«前の日記(2017-11-17) 最新 次の日記(2017-11-20)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2017-11-18 【いろんな人が、いろんな仕事で頑張ってる】

お店の各プレイルームに、中京スポーツを置いております。この中京スポーツ、夕刊のみの発行で、だいたい夕方の5時頃にコンビニに新しいものが並ぶのでございます。

出来るだけ新しい新聞を置いておきたいという思いから、いつも夕方の5時頃にお店を抜け出し、コンビニまで買いに行っております。数年前は、お店の真下にコンビニがありましたので、新聞を買いに行くのもラクチン。ささっと行って、1分以内に戻って来れたりしたのでございます。

そのコンビニが無くなってからは、近くのコンビニまで買いに行くことになったのですが、近いと言っても往復10分くらいはかかる。お店がバタバタしていると出かけるチャンスを失い、結局、営業終了した深夜に買いに行くことになったりいたします。

本日も、そんな深夜行脚の日。深夜にしか会わない店員さんとか居まして、中京スポーツを5部とかレジに持っていくと、慣れていない人は戸惑いますよね。同じ新聞でいいですか?って聞かれることもありますし、新聞を入れ替えに来た業者さんと間違われることもございます。

お店のある「新栄」という街は、オフィス・ライブハウス・風俗店・民家といったものが渾然一体(笑)となっている場所でございます。深夜に歩くと、様々な方がいらっしゃいます。

コンビニコーヒーだけ買って、こぼさないように大事に持ちながら出て行くケバい女性。風俗店の方でしょうか。疲れた顔で夜食と晩酌を買っていくサラリーマンの人。残業、ご苦労さま。ライブ公演が終わった直後なのか、異常にテンションの高い若い人たち。青春だね!

コンビニでウロウロしながら、ついつい観察しちゃうのでございます。どうもワタクシ、コンビニに長居をすることが多く、不審人物としてコンビニからマークされてないか心配になったりいたします。

今日は、新聞を買うついでに、ちょいと夜食を調達。売れ残りの焼き鳥が何本か有りましたので、まとめて買っていくことに。「あそこに残っている焼き鳥、全部ちょうだい」と東南アジア系の男性店員にお願いしたのでございます。

個別に袋に入れるのも申し訳ないので、「まとめて袋に入れちゃっていいですよ」と声をかけました。するとその店員から「じゃぁ、タレと塩だけは分けておきますね」と返事。ここでワタクシ、内心、ちょっとおかしくてニヤリとしてしまったのでございます。

聞かれたこととか、言い方とかではなく、その返事の返ってきたタイミングが絶妙だったのでございます。タレと塩を分ける発想は多分マニュアル的に決まっているのでしょうが、そのごく自然な聞き返しに、フレンドリーな感覚に浸ったのでございます。

「間(ま)」というやつですよね。間の取り方で、よそよそしくも、フレンドリーにもなる。多分、ワタクシも長年の経験から自然にこの「間」を使い分けているはずですが、あらためて客観的に発見すると、なんか嬉しくて、その場でニヤニヤしてしまったのでございます。あぁ、ますます、不審者だ(笑)。

これは、大変失礼ながら、ワタクシの先入観がございましたよね。「コンビニの店員だからマニュアル的な受け答えになるはず」とか、「そこまできめ細かな気配りは出来ないだろう」とかでございます。いやはや、反省、反省、猛反省なのでございます。

さらにその店員、「常温ですので暖めましょうか」と聞いてくる。ワタクシ、「自分で暖めるから、そのままでいいですよ」と答える。店員、にっこり。ワタクシも、にっこり。日本に長くいらっしゃる外人さんなのだと思います。奥さんが日本人なのかも。とにかく、自然なんです。

日本のコンビニで何年か働いた外国人の方々は、実に日本的な接客システムを身につけていきますよね。この日本の接客方式、何とか「輸出」出来ないかなぁ。検定とか作って「資格」として認めれば、その資格を持った人が自国に戻った時などにステータスとなる。そんな形の「輸出」が有ってもいいと思うのでございます。では、では。


«前の日記(2017-11-17) 最新 次の日記(2017-11-20)» 編集