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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-08-29 【あのランナーは、一度一般公募してみたら?】

今日はお店もノンビリでしたので、「鳥人間コンテスト」をダラダラと見ておりました。台風接近の強風で、大会は大波乱。空中分解する機が続出。つくづく、ああいうものはギリギリの強度、ギリギリの設計で製作されているんだなぁと実感したのでございます。

記録が出ずに号泣する人、意外とあっさりしている人、いろいろでございます。号泣している人を見ると、「あんなに泣くほどのことでもないだろ」と思ってしまうのは、ワタクシの心が枯れているからなのでしょうかねぇ。まぁ、でも、「泣いている自分に感動できる」ってのも、若者の特権でございます。

結局、人力飛行部門は強風のため途中で中止になったようでございます。また、プラットフォームからスタッフが転落したチームが、好成績にもかかわらず失格となっております。一般参加の大会ですので、事故・怪我といったものにはことさら神経質なルールが設定されているようでございます。

さて、参加者が一般ではなく芸能人だったりすると、この事故・怪我に対する配慮は極端に低くなるようでございます。ということで話題にしたいのが、先日の24時間テレビでのマラソン。みやぞんさんが行ったトライアスロンでございます。

みやぞんさん、走るペースが落ちてきて、予定よりかなり遅れて深夜の休憩に入った時のことでございます。その休憩、「大休憩」と呼ばれる1時間程度の長い休憩(他の休憩は5分)なのですが、その休憩中のスタッフの会話が大問題!

休憩するみやぞんさんから離れたところで、スタッフが話し合っている訳ですよ。遅れているどうのという話になりまして、「この大休憩を全部キャンセルすれば、間に合う」なんて会話をしているのでございます。もうね、これこそ非人道的。これを全国に放送してしまう放送局の無意識に、呆れるのでございます。

スタッフには、「エンディングにギリギリ間に合ったという感動的なシーンの演出」しか念頭にない。そこでね、「休憩キャンセル」はすぐに思いつくのに、「コース短縮」とか「中止」といった選択肢はまったく想定に入っていない様子。テレビ局のスタッフというの、頭の中ぶっ飛んでおりますね、ほんと。

24時間テレビのマラソンのコーナーはね、結局、薄っぺらい画一的な感動シーンしか目指してない。しかし、ズルをするといろいろ追及されるので、ランナーにはキッチリ予定通り走らせる。そのしわ寄せは全部芸能人のランナーが背負うというわけで、放送局の保身に腹が立つばかりでございます。

トライアスロンに無縁だった人が、努力して完走したというのも確かに感動でしょう。でもね、やむなくコースを短縮したとか、どうしてもダメで中止したとか、そういうことが感動に結びつかないと考えてるテレビ局は、視野が狭いですねぇ。「何をやったか」ではなく、「どのようにやったか」という所に感動は有るのですけどねぇ。

ということで、なんか好対照のふたつの番組がございましたので、ちょいと比較してみました。読売テレビと日本テレビ、関東と関西の違いはございますが、同じ系列の放送局なのですけどねぇ...では、では。


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