうか。では、では。


2017-11-07 【さらなる、割引キャンペーンのご案内】

今日は、割引キャンペーンのご案内を。ただ今「綾瀬まこ」がキャンペーン中でございますが、その後に「星野ちとせ」の割引キャンペーンを予定しております。以下が、その内容でございます。


星野ちとせ限定割引キャンペーン

期間:11/11()~11/19()
 ※電話予約のみの割引です

 40分・60分のコース¥1,000引き
 90分のコース¥2,000引き

 他割引クーポン、VIPルーム無料開放デーとの併用可能です。


「星野ちとせ」、3日ほどお休みを取って、ただ今、里帰り中でございます。里帰りから復帰した11/11()から9日間のキャンペーンでございます。星野ちとせの割引キャンペーンは、今回が初めて。ちとせファンの方も、今までちとせに縁のなかった方も、どうぞご利用下さいませ。

加えまして、水曜日・木曜日は「VIPルーム無料開放デー」でございます。こちらの方も、どうぞご利用下さい。


2017-11-08 【狩猟民族と農耕民族の違いかもね】

アメリカのプロ野球、メジャーリーグには、不文律ながらも暗黙の了解ルールがございます。デッドボールで投手は打者に謝ってはいけないというのも、そのひとつだそうでございます。これは、「ぶつかる方が悪い」ということらしく、アメリカ的な個人主義を感じるのでございます。

このアメリカ的個人主義は、食品の賞味期限にも現れているそうで、最近、こんなコラムを見つけたのでございます。

この記事を読みますと、アメリカでの賞味期限表示がそもそもいい加減であること。ゆえに、アメリカ人は皆、自分の目と鼻で確認して食べているということ。さらに、もしお腹が痛くなっても、それは自己責任とみんな割り切っていること。そんなアメリカ事情が分かるのでございます。

まぁこれは、信号機のルールにも同じような事がございまして、赤信号を律儀に守る日本人は、外国人から見ると「信号機を崇拝している」と見えるかも知れませんよね。それでなくても、日本の信号機は、黄色が有って、点滅したり、秒数が出たりと、至れり尽くせり。GOとSTOPしかないアメリカの信号機とは対照的でございます。

以前、「物事を判断するにはそれなりのエネルギーが必要」というお話をいたしました。これを考えますと、アメリカの人は、ただ道路を歩く、道を渡る、食品を購入する、こんな日常の風景の中でも、その度ごとに自分の目や耳や鼻で「判断」を繰り返しているのでございます。そのエネルギーたるや、ご苦労さまなのでございます。

これは、銃の国ゆえと考えられるかも知れません。自分の身は自分で守るのが常識。だから、「自分で判断する」のが当たり前の価値観として染みついているのでございましょう。アメリカの人は、実に緊張感に溢れた生活をしているようでございます。

一方ですね、賞味期限を崇拝する日本人は、「楽」ということに慣れきってしまったのではないでしょうか? つまり、「判断しなくていい」というのは、「楽」なのでございます。食品は完全に衛生管理され、不良品が出たら全製品回収、山で遭難しても海で漂流しても国家公務員が命がけで助けに来てくれる。この楽さ加減に、日本人は皆、ズボラになっているように感じられるのでございます。

ワタクシは、食品の賞味期限は「参考」程度でございます。かなり古いものでも、自分で味見をして判断いたします。一般の賞味期限がかなり余裕のある設定だということも有りますが、一番の理由は、賞味期限というただの数字に自分の身を委ねたくない、つまり、何も考えずに前へ進むということが許せないのでございます。

今の日本の世論は、「テレビ番組で言っていたから」とか「有名な芸能人が言っていたから」ということに左右されすぎでございます。そうなるのは、他人の受け売りをそのまま信じるのは「楽」だからということでしょう。テレビや芸能人を信じるなとは申しません、ただ、無批判で世の中が一色に染まってしまうこと、それは危険なことでございます。

「ゆとり教育」の本来の趣旨は、「模範解答を導き出す」という従来の教育から脱却し、「答えが出ないかも知れないけど自由に発想させる教育」というものだった様な気がいたします。これがいつの間にか、「のんびりしたカリキュラム」というトンチンカンな方向に走ったのは、残念なのでございます。今一度、自分の頭で考えさせるような教育を、小学校の低学年に組み込んで欲しいなぁと思うワタクシなのでございます。

自分の頭で考えるということは、疑ってみる心、つまり「懐疑心(かいぎしん)」でございます。物を疑ってかかるのはよろしいのですが、人を疑ってかかるようになると、これは「猜疑心(さいぎしん)」となってしまいます。猜疑心は、人生の運を取りこぼしやすくなりますので、程々に。

ということで、1年前のカルピスウォーターでも平気で飲んでしまう名古屋薫でございました。では、では。


2017-11-09 【悪事のやり方がネットに書いてある時代】

今、中日新聞が「ネットの魔力」という記事を連載しております。ネット犯罪を犯してしまった少年達のレポートを、日替わりで掲載しております。ネットゲームに依存する人、他人のパスワードを使った人、ウィルスを作った人、そうやって犯罪に走ってしまった少年達のリポートでございます。

こういった記事を読んでおりましてつくづく思うのは、「ネット=麻薬」という前提でネットとはお付き合いをした方がいいということでございます。そして、この「ネット」というもの、大人ほどその実体を知らないでいるのでございます。

ワタクシは、ネットが「パソコン通信」と呼ばれていた頃から使用しておりまして、ネットの変遷をマジマジと見つめてきております。ネット黎明期は通信速度も遅く、ほとんど人間様の方が待たされていたのでございます。通信料も高額で、ネットというのは、狙った情報をピンポイントで吸い上げる道具でございました。

今は、情報の方から人間様に飛び込んで来る時代。人間の情報処理能力を圧倒的に上回る情報が「押し売り」されているのでございます。つまり、「主導権は、完全にネットに奪われている」のでございます。ネットに繋いだ途端、主導権を失うという事実、これを大前提にしなければいけないのでございます。

そして、ネットの情報は偏っているという事実、これも重要。これはちょっと語弊がございまして、広く漏れなく情報が掲載されてはいるのですが、人間様が検索するときに、自分にとって都合の良い情報だけを見、都合の悪いものは見ないようにしてしまう。つまり、ネットというのは、使用者の望む返事だけを返す魔法の鏡の様なものなのでございます。

もうひとつ、ネットの危険な要素がございます。それは、どんな悲惨な写真や映像でも手に入ってしまうこと。しかも、CGやトリックではない「本物」でございます。やり方さえ分かってしまえば、小学生でも見ることが出来る。この現実に気づいていない大人が、多すぎるのでございます。ペアレンタルコントロールなんて機能もございますが、子供の知恵を甘く見ない方がいいのでございます。

主導権のない恐怖、偏って見てしまう恐怖、禁断の映像に触れられる恐怖。ネットの利用者は、常にこんな恐怖にさらされながら利用しているのでございます。そして、様々な条件が揃ってしまうと、ネット犯罪に走ったり、ネット依存症に落ち入ったりするのでございます。なまじっか、ネットの使い方に長けている若い人ほど、影響を受けやすいのでございます。

ワタクシの持論なのですが、小中学生がネットを利用できる環境を持つというのは、実に危険だと思っております。百科事典がわりの「道具」としてのタブレットやスマホは否定いたしません。また、SNSや掲示板は、完全に閉じたグループで発言者が誰か分かるようなシステムのみに限定すべきでございます。

ここ数十年のネットは進化が早すぎて、人間様が全く対応出来てないのでございます。そもそもインターネットは性善説に基づいた設計でして、悪意を持って利用出来るスキがいくらでもある。ゆえに、ネットの暗黒面が異常に進化してしまったという経緯もございます。

こう考えると、ネットに規制をかけている中国は、ある意味、正当なのかも。なんて、思うこともございます。しかし、これだけネットがらみの犯罪が増えてきて、特に若い人が影響を受けているのを見ますと、個人情報とか表現の自由とかの前に、何かしらの規制は必要だと感じております。


2017-11-10 【突然、やって来るからなぁ】

今日、腰を痛めまして、久しぶりに声が出るほどの痛み。歩くときも背中を丸めて、ヨチヨチ歩きをしておりました。左手を背中の腰のあたりに当てますと、少し楽というか安心なのですよね。背中を曲げ腰に手をやるこのスタイル、見事にお婆さんのシルエットの出来上がりでございます。

椅子に座っていることが多いのが、いけないのでしょうねぇ。椅子に座っている間は気がつかないのですが、椅子から立ち上がったときに「アレ?」と感じるわけでございます、腰の違和感に。そして、グキッと来た瞬間に「ア~ァ、またやっちゃったかぁ」と覚悟を決めるのでございます。

椅子に座る時間が長いので椅子選びは厳選しているつもりなのですが、それでも、たまに腰を痛めてしまうのでございます。自分に合った最良の椅子はいずこに? そこで、椅子を購入する際のワタクシなりの購入ポイントを、いくつかご紹介いたします。

まず、リクライニングは必須。椅子に座ったまま軽く仮眠を取ることが多いので、出来れば後ろにもたれたい。学生時代の授業中の仮眠よろしく、机に突っ伏して寝ることも出来そうですが、お腹が大きくなった今のスタイルではチョイト苦しい(笑)。結果的に、リクライニング必須になるのでございます。

そのリクライニングにも、チョイト注文がございます。椅子のお尻の乗るところを「座面」、背中を当てるところを「背面」と申しますが、リクライニングとともに座面の奥も少し下がってくれた方がありがたい。かと言って、座面と背面が直角を保ったまま傾いていくものもございますが、それはまた膝が上がって足が浮き、居心地悪いのでございます。

また、座面が水平を保ったまま背面だけリクライニングするタイプのものがございます。これは、ワタクシ的にはダメ。リクライニングするとお尻がズルズルズルと前に移動していき、何度も這い上がることに。かえってくたびれるのでございます。昔の列車やバスのリクライニングがこのタイプでしたが、最近はかなり改良されたように感じられるのでございます。

さて、リクライニングと来れば、ヘッドレスト(頭もたせ)を避けて語るわけにはいかない。椅子で仮眠とくれば、当然、枕が必要。頭をもたせられるかどうかの違いは大きいのでございます。これがないと頭が後方に倒れ込み、口をクパァと開けたあられもない姿になってしまうのでございます。

あともうひとつ、選ぶ際のポイントがございます。それは、座面や背面がメッシュであること。実は、事務所の中にはエアコンがございません。換気扇と扇風機のみ。夏は大変なのでございます。椅子がメッシュでないと、汗でベッタベタになってしまう。冬に寒いのはどうにでもなりますからね。とにかく、夏の暑さ対策でメッシュも必須なのでございます。

そこまで気遣っていても、やはり、傷めるときは傷めてしまいますねぇ。一説に因りますと、痛いのを我慢して背中を反らした方が治りやすいとも聞いております。どうなんでしょう? それでますます悪化したら目も当てられませんからねぇ。ボチボチ、騙し騙し動いて、回復を待つのでございます。


2017-11-11 【日曜日は、22:30まで】

え~と、明日というか、これを読んでいらっしゃる方には多分「今日」だと思うのですが、11/12()の営業は、22:30までとなりました。ちょいと、お店の行事がございまして。どうも、申しわけございません。

これに伴いまして、各コースの最終受付時間が、

  40分コース:21:50
  60分コース:21:30
  90分コース:21:00

となります。


話は変わって、トランプ氏のお話。彼が一番行きたかったのは、中国だったのではないでしょうかねぇ。日本での滞在は、ただひたすら日本の「おもてなし」受けるばかりのトランプ一家。それに対し、中国では事前にお孫さんに中国語の歌を歌わせたりと、中国の機嫌を取ろうと準備万端でございます。

まぁ、今の中国の影響力を考えれば、致し方ないことかもね。日本のおもてなしがハードスケジュール過ぎて、機嫌取りの提灯持ちの様に見えてしまう一面もございました。海外のメディアには「良き相棒を”演じた”」なんて報道される始末。

今後の見所は、フィリピンのドゥテルテ大統領との対決でございます。同じ「口八丁」どうし、どんなやり取りが行われるのでしょうねぇ。


2017-11-12 【あの例の少女像も、若すぎるよね】

トランプ氏のアジア歴訪が、話題を集めております。韓国での出来事が、またいろいろ取りざたされております。もうね、どうしてあの国は、わざわざ面倒くさい行動を取るのでしょうねぇ。すんなり終わらせてスマートに送り出せばカッコイイのにねぇ。というわけで、トランプ氏の韓国訪問に関して、ちょっと気になることがございます。

元慰安婦とハグをさせました。まぁ、あえて「させた」と書いちゃいますけどね。日本でも拉致被害者家族との面会とか有りましたけど、あれは「対北朝鮮」ということで日米と利害は共通している。ですが、慰安婦とトランプ氏、何も関係無いし、トランプ氏も対応に困るでしょう。なんでその「場違い感」に気がつかないのでしょう?

それと、あの元慰安婦のお婆ちゃん。元気が良すぎないですか? 第二次大戦での慰安婦なら、軽く90才を超えているはず。あのお婆ちゃん、本当は朝鮮戦争での慰安婦ではないのかなぁ。もしそうだとすると、あのハグは、ちょっとおかしな組み合わせとなりますよね。アメリカ兵相手に”慰安”したわけですから。

竹島近海で取れたと「称する」エビ。いや、どこで取れてもいいんですけどね。ただ、どうして、もう少し美味しそうに調理しないのかなぁ。しかも、食べにくそう。殻をどうやって剥けと? お皿の上にエビだけ乗せるとか、う~ん、学校給食みたい。しかも、竹島問題に関してはアメリカは黙殺を続けているのに、米大統領が興味を示すわけがない。

以前、野球のデッドボールで「当たる方が悪い」と考えるのがアメリカ風と申しました。同様に領土問題も「実効支配される方が悪い」と思っているでしょうねぇ、内心では。しかも、すでに50年以上が経過している。国際的に、50年の実効支配を許しちゃうと、主権を主張するのが非常に難しくなるのでございます。そりゃ、アメリカも、黙殺するでしょ。

しかも、こんな小さな島の領土問題なんて、日韓両国以外は全く知らないこと。例えば、イギリスとフォークランドが戦争を始めるまで、世界中の誰が「フォークランド諸島」という名前を知っていたでしょう。もしイギリス人が竹島問題を知ったら、「どうして戦争をして取り戻さないのだ?」と鼻で笑うでしょうね。

韓国での晩餐会に対して、日本の外務省が抗議を入れたとのこと。入れるべきだ、いや無視するべきだ、賛否両論がございます。日本として何かしらのメッセージは出すべきだと思いますが、韓国に言うのは不毛。むしろその抗議を喜んじゃう国ですから。メッセージを出すなら、もっとグローバルに世界規模で発信すべきだけど、日本の外務省はそういうの、ヘタですよねぇ。

韓国の反日運動の原動力は、世界中に散在する韓国系の一般市民なのでございます。その市民が、自費を投じて、現地の政治家や民間団体・企業などにロビー活動を続けている。これは、止めるのが難しいというか、止めようが無い。日本の外務省は、海外の新聞に意見広告くらい出してもいいと思っております。

まぁ、ビジネスマンのトランプ氏は、日本の厚遇、韓国の自己主張、ともに冷ややかに思っているでしょうね。本当の目的は、どうやら中国の巨大市場だった気がいたします。お孫さんに中国語の歌を覚えさせるとか、もうね、用意周到。中国側も、大気清浄のために4日前から工場を全て停止させたとか。表面には見えてないところで、米中が太いパイプで繋がっているのが感じられるのでございます。

さて、トランプ氏、今ごろはフィリピンでバナナでも食べているのでしょうか? フィリピン大統領のドゥテルテさんとは、いいコンビだと思うのですけどねぇ、似たもの同士。どうなることやら。では、では。


2017-11-13 【暖房器具、進化してるんだろうなぁ】

寒くなってきて、そろそろお店の中にガスファンヒーターを出そうと思っております。ただねぇ、よくよく考えますと、今使っているファンヒーター、オープン当初からですから15年以上は使っている計算。何とか動いてますが、もうそろそろ買い直そうかと思っております。

3年ほど前に給湯器を全入れ替えする工事を行いました。その時、ガスファンヒーターも相談したのですよね。ワタクシとしては、オーバーホール、つまり分解掃除して使い続けるつもりで、費用の見積もりをお願いいたしました。

するとですねぇ、オーバーホールするのも新しいのを買うのも、ほとんど変わらない。むしろ、シーズンの終わりに処分品を買えば、かなり安く調達できることが分かったのでございます。それで、春先に、ファンヒーターを新調しましょうと思いつつ、すでに3年が経過しております。春になると、忘れちゃうんですよね。

幸い、今の暖房器具は、何重にも安全装置が付いておりまして、不調になると機器が止まる方向に動作いたします。今使っているファンヒーターも、やはり、いつの間にか止まっていることが多い。中にホコリが溜まっていて、センサーなどが過敏に反応しちゃうのでしょう。

オープン当初、ガスファンヒーターを使う前は、石油ファンヒーターを使っておりました。これがねぇ、もう、大変。灯油を調達しなければいけない。灯油を配達してくれる業者さん、これがなかなか見つからなくて、結局、台車にポリタンクを乗せて近くのガソリンスタンドへ通っておりました。

というのも、オープンした頃は、エアコンによる冷房はありましたが暖房は無いという状態。窓用エアコンというやつですね。それで、暖房は石油ファンヒーターを使っておりました。いやぁ、今思うと、よくお店として機能していたなぁと思うのでございます。

今は安心して下さいね。この17年の間に、エアコン関係はバッチシ完備しております。というか、すでに現在のエアコンは、ほとんどが3代目なのでございます。水回りと空調は、いろいろ苦労が絶えないのでございます。

冬場は頑張って暖房を入れてますが、ビル全体がすきま風の多い作り。鉄筋コンクリート造ですきま風とかどぅいぅこと?!って思いますが、まぁ、仕方が無い。夏場は冷房が効きにくく、冬場は暖房が効きにくいという、面倒くさいビルでございます。それゆえ、エアコンの負担も大きいのでしょう。

さて、この時期、ファンヒーター、安くないだろうなぁとは思いますが、ボチボチ、見に行きますか。ということで、当店の暖房事情でございました。


2017-11-14 【酒乱-もし病気ならば治療が必要です】

日馬富士が、やっちゃいましたねぇ。以前から酒癖の悪さを指摘されていたそうですが、今回は大事になってしまいました。いや、それ以上に驚いたのは、ビール瓶で殴られて頭が割れてるのに、その次の日に取り組みをやっちゃった貴ノ岩も、尋常じゃねぇ。関取の身体能力、恐るべしなのでございます。

日馬富士、お酒を飲むと豹変しちゃうタイプの人なのでしょう。あれはねぇ、治すの、難しいでしょうねぇ。荒れてるところをビデオにでも撮って本人に突きつけるくらいしないと、ダメかも。本人、あまり自覚のない人が多いですからね。

しかも、それが立場が上の人だったりすると、さらにタチが悪い。誰も注意できないので、ますますご本人が暴走することになる。それでいて、お酒さえ飲まなければ優しい人柄だったりするので、しらふの時には切り出せない。そうやって、悪循環に陥るのでございます。

ワタクシも飲食店時代がございましたので、こういった人は多く出会っております。特に、ニューハーフ業界、酔うと困る人が多いかも。と、まぁ、ワタクシが知っているのは20年以上前のお話ですので、昔話だと思って読んで下さいませ。

酔うと凶暴になって当たり散らす飲食店のママさんというのは、よく有ったこと。ただね、そういう状況では、他のメンバーもかなりのお酒が入っております。昔は従業員のニューハーフも強者(つわもの)ぞろいですから、負けちゃぁいない。まぁ、暴力を振るったりしなければ、あまり遺恨は残らなかったのでございます。

というか、たびたびそのような状況になれば、従業員も慣れる(笑)。対応が上手になっていきますし、だいたい、ママの方から次の日に謝ってくるから、それでプラマイゼロになったりする。そんな感じでチームワークが取れていたりしたものでございます。

昔のニューハーフ業界ってのは、みんな筋金入り。しかも男社会(!)でサッパリしたところがある。というところで、うまく回っていたのかもしれませんね。むしろ、化粧をしないホモ系の人の方が女性的なネチッとした性格だったりして、末長く遺恨が残ってしまったりとか。

先輩・後輩の上下関係が厳しかった当時のニューハーフ業界は、まるで相撲の世界にそっくり。ワタクシ、もう10年くらいニューハーフ系の飲食店には足を運んでおりませんが、昔とは顔ぶれや雰囲気が、かなり変わっているのでしょうね。

うちのような業種のお店でも、やはり先輩・後輩といった昔ながらの厳しい感覚は、かなり影を潜めております。ガッチガチの上下関係が有ったのは、10年くらい前まででしょうか。その頃から、年上にも平気でタメで話しかける若い人が入り始め、ワタクシ始め、昔ながらのニューハーフはカルチャーショックを受けたものでございます。

相撲の世界でも、同じような事が起きているのかなぁ。伝統を重んじる世界ではありますが、意識や価値観の移り変わりに「対応」していくことも必要でございます。今、その過渡期なのかも知れませんね。

最後に、日馬富士ですが、寛大な処置になるといいですね。「不祥事をおこしたから、今後、謙虚に用心深く行動する」ってことも有るのでございます。でも、もし、今後同じ不祥事を繰り返したら、そういうのは、見込みなし。変わる可能性は有りません。バッサリやることも必要かも。日馬富士の処分に、注目するのでございます。


2017-11-15 【想像のつばさ、ワタクシはすごく実感できる】

早めにお歳暮の手配をしておかなければと思い、午前中に高島屋へ行って参りました。それほど混雑してませんでしたが、それでも30分待ちの状態。売り場がコンパクトというか小さめだったのが気になったのでございます。

この時期ですと、フロアの大きな面積をお歳暮の受け付けとして利用していそうなものですが、需要が減ってきているのでしょうか。あるいは、ネットで注文してしまうのでわざわざデパートまで足を運ぶ人が少なくなったのでしょうか。というワタクシも、ネットでやれるものならそれで済ましたいものでございます。

まぁ、年に2回、お中元とお歳暮のために高島屋まで足を運ぶのは、高島屋の東急ハンズに用事があるということもございます。あそこにしか売ってないものがございまして、お中元・お歳暮の手配の際、ついでに買いだめしておくのでございます。

最近はネットで手配する人が多いのでしょうか、お歳暮の順番待ちをしているのは、いかにもネットに縁が無さそうな高齢の方が多かったのでございます。その中に、場違いのような男性が1人、椅子に座って順番を待っておりました。

年の頃は30才前後。チョイお洒落なスーツに、ちょっと高そうな革靴を履いておりました。身だしなみも良く、いいルックスなのに、背中を丸めて前屈みに座っておりますので、その身なりが台無し。背中を丸め、スマホでゲームをしておりました。

にわかに、その男性のスマホに電話が掛かってくる。電話に出た男性、何やら「エンドユーザー」という語をやたら連発しながら、電話の向こうと打ち合わせ。結構長いやり取りの末に、電話を切ると、すぐにゲームに復帰。いや、ワタクシ、「今のやり取り、メモしなくてもいいの?」と気になりましたが、そういうのをちゃんと覚えられる人なのでしょうね。

エンドユーザーなんて言葉を使うのは、コンピュータ関係でしょうか。あるいは、ゲーム関係? ならば、ゲームにご執心なのもお仕事の内? スーツや靴から、それなりの収入の有る人のはず。でも、もしコンピュータ関係ならば、デパートのギフト売り場で順番待ちをしているのはなぜ? ワタクシ、想像のツバサをバサバサ広げながら、横目でその男性を観察しておりました。

順番待ちはワタクシの方が先に呼ばれ、その男性の謎は謎のまま。まぁ、謎を解きたいとも思いませんけどね。気になってその男性に突撃質問など始めたら、ワタクシ、不審者として通報されてしまいそうでございます。謎は謎のままでいいのでございます。想像するのが、楽しいのですから。

ギフト売り場で順番を待つ30分ほどの間、その男性の物語がワタクシの頭の中を駆け巡り、まるで短編小説を1話読み終えたような気分でございました。この「頭の中で勝手に始まるストーリー」、時間つぶしには好都合なのですが、困ることもございます。普通にドラマや映画を見ているときにも、勝手に始まるのでございます。

ドラマなどで、ちょいと背景の何かが気になったりいたしますと、もうそれが頭の中を占領して、ドラマの本筋そっちのけで別のストーリーが頭の中で進んで行くのでございます。で、我に返ったときにはドラマが先に進んでしまっている。ですので、ドラマは巻き戻し(これ、死語?)出来るように録画で見るようにしておりますし、映画は2回くらい見ないと筋が分からなかったりするのでございます(笑)。

空想中はじっと一点を見つめて固まっておりますので、わけ分かんない人からケンカを売られたり、「電池切れたの?」と友人を心配させたりすることもございます。まぁ、自分なりに、ちょっと面倒くさい癖かな。では、では。


2017-11-16 【10代から、アレが出にくい子供でした】

今日はトイレのお話。それと、ちょいと「シモ」のお話も。お食事中の方、お食事直前の方はご注意下さいませ。

ある商品を購入いたしました。注文してから届くのに、1ヶ月。いよいよ届きまして、さっそく開封、試用してみたのでございます。その商品というのがこれ。

「トイレスムーズ」という商品。箱には何やら「洋式トイレが和式に...」なんてキャッチフレーズが。和式を洋式に変える例はよくありますが、洋式を和式とはこれいかに? 早速、開封でございます。中に入っているのはこれ。

非常にコンパクト。これでは何だか分かりませんよね。で、組み立て! すると、こんな形になるのでございます。

これをどう使うか? トイレに、こんな感じで置くのでございます。

便座に腰を下ろし、このトイレスムーズの上に両足を乗せるわけでございます。この姿勢に何の効果が有るのか? 説明書きによりますと、足を上げ、前屈みになることによって、普段は曲がっている直腸が一直線になり、アレが出やすくなるそうでございます。

そもそも、和式トイレを使ったときには自然にこの姿勢になるわけで、和式はアレを出すには理に適(かな)ったスタイルなのだそうでございます。それを、洋式トイレで実現するのが、この器具。使ってみた感想は、劇的な効果が...というところにはまだ至っておりません。というか、そんな都合良く、アレが詰まってないし(笑)。

さて、ここから、チョイトお話が怪しくなってまいりますよ。この前屈みになると直腸が真っ直ぐになるという効果。実は、ワタクシ、何十年も前から実感していたようでございます。そう、お尻の穴を使うと言えば、ワタクシが従事していたお仕事の専売特許。ア○ルプレイ、逆ア○ルプレイで、自然に会得していたのでございます。

自分が受け入れるとき、あるいは、お客様に挿入するとき、受ける側が背中を丸め気味に膝を胸元に近づけると、挿入が楽になるのでございます。正常位ですと、寝ている側のお尻が少し浮き、お互いの高さが揃いやすいという副次効果もございます。

まぁ、日頃からア○ルプレイをする人は、自然と身についている感覚だとは思います。ただ、ワタクシ的には「入れる」時の技術であるわけですが、あそこは本来、「出す」ところですよね(笑)。出すときのこの効果に気づいた製品開発部の人、よく思いついたのでございます。というか、普通はそうですよね。いや、その人、「入れる」プレイもお好きな人なのかな? あ、余分な詮索でしたね。

販売しているのは、「アイリスオーヤマ」。ちょっと変わった目の付け所による独特な製品が多いメーカーでございます。社員の自由な発想を大事にする製品開発で、年間1000点もの新製品を生んでいるメーカーでございます。

ワタクシ、この効果は知っていたわけで、特許を取って製品化したら、一生左うちわだったなぁ。と、まぁ、後からそう思うのは簡単なわけでございます。これに気づき、製品化までしてしまうアイリスオーヤマの柔軟な企画力と実行力が、「ホームセンターの主役」と言われている所以(ゆえん)なのでございましょう。

ということで、トイレスムーズは名古屋薫の積年の便秘症を改善できるのか?! そういうお話でございました。


2017-11-17 【そろそろ手を打たないと、詰まってからでは遅い】

ただ今、ガスファンヒーターを調達中でございます。もうね、5台あるのを全取っ換え。どれも10年以上使っているものですので、ここは潔く刷新するのでございます。

当店の場合、ガスファンヒーターはスポット暖房的な使い方でございます。ですので、能力は小さめで大丈夫。そんかわり、数がいる。出来れば、安く買いたい。とうことで、いろいろ物色しておりました。

やはりですねぇ、Amazon が極端に安い。外資系よりは日本の企業をという思いで日頃避けている Amazon ですが、背に腹は代えられない。特に今回はそこそこの金額になりますしね。で、Amazon に発注でございます。まずは、試用として1台、発注したのでございます。

通常配達で、発注から3日後に到着でございます。Amazon って、やたらプライムなんとかを勧めてきますが、完全無視。いつもニコニコ通常配達でございます。配達する人の負担を考えると、「発注から24時間以内に配達」とか、ほんと申し訳ない。しかも、そんなに急ぐ商品でもない。

とりあえずの1台目。購入したのは、昨年のモデル。型落ちですので、比較的安価。店内で実際に使ってみて、動作音、サイズなどを確認。さぁ、残りの4台を発注するのでございます!

Amazon に並ぶ商品は、Amazon が直接販売しているものと「出品者」が販売するものがございます。出品者と言っても多くが「業者」による新品の出品。今回、型落ちの同機種を4台ということで、なかなか4台も在庫を抱えているところが無い。受け取りの手間を考えますと、出来れば1つの業者にまとめて発注をしたい。何とか見つけまして、発注をかけたのでございます。

注文いたしますと、「ご注文の確認」メールが送られてまいります。合計金額、配送料、代引手数料が記載されておりますが、今回は配送料は割引されて無料となっております。さぁ、ワタクシが、この発注の経過を事細かにお話しているのには、この後に、「ムムムッ」と思わせるメールが Amazon から届くからでございます。

届いたのは、「商品の一部を発送いたしました」という内容のメール。これが台数分、つまり4通届いたわけでございます。発注時に「商品が揃ってから発送」を指定したのにもかかわらず、どうしても、Amazon はバラバラに送ってくることが多い。これが、よくあることなのでございます。バラバラに送ることで、Amazon 側に何かしらのメリットがあるのでしょう。

発送がバラバラになりましても、合計金額は同じ。別送分の送料は無料になっております。ですので、金額に関してクレームが来るということは無いでしょう。でもねぇ、配達する人の手間、受け取る時の手間、そういったことを考え、台数分の在庫を持っている業者を探し、「揃ってから発送」を指定しても、やはりバラバラに送ってくる。それが Amazon なのでございます。

バラバラに送っても、送料は1回分。多分、これをやっても Amazon が損をしないような契約になっているのでしょう。その負担は、配送業者が負っているはず。不公平な契約だとは思いますが、Amazon の取扱個数の多さを考えると、宅配業者としては飲まざるを得ない契約だったのでしょう。

Amazon をエジプト王に例えたら、そのエジプト王は日本の宅配業者を「ピラミッドの石を運ぶ奴隷」くらいにしか思ってないでしょうね。実際、かつて佐川急便が音(ね)を上げて、Amazon から撤退しております。かなり、安い運賃で契約させられていたそうでございます。

「送料無料」とか「○○円以上、送料サービス」とかが氾濫しておりますが、もうね、こういうの、やめましょう。配達したら、送料はかかるもの。安売り競争で青息吐息になっている日本の宅配業を、今こそ、救わなければいけないのでございます。

でも、宅配業各社が打ち合わせとかすると、これは「談合」となってしまう。やはり、政治的に介入すべきだと思うのでございます。運送業というのは、体で言えば「血管」のようなもの。血管を詰まらせてはいけないのでございます。

まぁ、こういう宅配業者の疲弊も有ったりするので、Amazon があまり好きでは無かったりするのですよね(個人的な感想です)。でも、全国的に、「送料無料」とか、そろそろやめませんか? というお話でした。では、では。


2017-11-18 【いろんな人が、いろんな仕事で頑張ってる】

お店の各プレイルームに、中京スポーツを置いております。この中京スポーツ、夕刊のみの発行で、だいたい夕方の5時頃にコンビニに新しいものが並ぶのでございます。

出来るだけ新しい新聞を置いておきたいという思いから、いつも夕方の5時頃にお店を抜け出し、コンビニまで買いに行っております。数年前は、お店の真下にコンビニがありましたので、新聞を買いに行くのもラクチン。ささっと行って、1分以内に戻って来れたりしたのでございます。

そのコンビニが無くなってからは、近くのコンビニまで買いに行くことになったのですが、近いと言っても往復10分くらいはかかる。お店がバタバタしていると出かけるチャンスを失い、結局、営業終了した深夜に買いに行くことになったりいたします。

本日も、そんな深夜行脚の日。深夜にしか会わない店員さんとか居まして、中京スポーツを5部とかレジに持っていくと、慣れていない人は戸惑いますよね。同じ新聞でいいですか?って聞かれることもありますし、新聞を入れ替えに来た業者さんと間違われることもございます。

お店のある「新栄」という街は、オフィス・ライブハウス・風俗店・民家といったものが渾然一体(笑)となっている場所でございます。深夜に歩くと、様々な方がいらっしゃいます。

コンビニコーヒーだけ買って、こぼさないように大事に持ちながら出て行くケバい女性。風俗店の方でしょうか。疲れた顔で夜食と晩酌を買っていくサラリーマンの人。残業、ご苦労さま。ライブ公演が終わった直後なのか、異常にテンションの高い若い人たち。青春だね!

コンビニでウロウロしながら、ついつい観察しちゃうのでございます。どうもワタクシ、コンビニに長居をすることが多く、不審人物としてコンビニからマークされてないか心配になったりいたします。

今日は、新聞を買うついでに、ちょいと夜食を調達。売れ残りの焼き鳥が何本か有りましたので、まとめて買っていくことに。「あそこに残っている焼き鳥、全部ちょうだい」と東南アジア系の男性店員にお願いしたのでございます。

個別に袋に入れるのも申し訳ないので、「まとめて袋に入れちゃっていいですよ」と声をかけました。するとその店員から「じゃぁ、タレと塩だけは分けておきますね」と返事。ここでワタクシ、内心、ちょっとおかしくてニヤリとしてしまったのでございます。

聞かれたこととか、言い方とかではなく、その返事の返ってきたタイミングが絶妙だったのでございます。タレと塩を分ける発想は多分マニュアル的に決まっているのでしょうが、そのごく自然な聞き返しに、フレンドリーな感覚に浸ったのでございます。

「間(ま)」というやつですよね。間の取り方で、よそよそしくも、フレンドリーにもなる。多分、ワタクシも長年の経験から自然にこの「間」を使い分けているはずですが、あらためて客観的に発見すると、なんか嬉しくて、その場でニヤニヤしてしまったのでございます。あぁ、ますます、不審者だ(笑)。

これは、大変失礼ながら、ワタクシの先入観がございましたよね。「コンビニの店員だからマニュアル的な受け答えになるはず」とか、「そこまできめ細かな気配りは出来ないだろう」とかでございます。いやはや、反省、反省、猛反省なのでございます。

さらにその店員、「常温ですので暖めましょうか」と聞いてくる。ワタクシ、「自分で暖めるから、そのままでいいですよ」と答える。店員、にっこり。ワタクシも、にっこり。日本に長くいらっしゃる外人さんなのだと思います。奥さんが日本人なのかも。とにかく、自然なんです。

日本のコンビニで何年か働いた外国人の方々は、実に日本的な接客システムを身につけていきますよね。この日本の接客方式、何とか「輸出」出来ないかなぁ。検定とか作って「資格」として認めれば、その資格を持った人が自国に戻った時などにステータスとなる。そんな形の「輸出」が有ってもいいと思うのでございます。では、では。


2017-11-20 【平等、悪平等、正義、過保護】

小学校の時のある美術の先生の言葉が、未だに鮮明に記憶の中に残っております。

「もし、自分の部屋に絵を飾るなら、
 どんなに安い物でもいいから、
 レプリカや印刷などではなく
 『オリジナル』を飾りなさい」

という言葉でございます。何十年もこの言葉が脳裏に焼きついておりまして、美術品に接するときには、「オリジナル」の重要さをいつも意識しております。

さて、名古屋城再建の話がどんどん進んでおります。昔の図面を利用して創建時のオリジナルの形に限りなく近づけることに、ほぼ決まった感じでございます。当初はそんな懐古趣味を疑問視もしていたワタクシですが、オリジナルに拘った本丸御殿の成功を横目で見るに、こりゃ「有りだな」と思えてきたのでございます。

そこで、ある問題が発生しております。オリジナルまんまということで、「エレベータは設置しない」という方針が発表されております。これに「異議あり!」と声を上げたのが、障害者団体。エレベータの設置の要望が入ったのでございます。

現状では、階段にリフトを設置するという折衷案が出されております。戦前の名古屋城内部の写真がいくつか残っておりまして、写真を見るに、リフトが付けられそうな階段ではございます。しかし、そのリフトを使っているときには、一般の利用者は勾配の急な危険な階段を使うことになり、これまたひと波乱起きそうでございます。

名古屋城のお話はまたゆっくりすることにいたしまして、今回はバリアフリーのお話。「オリジナルの形に再建する」と言っているのに、「エレベータを付けろ」と言ってくる人達、こんなの、どこまで行っても平行線で不毛な議論でしょ。ワタクシ、障害者団体の要望の入れ方にも、少し苦言を呈したいと思うのでございます。

障害者の権利や人権が、ことさら注目される時代になっております。その追い風を受けてというのも有るのでしょう、言ったもん勝ち的に、何でも要望を入れようとする傾向がございます。この名古屋城のエレベータに関してもそう。そこで、こんな考え方は出来ないでしょうか?

スロープやエレベータ、こういったものは都市部では必須の設備となっております。公共の施設で新築されるものは、ほぼ必ず設置されております。でもね、もうそろそろ、こういったバリアフリー設備に対して、「優先度」を設けるべきだと、ワタクシ、思っております。

利用頻度の高い「駅」などは、当然優先度高めでございます。区役所などの建物も、当然。こういった施設は、スペース的に余裕があり、一般の使用者の利便を損なうことなく設置できますので、導入もやり易いのでございます。

では、店舗や商業施設はどうか? 既存の建物に導入するという場合、スペースの関係で難しいというのは、よくあることでございましょう。それでも設置するとなると、大がかりな改修工事になり、個人では難しくなる。さらに、その費用を回収できるのかという大きな問題もございます。

そして、名古屋城の様な観光地、観光施設はどうか? 風光明媚な場所、自然がそのまま残っている場所、その様な場所は、景観の問題もありましょう。また名古屋城の様に、建物のコンセプトとバリアフリーが完全に相反する場合もございます。

バリアフリーの本来の趣旨は、障害者や高齢の方の社会生活参加への障壁を取り除くことでございます。バリアフリーを問われるときには、この「社会生活への参加」を指針として、優先度を決めるべきだと思うのでございます。

駅や役所は、代替物が無い。当然、最優先でございます。店舗や商業施設はどうか? スーパーなどは優先度が高くなりますが、一方、高級料理店は優先度が低くなる。その店に行かないと社会生活が出来ないというわけでは無いですからね。

そして、観光地・観光施設。障害者や高齢の方も、観光くらいしたいですよね。この場合は、一般の使用者の利益との折衷となってしまう。バリアフリーにしても、それを不快だ不便だと思う一般の人が圧倒的に多ければ、優先度は低くなる。バリアフリーの必要な方には申し訳ないですが、ここは観光収入で成り立つという観光地の大前提が有るのでございます。

バリアフリーの必要な方、こういう考え方はどうでしょうか? 行く機会の少ない場所のバリアフリーが見送られたとしても、その予算が駅などの整備に使われるとしたら、結果的に自分の生活にはプラスになると考えるのでございます。限られた予算、自分にとって優先度の高い場所から使ってもらった方がいいでしょ。

この「言ったもん勝ち的な要望」はLGBT関係でも見受けられるのですよね。何でもかんでも権利を主張するという前に、一歩引いて、全体の利益を眺め回す余裕が欲しいと思っております。では、では。


2017-11-21 【フリーWi-Fiのパンフを貰ってきました】

今日は午前中に、NTTのイベントに行って参りました。「ITC IMPACT」なる催し物。ICT ってのは、ITの次に来る言葉だそうですが、まぁその説明は割愛! ワタクシもあまり知らないのでございます。

吹上ホールまで行って参りました。吹上と言えばワタクシの幼少期のホームグラウンド。よく遊びに行ったのですが、吹上ホールの工事が始まり、遊び場所を取られて恨んだものでございます。ワタクシの母親は、昔、刑務所が有ったのを知っていて、心良く思っていない公園でございました。

NTTの担当の方に「興味がある」と申しましたら、速攻で招待状を持って来て下さったのでございます。幕張や有明のイベントを想像して行ったのですが、チョイト規模小さめ。まぁ、背広姿の男性ばかりで、ワタクシが浮きまくっておりました。

ワタクシとしては、システム電話の最新のものや新しい使い方なんてものが有るかなと思ってましたが、どうもそういう方向性のイベントではございませんでした。会議とか受発注のない当店の場合、縁がないお話ばかり。グルッと回って、記念品を貰って帰ってまいりました。

ここでチョイト、NTTには要望がございます。当店は、オープン当初からNTTの電話機を使っております。電話回線が2本入っておりまして、その2本を柔軟に使い回そうとすると、NTTの純正品が都合が良いのですよね。

この純正品というヤツが、くせ者、いや、くせ物か(笑)。これは、NTTのシステム電話を使っている企業とか、実感していることと思われます。電話(端末)の中身が古すぎる。パナソニックやSHARPといった民生品から二回りくらい遅れた機器が入ってる。

液晶画面も画素が荒いですし、何より、電話帳の日本語変換がお粗末過ぎる。ワイヤレス機器は使っている電波が古い形式なのか、混信が多い。悪口ばかり言っておりますが、大規模なシステムを組むこと前提の機器ですから、あちらを取ればこちらが取れずというところなのでしょうか?

まぁ、家庭で使うような民生品は、単体で使うことが前提でございます。ですので、メーカーも半年に1度ペースで新製品を出すことも可能。一方、大規模なシステム用の機器というものは、そうコロコロと仕様を変えるわけにいかない。必然的に、同じ機種が何年もラインナップに並ぶということになるのでしょう。

当店のシステム電話は、2年後にリース期間が満了になるのでございます。その時に、全部、総取っ換えになると思っております。2年後は、電話機がどれほど進化しているのでしょうかねぇ? もうちょっと、日本語変換がお利口になっているといいな。では、では。


2017-11-22 【間は大事、魔はいらないけどね】

間が持てない

お店のフロントにて、「『ひとりごと』欄、読んでますよ~」と声をかけていただくことがございます。本当に、ありがとうございます。そんなとき、チョイト照れくさいのですよね。それで、間が持てず、つい愛想のない返答をしてしまってお客様を困惑させたりすることもございます。

何で照れくさいのかなぁと、まぁ、自分でも思うのでございます。考えるに、ワタクシ、このコラムで書くような古風な話し方を普段はしておりません。ありのままの姿を見られて、何か裸を見られた様な気分になるのかも。でも、「読んでますよ」と言って下さるのは本当に嬉しいこと。ありがとうございます。

魔が差す

白鵬関、どうしちゃったんでしょうねぇ。1敗したところで、まだ余裕の優位でございますし、特にきわどい立ち会いでもございませんでした。え~と、大相撲を見てない方に説明しますと、昨日の白鵬・嘉風戦で、横綱白鵬が勝手に「待った」がかかったと思い込んで力を抜いてしまい負けてしまったのでございます。さらに、土俵際で1分以上もごねるという醜態も見せてしまった。

魔が差したのでしょうねぇ。対戦相手の嘉風はインタビューに答えて、「『はっけよい』の声が聞こえた」と話してますので、当然、白鵬にも聞こえていたはずでございます。でも、それを覆す何らかの「思い込み」があったのかも。まぁ、魔が差したときってのはそんなもんでございます。今回の九州場所には、魔物がいるのでしょうかねぇ。

間が悪い

間が悪いと言えば、トウスポ(東京スポーツ新聞)。地域によって「チュウスポ(中京スポーツ)」「ダイスポ(大阪スポーツ)」なんて呼ばれております。なんで間が悪いかと申しますと、ちょうど翌日の11/23(木)は祝日。そして、祝日は東スポの休刊日なのでございます。

白鵬の「待った事件」、スポーツ新聞としてはこんな面白いネタはございません。翌日の朝刊にデカデカと載るはずでございます。ところが、ところが、東スポは『夕刊」のみの発行。しかも翌日は東スポの休刊日。載せたくても、翌々日の24日の夕刊になってしまう。他のスポーツ紙を横目に、歯がゆい思いをしているでしょうねぇ。


ということで、「マガ尽くし」でございました。明日は勤労感謝の日。普段、お仕事に精を出されている方々、よい休日をお過ごし下さいませ。まが、まが。


2017-11-23 【小さい字は、虫眼鏡がないと読めないんですよね】

今日は飲み物のお話。いやぁ、バツグンの商品をコンビニで見つけたのでございます。それが、これ。

スターバックスの「バナナクリーミーミルク」。ワタクシの大好物のバナナとアーモンドがコラボした商品でございます。しかも、隠し味にマスカルポーネチーズが入っているという念の入り方。もうね、これが不味いはずがない。プチマイブームなのでございます。

さて、写真に矢印が書き入れてございます。バナナクリーミーミルクのその美味しさは取りあえず横に置いといて、今日はその「パッケージ」に注文を付けるのでございます。なんかクレーマーみたいな言い方になっておりますが、まぁ、食品パッケージに関わる方々、お聞き下さいませ。

で、写真の矢印でございますね。横に太めのストローがありまして、上部には、いかにも「ストローを挿して下さい」と言わんばかりの挿入口が開けてございます。まぁ、この手の飲料に慣れている方は、いや慣れてなくても、このストローを上に差し込んで飲みますよね。こんな感じに。

ここで、驚愕の事実がございます! 商品パッケージに従事する者は、刮目せよ! 次の写真をご覧下さいませ。実は、上の黄色いカバーを外しますと、こんな表記が記されているのでございます。

1番の表記、「よく振ってからお飲み下さい」だと! おい、おい、こんな大事な注意書きを、カバーの下に隠してんじゃねぇよ! ストロー挿した後だったら、どうすんだよ! と、ワタクシ、この手の無配慮にはチョイトご立腹。

ここは、まぁ、クールダウンいたしまして、写真の2番をご注目下さいませ。何やらベロが付いております。そう、この内ブタをめくって飲むようにも作られている感じでございます。たしかに、写真の3番を見ると、「開封時に手を切らないウンヌン」の表記が。

ワタクシ、百歩譲ります。百歩譲って、1番の「飲む前に振って下さい」の文字は、内ブタをめくって飲む人のための注意書きだと解釈したのでございます。う~ん、モヤモヤが残りますよね。で、ワタクシ、試しにこの内ブタをめくろうとしたのでございます。

ここで、さらなる驚愕の事実が。この内ブタ、実に強力に接着されていて、並大抵の力ではめくれない。いや、中身が入っている状態で、容器に甚大な力を及ぼすというのは、この手の飲料を飲む際には自殺行為。力の均衡が崩れたとき、悲惨なまき散らし現象を引き起こすこと必至なのでございます。

ここで疑問が。人力でめくれないような強靱な内ブタに、なぜ「ベロ」を付けた? 通常あのベロは、「さぁ、ここからめくって下さいな」という容器からの無言のメッセージ。「めくってくれ」とメッセージを送りながらも、それを頑なに拒む、何という悪女ぶり。そう言えば、スターバックスのマークには髪の長い悪女が、いやもとい、女性が。

果肉入りの飲料ですから、軽く振ってから飲むのが正解なのでしょう。たしかに、パッケージの側面には、小さく書かれております。

でもねぇ、なんでいつも、こういった大事なことを、小さく書くかなぁ。どこのメーカーも同じ。デザインってのは、商品イメージも大事だけど、「機能を伝える」という重要な要素もございます。文字で記すことが出来なければ、読まなくても分かる一目瞭然のデザインを目指すべきなのですけどねぇ。

ということで、このへんで失礼いたしましょう。カップ麺の「食べる直前に~」表記、そしてこの「よく振ってから~」表記には、まだまだ改善の余地が有ると思いますよ。繰り返しますが、商品パッケージ関連のクリエーター、刮目せよ!


2017-11-24 【「もったいない」も節約ではなく、使い切るということ】

まずは、この勇姿をご覧下さいませ。

テレビ画面を直接撮影いたしましたので、画像が荒れているのはご勘弁を。ただ今、星1つ差で白鵬を追っている隠岐の海関でございます。いやぁ、カッコイイ。本当は実力のある人なんですけどねぇ。1度くらい、花を咲かせて欲しいなぁ。

怪我に泣かされることも多い力士ではあるのですが、ことさらの稽古嫌いとの噂。うん、確かに、そのマイペース振り、顔に現れているなぁ(笑)。でも、その「チョイ悪」なイメージが隠岐の海関の魅力だったりするので、致し方ないところでしょうか。

松たか子がミュージックステーションに出演するというので、いつもは見ない番組を録画してまで視聴いたしました。この人の歌は、妙に説得力がありますねぇ。声質なのでしょうか、歌い方なのでしょうか。演歌歌手などでもそうですが、言葉を大事に発する人の歌は、説得力が増すのでございます。

歌は、声質っての、かなりウェイトが大きいのでございます。声の質で、ほぼ、9割方、その歌手の魅力が決まってしまうところもございます。綺麗な声だから魅力的ってことでもない。逆に、ほんのちょっとマイナスな要素を持った声が、時として絶大な魅力を持つこともある。松たか子さんの声も、そんな声なのかな。耳に引っかかる声なのですよね。

新幹線のキセルで逮捕された大学生がおります。しかも、ネットワークを組んで組織的に。あぁ、これはマズイというか、バカ。組織的に行うというのは、かなり悪質。なんでその組織力を、他のことに使わないのでしょうか。

フェイスブックを作ったマーク・サッカーバーグ氏も、最初は単なる学内の学生リストから始まったのでございます。ただ、若干の校則違反があって大学を追われ、その後、フェイスブックを立ち上げることに。やはり、名を残す人は、目の付け所がグローバル。小さな小遣い稼ぎなどはしないのでございます。

「認可保育園を無料に」という政策に対し、サッカーの本田圭佑さんが反対しております。「只は逆に人をダメにする。たとえ少額でもお金を取るべき」というのがその主張だそうでございます。ワタクシも同感。只は人をダメにするのでございます。

発展途上国の支援でも、同じ事が言われております。只で提供した物は、現地の人が大事に使わない。逆に、少し苦労する程度の金額を取ると、自分たちで修理しながら長いこと使おうとする。「与えたら終わり」ではなく、「与えられた人達の将来」まで考えてこそ、本当の支援だと思うのでございます。

世の中には、価値観の逆転がそこら中にございます。本来、即日配達なんてのは、相当な割高になってもいいはずのサービス。しかし「無料で即日配達」なんて謳い文句がそこら中にございます。高機能なスマホが、「実質0円」とかバカみたいな広告で売られております。

価値観の逆転は、人間をバカにします。そして、資本主義世界の崩壊につながるのでございます。本来高額なものが安く売られる。その安くなった「ツケ」の帳尻を合わさなければ、メーカーは潰れてしまいます。他の部分の値上げになったり、メーカー従業員の賃金切り下げや解雇に繋がるわけでございます

「安く手に入れた」と喜んでいても、実は他の部分で高く払わされることになったり、あるいは、回り回って(ココ重要)自分の給料が下げられたり解雇されたりということにもつながるのでございます。ほらね、安売り合戦を続けると、経済が回らなくなり、資本主義が崩壊するってのも、あながち嘘じゃないでしょ。

アメリカじゃ、年末のセールが始まり、みんなこぞって商品を購入しているとのこと。「節約は美徳」という日本独特の風潮、そろそろ見直しませんかねぇ? では、では。


2017-11-25 【パフォーマンスの正しい使い方】

熊本市議会で、生後七ヶ月の赤ちゃんを連れて議会に出席した女性議員が話題になっております。ということで、今日は「子連れ」のお話。

ニュース映像を見るに、う~ん、詰めが甘い。というか、単なる目立ちたがり屋で終わってしまっている。「子連れ」というのなら、せめて籐(とう)製の乳母車に子供を乗せて来る位にはやって欲しかったところでございます。

まぁ、乳母車はオーバーとしても、子連れを主張するのなら、背中に負ぶわなきゃ。昔の母親ははみんな、子供を背中に背負って仕事をしたのでございます。と言うワタクシの母親も、ワタクシを背負ったまま仕事をしていたとのこと。当時は、そんなの当たり前だったのでございます。

ちょいと話がズレますが、母親がいろいろ仕事をした中で、唯一ワタクシを背負わずにやった仕事がございます。病院の厨房に住み込みで働いたときでございます。熱い物も有る、火も使う、ということで、寝入ったワタクシを置いたまま、早朝、厨房に入っておりました。

目が覚めると母親が居ない。子供ですからね、寂しくて、母親の働く厨房にトコトコと向かっちゃうわけでございます。するとですねぇ、母親に、「来ちゃため」とばかりに、思いっきり叩かれる。その叩き方がハンパない。木の桶のタガが外れてバラバラになる程に叩かれる。

目が覚める。泣きながらトコトコ。叩かれる。これがほぼ毎日のように繰り返されたわけでございます。自分の子供に火傷をさせないための母親の愛情なのですが、この時の記憶が、その後、ワタクシが成人になるまでのトラウマとなっちゃったのでございます。ニューハーフになっちゃったのも、これが原因かなぁと、今、しみじみ思い出したりしております。

閑話休題、熊本市議会の女性議員のパフォーマンス、大事なことを忘れている。「共感」でございます。他の議員や市民から、「あぁ、もっともだ」と感じさせなければ何の意味も無い。ただ、ワガママぶっこいて、人を困らせることで一時の優越感を感じているだけ。「あ〜ぁ、これだから、女はぁ」って言われておしまいなのでございます。

子供を背負って仕事をするということが、もっと市民権を得てもいいとは思いますよ。ただ、背負ったまま市議会の討論というのは、非現実的。というか、あまりにも「熊本市」がみっともない。託児所のひとつも用意できないのかと思われるわけでございますからね。

では、今回、この女性議員はどうすべきだったのか。まず、パフォーマンスの「ゴール」を決めなきゃだめでございます。議会場に託児所を作りたいのか、あるいは子連れで仕事をすることを世間一般に勧めたいのか、あるいは本当に自分の席のすぐ横に子供を寝かせておきたいのか。

ゴールを決めた上で、「根回し」でございます。「こういうパフォーマンスをします、目的は○○です」と必要最小限な人に申し伝えておく。そして、パフォーマンス実行でございます。当然、現場で問い詰められる。問い詰められたら、ほんのちょっとゴネて、あっさり引き揚げる。これがコツでございます。

この「潔い引き揚げ」、重要でございます。熊本の出来事なんて、よほどの事でない限り全国的なニュースになんかなりません。でもね、その「よほどの事」が起きれば、ニュースになる。パフォーマンスとしては、それで大成功でございます。現場で必要以上にゴネて反感を買うとか、完全に逆効果なのでございます。

パフォーマンス後、当然、大手のメディアが取材に来る。その時、本来のゴールを理路整然と語ればいい。自分一人で全国的にメッセージを発するというのは、とても大変な事。でも、メディアの方で取材に来てくれれば、あっという間に全国的な話題になる。そして、「あぁ、彼女の主張ももっともだね」と共感する人も、全国規模で現れてくるやもしれない。

世の中を変える、ルールを変えるということには、「共感」が必要なのでございます。どれだけ多くの人が共感するか。まずそこが見えていないと、コンビニのアイスクリーム用冷蔵庫に飛び込むバイトテロと同じなのでございます。

まぁ、母親が子供を背負ったまま仕事をする姿、ワタクシは大好きでございます。それと、電車やバスの中での母乳の授乳。これも大賛成。母親は偉大なのでございます。そして、その赤ん坊が、自分たちの老後を支えてくれるのだと考えたら、忌み嫌う理由は何ひとつ無い。そう考えるのですが、どんなもんでしょうかねぇ? しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん。


2017-11-26 【今なら、とりわけ「忖度相撲」と呼ぶべきでしょうか?】

ちょうど2年前の九州場所、隠岐の海関は西の前頭二枚目という番付でございました。この場所、初日から黒星続き、中日(なかび)には負け越しが決まってしまうという調子の悪さ。悲痛な顔で迎えた九日目、琴奨菊を土俵際でかわして何とか白星。インタビューに答える隠岐の海関の目は赤く充血し、男泣きを飲み込みながら答えるその声は震えておりました。

そのインタビューを見た時からかなぁ、隠岐の海関のファンになっちゃったのは。結局、この2年前の九州場所では九日目から5連勝をし、五勝十敗で終えたのでございます。そして、今回の九州場所、隠岐の海関の成績は十一勝四敗。敢闘賞なのでございます。

ただ、最後の二日間の不甲斐なさを考えると、敢闘賞を貰っても心境は複雑でしょうねぇ。十四日目に負けた玉鷲は、隠岐の海関の天敵。なっかなか勝てない相手なのでございます。その相性の悪い相手が優勝の行方を決めるここ一番の十四日目に来てしまったのが、不運と言えば不運でしたね。でも、わずかな間とは言え「隠岐の海優勝」の夢を見させていただきました。ありがとうございます。

男泣きと言えば、安美錦関。勝てば勝ち越しで敢闘賞、負ければ無冠で負け越しという状態で迎えた千秋楽。千代翔馬から辛くも白星を取り、ギリギリ勝ち越しで終えた場所でございました。インタビューで、ボロボロと男泣きする安美錦関。敢闘賞がかかっていたことは、知らなかったそうでございます。それよりも、負けがこんだ後半戦、心がギリギリしたでしょうねぇ。

思い返せば、去年の5月に大怪我をし、この1年半の間、十両に落ちておりました。年齢も相撲界の最高年齢。怪我をしたときには、引退も考えたでしょうねぇ。ですので、今場所での幕内復帰、そして勝ち越し、感無量でございましょう。九州の相撲ファンも、安美錦関には人一倍の拍手を送っておりました。

さて、白鵬の優勝インタビューが、変、ヘンテコ。「場所中の水を差すようなことに、力士を代表して謝罪します」とのこと。てっきり、十一日目の判定不服フテクサレの件だと思いましたら、日馬富士の事だったのですね。いや、まぁ、謝罪するのはいいとして、その後の展開が、これまたヘンテコ。

「日馬富士と貴ノ岩を、再び土俵にウンヌン」という話、いや、それの決定権は、アナタには無いから。というか、生放送のインタビューで、それ、ぶっ込むの、爆弾過ぎるでしょ。思うところがあるのでしょうけど、トラブルメーカーだなぁ。それよりも、自分のフテクサレ、まず、絶対に謝罪しないといけないでしょ。

ただね、そのフテクサレの原因を作ったのは、今の立ち会いの厳しさ、そして曖昧さ。「合ってない」「手をついてない」ということで頻繁に止められる。けれど、上位陣の対戦では、明らかに手をついてないのにスルーされることも多い。いい感じで当たり合ったのになぜか行事が止めに入るという取り組みも、時々見うけられる。

判定基準が行司ごと・審判員ごとに揺れているのが、現状の立ち会いなのでございます。昔は「手つき」はあまり重要視されておりませんでしたら、昔の立ち会いも参考にして、ある程度の「ゆとり」のある立ち会いを目指して欲しいですねぇ。ゆとり教育ならぬ「ゆとり立ち会い」でございます。まぁ、ふてくされるというのは論外でございますけどね。

「バンザイ」は、微妙だなぁ。日本人だとあれで徴兵制を連想する人も多いはず。外国人だから、その感覚が薄いのでしょうか。それと、バンザイは「やって貰うこと」であって、自分から音頭を取ることではない。白鵬関、長く日本に在住し、日本語もペラペラですが、バンザイの持つ機微は、まだ理解してなさそうでございます。

機微というと、今、話題になっている「ガチンコ」という問題。ガチンコの反対語は「八百長」になるわけでございます。ただ、古くから八百長とは別に「人情相撲」なんて言葉もございます。落語の「佐野山」なんて話もございますので、古い言葉なのでしょう。人情相撲ってのは、八百長のような事前の打ち合わせはなく、片方が一方的に情をかけて負けてやる勝負のことでございます。

実際に江戸時代に人情相撲が有ったかどうかは分かりませんが、こういった美談は、日本人は大好き。こっそり、それっぽい星の譲りは有ったかも。ただ、その人情相撲の機微ってのは伝えられず、なし崩し的に「八百長」と発展したのでしょうか? それが問題になったのが、6年前の大騒ぎ。処分を受けた力士達は「江戸時代からやってるじゃん」と思ったかも知れませんよね。

今回の日馬富士の問題も、相撲協会は、あまりメディアに振り回されて欲しくないなぁ。問題が大きくなり長引いて喜ぶのはメディアだけ。と言うか、メディアも「引退、引退」って騒ぐんじゃねぇよ。ということで、長くなっちゃったので、この辺で失礼いたしましょうか。では、では。


2017-11-27 【ちとせ、写真を更新しております】

夜の9時半頃から、何やらお店の回りでサイレンの音が響いておりました。「ウ~~、カンカンカンカン」という消防の音でございます。まぁ、お店の中におりますとほとんど聞こえてきませんので、大して気にも止めておりませんでした。で、営業終了後、お店のカーテンを開けましたら、何と、すぐ近所の焼き肉店の火災でございました。

この写真は、深夜1時22分の撮影。もうほとんど鎮火しております。飲食店はこれからかき入れ時でしょうに、災難に遭われた方、お気の毒でございます。焼き肉店のすぐ隣は、ワタクシもお気に入りのラーメン店がございます。大丈夫だったかなぁ、心配なのでございます。

さて、この後は、業務連絡。「星野ちとせ」の写真が更新されております。というか、一晩中、この更新作業に追われておりました。かなり綺麗に撮れておりますよ。撮影に慣れてきたって感じですよね。写真は慣れるほどに綺麗に撮れるようになるものでございます。

今は、スタジオ撮影の写真は、データで貰うことが多いものでございます。昔はフィルムでしたけどね。で、そのデータの出し方もスタジオごとにいろいろ。ベストショットを数点チョイスして、それをくれるスタジオもあれば、何百枚という撮影データ全てをゴッソリくれる所もございます。

今回の撮影データは、500枚あまり。カメラ内のデータ、そのまま「撮って出し」でございます。そこから、ベストショットを選び出し、若干の色補正を施して、使っております。ワタクシの Mac mini、一晩中フル回転でございました。

ということで、取り急ぎ、ウ~カンカンと写真更新のお知らせでした。


2017-11-28 【修正しなくても、撮り方でいくらでも綺麗になるのですけどねぇ】

昨日は、「星野ちとせ」の写真の更新で追われた日でございました。入店してから、ほぼ半年。仕事に慣れ、写真撮影にも慣れ、若い人が成長していくのは嬉しいものでございます。

お店のオフィシャルサイトに掲載する写真には、ワタクシなりのあるポリシーがございます。まず、入店当初は限りなく「ありのまま」に。お化粧に慣れてない人、撮影に慣れてない人、人それぞれの良い部分も悪い部分もそのまま撮影しちゃいます。写真の修正は、最小限の色補正程度にとどめておきます。

これに関しては、コンパニオン本人から、いろいろ言われることもございますね。今や、スマホでパソコン並みの画像編集が出来る様になっております。普段から「修正ありき」で撮影する人からは、まぁ、不平を言われることもございます。そんなときは、画像をトリミング(切り取り)して妥協点を見い出したりしております。

コンピュータによる画像編集が簡単になり、今や街中には修正写真が溢れかえっております。その中で「修正無し」に拘るのは、ワタクシは写真を「横軸」で考えているのでございます。横軸、つまり時間経過ですよね。更新の度に成長していくコンパニオンを追っていってもらいたいと思っております。

一度、修正写真、つまり「虚像」を見せてしまうと、虚像を送り続けなければならなくなるでしょ。永遠に虚像。まぁ、一見(いちげん)さんの多い東京などではそれで商売も出来ましょうが、常連の多い名古屋では、どうしても苦しむことになる。

今は、人々が写真を信用しない時代なのですよ。せっかく修正なしで綺麗な写真に仕上がっても、「どうせ修正が入っているのだろう」と言われてしまう。だから、よほどの強力な新人でない限り、なかなか写真だけではお客様が食いついてきてくれないのでございます。

虚像には「伸びしろ」がございません。完成された写真ですからね。キャリアの長いベテランさんならそれでいいのですけど、新人にお客様が求めるものは「伸びしろ」でしょ。新人が拙いのは当たり前。その新人が、今後、どんなに綺麗になっていくか、その可能性を秘めた写真の方が良いと思うのでございます。

ただねぇ、ありのままに出されるってのは、コンパニオンにとってはストレスが溜まる。特に、最初の数ヶ月は覚えることも多く、不慣れな接客に失敗することもあり、なおかつ、なかなか選ばれなかったりすると、写真のせいにしたくなったりもいたします。

喉元過ぎればナントカと申します。その苦しい時期をやり過ごすと安定期に入るのですが、そこまで我慢が出来なくて早々とお店を去ってしまう新人さんも、時々いらっしゃいます。まぁ、世の中全体が「我慢して、修行して」という時代ではなくなってますからね。実像と虚像をどう扱うか、悩ましい時代でございます。


2017-11-29 【先輩・後輩って語は、死語になるかも】

日馬富士関、引退しちゃいましたね。事件の解明も中途で早々と幕引きを計ったのは、何かしらの大人の事情があるのかも。日馬富士関に関しては、あまり言及しないことにいたしましょう。

気になるのは、貴乃花親方の行動。どう考えても、「わざわざ揉め事を大きくしようとする」言動ばかり。いいように、相撲界全体が振り回されております。相手が貴乃花部屋でなければ、何事もなかったかのように埋没していった出来事なのでしょう。

ここで、先日の「パフォーマンスの正しい使い方」のお話が絡んでまいります。このパフォーマンスは「問題の表面化」だけが目的で、今後、理路整然とした腹心が有ればいいのですが、もし、単に意地を通しているだけなら、それは何の共感も呼ばない「独善」となってしまいます。

この問題がどうなるののか、今後の相撲界がどうなるのかは、もう少し傍観することにいたしましょうか。ただねぇ、はやばやの引退、寂しいなぁ。日馬富士関、日本に帰化する準備もしていたとのこと。日本国籍を取得する前の引退。今後、角界に関わるという可能性すら、なくなってしまいました。

挨拶がどうのとか、注意を受けているときの態度とか、この問題は角界だけの問題ではないですよね。そういうことを指導するのが、難しい時代になってきております。当店でも、昔ほど挨拶に関してはうるさく言わなくしておりますし、注意するのではなく「誘導」するような言い方に変えております。

挨拶に関して。かつては、「どんなに仲が悪い相手でも、朝晩の挨拶だけしておけ」と指導したものでございます。店の中で口もきかない、目も合わせないという相手でも、互いに挨拶だけ交わしておけば、まぁそんなに大きなトラブルにはならないだろうという考えでございます。

今はですね、ワタクシは「挨拶しろ」とは全く指導しておりません。挨拶をどうするかは、完全なコンパニオン任せ。自然の成り行きに任せております。それで、ちょっとトラブルになる事も有りますが、それでも無理矢理挨拶をさせるという事はございません。

注意とか指導に関して。これは、大事なのは「相手の”窓口”が開いている」ということ。要するに、聞く耳を持ってくれている事が重要でございます。ふてくされたり無視するというのは、窓口を閉じてしまったわけで、そうなると何を言っても無駄。窓口を閉じさせないように話しかける事が、必要なのでございます。

「○○したらダメ」という否定の言い方をすると、窓口が閉じる。今の人は、否定されるのが大っ嫌いなのでございます。ですから、「○○もいいけど、こうやるともっといいよ」という言い方。生ぬるい言い方に感じられるかも知れませんね。でも、相手に自分の考えを押しつける事よりも、相手が自然に動いていくように誘導した方が、効果的なのでございます。

さて、伝統を重んじる角界、挨拶や上下関係にも昔からの習わしがあるのでしょうが、今後、転機が訪れるのでしょうか? チョイト、この事件の進展を見守りましょう。では、では。


2017-11-30 【焼き肉店火災、その後】

月曜日に、お店の近くで焼肉屋の火災が有ったとお伝えいたしました。そのニュースが、なんか全国的になっちゃいまして、驚いております。実際にホルモンを焼いて検証をする番組まで出ちゃう始末。焼肉屋の火の不始末ってのは時々あるニュースなんですけどねぇ。

「隣のラーメン屋の客がドンブリを持ったまま非難した」とか「食べ放題を時間内に食べきるため、大量に乗せて大きな炎が」なんて文面が面白く、それで全国的に報道されたのかもしれません。まぁ、当事者にとっては大変な出来事。「面白く」なんて表現は不謹慎ですね。

でも、サスペンス劇場を見すぎているワタクシが、あらぬ妄想をしちゃいますよ! まず、原因を作ったお客、実は地上げ屋の一味で、わざとボヤさわぎを起こして地上げを狙っているとか。そう言えば、隣のラーメン屋の名前は「さわぎラーメン」! これは、怪しい!

あるいは、保険金狙いで、店長がコンロとダクトに細工をしていたとか。何も知らぬお客が普通にホルモンを焼き出すと、思わぬ大きな炎が。いや、そこには女の影が。犯罪の陰に女あり。これは、店長の女が怪しい!

いや、今回、棟続きの五軒長屋で、ラーメン屋、焼肉屋、不動産屋が焼けているのに、北端のたこ焼き屋と居酒屋がほぼ無傷。これは、これは、たこ焼き屋と居酒屋の陰謀か? 五軒長屋に渦(うず)めく人間模様! 長年の確執がこんな形で終焉を迎えるとは。

悪ふざけはこのくらいにしておきましょうか。たまたま、現場検証をしているのを目撃したのですが、店長さん、ほんと、肩を落としてうつむいておりました。こういうこともございますので、経営者ってのは、腹を括(くく)って覚悟を決めてお店を背負っているわけでございます。頑張れ、店長さん!

この焼き肉店、営業時間は深夜0時までとなっておりますが、深夜の1時頃までお客がいることもございました。遅い時間に来店した客のために、延長して接客していたのでしょうか。また、かなり前から、アルバイト募集の紙が店頭に貼られておりました。人手の足りない中、遅い時間まで頑張っていたのでしょうねぇ。人手が足りないゆえに起きた火災、なのかも知れませんしね。

不幸中の幸いと申しましょうか、この火災、全国的なニュースになりました。店長さん、これを利用しない手はないですよ。次にお店を開くときには、「あの、ニュースになった焼肉屋が復活!」とばかりに、自分でテレビ局に売り込んでニュースにしてもらうのでございます。次はどんな形で復活するのか分かりませんが、これにめげずに、頑張ってください。

それはそうと、焼けちゃったラーメン屋、どうなるのだろう、う~ん、気になる、気になる、気になる木。たこ焼き屋は二日ほど休んで、三日目には営業復活。多少水を被った程度だったのでしょう。ラーメン屋は、全く復帰の気配なし。ダメなのかなぁ、残念。


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