店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
雑用に追われてバタバタしているうちに、この欄もちょっと間が開いてしまいました。ゴメンチャイなのでございます。名古屋では、今日はトリプル選挙の日。ワタクシも朝一番に投票に行ってまいりまして、帰り道、お気に入りのパスタ屋であんかけスパゲティを食べて帰ってきたのでございます。そういえば、スパゲティーを上手に啜(すす)らずに食べる方法を書くって言っていたのを思い出したのでございます。それは、近々やることにいたしまして、本日は、選挙に関して、ちょっと書いてみるのでございます。
開票開始の夜8時直後に全て「当選確実」が出てしまうほど、圧倒的な差でございまして、河村前市長側陣営の圧倒的勝利でございます。ニュースなどでは政党がどうのとか言っているようですが、名古屋市民の一人の感覚では、政党とか関係なく、とにかく市長と市議会との戦い。保身に走った市議会に対して市民が見切りを付けたって感じでしょうか。この一連の一騒動で市民が気がついたのは、市長と市議会の意見が対立すると、これほどまでにグダグダになるものなのかということでございます。じゃぁ、今までの市長と市議会は「できあい市政」だったのかなんて疑念も、出てきちゃいますよねぇ。まぁ、それは置いといて。\(^^\)
とにかく、名古屋市民が市政に関心を持ったことは確か。政治にとって最悪なので「無関心」なのでございます。河村市長の大立ち回り、これが市民の関心を集めるための計算づくの行動であったなら、たいしたものなのでございます。この手法は、大阪府知事の橋本さんもやりますよね。あえて過激な発言をすると、頼みもしないのにマスコミが取材にきてニュースにしてくれる。今は情報社会ですから、情報発信でも先手に立つことで事を有利に運べるのでございます。河村市長や橋本知事といった芸能界経験者は、こういったマスコミの利用方法を無意識のうちに身につけているのでございましょう。
河村市長が呼び掛けているのは「減税」。それに反論するように「減税で減った分の財源はどうする?」とよく言われますが、減ったなら減ったなりにやればいいというのが、ワタクシの考え方。どうして減ったらそこを“埋めよう”とするのかなぁ? 国の財源も、ここ数年極端に減少していることが問題になっておりますが、「少ないから気づくこと」というのもあるのでございます。
今日はちょっとした用事で東京へ行っておりました。そして、スケジュールの合間を使って、いつものように不忍池の弁財天へ。真夏に水面いっぱいに広がる蓮が、冬には全く無くなってしまいますよね。枯れた蓮がどんどん積もっていったら、いつか不忍池は枯れた蓮で埋もれてしまうのではと思っておりましたが、本日、その懸念が解消したのでございます。枯れた蓮を除去する人たちがいるのでございますね。どうも、ご苦労さまなのでございます。
で、話は全く変わりまして、「睡眠時無呼吸症候群」というのをご存じでしょうか。眠っている間に呼吸が止まってしまうという怖い病気でして、ちょっと肥満体質の人に多いそうでございます。ワタクシ、この病気に関してまだまだ人ごとだと思っておりましたが、な、なんと、ひどく怖い形で体験しちゃったのでございます。
朝、目が覚めた後、まだ時間に余裕がありましたのでウトウトと二度寝をしておりました。この時、レム睡眠っていうのでしょうか、浅い眠りに入っちゃったのでございます。寝ているのだけれど、自分の寝息が聞こえる。すると、急にその寝息が「グァ〜〜」という高いびきに変わりまして、何とも下品なイビキをしているなぁと我ながら思っておりましたら、次の瞬間、喉がふさがって息が出来ず、「ングッ、ングッ」と、まるでお菓子をのどに詰まらせたサザエさん状態なのでございます。こんなことが数回くり返されまして、何とか目が覚めたのでございます。
雪でございますねぇ。お店の近くにウルトラマンが立っているのですが、そのウルトラマンの肩口にうっすらと雪が積もっておりました。「ウルトラマンの頭に笠をかぶせていったら、夜中にウルトラの兄弟が宝物を持ってきてくれるかな」なんて考えたのですが、笠なんて持ち合わせていませんでしたし、ウルトラマンは背が高いのでワタクシの身長では頭まで手が届きそうにありません。だから、写真だけ撮って帰ってきました。ウルトラマンのおにいさん、毎日のお勤め、ご苦労さまでございます。
さて、宝物を持ってきてくれると言えば例の「タイガーマスク現象」、ちょっと下火になりましたね。というか、みんなもう忘れちゃってるでしょ。ワタクシの推測ですが、もうね、あれには日本中が騙されてますよね。あの最初の「伊達直人」は、きっとパチンコ業界の関係者。パチンコの新製品のエピソード作りにやったのでしょうが、あれほどのブームになるとは、やった本人が一番驚いているでしょうねぇ。あ、あくまでもワタクシの推測ですからね。
本日はですね、京都と大阪に行ってまいりました。お店の用事ではなく、全くのプライベートな用事で。6年前に亡くなった母親の預金通帳の相続手続きをしていたのですが、母親の出生から死亡までの連続した戸籍が必要とのことで、各区役所を回っておりました。ワタクシの母親は戸籍を転々と動かしておりまして、名古屋市内の区役所を4カ所ほど回ったところで、次の手がかりが京都・中京区ということが判明。さてどうするか? とうことで相続の手続きが頓挫していたのが、ちょうど1年前のお話しでございます。
いつまでも放置しておくわけにもまいりませんので、夕方までお休みをもらって京都まで行くことに。京都、中京区役所で母親の戸籍(除籍簿)をもらいますと、次の手がかりは大阪の阿倍野区。さぁ、大阪に移動でございます。電車を乗り継ぎまして、大阪市の阿倍野区役所へ。
と、ここまで読んで、どうして区役所のハシゴをしなければならないかと疑問に思っていらっしゃるかもしれませんね。実は、戸籍というのは存命中に入籍や転籍といった移動がありますと、移動先の区役所に全ての管理が移ってしまい、各区役所にはその戸籍を預かっていた期間の記録しか残っていないそうでございます。それでワタクシの母親のように入籍や転籍で戸籍が動いておりますと、その動きを逆にたどりながら区役所のハシゴをすることになるのでございます。
連休を頂いておりました「かわさき りおん」、本日から復帰しております。以前、「お休みの間にタマタマを抜いちゃうかも」というお話しをこの欄でいたしましたが、結局抜かなかったそうでございます。「かわさき りおん」は、まだアリアリでございます。アリアリファンの方、安心して下さいませ。
だいぶ暖かくなってまいりましたね。先日お話した通帳相続の件、本日、銀行へ書類を持って行って本格的に手続きを開始いたしました。今回、戸籍をさかのぼって調べて、いろいろなことが分かったのでございます。まず、ワタクシには父親違いの姉と兄がいるとは聞いていたのですが、そのどちらの名前にも×印が付いておりました。つまりすでに亡くなっているのでございます。姉と兄と申しましても、顔も名前も知らぬ会ったこともない人ですから、何の感情もわきません。あと、おじいさんが「宇三郎」、ひいおじいさんが「秀芳(ひでよし)」という名前だったことも判明。ワタクシの母親が「美代子」で、ワタクシの本名が「芳美」。顔も知らないひいおじいさんですが、名前つながりでちょっと親近感がわくのでございます。
一週間ほど前から読みふけっている本がございます。『失敗百選』という本なのですが、とにかく世の中の失敗を集めて、その原因と失敗への過程を記述してるのでございます。下町の工場でのちょっとした事故から、原発やスペースシャトルの事故まで、あるいは自然災害までもが、この本の題材になっております。自然災害まで“失敗”に含むのを「あれっ?」と思うかも知れませんが、その自然災害に対する備えや対応には必ず人間が関わってまいりますので、その人間との接点に失敗が介在する可能性は出てくるのでございます。
バラエティー番組で、「○○事故、その衝撃の真実」とか「あなたの身近の危険!」なんていうよくあるタイトルの番組、あんなんで紹介されている題材が、この本には次から次へと出てまいります。この本を数ページ読むと、そんなバラエティー番組のエピソードをひとつ見たのと同じぐらい楽しめる。もうね、ワタクシにとってはおもちゃ箱のような本でございます。そんな世界中の事故を読みふけっているときに起きたのが、ニュージーランドの大地震でございます。日本政府の対応にもちょっと言いたいことがありますが、それはまた別の日にいたしましょうか。
で、話を「失敗」に戻しますが、ワタクシ自身、失敗を防ぐ工夫というのは好きでございます。人間に失敗させない工夫というのは、道具や機材の基本デザインに結びついてくるのでございます。失敗が起こりにくいデザインを追究すると、人間と機械との接点がどんどんシンプルになり、そこに“機能美”が生まれる。この機能美というのが、ワタクシは大好き。何気ないように見えるデザインに、周到な計算が施されている、そういう所にデザイナーやエンジニアの“美学”を感じられるのでございますね。
お店の中でも、この「失敗を防ぐ工夫」ってのは、いろいろやっておりますよ。例えば、1号店のフロントでのお会計。お金を載せるお皿をカルトンというのですが、そのカルトンを2枚用意して、お客様から頂くお金とお返しするお釣りは別々のカルトンを使っております。このお金の出入りをひとつのカルトンでやり繰りいたしますと、お釣りの渡し忘れ事故が非常に発生しやすくなるのでございます。そこで、ふたつのカルトンを使い、まるで捕まえたスパイの交換儀式のごとく、入ってくるお金と出ていくお金を同時に入れ替えることで、うっかりミスを防ぐのでございます。
あと、お店とは関係ないのですが、ワタクシが長年言い続けていることがございます。エレベーターの「開」と「閉」のボタン。あれはちょっとした規格ひとつで、押し間違いを劇的に減らせるはずでございます。エレベータによってバラバラな位置や大きさ・デザインを厳格な規格で統一させる方法もあるでしょうが、ワタクシの考えでは、たったひとつのルールで十分。「“開”ボタンは“閉”ボタンより大きくなくてはならない」というルールひとつで、全然違ってくるはずでございます。これならば、直感的に押し間違いを防ぐ効果があるとともに、エレベーターの設計者のデザイン自由度も損なわなくてすむのでございます。また既存のエレベーターにも、「開」ボタンの上に貼るアタッチメントを付けることで対応できそうな気がする。さて、どんなもんでしょうかねぇ。