店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
うちのようなお店は、大きなスポーツの試合とかあると暇になることが多いのでございますよね。で、ただ今、オリンピックの真っ最中。2週間も大きな試合が続くのでございます。まぁ、お店の中も、ややノンビリとしております。
バトミントンの女子ダブルスの決勝戦、熱戦でございました。銀メダルに終わりましたが、決着がついた後の藤井・垣岩ペアの顔には、爽やかな笑顔さえ呈しておりました。「やり遂げた」という達成感があったのでございましょう。いや、バトミントンに限らず、競技を終えた選手の多くが、その順位にかかわらず満足げな笑みを浮かべているのが、印象的でございました。
年を取って「最近の若い者は…」という切り出しでものを言うのもベタでございますが、最近の若い人を見ておりますと、これはニューハーフ業界にかかわらず、「何かをやり遂げた」という達成感を持っていない人が多いのでございます。何もかも中途半端にあきらめながら生きてきたような感じでしょうか。そして、その中途半端と関係するのですが、失敗するのをひどく恐れる人が多い。こんな最近の若い人、オバチャンニューハーフのワタクシとしては、とても心配なのでございます。
これは、まぁ推測ですが、子供の遊びがスポーツ的なものから電子ゲームに移行していったのが、関係しているのではないでしょうかねぇ。いつでもリセットできる勝ち負け、最初からプログラミングされているストーリー、オンラインによる顔の見えないコミュニケーション。人生の重要な時期を電子ゲームに費やし、コミュニケーション能力を身につける貴重なチャンスを逃しているのではないでしょうか。