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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2015-12-01 初心忘るべからず

ずいぶんのお久しぶりになってしまいました。名古屋薫でございます。

ただいま当店は、在籍3人で営業しております。まぁ、「写真の修正をしない」「出勤状況をウソつかない」というのが当店のオープン以来のモットーでございまして、もうね、ウソイツワリなしの「精鋭3人」なのでございます。「コンパニオンが増えたり減ったりするのがこういったお店の宿命」とはよく言うのですが、さすがに3人まで減ると、「どうしてこうなったかなぁ〜」といろいろ考えております。そして、お店の事情をかんがみ、非常に協力的に出勤してくれている3人に、ホント、感謝、感謝なのでございます。

16年前にオープンしたときは3人くらいでスタートでございますから、まぁ、「フリダシに戻った」と考えればいいのでこざいます。「初心忘るべからず」なんて言葉がございます。能の大家「世阿弥」の言葉でございます。この言葉はよく「最初の頃の初々しい気持ちを思いだして...」なんて解釈されますが、世阿弥はそんな簡単な“精神論”、“根性論”でこの言葉を片付けてはおりません。「人生の節目節目で必要となる、新しい心持ち」という意味で、世阿弥大先生は説いているのでございます。

人生の節目といいますと、結婚とか、出産とか、入社、定年退職、起業...なんてものがございましょう。その節目の前と後とで、自分の環境がガラッと一転するわけでございますよね。その新しい環境に対して、その都度、新しい心持ちを持ち直すこと、それが「初心忘るべからず」なのでございます。それまでの経験や知識を総動員して、新しい認識、新しい価値観を自分の中に生み出し、新しい環境に対処していけということなのでございます。つまり、人生の節目節目で自分が生み出す「初めての心」、それが世阿弥の言うところの「初心」なのですよね。こう考えると、世阿弥の「初心」という語が単なる精神論的な意味合いではなく、多くの苦悩や努力の積み重ねから舞台芸術を極めた人間の、非常にストイックな言葉であることが分かるのでございます。

さて、先ほど「フリダシに戻った」と申しました。コンパニオンの人数はフリダシに戻りましたが、ワタクシの頭の中は、この16年間で様々な経験や知識を蓄積しているはずでございまして、けっしてフリダシの時期と同じではございません。今、これから、ワタクシはワタクシの「初心」を見つけていくことになるのでしょうね。日々精進でございます。これからも、よろしくお願いします。


2015-12-04 ワタクシも、若い頃に目標とする人物がいた

業務連絡でございます

「最新情報」の欄でもアナウンスしておりますが、『愛!ニューハーフ』の新刊が入荷しております。

 雑誌の内容をチラリホラリと眺めておりますが、まぁ、ほんと、ニューハーフが「ナチュラル」になりましたねぇ。カマカマしさ(笑)が全くございません。

 あとですねぇ、びっくりぽんなのがウエストライン。どうして、あの高い位置にウエストが来るのでしょうかねぇ。オバチャン(ワタクシのことですよぉ〜)の時代は、女性と同じようなラインにするために肋骨を何本か抜くなんて、ツワモノニューハーフもおりました。

 お店の倉庫に、20年くらい前のニューハーフ雑誌が残っておりますが、並べると、非常に面白い図柄になるのでございます。もうね、「進化」というのは、怖ろしいものでございます。

 こんな雑誌を見ては、「いつも綺麗にしてなくちゃね」と自戒するワタクシだったりいたします。というのも、あるニューハーフのママさんとお話しをしていると、よく叱られるのでございます。その方は、元飲食店のママさんでワタクシの大先輩なのでございますが、

(ワタクシに向かって)
アンタが綺麗になれば、若い子も綺麗になるわよ。若い人に『憧れ』や『夢』になるような、目標となるような姿にならなきゃダメ
と叱ってくださるのでございます。

そうですよねぇ〜、と思いながら、最近は出来るだけヘアメイクを欠かさないようにしております。一時期、全く化粧をしなかった(出来なかった)時期もありましたが、それはまた別の日のお話しでいたしましょう。もとい、最近は出来るだけ小綺麗にはしておりますが、どうもねぇ、雑誌に出てくるような人を見ていると、そういう人達は憧れや夢のベクトルの向いている方向がワタクシとは違うのではないかななんて思ったりもしております。


2015-12-05 特別な日には、その人の好物を

東新町交差点、本日(12/5)、午前11:30頃

何やらパトカーやら救急車が走り回っておりまして、交通規制とかやってまして、見つけたのがこの現場。

近くまで行くと、こんな感じ

すぐ脇のパチンコ店が工事をしておりまして、工事の誘導の人に「立ち止まらないで下さい」って注意されちゃったのでございます。なんでも、歩行者に立ち止まられると、そのすぐ上でやっている作業を止めなければならないとのこと。で、事故現場の写真を撮りながらジリジリと歩道の端まで後ずさりしましたら、まぁ、なんと、運がいいのか悪いのか、ちょうどうなぎ屋の自動ドアの真ん前。

自動ドアがスルスル〜と開きますと、中から店員の「いらっしゃいませ!!」という景気のいいかけ声。香ばしいうなぎの匂いにも誘われたこともございまして、ワタクシは魔法をかけられた旅人のように店内に入っていったのでございます。

実は、このうなぎ屋、ワタクシは毎年1回、定期的に来店しております。母親の命日には、仏壇にうなぎ弁当をお供えするようにしております。その弁当を、毎年この店で購入しているのでございます。来るのは1年に1回、いつもテイクアウト。店内の椅子に座ったのは今回が初めてでございますが、店の店主、ワタクシの顔を覚えておりました。よほど不思議な人間に見えて、印象深かったのかもしれません(笑)。ひつまぶしを食べたのは、何年ぶりでしょうかねぇ。ちょっと朝から贅沢をしちゃった土曜日でございました。

母親の命日はまだ1ヶ月半も先。フラフラ〜とこの店に引き込まれたのは、「次の命日も、うなぎをたのむよ〜」という母親からのメッセージだったのでしょうかねぇ。はい、はい、忘れておりませんよ。


2015-12-08 Adobe Photoshop®は、Ver4.0 からのおつき合い

本日は、「矢吹はるか」が入店いたしました。新人が入りますとホームページを更新する訳でございます。それがですねぇ、人が辞めたときの更新は比較的簡単(寂しい話ですけどね)。逆に、人が増えたときの更新は、非常に手間暇がかかるのでございます。今日は、そのバタバタしたワタクシの一日の顛末を、ご紹介するのでございます。

今回は、昼過ぎに写真を撮影して、その日の夕方からの出勤という超ハードスケジュール。テレビ局の夕方のニュース映像の編集並みの、忙しさなのでございます。普通、店内の撮影っていいますと、だいたい数百回シャッターを押すのでございます。今回は急いでいるので、早めに切り上げたつもり。それでも、撮影が終わってみると、101枚。(わんちゃんかよ!笑) そのデータをワタクシの6年物型落ちMacBookProに放り込みまして、チョイスするのでございます。

このチョイスにも時間をかけられない。次々と写真を表示しては、ひよこの雌雄判別職人よろしく、「いいね!」と「ダメぴょん」にどんどん振り分けていく。次に、分けた「いいね!」写真に対して、さらに雌雄判別職人を実行する。判別職人を4〜5回繰り返すと、5〜6枚の写真に絞られてくるのでございます。だいたい、こんな作業。写真が数百枚あっても、こんな感じ。

さて、この選ばれた写真から、いろいろなものをダーーッと作っていくのでございます。まっ先に作るのが、フロント用の写真。まず、これ。フロントに写真があれば、飛び込みのお客様が選択するという可能性も出てくるのでございます。その次に、ホームページの更新。ホームページっつったって、今ご覧になっている「オフィシャル」のページ、そして「ニューハーフファン」「ヘヴンネット」という広告代理店系のページが有るのでございます。これらが、みんな画像の大きさが違ってる。同じ元画層から、3種類の画像を作り出してアップロード。以上の作業を、電話番、店番をやりながらダーーッと片付けるのでございます。

今回、楽だったのは、お仕事の手順をコンパニオン本人に説明する必要がなかったこと。かつて当店で働いておりますし、その他いくつかの店舗を経験してきた経験者でございますので、エッセンスだけ説明すれば、あとは自分で行動してくれるのでございます。

こんな感じの一日でございました。写真は今後撮り直していくことになりますから、時々、バージョンアップする予定でございます。ということで、(ワタクシだけ)バタバタした一日でございました。


2015-12-12 愛読書『神宮館高島歴』

ドラマ『コウノドリ』

『コウノドリ』が好評だと聞いたので、第9話の放送を慌ててみたのでございます。辛口な本音医療ドラマでございますね。このドラマのテーマ(のひとつ)は、「受け入れざるを得ない運命」なのでしょうか。そういった自らの運命に敢然と向き合う登場人物たちの心情に、高い文学性を感じるのでございます。スーパードクターがどんな病気でも治してしまうカタルシス医療ドラマに世の中が辟易していたのでしょうか、このようなリアリズム寄りのドラマが好評なのは、うなずけるのでございます。

この「受け入れざるを得ない運命」というやつ、もうね、この年になると、こういうのはひしひしと身に感じるのでございます。人気商売ですので、毎日の一喜一憂がそれこそ運命の受け入れのくり返し。あと、「老化」というのも受け入れざるを得ない運命でございますね。こういった様々な運命を受け入れていかなければ、先に進めないのでございます。「人生とは受け入れること」、かもしれないのでございます。

「老化」「運命」って言いますと、ワタクシの場合は更年期障害でございます。7〜8年前から非常に苦しめられ、やっと今年あたりで抜け出せたかなという感じでございます。これには面白い符合があるのでございます。

今から8年ほど前のこと、ある占いの先生に「これから9年は苦しむよ」と占われているのでございます。これがほぼ、更年期障害で苦しんだ時期と同じ。びっくりぽんなのでございます。それに、今、お店のコンパニオンが減っていることも考え合わせますと、これも符合しているのかなと、自分勝手な想像を巡らしているのでございます。ただね、言われたのが8年前。そして9年間苦しむということは、えぇぇぇっ!、あと1年残っているのでございます。来年いったいどうなってしまうのか、今からワクワクなのでございます。

大凶、暗剣殺、三隣亡...

あと数週間で初詣の時期でございます。お正月のおみくじには凶は入っていないとか言いますが、実際のところどうなんでしょうかねぇ。おみくじで凶を引いたり、あるいは占いで暗剣殺のような運気の悪い時期だと言われたら、あまり良い気分ではございませんよね。ただ、この悪い運気を相殺させてしまう秘密の魔法があるのでございます。それはですね、

自分に良いことが起きたら、それを回りにおすそわけしてしまう。
自分の回りに悪いことが起きたら、それを少しもらってしまう。

そう、おすそわけしたりもらったりすることで、自分に溜まった悪い運気を運命の神様に先んじて緩和させてしまおうという、ズルい術なのでございます。ちょっとズルさは有りますが、自分のプラスを人に与え、他人のマイナスはもらって上げる、これはまさに慈善、慈悲の世界の行い。こう考えますと、大凶とか暗剣殺とかは、自分を磨き高める素晴らしい機会なのでございます。ですので、占いで運勢が悪くても、何も恐れることはないのでございますね。むしろそれは、神か仏様が与えたもうた貴重な修行のチャンスなのですから、大喜びするべきでございます。

信じる者こそ救われる、ではでは...


2015-12-24 【世界中が暴飲暴食をする日】

え〜と、ただ今、12月24日の夜、クリスマスイブでございます。世の中の多くの人が、おいしいものを食べたり、おいしいものを飲んだりしているのでございましょう。ところが、ワタクシ、今、明日の朝まで絶食中なのでございます。

さかのぼること一週間ほど前の話。かかりつけの病院でいろいろと健康管理の相談などしておりましたら、「じゃぁ、超音波検査とCTでも取っておくか」と先生の談。(しばらく検査してないし、念のためにやっておくか)とは、ワタクシの心の声。「午前中を希望なら、25日はガラ空きですよ」と看護士さんの事務的な呼び掛け。年内に済んじゃうのならば、さっさとやりたいのでございます。勧められるままに、そのまま25日の午前で予約を入れちゃったのございます。

さて、予約を入れてから気づいたこと。それは、検査の前日の夜は、「絶食」ということ。世界中が暴飲暴食をしているだろうタイミングで、ワタクシは絶食中なのでございます。そりゃぁ、25日がガラ空きなのはもっともなのでございますね。もうね、うっかり何かを食べてしまいそうな衝動と戦っているのでございます。とりあえず、お茶をガブガブのんで、空腹をごまかしております。

ではでは、みなさま方はよいクリスマスを。メリークリスマス。


2015-12-25 【ボディーブローは後から効いてくるのでございます】

検査、行ってきましたよ。受付で紹介状と健康保険証を渡し、問診票に住所とか名前とか性別とか既往症を記入。ワタクシが問診票を書いている間、受付内のお姉さんも何やら書類を作成中。

ワタクシが書いた問診票には、もちろん<男>の欄に○をつけるのでございます。医療の世界でございますから、薬とか間違えられたら大変、こういう場合は、素直に男を主張するのでございます。ただ、問診票を渡すときに、その<男>欄を指さして、「これ、間違ってませんから」と言い添えるのは、ワタクシの常。こういうとき、その後に何が起きるかは、もう十分承知しているのでございます。

<男>欄を指差しながら、ワタクシが「これ、間違ってませんから」と言いますと、まず、ワタクシの顔をまじまじと見ます。そして、短い間を置いた後、「あぁ」と納得したご様子。そして、そのおねぇさん、ご自身が用意した手元の書類をちょこちょこっと書き直しているのを、ワタクシはカウンター越しに見逃しませんでした。

<女>に丸が付いていたその書類、おねぇさんはその<女>欄に×印をつけ、<男>欄にあらためて○を付けておりました。だいたい、初めての病院とかの受付では、これに近いやり取りが起きるのでございます。やはり医療関係では、薬の量とか種類とかいろいろ心配でございますので、「早い段階で」出来るだけ医学的には「男」であることを再確認させるようにしております。

で、検査でございますが、CTの機械は性能が良くなりましたね。すごく機械がコンパクトになっていて、検査時間が飛躍的に短くなった。昔は何度も息を止めて苦痛だったけど、今回はツ〜〜〜ル、ツ〜ルとツーパスで終わり。らくちん、らくちん。

超音波検査、これは苦痛でございました。まぁ、超音波自体は何の痛みもないのでございますが、ワタクシの皮下脂肪が厚くて、映像がなかなか映らないのでございましょう。担当のおねぇさん、満身の力を込めてわき腹やお腹に押しつけるのでございます。横向きになったままわき腹を押さえつけられるポジション。これが一番きつかった。検査が終了した後、夜まで腰痛に悩まされたのでございます。

ということで、検査結果は来年。健康診断のような検査でございますからまぁ何も出てこないとは思いますが、検査っての、この結果を待つ間が、いつもドキドキなのでございます。さて、どうなることやら。


2015-12-30 【普通にしててもニヒル?】

さぁて、2015年も大詰めでございます。この土壇場で、ぼちぼち、年賀状の作製に取りかかっております。とりあえず本日は、写真の撮影。そこで、あることに気付きますでしょうか?

  左目の眉が上がってますねぇ!

この左の眉を上げぎみに書いちゃう癖、もう何十年も直りません。利き腕が右なので、左の眉を書くときに、ちょっと無理な体勢になるのでございますよね。鏡で見ているときはバランスが取れているのに、顔をリラックスさせると左目の眉が上がってる。なんででしょうねぇ? 化粧するときに、変に顔を緊張させているのかも知れません。

さて、どんな年賀状が出来上がるかは、もう少しお待ち下さい。
(仕事始めくらいには、間に合うかなぁ...)


2015-12-31 【みかん、みかん、みかん】



みかん、箱買いしました。本日の朝、八百屋で10個ほど買いましたら、もうね、甘くて、美味しくて、あっという間にたいらげて、午後にもう一度八百屋に駆けつけまして、閉まりかかっていたシャッターをくぐって中に入り、箱買いをしたのでございます。

みかんとお餅の購入ってのは、昔のお正月準備の恒例でございましたが、今はあまりやらなくなりましたね。みかんは箱で、お餅は鏡餅とまだ切ってない平たいのを届けてもらって、そのデッカイお餅を小さく切り分けるのが、子供の頃のワタクシの役目でございました。

さて、年始にみかんを爆食いした名古屋薫、体中を黄色にしてみなさまのお越しをお待ちしております。来年もよろしくお願いします。みなさま方、良いお年を、ではでは。

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