店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
うちのようなお店は、大きなスポーツの試合とかあると暇になることが多いのでございますよね。で、ただ今、オリンピックの真っ最中。2週間も大きな試合が続くのでございます。まぁ、お店の中も、ややノンビリとしております。
バトミントンの女子ダブルスの決勝戦、熱戦でございました。銀メダルに終わりましたが、決着がついた後の藤井・垣岩ペアの顔には、爽やかな笑顔さえ呈しておりました。「やり遂げた」という達成感があったのでございましょう。いや、バトミントンに限らず、競技を終えた選手の多くが、その順位にかかわらず満足げな笑みを浮かべているのが、印象的でございました。
年を取って「最近の若い者は…」という切り出しでものを言うのもベタでございますが、最近の若い人を見ておりますと、これはニューハーフ業界にかかわらず、「何かをやり遂げた」という達成感を持っていない人が多いのでございます。何もかも中途半端にあきらめながら生きてきたような感じでしょうか。そして、その中途半端と関係するのですが、失敗するのをひどく恐れる人が多い。こんな最近の若い人、オバチャンニューハーフのワタクシとしては、とても心配なのでございます。
これは、まぁ推測ですが、子供の遊びがスポーツ的なものから電子ゲームに移行していったのが、関係しているのではないでしょうかねぇ。いつでもリセットできる勝ち負け、最初からプログラミングされているストーリー、オンラインによる顔の見えないコミュニケーション。人生の重要な時期を電子ゲームに費やし、コミュニケーション能力を身につける貴重なチャンスを逃しているのではないでしょうか。
まず、6月に期間限定で在籍しておりました「可愛ゆい」が、8/22(水)から復帰いたします。よろしくお願いします。6月の在籍時には、本人いわく「秋頃に(名古屋に)戻りたい」と言っておりました。9月頃になるかなとも思いましたが、よく考えたら暦の上ではすでに「秋」でございますものね。ということで、可愛ゆい、復帰なのでございます。
もうひとつ、「桜ひなた」が、とりあえず退店扱いになっております。ここのところ体調を崩して出勤が不安定になっておりまして、まぁ、あまりプレッシャーをかけるよりも、一時お休みをさせた方が良いかなと思いまして、そのような処置になっております。メンタルが繊細な子というのは、ボディーの不調が重なると、ダブルパンチになってしまうのでございます。ご理解の程、お願い申し上げるのでございます。
さて、ここからは余談。最近の新人の名前を見て、「おやっ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。最近入った新人さんの名前と、これまた以前在籍した人の名前が、どうも似ている。「名古屋薫、当てつけでもしているのか?」と思ったかも知れませんね。そこで、各新人さんの命名秘話をご説明いたしましょう。
「神崎ひとみ」の「神崎」という名前、7年ほど前にいた「神崎レオナ」と重なるのでございますが、これは全くの偶然。神崎ひとみが7年前の神崎レオナを知っている由もございません。神崎ひとみという名前は、本人が自分で命名しております。
「桜ひなた」が、これまた「水沢さくら」と、なんとなく重なる。新人の名前は出来るだけ本人に決めさせるのでございますが、この場合、「ひなた」という名前はすぐに決まりましたが、名字がなかなか思いつかない。さんざん適当な名前を列挙したあげく、本人が「桜」という名字を切り出すことに。その鶴のひと声で「桜ひなた」に決定したのでございます。桜ひなたは水沢さくらのことを知りませんので、これまた偶然ということでございます。
さてさて、いろいろ言われているのが、「奈々瀬もえ」。この名前が、「一ノ瀬もえ」と、かなり重なる(笑)。この奈々瀬もえ、東京や大阪のお店で働いてきているのですが、その時に使っていた名前が「もえ」あるいは「もえの」という名前。ワタクシは、ニューハーフたる者、あまり名前をコロコロ変えるべきではないと思っておりますので、この今までの名前を尊重。より本人が気に入っている「もえ」という名前で決定したのでございます。奈々瀬もえは一ノ瀬もえのことを知りませんでしたので、同じ名前の子が入店してきたということが、そもそもの偶然なのでございます。
そこで、名字をどうするか。これまた、なかなか思いつかない。ワタクシがCity Heaven誌をパラパラとめくりながら適当に「エイヤッ」と偶然指さしたページの写真が、「七瀬」という名前の女の子。すると、本人がこの「ナナセ」という響きをいたく気に入りまして、すぐに決定。ワタクシは基本的に、本人が気に入っているものを最優先するのでございます。で、「七瀬」よりも「奈々瀬」の方がいいというのは、本人の希望。命名「奈々瀬もえ」が決定したのでございます。