最新 追記

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2018-08-01 【従業員の中では慰安旅行の話がチラホラ】

2日ほど前に、9/22(土)~9/24(月)のお話をいたしました。お店の入っているビルが大規模修繕工事を行いまして、この3日間は水道が全く使えません。そこで、この3日間だけ、休眠中の2号店を再起動して営業するかどうかを悩んでいたところでございます。

ただね、3日間、1号店を使わないというのは、これは修繕の絶好のチャンスなのでございますよね。1号店の床、ところどころ床材が剥がれております。また、床が柔らかくなってブヨンブヨンとたわんでしまう場所もいくつかございます。これが直せるのですよね、3日有れば。

ということで、工務店の人にお店を見ていただいたのでございます。VIPルームの床もベコベコでしたし、VIPルームのバスルームの天井も綺麗にしたいと思っておりましたので、ついでにお願いすることに。工務店の見積もりでは、2日ほどかかるのではないかとの見通しでございます。

さぁ、ここで、せっかくの3日間、1号店を直してしまおうというのはほぼ決まり。ただねぇ、置いてある物をゴッソリ動かさなければならない。フロントの備品ですとか、プレイルームのベッドやテーブルなど、それらを今回工事の入らないお部屋に運び込まなければならない。

お店を18年もやっておりますから、こういったシチュエーションは度々有ったのでございます。その度に、ワタクシが、ゴッソリ、運んでおりました。そして工事が終わると、またまたワタクシが、ゴッソリと復旧。リフォーム番組「ビフォーアフター」を1日で実現する様な出来事が、時々発生していたのでございます。

でも、ワタクシがそんな風にガムシャラに動けたのは10年前のお話。今は、チョイト心配。そこへ持ってきて、もしその3日間に2号店を開くとなれば、2号店へバスタオルなどの備品を移動させなくてはならない。以前2号店を眠らせた時に、備品を全部回収しちゃったのですよね。

1号店の備品の撤去、2号店の備品の準備、これらが同時に、9/21(金)の営業終了後の深夜に重なるわけでございます。多分、10年前のワタクシなら軽くこなしていたはず。でも、今のワタクシでは、リスクが大きすぎる。

そこで、1号店の工事は千載一遇のチャンスですのでほぼ決定済みといたしまして、その間の3日間の2号店の再起動に関しては、かなり可能性が低くなっております。綺麗なお店で、プレイルームもちょっと広めの2号店、久しぶりに灯を入れてみたかったのですが、難しいかなぁ。まぁ、まだ完全に諦めたわけじゃ有りませんけどね。

この千載一遇の3日間、床の工事の他に、NTTとUSENの工事も入れちゃいました。年中無休の名古屋シィメイル、工事に使える時間帯はいつも午前中しかないのですよね。それで、午後にくい込みそうな工事はついついためらうことが多かったのですが、この機にやっちゃおうということでございます。

ということで、9/22(土)~9/24(月)の3日間、当店はお休みになりそうな予感がしております。でも、ワタクシは、まだ、諦めちゃいないよ~~! まぁ、でも、「老い」には勝てないなぁ。では、では。


2018-08-03 【ニッポン無責任時代なんて映画もございました】

ここ最近、テレビ・新聞・ネットで同じ話題に触れることがございまして、「暑さのせいで、問題になっているのだなぁ」と実感させられたのでございます。何の話題かと申しますと、「水筒」。生徒が学校に持参する水筒でございます。

テレビで見たのは、浜田雅功さんの『ごぶごぶ』という番組。相武紗季さんがゲストの回でございます。多分、関西地区では6月に放送されていたのでしょうが、中部地区では1ヶ月遅れでつい最近放送されたばかりでございます。

相武紗季さんの母校、宝塚市の雲雀丘学園を訪れたシーンでの出来事。児童が教室を抜けている時間帯に撮影したシーンですが、机の上にもれなく、水筒が置いてあったのでございます。それを浜田雅功さん、不思議そうに眺めておりました。

次に、同じ水筒の話題を見たのは新聞。7月30日付の『毎日新聞』朝刊、西原理恵子さんの漫画『理恵さん手帳』でございます。この漫画では、児童の水筒持参を禁止する学校に理恵子かあさんが抗議に行くのですが、先生方の疲労感に何も言えず、おずおずと帰ってくるという内容。

(こっそり、この号の「理恵さん手帳」を見たいという人は、こちらをクリック)
 http://she-mail.jp/blog/images/180803_canteen.jpg

同じ水筒の話題がネットでも取り上げられておりました。冷泉彰彦さんの「プリンストン通信」というメールマガジンでございます。こちらは無料サンプルとして上がっていますので、クリックしてご覧下さい。


・猛暑でも「水筒ダメ」。なぜ小学校の多くは校則を改めないのか?
 https://www.mag2.com/p/news/366643


この猛暑ですから、児童に水筒くらい持たせるのは当たり前と思っておりましたが、禁止している学校も多いのですね。驚きでございます。その理由は、まぁ、「何かあった時、責任が取れないから」ということに集約されるのでしょう。

ワタクシはね、日本の学校にもう少し「自己責任」という考え方が有ってもいいと思うのでございます。絶対にやっちゃいけないルールだけ定めて、後は自己責任で水筒持参を認めるということ。今の「学校が全て管理」という考え方は、児童を思考停止させるのでございます。

水筒だけでなく全てにおいて「絶対に事故が起きないように、学校側が完全にチェックする」という体制なのでしょうね。その結果、「チェックなんかしてられないから、禁止してしまえ」ということになっちゃう。訳の分からない校則とか、校庭からジャングルジムが無くなっちゃったりするのも、この図式なのでしょう。

「前日の水を飲むと食あたりする」なんてことは、むしろ実際に経験することになったりしたら、それはそれで良い「学習」になるのでございます。こっそりジュースを仕込んでいくのも事故責任。「背徳」という快楽は、結局、自分の心の負担となって返ってくる両刃の剣。それもひとつの「学習」でございます。

イジメで生徒が自殺すると、学校側が謝罪をする。まぁ、学校の謝罪は仕方ないとしても、その学校に責任を追及しまくる親がいる。あれはおかしい。子供さんを自殺された親御さんには実に厳しい言葉となりますが、どうして親が気づかなかった? 学校よりも親の方が長い時間子供に接していたはず。傷心を埋めるためには何かを責めなくてはやりきれないのでしょうけど、責任の半分は親にある。

日本の先生方は、多大な業務で忙殺されております。その先生方の負担を少しでも軽くしようと思うと、どうしても校則が多岐に渡り、「禁止する」傾向が強くなる。これはひとえに、「何か起きた時、学校側の責任になる」からでございます。これが有る限り、「細かい校則で管理する」という体制は変わらないのでございます。

日本の学校は、もっと「自己責任」を乱発してもいいと思いますよ。最低限のルールを定めた上で、「○○、△△、□□...に関しては事故責任、何か起きても学校は責任を取りません」と最初から宣言してしまう。その方が、児童や生徒の自己管理能力が高まるような気もいたします。いかがなものでしょうか? では、では。


2018-08-05 【新しい風】

先日は、学校がもっと自己責任を乱用すべきだと申しました。ただねぇ、日本の学校がその様な路線に走れないのは、古来から固まった日本人の価値観に起因しているのですよねぇ。それはね、「ムラ的価値観の共有」というやつ。「ムラ」ってのは「村」のことでございます。

日本の稲作ってのは、田植え・刈り取りなんてのを村人総動員でやるわけですよ。田に水を張るのだって、村人全員が同調する必要が有る。異端者がいると、村の存亡に関わるわけでございます。それで、古来より、日本には「全員が同じ価値観を共有する」という極端な全体主義が染みついているのでございます。そんなこともありまして、学校が必要以上の管理主義からなかなか脱却出来ないのでございます。

さて、今日のお話は、「挨拶」がテーマ。日本人特有の「ムラ的」な考え方が関係してきます。そこで思い出して欲しいのが、ちょっと前の堀江貴文さんのエピソード。新幹線の中で前の乗客が座席を倒してもいいか聞いてきたことを、堀江貴文さんは「うぜえ」と考えた。これを考察するのでございます。

ここには二つの価値観がございます。「ひと言挨拶を交わすべきだ」という価値観と、「座席を倒すなんて自由だ、いちいち挨拶なんかするな」という価値観でございます。端的な言い方をすると、「挨拶至上主義派」「挨拶敬遠派」と言えるかなぁ。

例えば、一年中マスクをしている若者が増えております。あれなどは挨拶敬遠派。口元を隠すことで、社交辞令の愛想笑いなどを極力避けているのでございます。逆に、コミュニケーションの啓発本などでは、「ソリの合わない人でも挨拶だけは交わしておきましょう」なんて書いてある。こういったのは挨拶至上主義派の考え方に基づいてる。

古来より日本は、挨拶至上主義の国。幼少期から叩き込まれますので、その結果「日本人は礼儀正しい」なんて評価を世界中から受けているわけでございます。しかし、最近は挨拶敬遠派が着実に勢力を高めているのも事実。そして二つの価値観が衝突したりして、堀江貴文さんのエピソードなどが勃発するわけでございます。

では、この二つの価値観、ニューハーフの世界ではどうなのか。ワタクシ、今まで時々申し上げておりますが、本来、ニューハーフの世界というのはガッチガチの体育系。コッテコテの挨拶至上主義の業界でございました。しかし、最近はチョイト風向きが変わってきている。女装子・男の娘といった新しい風が吹き込み、挨拶敬遠派の人も増えているのでございます。

まぁ、飲食店はチームプレイでの接客ですので、価値観の共有とか挨拶ってのはどうしても必要となってくる。ところが、風俗ってのはある意味個人経営の集まりのようなもの。全員が同じ価値観を共有するという必要性が最初から希薄。当然、挨拶の必要性も、微妙になってくるのでございます。

ここでね、挨拶を必要とするかどうかってのは、「全員が同じ価値観を共有する必要があるかどうか」と言い換えられるのでございます。菅野仁さんは著書『友だち幻想』でこの二つを、「ムラ的共同体」「NEO(ネオ)共同体」と名づけております。ここでもその名称をお借りすることにいたしましょう。

10年くらい前に、関東や関西の老舗ニューハーフ風俗店が、ポツリ、ポツリと消えていった時期がございます。思い返しますと、ニューハーフ業界に新しい風が吹き始めた時、ムラ的共同体の店内にNEO共同体という新しい風を吹き込ませることが出来ずに消えていったのではないか、そう想像するのでございます。

逆に、新しい風が吹き始めた後に立ち上がったお店は、ムラ的共同体という業界の因襲に捉われる必要が無い。そこで、古い体質のお店が苦しみ、新興店舗が新しい波に乗るという最近のニューハーフ業界の図式が出来上がったのではないでしょうかねぇ。

ワタクシも、5年くらい前かな、この図式に気がつきまして危機感を感じた時期がございます。ただねぇ、なまじっか長くやってますと、ムラ的共同体の精神で店内がガッチリ固まっている。従業員と言い争いをすることも時々ございました。少しずつ風通しを良くし、新しい風を入れていったのでございます。

本音を申しますとね、お店の求人欄で「当店は朝夕の挨拶をしなくていい店です」なんてキャッチフレーズを盛り込みたいくらいに考えておりますが、まぁ、未だに挨拶至上主義の考え方は根強く残ってますので、そこまで過激にはなれない。でも、5年前に比べたらはるかに風通しは良くなってるかな。時間のかかることと分かっておりますので、少しずつ、少しずつ、風通しの隙間を広げております。

ムラ的共同体の考え方の人、NEO共同体の考え方の人、その両者に必要なのは、「違う価値観と共存する寛容さ」、そして「許容か拒絶の両極端ではなく、適度な距離感を保ち、気の合わない人とも一緒にいる”技術”」でございます。まぁ、菅野仁さんの著書からの受け売りなのですけどね。

ワタクシも10年くらい前までは、「嫌な相手でも、朝夕の挨拶だけキッチリやって、挨拶以外は接点を持たなければいい」と新人に指導しておりました。でも今は、本心を小さな声で言いますと、「挨拶したい人達だけで交わせばいいんじゃね」と思っております。まぁ、まだほんとに、小さな声でしか言えないですけどね。

長くなっちゃったので、そろそろ終わりにいたしましょう。最期に、参考文献として菅野仁さんの著書をご紹介しておきます。人との距離感の取り方で悩んでいらっしゃる方には、良い参考書となることでしょう。では、では。


『友だち幻想』

菅野仁著 筑摩プリマー新書 定価¥740+税


2018-08-06 【今風に言うと、ブレないって言うのかな】

あるコンパニオンに、こんな提案をいただきました。

「お客様が帰られる際、フロントの前を通る時にカーテン越しでもいいからママが『ありがとうございました』とか声をかけたらどうですか」

というもの。ワタクシ、これをオープン当初はやっておりましたが、ある時期から「やらない」というポリシーで今に至っております。「あれ? どうしてやらなくなったんだっけ?」と疑問に思いまして、今、これを書いております。

「やらない」というのが自分の中で様式化してまして、その理由なんてとっくに忘れておりました。思い返しますと、その理由は、「必ず出来るわけではないから」ということ。やることのプラスより、やれなかった時のマイナスの方が問題だからでございます。

ワタクシのこの考え方の原点は、あるテレビドラマにございます。本当に小さな頃に見た、田宮次郎がスーパーの店長をやるドラマでございます。ドラマの内容なんて全然覚えてないのですが、あるエピソードだけ、強烈に覚えているのですよね。

田宮次郎扮する店長が、レジ担当の従業員に「毎回、微笑むように」と指示を出す。レジ担当の人達は、さらにもう一歩踏み込んで、微笑みながら「ありがとうございました」と声かけをするようにしていた。それを店長が見とがめてやめさせる。その時の店長のセリフが「毎回、必ず声かけが出来るわけではないから」というもの。

このエピソードが、子供心にすごく不思議でして、脳裏に焼きつくわけでございますね。三つ子の魂百までなんて申しますが、その後、何かしらの接客するお仕事に従事する度に、このエピソードを思い出すことになるのでございます。

声かけが出来た時には、お客様は喜びますよね。でも、それが「普通」なんだと思ってしまう。では、声かけが出来なかった時、お客様にどんな印象を与えるか? 「席を外してるんだ」と単純に思ってくれる人ばかりではございません。「サービスが悪くなったな」と思わせてしまう可能性もございます。

つまり、サービスにブレがあると、良いサービスが出来た時はお客様にとっては普通、出来なかったときには悪くなったと、悪い時の印象だけが残りやすいのでございます。これは、長期的に考えるとあまり良くない。結果、「良いサービス=安定したサービス」ということになるのですよね。ですから、出来たり出来なかったりするサービスなら最初からやらない方が良い、という図式になるのでございます。

以前、コンパニオンの何人かが、自分の休憩時間を削ってまで接客時間を5~6分延長してサービスするということがございました。お客様争奪の競い合いの中で、それを自分の「ウリ」にしようと無意識にやっていたのかも知れません。あるいは、単に時間に無頓着だけだったのかも知れません。

それをワタクシは、禁止いたしました。その時のワタクシの言葉が、「食べ物屋で毎回量がコロコロ変わるようなところ、足が遠のいて行かなくなるだろ」と。時間を長く感じるか短く感じるかは、お客様の主観。でも提供する側がもし安定していないと、そこから生まれるのは不信や不安だけでございます。

そんな理由で「必ず出来る」「安定」ってのが、ワタクシの接客の基本ポリシーとなっております。そしてその安定が生み出すものは「信頼」なのですよね。まぁ、しかし、幼少期に見たドラマのちょっとしたエピソードが、ここまで尾を引くとはねぇ。人生、どこで、何が、役に立つか分からないのでございます。奇々怪々なり、人生。では、では。


2018-08-07 【空に星があるように、当店の予定表にも...】

まずは、これをご覧下さい。

月間予定表でございます。「川原りこ」のスケジュールが出まして、8月末までの出勤予定が出そろっております。そして、さらに、何だか、星印がいっぱい増えておりませんか? では、ひとつひとつ、ご案内いたしましょう。

まず、現在実施中のキャンペーンが、「蛯原みなみ」「綾瀬まこ」。そして、今週末から「星野ちとせ」がキャンペーンを予定しております。これらは既にアナウンス済み。さらに、今週の金曜日から「水沢さくら」がキャンペーンを予定しております。これを新たにご紹介いたしましょう。

◆水沢さくら限定キャンペーン
<電話予約のみ> 期間:8/10(金)~8/28(火)  40分・60分のコース ¥1,000引  90分のコース ¥2,000引  ※他クーポンと併用OK

内容は他のコンパニオンのクーポンと同じでございます。ただ、今回はお盆休みが絡んでいるからでしょうか、割引期間がちょっと長めの3週間となっております。

さてさて、他にも、何やら、星が増えているところがございます。緑色の星が左右にいっぱい! 緑色の星と言えば「週間実話割引」でございます。今週号は少し早めの水曜日発売。そして、2号合併号なので、次の発売日は2週間後の8/22(水)。その間、「週間実話割引」は有効でございます。

『週間実話』そのものが400円ちょっといたします。千円引きでもあまりうま味のない割引ということもあり、使われる方は少なめなのでございますが、今回は2週間有効ですので、ご利用頻度の多いお客様にはお得な割引かも。「持参」で割引ですので、期間中、何回でもご利用出来ます。

◆週間実話割引
期間:8/8(水)~8/21(火) 8/8(水)発売の『週間実話』か 「広告の切り抜き」を持参で オールコース¥1,000割引

もうね、月間予定表は「★」だらけでございます。どうぞ、ご利用下さいませ。では、では。


2018-08-08 【秋は夕暮れ】

東京の友人が大型台風の襲来を怖がっておりましたが、何てぇことはなかったようですね。その友人も、熱中症で倒れかけて病院へ駆け込んだそうでございます。何でも、暑いのにまったく汗が出ないのを不思議に思ったとか。いやぁ、何事も無くて、良かった、良かった。

と言うワタクシも、連日の猛暑であまり体調は良くない。冷房の効いた店内と、バスタオルを干している乾燥室(ほぼ外)とを行ったり来たりしている内に、やられちゃうのでしょうね。それがですね、若い頃ですと水を被ったように汗をかいていたのですが、今年はあまり汗をかかない。チョイトそれを心配しております。

例年、この時期には、毎日着替えが4着は必要でございました。一日に3回ほどシャワーを浴びて、その度にビッタビタになった服を着替えておりました。今年は2着で十分。確実に発汗量が減っております。そのせいかあまり水を飲みたいと思わないので、摂取する水分も自然と少なめになってしまう。

多分、お年寄りの方々とか、こうやって知らず知らずのうちに熱中症の落とし穴にはまっていくのでしょうねぇ。まぁ、汗をかかないのはありがたいのですけど、水分はきちんと摂り、体の危険信号を注意深く感じ取るようにしております。

さて、暦の上ではすでに「秋」なのですよね。ということで、残暑お見舞い申し上げますです。でも思い返すと、7月が暑さのピークだったような気がいたします。7月に比べると、8月の方が楽ですもん。

お店の窓の内側に、蝉がとまっておりました。逃がしてやろうとつまみ上げましたら、もうすでに地上での短いライフを終えた後でございました。そろそろ、秋風が吹いてくれるかな? 夏と冬はジワジワといつの間にか忍び寄ってきますが、春風と秋風は、フワッと唐突に頬をなでてくれる。その瞬間が、嬉しいのでございます。

では、では、残暑見舞いでございました。


2018-08-09 【情に棹させば流される】

ネットからアプリをダウンロードしたり、あるいはパソコンにソフトウェアをインストールしたりするとい、小さな文字の長~い文章が表示され、「同意しますか?」なんてボタンが現れますよね。あの長~い文章、あなたは読む派? 読まない派?

今日のお話は、アプリのお話ではございません。この時期になるとヒロシマ・ナガサキの話題になり、そして新聞やテレビで取り上げられるのが「核禁止条約」の話題でございます。日本は今年も「不参加」ということで、いろんな人がいろんな意見を言っております。

この核禁止条約、核兵器を保有している国は参加しておりません。また、NATO(北大西洋条約機構)に加盟している国も不参加。あと、オーストラリア、韓国も参加をしておりません。つまり、アメリカの「核の傘」に入っている国は参加していない、いや正確に言うと、参加出来ないのでございます。

核禁止条約は、「自国が核兵器を開発・保有しない」という取り決めだけでなく、「他の核兵器保有国への支援」も禁止しているのでございます。これは、日本とアメリカの場合、日米安全保障条約と矛盾してしまう。困ることになるのでございます。NATO加盟国も同様の理由で、核禁止条約に署名することは出来ないということ。

つまりね、核禁止条約なんてそもそも矛盾を抱えた「ムチャ振り」なわけ。署名出来るのは「アメリカとのしがらみ」が無い国だけ。そもそも無理な物を押しつけてるゴリ押し条約であって、ワタクシ、言いますよ! 核禁止条約は「欠陥品」でございます。

こんな欠陥を秘めた条約なのに、これを推し進めた ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞するとか、ノーベル賞も笑止千万。明らかに政治的配慮で受賞させてる。まぁ平和賞はいつもそうだから、今さらとやかく言うのもなんですけどね。

ICAN のあざといところは、いや「あざとい」という語を使うと問題だな。ICAN の賢明なところは、実際の被爆者を登場させたこと。「人道」的に主張したのでございます。これでは、署名しない国がまるで「非人道」なことをやっているような印象を持たれてしまう。う~ん、あざとい、いや賢い。

もっとも、被爆者の方々が語り部として活動をされることには、全然反対してませんよ。ただねぇ、な~んか、「政治的に、利用されちゃったかな」という感は否めないのでございます。

でね、核禁止条約の条項が変えられず、そしてアメリカとのしがらみが継続し続ける限り、アメリカの傘の下にいる国は永遠に書名不可能。マスコミはこのメカニズムを理路整然と報道すべきなのに、テレビも新聞も感情論ばかり。ICAN が行ったイメージ操作にやられているのでございます。

日本のマスコミに願うのは、核禁止条約の日本不参加の問題を、人道的な感情論で終始せず、条文のどの項目にどんな問題があるのか? そこをもっと細かく掘り下げていただきたいのでございます。当然、アメリカからの強い圧力もあるのでしょう。どうしてそういうの、書かないの?

ということで、「同意する」のボタンを押そうとして、でもちょいと細かい文字に目を通したら、その中に困った条文が紛れていた。それで同意ボタンを保留しているというのが今の日本。読まずにうっかりボタンを押しちゃったら大変なことになってたかも。みなさんも、細かい文字、読んでる? では、では。


2018-08-11 【リセットボタン】

1週間ほど前から、絶不調でございます。首の右側を寝違え、それが治ったら次は右の肩を痛めて右手に力が入らない状態。どちらもはっきりとした原因は分からない。朝、目が覚めたら痛めていたのでございます。あの~、もし、わら人形に針を刺している人がいたら、どうかそろそろご勘弁を(笑)

肩の痛さに加え暑さにもボロボロにやられておりまして、営業終了後はお店のベッドでクールダウンしております。USENを聞き慣れない新鮮なチャンネルに切り換えまして、ベッドで横になり、冷房をやや弱めにして、目を閉じ、瞑想するのでございます。

するとですね、体から少しずつ熱気が抜けていく。そして、1日分の疲れが少しずつ癒されていく。熱気、疲れ、そしてストレスによって溜まった邪気、そんなような物が体から抜け出していくのでございます。

『千と千尋の神隠し』の挿入歌『いつも何度でも』の歌詞の中に、「ゼロになっていく体」という一節がございます。クールダウンしながら体の中のいろいろな物が抜け出していくとき、「あぁ、あの歌の歌詞は、これを言っていたのかなぁ」なんて思うわけでございます。

エアコンの風に当たりながら、USENの音楽を聴きながら、そして瞑想をしながら、自分の体をリセットするのでございます。気がつくと1時間くらいが経過している。普段なら、この後にいろいろやる事がいっぱい有るのですが、今日はすんなりと自宅へ。バスクリンを入れたぬるいお湯に軽くつかって、そのまま寝ることにいたしましょう。

若い時はねぇ、いろんな事を知りたくてしょうがなかった。多くのことを心の留めていって、いつも心がいっぱいいっぱいだった。しかし、年取るとねぇ、「忘れること」「気に留めないこと」が毎日を順調に過ごす急所となっていることに気がつくのでございます。

余談ですけどね、セーラームーンの必殺技に、「ムーン・ゴージャス・メディテーション」なるものがございます。直訳すると「豪華な瞑想」。この「豪華な」ってのが昔からピンとこなくてねぇ。瞑想ってのは質素なイメージがございますからね。まぁ、漫画の必殺技にケチを付けるのもヤボでございますね。気にしない、気にしない。

猛暑が続いております。みなさま方も、ご自愛下さいませ。では、では。


2018-08-12 【歴史的事件、シィメイルに休業日?!】

9月の下旬にお店の入っているビルが大規模修繕工事を行いまして、その期間、どうしようかというお話を以前いたしました。結局、9/22(土)~9/24(月祝)は、お店を「休業」することにいたしました。

この3日間の休業日を利用して、お店の床の修繕工事を入れることにいたしました。2号店を再起動して営業しようかとも散々悩んだのですが、今のワタクシの体力ですと、1号店の工事の準備、2号店の再起動、これを同時にやるのは無理と判断いたしました。

また、VIPルームの方もついでに床工事を行う予定でして、中の備品を運び出したりなどの準備・復帰がございまして、念のために前後一日ずつは「VIPルーム使用不可」ということにいたしました。

昔のワタクシなら夜中のうちに一人でバタバタバタッとやってしまうのですが、今、その予定で行動したら、危険ですよねぇ~。ということで、VIPルームに関しては予備日を設けさせて頂きました。

ということで、取り急ぎ、9月の臨時休業のお知らせでございます。


2018-08-13 【尾崎豊がもしI Love Youと歌ってなかったら】

ネットのニュースを流し読みしてましたら、外国の方の意見でこんなのを見つけたのでございます。

「J-POP は急に英語の歌詞が出てきて、変」

ふむふむ、確かに、変でございます。普段なにげに英語混じり日本語の歌詞を聞き流しておりますが、英語圏の人からすると、変かも。ちょこっと英語が混ざるなんて程度ではない。今や日本の歌曲は、日本語・英語を縦横無尽に使い込んでおります。

思い起こすに、昭和の歌謡曲の時代は、歌詞に英語を混ぜるってのは「かっこつけ」だったのですよね。お洒落な感じもする。「英語で歌える」ということが特殊技能だった時代でございます(ちょっとオーバーかな、笑)。

ニューミュージックというジャンルが台頭してきて、かなり英語が自由奔放に歌詞の中に混ざるようになってまいりました。それでも、発音の悪い人が無理に英語で歌ったりするとボロクソに叩かれるなんてこともございました。

そして、J-POP の時代に入るわけでございます。今や、英語と日本語はボーダーレス。自由自在に使われております。「ボーダーレス」と申しましたのは、もはや「日本語と英語を使い分けてる感覚すら希薄」という、日本人独特の感覚なのかも知れないのでございます。

ここで、この4つの語を比較してみて下さいませ。

「コーヒー」「こーひー」「珈琲」「Coffee」

日本語ってのは面倒くさいもので、ひとつの語にこんなに表現方法が有るのでございます。「コーヒー」って書くと街の喫茶店風。「こーひー」はあまり見ないけど、コジャレた和風喫茶っぽいかな。「珈琲」だと何やら珈琲専門店風な店構え。「Coffee」だとカフェ風のお店、またはコーヒーのチェーン店って感じ(個人の感想です、笑)。

個人差は有るのでしょうが、この使われてる文字種で違う印象を感じ取るってのは、ネイティブで日本語を使っている人だけの感覚ではないでしょうか? そして、平仮名、カタカナ、漢字を使い分ける感覚の延長として、英語をも使い分けていると。

ですから、英単語や英語のフレーズが、ほんと、シームレスで歌詞の中に紛れ込んでくる。日本人の感覚だと「文字種が変わった」くらいにしか思わないのですが、英語圏の人だと、「何語の歌なの?」という印象になるのでしょう。

あと、英語の持つ「スピード感」も好まれるのでございましょう。例えば、「私はあなたを愛す」という日本語にメロディをつけると、「ワタシハアナタヲアイス」と11個の音符を割り当てることになる。それが英語だと、「I Love You」と3つの音符で表現出来る。このスピード感の違いは大きいのでございます。

この関係で、日本語の歌詞というのは「選りすぐりの最小限の単語を割り当てる」という和歌や俳句のような”おぼろげ”な表現になるのでございます。一方、英語はワンフレーズに多くの情報を盛り込めますので、細かい表現を重ねた写実的な表現が出来ると同時に、ひとつの音符で感情を表現しきるということも出来る。

この特徴を踏まえて、「空気」を日本語で表現し、「ダイレクトな感情」を英語で表現するという使い分けも多く見られるのでございます。こんな感覚でふたつの言語を使い分けてるのって、日本人くらいでしょうねぇ。日本語と英語が全く正反対の性質を持っていたからこそ、生まれた感覚でしょうね。

といった感じで J-POP を聴き直してみると、また新たな感動が生まれるのではないでしょうか。こういった考察をするに、日本語って、つくづく、ユニークな言語なんだなと実感するわけでございます。では、では。


2018-08-16 【全く逆だから、面白いし、難しい】

お久しぶりでございます。チョイトお休みを頂いてしまいました。

前回、日本語は表現のふところが大きく、J-POP ではボーダーレスに日本語と英語が使われていると申し上げました。言葉足らずで曖昧な表現になり易い日本語と、叙述的でダイレクトかつスピード感の有る英語とが良い対比になっているということですよね。

これとは別に、さらに日本語が持つユニークな性質がございます。それは「アクセント」。アクセントってのは、単語の音が強くなる部分。アクセントの場所で同じ単語でも意味が変わったりするのでございます。そのアクセントの構造が、全く別物なのでございますよね。

みなさまお馴染みの日本語のアクセント、これは「高低アクセント」と言って音の高い・低いでアクセントを区別します。「雨」と「飴」が聞き分けられるのは、雨が「ア高・メ低」で、飴は「ア低・メ高」というアクセントだから。まぁ、方言によってこれは逆になりますが、音の高い低いで区別しているのは同じでございます。

音の高さというのは、音楽で言うと音符の上下の変化、つまり「メロディー」なのでございます。日本語ってのは一つ一つの語に固有のメロディーが貼りついていて、まるで「歌」の様な言語なのでございます。

この性質は、作詞とか訳詞する時に、いろいろ面倒くさくなるのでございます。単語固有のメロディーに沿ったメロディーラインにしないと歌詞の意味が通じにくくなったりするのでございます。先ほどの「雨」で言いますと、「雨」という歌詞に逆アクセントの「低・高」というメロディーラインを付けたりすると、歌を聴いている方は「雨」ではなく「飴」と聞こえてしまうのでございます。

こういった性質がありますので、作詞・訳詞をする人は、曲のメロディーラインと単語のアクセント両方をを考慮しながら、出来るだけ収まりの良い単語を探したりするわけでございます。と、長々と説明してまいりましたが、実は、この「高低アクセント」の言語は、世界的にもかなりの少数派なのでございます。

では、次に英語の説明をば。英語のアクセントは「強弱アクセント」(強勢アクセントとも)。ほぼ「音の強さ」つまり音量がアクセントとなるのでございます。音楽で言うと「フォルテ」とか「ピアニッシモ」とか言うやつでございます。

これは、音符の高い・低いと干渉しませんので、単語のアクセントを気にせずかなり自由なメロディーラインを取ることが出来る。「歌詞にメロディーを付ける」「メロディーに歌詞を付ける」という作業では、圧倒的に英語の方が自由度が高いのでございます。

以上、まとめますと、日本語ってのは普通に話しているだけで既に「歌」になっている言語なのでございます。一方英語は、よりパーカッシブ、つまり「打楽器的」な言語なのですよね。この両者の違いを楽しめるのも、非情に希有なアクセントを持つ日本語に馴染んでいるからこそなのでございます。

映画『アナと雪の女王』の『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜』という曲で、松たか子さん歌う日本語バージョンだけが異常に高い人気を得るということがございました。各言語版をメドレーで聴いた時、日本語だけが他の言語と全く違う性質を持っているゆえに、ひときわ新鮮に聞こえたのかも知れません。

日本ってのは、世界中の料理を日本向けにアレンジして、現地よりも美味しいものを作り出してしまったりする。今や英語に関しても、ひらがな、カタカナ、漢字に続く4番目の表現として取り込んじゃってる感がございますねぇ。まぁ、「日本流」にしてしまうことが英語教育の妨げになってるのかも知れませんけどね。では、では。


2018-08-17 【枕カバーを探して幾年月】

プレイルームの枕カバーを交換していた時のことでございます。布のたわんだ部分に軽く指が引っかかりまして、指を抜こうと思った矢先、枕カバーが「シャーーー」と真っ二つに裂けたのでございます。

それがね、もうほんと、全然力が入っていないのに裂けてる。まるで薄紙を裂くかのよう。長年使い込んでいて、弱っていたのでしょうね。金属には「金属疲労」なる語がございますが、布にも「布疲労」なんて言葉が有るのでしょうかねぇ?

数十枚の枕カバーをトッカエヒッカエ使っておりますが、交換頻度を考えますと、それぞれ「使用・選択・乾燥」のサイクルを尋常じゃない速さで繰り返しているわけでございます。中にはオープンの18年前から使い続けているものも有るわけで、そりゃぁ布疲労も溜まるってもんでさぁ。

枕カバーのくたびれは、以前から気がついておりました。補充しなきゃいけないなと思いながらも、ついつい先延ばしにしておりました。それはね、枕カバーの購入が意外と難しいから。素材やデザインのバリエーションが多すぎて、購入した後、自宅で袋から出して「アレッ?」ということが度々有るのでございます。

店頭で売られている枕カバーって、まずほとんどが小さくカッチカチに包装されてる。それで素材やデザインが今ひとつ分からず、失敗することもございます。袋から出してみたらペッランペランの布地だったり、ヘンテコデザインだったりとか。

また、当店の場合、各プレイルームに枕が二つずつ置いてございます。ですからいつも同じ物を二つずつ購入いたします。店頭で「良い柄だな」と思っても、在庫がひとつしか無いと諦めてしまうこともございます。枕カバーに多くのスペースを割いている店舗は少なく、店頭在庫が少ないのは致し方ないのでございます。

そこで、通販でございます。ただねぇ、この通販、店頭のカッチカチ包装よりもおっかない。写真が綺麗すぎるのですよね。安いからと気楽に発注すると、向こうが透けて見えそうなくらいペランペランの枕カバーが届いたりする。失敗覚悟で発注し、良い物を見つけたら同じ系統の物から選ぶなんてことをしております。

ということで、枕カバーを大量発注いたしました。痛んでいる物、古い物から順に入れ替えていくのでございます。まぁ、同じデザインの物を大量発注して、全部屋同じにしちゃえば手間いらずなのですが、それも味気ないですからね。いろんな柄で楽しんでもらいたいと思うゆえの、枕カバー探しの難しさでした。では、では。


2018-08-18 【当事者でなければ気がつかないことがある】

名古屋城の復元では、エレベータを設置するかどうかでまだ議論が続いているようでございます。また、とある浴場施設では、車いすの方が乗ったまま浴室まで入っていき、施設と揉めたなんてのがニュースになっておりました。車いすの方をどんな形で受け入れるかは、施設それぞれの事情が絡んできて、ひと言では片付けられないのでございます。

さて、当店は先日、車いすのお客様にご来店いただきました。当店ご新規のお客様で、事前に問合せがあり、注意事項をいくつか確認した後、予約を入れていただいたのでございます。1年に1回程度の頻度でしょうか、当店には車いすのお客様が来店されております。

取りあえず車いすのお客様を受け入れてはいるのですが、じゃぁ当店のバリアフリーはどうだと考えると、とてもお世辞にも対応しているとは言いがたいのでございます。もともとそういう事を想定して作られていない間取りですから、後付けでバリアフリーってのはいろいろ難しいのでございます。

ということで、車いすの方を始め体に障害のある方には、極力VIPルームを利用してもらっております。VIPルームですとコンパニオンがバスルームに一緒に入れますから、いろいろ助けてあげられるのでございます。また、こういった場合のVIP料金は、いただいておりません。

お店で用意しておりますのが、車いす用のスロープ、そしてトイレの手すりでございます。と言うか、対応も何も、このスロープと手すりがあるだけですので、とても「対応」とは言いがたい状態。しかも、トイレの手すりがこれまた、くせ物なのでございます。

VIPルームのトイレがちょっと変わった構造になってまして、ガッチリとした手すりをつけると奥に入りづらくなってしまう。それで、置くだけの簡易的な手すりを使っているのですが、これでは実に心もとない。お客様が体重を預けて大丈夫なものかと、ずっと心配しておりました。

今回、その心配が全く的外れだったことが発覚いたしました。お客様からご指摘をいただいて始めて気がついたのですが、実は、トイレ・バスルームに入るドアの間口が、ギリギリ車いすより狭かったのでございます。せっかく便座に手すりが有っても、その間近まで近づくことが出来なければ無意味。迂闊だったのでございます。

ということで、車いすのお客様を受け入れてはおりますが、バリアフリーかと申しますと、まだまだとてもそんな状態ではないのが恥ずかしいところ。またお部屋の中ではお客様とコンパニオンの二人っきり。コンパニオンがお手伝いいたしますけど、ベッドに上がったり下りたり、這って移動したり等、ある程度お客様が自分で動けることが前提となってしまいます。

まぁ、しかし、トイレの手すりが無用の長物だったことに気づけたのは、ひとつの収穫でございます。先日、日本語と英語のバリアフリーのお話をいたしましたが、当店のバリアフリーへの道のりは、まだまだ先が長いようでございますね。では、では。


2018-08-19 【サクッと業務連絡です】

お盆休みも終わりまして、明日からお仕事に励まれる方が多いのでしょうか? 子供さん達は、宿題を気にしてソワソワされるころでしょうね。月間予定表が更新されております。ただ今、9/15(土)の予定までアナウンス中でございます。

月間予定表にもあるように、ただ今、9/15(土)まで予約可能。また、9月の予定に関しては、コンパニオン限定割引、週間実話割引が追加される予定でございます。

あと、何度かお知らせしてますが、9/22(土)~9/24(月)は、当店が完全休業日となりますのでお気をつけ下さいね。前後の各1日はVIPルームが使用不可となっております。合わせてご注意下さいませ。

One More Thing! コンパニオンのプロフィール欄に若干の変化がございます。「星野ちとせ」「川原りこ」「朝倉ゆき」のプロフィールで、「逆アナル」の星評価がそれぞれ上がっております。回数を重ね、慣れてきて、自信がついてきたということでしょう。今までためらっていた方、お試しあれ。


2018-08-20 【男性ホルモンが生き残りの鍵】

ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール選手4人が、現地での買春がバレて処分されたとのこと。いやぁ、若々しくていいですねぇ。経歴に汚点は付いちゃいましたが、この経験をバネにして活躍していただきたいものでございます。若気の至りとして、寛大な処置をお願いしたいのでございます。

現地で在留邦人の客引きにまんまと乗せられて、遊んじゃったみたいですねぇ。異国の地で思いがけず日本語で話しかけられて、気が緩んじゃったのでしょうか。日の丸の入った公式Tシャツで行動したというのも迂闊でしたが、それ以上に、選手4人がお人好しすぎる。繁華街での優しい声は悪魔のささやきなのでございます。

8/5付のこの欄で、「ムラ的共同体」「NEO共同体」のお話をいたしました。みんなで同じ価値観を共有して一致団結・一蓮托生で行きましょう、というのがムラ的共同体。人は人、自分は自分、みんな違ってていいんじゃね、というのがNEO共同体でございます。

バスケットボール選手の不祥事も、「こういう場所は危ない」「こんな言葉には気を付けろ」といった先輩からのアドバイスが伝承されていれば防げたのかも、なんて考えるわけでございます。するとですね、スポーツの世界でも、ムラ的共同体からNEO共同体への移行が進んでいる? 先輩・後輩なんて、過去の因襲? なんて邪推もしちゃうわけでございます。

ただ、ニュース報道を確認しますと、この4人の年齢が、22歳、23歳、23歳、27歳とのこと。20代前半の3人は仕方がなかったかなぁとも思いますが、27歳の君、君はアカンでしょ。27歳の君には悪いけど、世の中には「若いから許される」「その年齢でそれをやる?」と年齢で評価されることが多いのでございます。

では、お話をバスケットから離れましょうか。スポーツではなくダンスの世界のお話。若い頃、ワタクシがミュージカルを目指していた頃、ダンスのレッスンに通っておりました。目をギラギラ輝かせた10代の人達の中に混じって、20代後半のワタクシが息を切らせながらレッスンを受けておりました。

その若きライバル達の動向を見ておりますとね、「男」の場合は性欲が旺盛な人ほど上昇意識が高いように感じたのでございます。男性ホルモンの影響でしょうか、性欲と負けん気が正比例するようでございます。「彼女にいいとこ見せたい」という意識も働くのでしょうね。

それに対して、「女」の場合は恋愛をした途端にダメになっていく人が多いのでございます。女性ホルモンが邪魔をするのかもしれません。女性の中でも生き残る人って言うのは、あまり恋愛に縁が無く(失礼)、見るからに男性ホルモン多めで闘争心や負けん気が強い人が多いのでございます。

そうそう、水商売の世界でも、クラブなどのママをやっている人は、見た目すごく女っぽいけど心意気はまるっと男、みたいな方が多いのでございます。女っぽさを売りにする商売ではございますが、生き残るには男性的な闘争心が必須ということでしょうか。

まぁ、余談ですが、ニューハーフ風俗の世界でも、人気が出るのは、見た目ムッチャ女っぽくて、かつアソコはギンギンに元気がいいってタイプ。おぉっとぅ、チョイト例えが違っちゃったか。では、この辺で失礼いたしましょうか。では、では。


2018-08-21 【素人考えではございますが】

阿波踊りが揉めております。新聞報道などを見るに、「赤字上等」のユルユル体制の観光協会に対し、補助金や補償でケツ拭いてきた徳島市が痺れを切らしたというところでしょうか。結局、観光協会は破産宣告をすることになり、徳島市が運営することになったのが今年のお話。

徳島市は有料観覧席の売上を上げるため、総踊りの中止を要請。これに反旗を翻したのが踊り子の面々。ネットで独自に告知し、総踊りを強行することに。と、今、この状態でございます。

ワタクシ、不思議なのは、毎回100万人以上もの動員を得ている阿波踊りが、どうして赤字になる? もう、これがおかしい。「赤字にした方がみんなが美味しい思いをする」という「親方日の丸体質」が旧観光協会に有ったのは、間違いないのでございます。

そこでね、一番人気の総踊りを中止するという徳島市の判断も、なんか分かんない。一番人気が有るのなら、一番の目玉商品じゃん。その目玉商品を利益に導く方策を考えずに中止しちゃうというのが、もう見てらんない、聞いてらんない。徳島市は、他に方法は無かったのでしょうか。

と、まぁ、ワタクシ、勝手なことを申しておりますが、今ひとつ、お祭りがどこで儲けを出しているのかってのが分からない。ここは民間のイベント企業に委託しちゃって、キッチリ利益を出すなんてのも考えますが、まぁ、素人考えなのでご勘弁を。

阿波踊りと対照的なのが、高校野球。もうね、高校野球は関係各社、ボロ儲け。なんでも、甲子園球場は球場使用料を取っていないそうでございます。また放送権料も只とのこと。これは、「高校野球は善意で行われている」という精神が有るから。

でもね、地方の学校の応援団は、自費で甲子園球場まで来て、自費でホテルに泊まり、その費用を地元に寄付などに頼ったりしてるわけですよ。そして高校球児は、炎天下で連投し、命がけで試合に臨んでる。善意・非営利と聞こえは良いですが、参加者の過大な犠牲精神の上に成り立ってるわけで、今ひとつ、清くないなぁと思うわけでございます。

阿波踊りは、「俺が改革してやる」って名乗り出る人はいないのでしょうかねぇ。また、高校野球も、あの炎天下の強行スケジュール、なんとかしてあげたいなぁ。サッカーやラグビーのスケジュールに比較すると、やはり高校野球のスケジュールは異常としか考えられない。

ということで、ちょっと気になった阿波踊りと高校野球でございました。では、では。


2018-08-22 【善意や慈善にもコストはかかる】

昨日、「善意だから...非営利だから...」という精神で行われている高校野球が、その精神のせいで参加校や選手に大きな負担になっているというお話をいたしました。親方日の丸体質のNHKなら、ちょっと高めの放映権料をとってもいいんじゃないでしょうか?

NHKからぶんどった放送権料で、参加校の選手の旅行費や宿泊費を出してあげてもいいと思いますよ。勝ち進んでいくにつれ、大勢の部員の宿泊費はバカにならない金額になっていくとのこと。地区予選を勝ち抜いた代表が、旅費や宿泊費を気にせず全国大会に出場できるようにしたいものでございます。

さて、「善意だから...非営利だから...」という精神で行われているものが、さらにございます。毎年この時期に行われる「24時間テレビ」なるもの。まぁ、長年続いていて、そこそこの募金額を集めていて、その募金は正当に使われてはいるようなので、頭ごなしに反対はいたしませんよ(奥歯に物が挟まっております、笑)。

出演者に出演料が発生しているという報道が最近有り、話題になっておりました。「善意のチャリティーだから...」ということで出演者をノーギャラにするという方法もございます。ただ、そうやって出演者の善意におんぶだっこしていると、チャリティーというのは長続きしないものでございます。

ですので、チャリティー番組でも最低限の経費はギャラとして払うことも可能だとは思っております。24時間テレビも、そういった理由で出演料が払われているのでしょう。ただねぇ、ここにちょっと引っかかるカラクリがございまして、素直に納得出来ないのでございます。

24時間テレビに出演が決まると、その直前の期間、バラエティ番組などへの露出度が以上に多くなるのでございます。これは、24時間テレビの宣伝も兼ねて出演依頼が来るのでしょう。ここでね、その24時間テレビ関連の出演は、ちょっと割り増しギャラが出演者に支払われているらしいのでございます。

つまり、チャリティー番組の出演料は最低限の額だけど、その直前に出まくる番組宣伝を兼ねた番組で「帳尻を合わせている」ということでしょう。ちょいと納得出来ない点はございますが、まぁ、テレビ局と芸能事務所との大人の事情がいろいろ有るのかもしれません。

まぁ、40年も続いているチャリティー番組ですから、いろいろ納得は出来ない点はございますが、その継続力は認めざるを得ませんよね。ただねぇ、チャリティー番組と銘打っておきながら、主催の日本テレビが全く自腹を痛めてないように見えるのは、なんかシャクだなぁと思う次第でございます。

若い頃は24時間テレビを叩きまくっていたワタクシですが、なんか、丸くなったなぁ。焼きが回っちゃったかな(笑)、では、では。


2018-08-23 【パラオ観光でパラオを助けよう】

ラオスのダム崩壊で、とうとうラオス政府は各国の専門家を呼んで原因究明をするそうでございます。そもそも、韓国の企業が妥当額の三分の一の金額で落札しての突貫工事。ラオスは、安物買いの銭失いやっちゃいましたねぇ。

同じような事件が、22年前にも起きております。パラオでの橋梁工事の入札で、やはり韓国の企業が通常の半額の金額で落札し、手抜き工事の突貫工事。橋は開通後半年で崩落という有様。もうね、学習しない国ですねぇ、あそこは。

そのパラオが、今、観光収入の大幅な減収で困っているそうでございます。これは、中国人観光ツアーを中国が禁止したから。やはり中国人の観光ツアーはパラオにも膨大なお金を落としていたのですが、これがゴッソリ無くなって、パラオの観光地は閑散としているそうでございます。

なぜそうなったかというと、間に台湾が絡んでる。中国は台湾と仲良くする国が大っ嫌い。そこで、台湾と仲が良い国に圧力をかけ台湾との縁を切らせようとするわけでございます。このせいで、ここ数年、台湾はいくつかの国との国交を断絶せねばならなくなっているのでございます。

台湾もパラオも、どちらも大変な親日国。ということもあって、この両国の絆は強い。その強い絆が中国にとっては癇に触るのでしょうねぇ、何とかしてパラオをいじめようとして行ったのが、そのパラオへの中国人観光ツアー禁止の御触れでございます。

ただし、パラオも腹が据わってる。「集団で来て環境破壊をしていく中国人ツアーなんていらねぇよ、こちとら、量より質でやって行くんでぇ」と強気の発言。中国の圧力に屈しないパラオ、いやぁ、たくましくなりましたねぇ。

台湾とパラオが仲が良いのは、かつて日本の統治下だったからと言われております。そして、統治時代に伝わった日本の真面目さや誠実さが、台湾やパラオの独立自尊精神の根源になっているとか。いやはや、ありがたいやら、照れくさいやら。

そうそう、「パラオから中国人が消えた」となれば、これは絶好の観光の穴場ですよ! 今、パラオ観光は、狙い目かも! みなさまも、海外旅行はパラオへ! では、では。


2018-08-24 【もはや精密機械】

セブンイレブンの一番くじで「ガンプラ」が出ておりましたので、すかさず購入してくじ引き。当たりとしてはまぁまぁなのでしょうか、コアファイターのプラモデルが当たったのでございます。ちなみに、この一番くじ、¥650。ちょっとお高め。これは、あまり欲しくない物が当たったりしたら、ショックだろうなぁ。

箱が大きく見えるけど、21cm × 17cm 程度。B5 の雑誌の大きさくらい。いやはや、部品が小さい。石坂浩二が宣伝しているハズキルーペをかけまして、極細のニッパーとピンセットを用意して、いざ組み立て!でございます。

いやぁ、最近のプラモデルはラクチン! 接着剤がなくて、パチンとはめ込むだけ。昔のプラモデルの接着剤は、マジ、シンナーっぽい匂いがしてましたからね。子供の頃プラモデルにいそしむワタクシを見て、母親が「シンナー遊びを覚えるんじゃないか」って心配したほどでございます。

何年かぶりに作ったプラモデル。その精巧さに驚愕でございます。小さな小さな爪の先の様な部品が、パチンとはまり、はまった後、程よい摩擦力を保ったまま丁番の様に動かすことが出来る。昔のプラモとは、寸法精度や強度が桁違いなのでございます。

作るの、結構大変。1時間ちょっとかかる。部品が小さいのも大変だけど、機首を差し込む工程でちょっとトリッキーな組み立て方が必要。箱には15歳以上と書いてある。確かに、それくらいの年齢でないと組み立てられないかも。くじの景品、侮れないのでございます。

でっきあっがり~。USB のコネクターは、大きさを比較するため。まぁ、小っさい。小っさいけど、いろんなところが動かせるようになってる。もうね、ちょっとした精密機械。機首を折り畳むと、連動して尾翼が収納されるとか、触っててワクワクしちゃう。

といった、プラモデル製作の顛末でございました。ここまで書いて、部品をふたつ付け忘れているのに気がついたのでございます。さぁて、また、ハズキルーペをかけて、取りかかりましょうかねぇ。では、では。


2018-08-26 【フタから飛び出たストローの謎が、今、解ける】

さだまさしさんのトーク番組で、「朝までさだまさし」という番組がございます。月に1回しか放送されないのですが、その番組の中で、テーブルの上に置いてあるペットボトルが妙に気になったのでございます。ペットボトルのフタにストローが挿してある。どうやって挿すのか、いつも疑問だったのでございます。

人に聞くと、ミュージシャンなども同じようにしてステージ上にお水を用意していたりするとのこと。このやり方、結構ポピュラー。ワタクシ、これは、フタに穴を開ける道具が必ずあるはずだと思ったわけでございます。

検索したらワラワラ出てくるのかと思いきや、見つかったのはこれだけ。

「ブスットロー角」という商品。なんとも微妙な商品名でございます。早速取り取り寄せました。こんなの。

ひっくり返すと、こんなの。

これをペットボトルのフタに被せまして、上から「ブスッ」と刺して穴を開けてストローを挿す。だから「ブスットロー」。なんか、もう少しスマートな名前は無かったのかと思いますが、まぁ、とにもかくにも、ブスットロー。覚えやすい名前ではございます。

で、名前に「角」と付いているのは、ホームページの記載によりますと改良版だそうでございます。中の尖った部分が、四角くなってるから「角」。角張らせることで穴を開け易くし、かつ、四角い穴とストローとの間に空気穴の隙間が出来るので、中身を吸いやすくなるそうでございます。

では、試してみましょうか。おもむろに「ブスットロー角」をフタに被せまして、両手を上に乗せ、ムンズとばかりに上から体重をかける。この手順、説明書推奨のやり方でございます。最初やや重たく、先っちょが少し入ると、後はメリメリメリ~と穴が拡がっていく感触がございます。意味深な表現ですが、ブスットロー角のお話ですからね、念のため。

これで、ふたを開けずに中身が飲める。もしボトルを倒すようなことがあっても、ドボドボドボッとはこぼれない。ストローの先からチョロチョロと出るだけ。ホコリが入る心配もなく、かなり画期的! と思ったのですが、中身が減ってくると、あることに気がついたのでございます。

コンビニでよくもらうストロー、これでは長さが足りないのでございます。最後の方を飲むためには、ボトルやストローを傾けたりと、ちょっと工夫が必要。快適に使うためには、長めのストローを探してきた方が良さそうでございます。

ちっちゃいボトルだと、こんな感じ。

ストローはギリギリの長さかな。これで気がついたのですが、コンビニでもらうストロー、大きめのペットボトルだと中に落ちちゃいますよね。あれ、渡す意味があるのかなぁ。本気でストローを渡すなら、長いものを用意しておくべきじゃないかなぁと思ったわけでございます。

今回実験した「お~いお茶」のフタは、比較的柔らかめ。いろいろなボトルを試しましたが、このペットボトルのフタというヤツ、それぞれ堅さが全然違う。堅いフタに穴を開けようとすると、穴が開ききる前にボトルがひしゃげて、穴の隙間から中身が吹き出したりして、もう大変な騒ぎに(笑)。ミネラルウォーターなどに多い薄いペットボトルだと、この危険性大でございます。

ペットボトルのフタに穴を開ける道具。え~と、こんな物と言ってしまうと失礼ですが、こんなものが、ひとつ¥1,800。大量生産されてないのでしょうねぇ。大量に売りさばくためには、中のトンガリがもう少し鋭くないとダメかなぁ。「刃」がつくと、いろいろ面倒くさい大人の事情が有るのかなぁ?

ということで、世界中がプラスチック製のストローを廃止しようという流れの中、その流れに真っ向逆らう商品「ブスットロー角」をご紹介いたしました。上から押しつけるのではなく、栓抜き型とかペンチ型とか、てこの原理を使った方が開けやすいのでしょうが、まぁコスト的にもこの形が限界だったのかもしれませんね。では、では。


株式会社 今泉 ブスットロー角

https://www.kkimaizumi.com


2018-08-27 【ピーヒャラ、ピーヒャラ】

さくらももこさんが亡くなられたのですね。ご冥福をお祈りいたします。このさくらももこさん原作のアニメ『ちびまる子ちゃん』は、な~んか、いろいろ思い出が有るのでございます。

ワタクシ、20代中盤で、一度ニューハーフをやめていた時期がございます。舞台を目指すなんて血迷ったことを考えまして、3年弱、レッスンに明け暮れる日々を送っておりました。そのちょうどやめていた時期に放送されていたのが、アニメ『ちびまる子ちゃん』(第1期)だったのでございますよね。

この時期のワタクシ、今からは想像できないくらいに激やせでございました。。いろいろ将来のこととか気に病んでいたのでしょうねぇ。そんな時期に見ていたアニメですので、なおさら印象深いのかも知れません。

そんな時期の或る日、水商売の頃のお客様に連れられて、名古屋郊外の飲食店に連れて行ってもらったことがございます。その飲食店というか居酒屋、郊外にあるにも関わらず毎日大盛況。そこの店主の親父が毎日コミカルなショーを行うというので、当時話題になっていたお店でございました。

そこへ遊びに行ったとき、ショーの最中に、ワタクシ、舞台に引っ張り上げられちゃったのでございます。ショーの余興のひとつだったのですが、根っからの舞台根性に火がついちゃいまして、ワタクシ、舞台の上で、踊るわ、回るわの大立ち回り。ニューハーフのサガでしょうか、舞台に上がって照明を浴びると、自然に顔が笑顔になる。その笑顔、店主の親父がたいそう気に入っちゃったのでございます。

お会計を済ませて帰ろうとした際に、その店主の親父に呼び止められたのでございますよね。「俺の弟子にならないか」とのこと。普通、教えを請う者が「弟子にして下さい」というのはよくございますが、師匠の方から「弟子にならないか」とはチョイト面食らったのでございます。

よほど気に入られたのか、あるいは、よほど後継者に困っていたのか分かりませんが、飲食店の従業員としては破格の条件を示していただきました。ほんの数ミリ、心は動きましたよ。でもねぇ、その時期、ワタクシ、いろんなオーディションを受けて落ちまくっていたのでございます。なんか、自分が敗残者になるような気がしたのでしょうねぇ。丁重にお断りしちゃいました。

お話が大立ち回りになっておりますが、ワタクシがそのお店で踊るわ回るわしたときに流されていた曲が、『ちびまる子ちゃん』の主題歌、『踊るポンポコリン』だったのでございますよね。今から思えば、人生の重要な選択をしたような気がいたします。それゆえ、『踊るポンポコリン』には、ひときわ思い入れが有るのでございます。

若い頃は何かと自信が持てなくてねぇ、すごく良いオファーを頂くことも多かったのに、勇気を持てず、断ってばかりでした。年取って、オファーとか無縁になってから、「あぁ、いろいろ、運を、自分で捨ててたなぁ」と思い返すわけでございます。そんな思いにふけるとき、いつも思い出すのが『踊るポンポコリン』なのですよね。楽しい曲ではございますが、ワタクシにとってはちょっとほろ苦い曲でございます。

重ねて、さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。


2018-08-28 【安全第一】

ちょっと早めでございますが、月間予定表が更新されております。現在、9/30(日)までアナウンス中、そして、9/30(日)まで予約可能でございます。定休日制の「水沢さくら」「春咲なずな」「星野ちとせ」に加えまして、「蛯原みなみ」「綾瀬まこ」も既に予定をもらっております。

で、以前よりお知らせの通り、9/22(土)~9/24(月祝)はお店の入っているビルが修繕工事をいたします。その影響で水が全く使えませんので、当店も休業とさせていただきます。この休業日を利用して、店内の床を修復する予定でございます。

実は、9/24(月祝)は夕方の5時からは水が使えますので、夜だけ営業することも可能って言えば可能なのですよね。ただ、店内の床修復工事がどのタイミングで終わるのかが分からない。終わっても、そこから備品の復旧をすることになる。時間が読めないので、今回は冒険をせず、安全策で決めさせていただきました。安全第一! では、では。


2018-08-29 【あのランナーは、一度一般公募してみたら?】

今日はお店もノンビリでしたので、「鳥人間コンテスト」をダラダラと見ておりました。台風接近の強風で、大会は大波乱。空中分解する機が続出。つくづく、ああいうものはギリギリの強度、ギリギリの設計で製作されているんだなぁと実感したのでございます。

記録が出ずに号泣する人、意外とあっさりしている人、いろいろでございます。号泣している人を見ると、「あんなに泣くほどのことでもないだろ」と思ってしまうのは、ワタクシの心が枯れているからなのでしょうかねぇ。まぁ、でも、「泣いている自分に感動できる」ってのも、若者の特権でございます。

結局、人力飛行部門は強風のため途中で中止になったようでございます。また、プラットフォームからスタッフが転落したチームが、好成績にもかかわらず失格となっております。一般参加の大会ですので、事故・怪我といったものにはことさら神経質なルールが設定されているようでございます。

さて、参加者が一般ではなく芸能人だったりすると、この事故・怪我に対する配慮は極端に低くなるようでございます。ということで話題にしたいのが、先日の24時間テレビでのマラソン。みやぞんさんが行ったトライアスロンでございます。

みやぞんさん、走るペースが落ちてきて、予定よりかなり遅れて深夜の休憩に入った時のことでございます。その休憩、「大休憩」と呼ばれる1時間程度の長い休憩(他の休憩は5分)なのですが、その休憩中のスタッフの会話が大問題!

休憩するみやぞんさんから離れたところで、スタッフが話し合っている訳ですよ。遅れているどうのという話になりまして、「この大休憩を全部キャンセルすれば、間に合う」なんて会話をしているのでございます。もうね、これこそ非人道的。これを全国に放送してしまう放送局の無意識に、呆れるのでございます。

スタッフには、「エンディングにギリギリ間に合ったという感動的なシーンの演出」しか念頭にない。そこでね、「休憩キャンセル」はすぐに思いつくのに、「コース短縮」とか「中止」といった選択肢はまったく想定に入っていない様子。テレビ局のスタッフというの、頭の中ぶっ飛んでおりますね、ほんと。

24時間テレビのマラソンのコーナーはね、結局、薄っぺらい画一的な感動シーンしか目指してない。しかし、ズルをするといろいろ追及されるので、ランナーにはキッチリ予定通り走らせる。そのしわ寄せは全部芸能人のランナーが背負うというわけで、放送局の保身に腹が立つばかりでございます。

トライアスロンに無縁だった人が、努力して完走したというのも確かに感動でしょう。でもね、やむなくコースを短縮したとか、どうしてもダメで中止したとか、そういうことが感動に結びつかないと考えてるテレビ局は、視野が狭いですねぇ。「何をやったか」ではなく、「どのようにやったか」という所に感動は有るのですけどねぇ。

ということで、なんか好対照のふたつの番組がございましたので、ちょいと比較してみました。読売テレビと日本テレビ、関東と関西の違いはございますが、同じ系列の放送局なのですけどねぇ...では、では。


2018-08-30 【久しぶりに登場!】

新刊入荷

まずは、新刊入荷のご案内を。『奴隷女装子と女王様』。オリジナル映像3時間13分収録のDVDが付いております。ある奴隷女装子と女王様(本物の女性)のレズSMプレイが基本的な内容でございます。

本のトビラには、「後輩OLとの職場恋愛からはじまり、いつしか奴隷女装子と女王様という関係になったという、マニアカップルからの投稿を集めた雑誌です。」と、ございます。確かに、いかにも投稿映像っぽい内容となっております。まぁ、これ以上の説明はやめておきましょう。見た方の想像にお任せした方が。

・奴隷女装子と女王様 表紙
(エロエロ画像が別ウィンドウで開きます)
http://she-mail.jp/blog/images/180829_dorei_joou.jpg

1日特典実施!

さて、もうひとつお知らせが。明日、と言いますか、これを読んでいらっしゃる方には「今日」なのですが、久しぶりに「1日特典」実施いたします。ここのところ出勤人数が多く、1日特典の出番が無かったのですが、久しぶりの登場でございます。

フロントで「イチニチトクテン」と言っていただくか、下のクーポン画像を見せていただければ、オールコース¥1,000割引です。「1日特典」は他の全ての得点と併用することが出来ますよ!

ということで、新刊入荷のご案内と、1日特典のお知らせでございました。


2018-08-31 【網を休む日、漁師さんのお話ではございませんよ】

さて、8月も終わっちゃいました。子供さん達は夏休みの宿題で大騒ぎなはずですが、今年は、9月1日が土曜日。今、学校って週休2日制だから、始業式って9月3日になるのかな? この土日で、大急ぎで宿題を済ます子供さん達が日本中に溢れかえっているのでしょうねぇ。

この時期になると、新聞に7月下旬からの毎日の天気と気温が掲載されるのですよね。もうね、明らかに、子供の宿題対策。これが載らなかった頃は、この時期に気象庁の電話が鳴りまくっていたのかも。また、今はネットでも調べられますからね。絵日記の天気欄で困る子供は、少なそうでございます。

メルカリに宿題代行の出品が出ていて、問題になったそうでございます。結局その出品は主催によって削除されたそうでございます。でも、まぁ、オークションに出品されてなくても、ネットをチョチョイと検索するとたいていの「答え」は見つかるもので、もはや「ズル」を物理的に防ぐのは不可能な時代になっている気がいたします。

ワタクシが舞台を目指してレッスンに通っていたとき、先生から何度も言われたのは、「この世界は、怠けようと思えばいくらでも怠けられる世界なんだよ」ということ。自分を奮い立たせるのも、自分を制するのも、自分だけ。怠けた後のしわ寄せも、全て自分の責任。誰のせいでもない、自分のせい、自己責任なのでございます。

ネットという便利な世界は、まさにこの「自己責任」の世界。いくらでもズルをすることが出来る。宿題代行のようなカンニングをする事も出来れば、法律で禁止されているものを見たり買ったりすることが出来る。そして恐ろしいことに、この自己責任であるということに、世の中のほとんどのネット使用者が気づいていないということでございます。

ワタクシね、小さな子供達にネットの使い方を教えるのは反対ではございません。使えないよりは使えた方がいい。ただね、多くの規制で固められて自然にズルが出来ないようになっている現実の世界と、フリーで簡単にズルが出来るけどその代償を自己責任という形で必ず負わなければならないネットの世界、この両者の違いを最初に徹底的に叩き込むべきだと思っております。

100万人近い中高生がネット依存症だというニュースがございました。これからの子供達には、「ネットを見ないという選択肢が有る」という事を大前提にしてネットの使い方を教えていって欲しいと思っております。肝臓を休める「休肝日」なんてものがございますが、ネットを全く使わない「休網日」なんてものも作ったらどうでしょうかねぇ。では、では。


最新 追記