店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「令和」ですか。アルファベットで「REIWA」って書くと、なんかパチンコ屋の店名に見えなくもない。まだ違和感がございますが、使えば都、その内、慣れていくことでしょう。ただねぇ、ラ行ってのは、酔っ払うと言えなくなるかもね(笑)。
天皇陛下は、3年近くも前から生前退位のご意向を表明されております。そしてこの3年間、ほんと、ゴタゴタしましたねぇ。何がゴタゴタしたかって、公布と発布の日程でございます。そうそう、まだ公布しただけで、本当に元号が変わるのは5/1からですけど、世の中のかなり多くの人が、これを勘違いしてますよね。
この公布と発布の日程に関しては、「国民の混乱を最小限に」って大前提が有ったのでございます。それ考えたら、大晦日から元旦での変更が、最適なはず。カレンダー業者もコンピュータのシステムも、実に対応がしやすい。まぁ、今どき「改元」を想定してないシステムはクソでございますけどね。あら、いけない、汚い言葉を使ってしまいましたわ、オホホホホ。
で、その最適なタイミングにならなかった原因は、宮内庁。そこから、宮内庁と官房とのスッタモンダが始まるのでございます。もうね、どちらも、自分の都合しか考えてない。いいか、はっきり言うよ、毎年やる様な恒例行事じゃねぇんだ、何十年に1回しかやらねぇんだ、宮内庁も官房も、万障繰り合わせやがれってんだ、コンチクショウ! あらいけない、ワタクシとしたことが、オホホホホ。
カレンダー業者のことを考えたら、1年半くらい前には新元号を公布しなければならないそうでございます。この長さをどう考えるかですよね。新しい時代を待ち望む人にとってはあっという間の1年半前ですが、現状を惜しむ人達にとっては長すぎる1年半。ちょうど今、オリンピックの1年半前でございます。オリンピックで想像すると、分かりやすいのでございます。
どうもね、最近の日本国民ってのは、総じて、潔癖症が酷すぎていけねぇ。何百年か何千年に一度しか起こらないって地震のために、巨大な堤防を作ろうとする。未来永劫完璧に備えようとするあまり、物事を「期待値」で考えられなくなってるのでございます。期待値で考えるという事は、滅多に起こらないことに細かすぎる配慮をするのは不毛っていうことでございます。
まだ新らしい年号に関するお話ですが、まぁ、おおむね、好印象の様子でございます。ただねぇ、どんな物にも賛否両論有るとは言え、屁理屈こねて否定する意見もチラホラございます。今さらケチつけたってどうにもならないのだから、素直に受け入れればよろしいのにねぇ。
「令」という字、命令とか律令とか使いますので何かしら拘束されるイメージがございますが、「令嬢」なんて語にも使われるのですよね。あながち、悪い選択では無さそうな気がいたします。まぁ、ワタクシ、いつも言いますのは、「使えば都」。使い続けて、愛着が湧くこと、それが一番でございます。
本来の語は「住めば都」。たとえ環境の悪い土地でも、住み慣れて愛着が湧けば、良い都と同じように住み易くなるという意味でございます。よく使うことわざではございますが、実はこのことわざ、人の人生を豊かに、そして幸せにする魔法の言葉なのでございますよね。
場所でも物でも人でも、それの悪い特徴ばかりを拾っていって接していれば、いつまで経っても満足感は得られません。悪く見えるのは、「自分が悪く見ている」からなのですけどねぇ。と言うか、そういう人は、最初からケチを付ける気満々で物事に接しているはず。それでは、愚痴しか出てきませんよねぇ。
NHK朝ドラの再放送枠が、この春から「おしん」を放送しております。リメイクとかではなく、35年前に放送したものをそのまま。まぁ、デジタル処理で画像が綺麗になってますから、まったく「そのまま」ではないのですけどね。
BSチャンネルで朝ドラを見ると、7:15から「おしん」、そして連続して最新作の「なつぞら」を見ることになるのでございます。35年間のギャップのある2作品、連続して見ると、その違いがよく分かって面白いものでございます。
いやぁ、乙羽信子さんがこんな可愛い人だったなんてことを、今さらながらに思ったのでございます。35年前の初回放送時にも見ていたはずなのですが、その時には「カワイイ」なんて露程にも思わなかった。当時、ワタクシ、二十歳。視野が狭かったですねぇ。
昔のドラマって、あんなに暗かったかなぁ。と思うくらいに、「おしん」の方は画面が暗く感じます。暗いというよりは、「影」をあえて消さないようなライティングが多い。そのため、画面に生々しさがございます。35年も前の映像なのにね。
逆に最近のドラマは、極力影が出ない様な平べったいライティングをしております。見やすいって言えばその方がはるかに見やすいのですが、よ~く考えると、室内がそんなにピーカンに明るいってのは非日常でございます。「いかにもドラマ」って絵作りが最近の傾向なのでしょうね。
来月以降に発行される免許証には、西暦と元号が併記されるそうでございます。なんてニュースを見てて、急に自分の免許証の有効期限が気になって確かめたワタクシでございました。免許証には「平成32年の~」と記載。「フゥ、来年かぁ」と胸をなで下ろしたのでございます。
免許証って言っても「原付のみ」の、吹けば飛ぶ様な免許証でございます(笑)。高校を卒業する直前に取得。その後、自動二輪や普通免許を取りに行く余裕も無く、今に至ってしまったのでございます。まぁ、原付も20年以上乗ってませんから、ほんと免許証は身分証明書代わりですわぁ。もうそろそろ返上しようかなぁなんて考えております。
辛うじて更新を続けている運転免許証ですが、パスポートの方は、何年か前に更新を忘れて失効しております。海外旅行なんてものに、とんと縁が無くなりましたからねぇ。失効したのはこれが2回目。2回もやらかすと、もうどうでもよくなっちゃうのでございます。
そう言えば、まだマイナンバーのカードを作っておりません。お役所から案内の封書が来ましたが、サラッと見て、ずっと放置プレイしております。運転免許証があるので、ことさら新たな身分証明書の必要も感じませんでしたからね。
先日、最近のドラマは影のないピーカンのライティングがドウタラコウタラというお話をいたしました。それでね、今日のNHK「あさイチ」でその謎が解けたのでございます。朝ドラ出演中の「藤木直人」さんがゲスト。撮影の裏話をいろいろ紹介していたのでございます。
それでね、驚いたのは、ロケだと思われている多くのシーンが、実はスタジオ内で撮影されていたとのこと。スタジオ内ってのは、天井に無数のライトが設置されております。撮影後に、その天井のライトだけ消して青空に差し替えるということをしているのでございます。
これがね、ほんと自然で、全然気付かなかった。まぁ、昔ながらの手法と言えば、青いスクリーンの前で演技して、あとから合成するクロマキー合成なんてのがございます。しかし、クロマキーでは、天井のライトを消すことは出来ない。撮影現場、いろいろ進んでるんですね。
進んでる割には、逆に、古典的な手法がつい前回の朝ドラ「まんぷく」で使われております。人呼んで「アメリカの夜」。これは、夜のシーンが欲しい時に、カメラに濃い青のフィルターを装着して昼間撮影するのでございます。画面が真っ青になりますから、なんとなく夜の様なシーンになるという手法でございます。
これは、まだカメラの性能が悪く、夜間の撮影が出来なかった頃の手法。今のカメラは夜でも「それなりに」撮影が出来ますので、こんな不自然なことは最近はやらない。それでも、やったのは、多分、主演の「安藤サクラ」さんが出産直後ということで、「夜の撮影はやらない」という前約束が有ったからでしょう。久しぶりに見た、アメリカの夜でございました。
ハリウッド映画は、シーンのかなりの部分をCGで作り込んでいるとのこと。役者の顔までCGで手直ししてますから、もう「全編ほぼCG映画」と言っても過言ではございません。それに追いつけ追い越せとばかりに学んできたのが韓国映画界。最近の韓国映画は、侮れないのでございます。
セルフのアイスコーヒーを注文すると出てくるのに似ておりますが、これはそれとはチョイト違う。このカップの中に、自分の好きな飲料なりお酒なりを入れろというスタンスの商品でございます。「氷が欲しいけど、ひと袋もいらね」って時に、時々購入いたします。
上の紙をどけますと、飲み口が現れます。この飲み口に口を付けて飲むのも良し。ストロー穴がございますので、付属のストローをぶっ刺して吸い上げるのも良し。飲み手の様々なスタイルに対応しようというグローバルなデザイン感覚、よろしいのでございます(なぜに、上から目線、笑)。
でね、この白いフタ(誰が、白い豚やねん!というツッコミは置いといて)、上にまぁるい窪みがございます。「あれれ~、この窪み、アソコの大きさと似てるよねぇ~」と、いかにも名探偵コナンが棒読みのセリフを吐きそうな窪み。いや、アソコの大きさで変なものを想像しちゃいけませんよ。
そしてさらに、このフタにはデザイナーのちょっとした心配りがございます。コースターとして使った時、落ちてくる水滴が四方八方に流れ出さない様な出っ張りが付けてございます。その下段には水受けらしきミゾが掘ってある。う~ん、なかなかに手が込んでいる。デザイナーの想像力のたまものでございましょう。
そこで、まぁ、うちのお店の出来事が一般社会にどれほど当てはまるか分かりませんが、「新人のあるべき姿」みたいなものを、ワタクシの経験と感覚でお話しいたしましょうか。世の中のケツの青い新人のみなさま方、少しでもお役に立てば幸いでございます。
まず、1ヶ月後あるいは半年後に確実に一歩抜きんでる新人さんのタイプがございます。どんなタイプかと言いますと、分からないことをとにかく聞きまくる人ですよね。「聞く」ということ、これって、入社(店)後、時間が経てば経つほどに聞きにくくなるのでございます。だから、「聞いてもいい時期」に聞きまくって軌道修正できると、その後が順調だったりするのでございます。
聞いてもいい時期があれば、もうひとつ、「失敗してもいい時期」というのも有るのでございます。新人だから、失敗は当たり前。この失敗というやつ、慣れてからやらかすと「おまえ、今ごろ、何やらかしてるんだ!」と叱られることになる。だから、失敗するのなら新人のうち。失敗のできる時期にいろいろやらかした経験が、後々の重要な引き出しになったりもいたします。
この二つの「コツ」を、真逆にひっくり返してみましょうか。すると「聞かずに行動し、失敗もやらない」というタイプになるのでございます。一見、手間のかからない優秀な新人の様に思えますが、このタイプの人、管理する側からすると非常に厄介なタイプなのですよね。
「聞かない」ということは、独善に走りやすい。新しい環境でのやり方を無視して、自分のやり方・価値観で暴走する可能性がございます。「失敗しないのだからいいじゃないか」と思うかも知れませんよね。でも、こういうタイプの人は、失敗を隠蔽しやすいのでございます。だから、表向きの失敗は無くても、見えてない問題が裏側で増殖していたりするのでございます。
ここのところ、みなさまの受信料に支えられている天下のNHK様に異変が! 先日の投票日の日曜日、大河ドラマは中止。その時間を選挙速報に差し替えておりました。でも、ほとんどの選挙区では開票と同時に当確が出る様な選挙。大河を中止するほどの選挙ではなかった気がいたします。
今年の大河ドラマは、視聴率が低迷しているそうでございます。と、同時に、ピエールさんの事件。撮影のやり直しなどで、スタッフの仕事量は相当に膨れあがっているのでございましょう。そのタイミングで訪れた選挙日。この日の大河ドラマ休止決定は、NHKにしてみれば渡りに船だったのかも知れません。
そのちょっと前の金曜日、「チコちゃんに叱られる」でも異変がございました。番組中の新しいコーナーでは、なんと、今やNHKの看板娘チコちゃんの顔を映さないという暴挙に出たのでございます。理由は、CGチームに大型連休を休ませる為とか。5~6分のコーナーだったでしょうか、まるで、ワイドショーの顔出しNH出演者の様なシーンが続いたのでございます。
さらに異変が! 朝ドラ「まんぷく」で「アメリカの夜(青フィルターで撮影して、夜のシーンを昼間撮影する手法)」が使われていると申し上げましたが、現在の朝ドラ「なつぞら」でも堂々と使われております。こちらの場合は、子役の早朝のシーンということで、やはり子役に夜間や早朝の撮影は行わないという働き方改革が実践されていると予想されるのでございます。
何年か前に、NHKは過労死を出して問題となっております。それ以降、現場の疲労に関してはナイーブになってますねぇ。そこへ持ってきての、ピエールさんの事件。大河ドラマ、朝ドラ、どちらも時代設定的にCGチームへの負担が大きい作品でございます。CGチームから悲鳴が上がったのでしょうねぇ。
昨年の10月に、台湾で列車事故がございました。その車両の製造元が、日本車両製造という会社。その日本車両製造に、台湾側が賠償を請求してきたのでございます。ほんと、日本の企業は「賠償」という語に弱い。うっかり、お人好しな対応をしないか、心配なのでございます。
この事故に関して、新聞社系のサイトを中心に、いろいろ調べてみたのでございます。まぁ、ワタクシ、鉄道の技術的な事に関してはにわか知識ですので、トンチンカンな事を話していたりしたらごめんなさい。ということで、始めましょうか。
まずね、この事故、日本の福知山線の事故とそっくり。違いは、福知山線はATSという自動で止める装置が設置されていなかったのに対し、台湾の事故は運転手が同等のスイッチを切っていたことが最大の原因。遅れを回復しようとして、急カーブに最大速度で突っ込んだのでございます。
鉄道のブレーキは3種類ございます。発電ブレーキ、回生ブレーキ、機械ブレーキでございます。その内、発電ブレーキ・回生ブレーキは、モーターを発電機として使うことで制動する方法。電気ブレーキは、モーターを抵抗器(巨大な電熱線の様な物)に繋ぐことで制動いたします。一方、回生ブレーキは、モーターでの発電を架線に戻すことで制動力が出るのでございます。
電気ブレーキは、列車内で完結した動作ですので、いつでも使えます。ところが、回生ブレーキは、架線に戻した電力を他の列車が使ってくれないとノーブレーキ状態になってしまう。大都市の様なウジャウジャ電車が走っている地域でないと効果が現れないブレーキでございます(これ重要)。
もひとつ、機械ブレーキは、機械的に車輪を締め付けて制動させるもの。たいてい、空気圧を利用いたします。このブレーキ、何度も使ってタンク内の圧縮空気が無くなるとノーブレーキ状態となってしまう。だから、その危険がある時には列車を動かせない様な安全装置が必ず付いているのでございます。
さぁ本題。事故の主たる原因は、運転手がATP(列車自動制御保護システム)を切っていたためでございます。じゃぁ、なぜ切ったのか。それは日常的に誤動作が多く、運行に支障をきたしていたため。そこで気になるのは、この列車が事故直前の36分間に、9回も動力系統に異常が発生していたことでございます。
ここに、もうひとつの要素がございます。列車は日本製ですが、ATPという制御システムはイギリス製とのこと。秒単位でギッチギチに走らせる日本と、遅延上等ノンビリ運行のイギリス。鉄道事情の違いすぎる二国の複合システムってのが、怪しいって言えば怪しいのでございます。
そして、先ほどのブレーキのお話。回生ブレーキは近くに他の列車が無いと効かない。その場合、列車は自動的に機械ブレーキに切り替える。それを何度も繰り返していると、圧縮空気が無くなり、安全装置が働いて列車が動かなくなる。そんな不具合が日常的に起きていたのではないかなぁと、にわかが想像するのでございます。
ここまでの「妄想」をまとめまましょう。本来、回生ブレーキが有効に働く路線ではないところに、日本が都市部でガンガン使っている様な仕様の列車を導入してしまった。回生ブレーキの効果が薄く、頻繁に安全装置が働いて止まってしまう。その遅延を回復するために、ATPを普段からオフにすることが多かった。そして、事故。
そして、日本の企業が訴えられた根本は、そのATPの状態を司令室に送信する機能がそもそも配線されてなく、最初から機能していなかったことでございます。仕様書には配線が有るけど、実際の車両では配線されずに納車されてしまった。日本車両製造、それに関してよく調べもせず、あっさり「ミス」と認めてしまったのでございます。あぁ、何というお人好しであることか。
台湾のATP事情に関しては、2006年に全車両にATP搭載。しかし、故障・誤作動が多く、運転士が勝手にオフにすること頻繁。その結果、2007年に大事故。それを受け、2010年に、ATPの状態を司令室で監視する装置を導入するも、はやり誤作動が多く、現場からは不満の声。その後、2012年に日本車両製造から納車された今回の事故車には、その遠隔監視する機能の配線が最初から無かったということでございます。
そもそも、ATPがまともに動作してないのに、それを「オフる」ことで対処していたって事に、最大の問題点が有るのでございます。で、この列車の配線の件ですが、ワタクシの妄想といたしましては、日本車両製造が現場の声を受けて「忖度」しちゃったのではないかなぁと思う次第でございます。
「配線を忘れた」のではなく、クライアントからの要求で「わざと外した」という可能性も。入札の際、台湾側からそんな圧力が秘密裏に掛けられていたのかも知れないということでございます。秘密裏だから、設計者のあずかり知らぬところで配線が変えられる。後から調べたら、「ミス」としか見えない。あぁ、恐ろしや、恐ろしや。
で、冒頭でも申し上げましたが、よ~く調べもせずあっさり「ミス」と認めてしまうのは、何とも軽率。いや、たとえミスだったとしても、それが決定的な事故原因ではないので、補償とかを突きつけられる筋合いでは無い。なぜなら、その列車に遠隔監視機能が無いことは、事故前から関係者全員が知っていたはずだからでございます。
・新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します
https://www.mof.go.jp/currency/bill/20190409.html
日本の紙幣、世界で一番偽造の難しいお札でございます。まぁ、それでも、最近、チラリと精巧な偽札の事件とか有りましたから、ここらで刷新ということでしょう。でもね、キャッシュレス化を勧めている昨今、この新札景気でますますキャッシュレスが遠のく様な気もいたします。
お札のね、数字がダサイと、いろいろ言われております。確かに、何の飾り気もない、言うならばデジタル的な数字でございます。これが仮デザインなのか? あるいは最終型なのか? まぁ、どんな形になるにせよ、「使えば都」、使っているうちにすぐ馴染むのでございます。
世間が気にしているのは、一万円札の「1」と、千円札の「1」の書体が違うこと。千円札の1には、頭のチョロンのない棒1でございます。なぜ、わざわざ変えたのでしょうねぇ。一万円と千円をひと目で区別がつきやすいようにでしょうか? 弱視の人には、有効かもしれません。
あと、想像するに、あの数字の部分が盛り上がるインクで印刷されてまして、目の不自由な人はその数字部分を触ることでも識別できるようにしてあるのでしょうか? そうしますとね、「1」の書体を変えることで、最初の一文字を触るだけで、千円、五千円、一万円の区別が出来るのでございます。
千円札の裏には、葛飾北斎が! これ、外国人が欲しがるだろうなぁ。このお札欲しさに、外国人観光客が増えるかもしれませんよ。そしたらね、もう、富嶽三十六景をシリーズで出しちゃえばいい。この浮世絵部分だけ差し替えて、千円札だけポツリポツリと新しいのを出すのでございます。
富嶽三十六景、「三十六景」と言いながらも全部で46図あるそうでございます。年に2回、新千円札を出していても、23年かかる。あら、ちょうどそのころ、五千円や一万円札も刷新の時期ですねぇ。そうしましたら、次は東海道五十三次のシリーズでも出しましょうか(笑)。
気分は、永谷園お茶づけ海苔のオマケカード。コンプリートしたがる人が世界中に現れるでしょうねぇ。キャッシュレス化どころか、お札の大増刷! 日本のお札を世界に「輸出」でございます。まぁ、お札だけ出て行って国内で消費してもらえないとなると、経済的になんか心配な面はございますけどね。
口の卑しい、いやもとい、新製品には目のない薫さん、今日は食べ物のお話でございます。毎日の様に新製品が出るインスタント業界ですが、たまたま見つけた商品で「これは、イケル!」と言えるのを見つけたのでございます。それが、これ。
「スガキヤ」と言えば、名古屋の日清。いや、そのたとえ、微妙だな(汗)。そのスガキヤから発売の「岐阜タンメン」でございます。タンメンと言えば、てんこ盛りの野菜が定番スタイル。さて、このカップ版「岐阜タンメン」は、そのタンメンにどこまで迫れるのかっ!
カップにトッピングが入りきらないことを想定して、丼を用意でございます。カップにお湯を注ぎぃの、丼をお湯で温めぇの、その上ではカット野菜がグルグル回りぃの。指定時間は「熱湯4分」。この4分間の最後の瞬間に、三つの要素のピークが重なり合い、そして融合する! インスタント調理の醍醐味でございます。
カップ麺のフタを剥がし、軽く麺をほぐしながら、まず麺だけを丼に移す。これ重要。フタの上で温めていた「液体スープ」をカップに残ったスープに投入し、攪拌、攪拌、攪拌! そして、丼の麺の上から、そのスープを投入! 次の瞬間、計った様に電子レンジから「チン」という快音が響き渡り、キッチンは静寂を取り戻すのでございます。
でっきあっがり! 先に麺だけを丼に入れると、スープを思う存分かき混ぜる事が出来るのですよね。そして、もうひとつの効能として、具が麺の上に来る。これは気持ちいい。「肉入りカット野菜」、温める前は袋パンパンだったのに、出来上がると意外と量少なめ。まぁ、野菜なんで、仕方がないかなぁ。では、トッピングしてみましょうか。
カップ麺に付属の「辛味あん」を乗せまして、まぁ、トッピングした分、味が薄くなっているでしょうから、ここは天下の「S&Bテーブルコショー」の出番でございます。う~ん、野菜てんこ盛りとは行かなかったけど、まぁまぁの質感でございますね。
さて、口の卑しい、いやもとい、食いしん坊の薫さん、ここで更なるトッピングでございます。実は、一連の作業と同時進行で、もうひとつの食材を処理しておりました。目玉焼き! そして最後に、刻み海苔をチョイト振りかけまして、名古屋薫アレンジ岐阜タンメンの最終型でございます。
以上、美味しくいただきました。肉入りカット野菜をふた袋使う、あるいは、自分で野菜炒めを作って乗せる、そんなことをすれば、より「てんこ盛り」に近づくのでしょうが、そこまでしてしまうと、それは「インスタント調理」の領域を超えてしまう。この最終型が、インスタントギリギリ領域ではないでしょうか。
今年のゴールデンウィークは、最大10連休だそうでございます。休日が飛び飛びにならず、実に合理的な配置になっておりますね(笑)。まぁ、これで、嬉しい人もいらっしゃれば、あまり関係無い人、むしろ疎ましく思っている人、いろいろでしょうねぇ。
そのゴールデンウィークの計画、そろそろ立てていらっしゃる方もいるはず。ということでもございませんが、コンパニオンのゴールデンウィークの予定を、ボチボチ、アナウンスいたしますね。まだ「未定」部分が少し残ってますが、数日中に全部埋まることと思います。
朝ドラの視聴率の推移でございますね。「おしん」(1983年)の52,6%をピークに右肩下がり。まぁ、「おしん」という作品が良すぎましたので直後の急降下は仕方がないとしても、その後20年以上に渡って、徐々に徐々に「朝ドラ離れ」が進んでいるのが分かるのでございます。
転機となったのが、「ゲゲゲの女房」(2010年)だそうでございます。ここで、グラフに騙されちゃいけませんよ! このグラフ、あたかも「V字回復」した様な書き方がされておりますが、2010年代に入って、それほど上昇しているわけでもない。V字回復と言うよりは「20%前後から”下がらなくなった”」と言う方が正解でございましょう。
また、「朝ドラだけが見られなくなった」と言うよりは、世の中全体に「テレビ離れ」が進んでいたと考えた方がよろしいでしょうね。娯楽も増え、生活サイクルも変わり、ゆったり腰を据えてテレビを見るということがなくなってきたゆえの、右肩下がり&20%安定だと思いますよ。
重箱の隅ツツキはこれくらいにしておきましょう。で、その後藤千惠解説委員が言うには、「おしん」の頃のドラマは「ヒロインがどん底から這い上がっていく波瀾万丈」がテーマ。それが最近は、「ヒロインが回りの温かい人に支えられ成長していく物語」と変わっているそうでございます。
それに伴い、ドラマのターゲット視聴者層も変わって来ているそうでございます。昔のドラマは、中高年層がターゲット。今は、SNSをやる様な若い人にまでターゲットを広げているそうでございます。このSNSがらみが最近のドラマの傾向に大きく影響しているそうでございますが、それはお話の後半で。
この朝ドラ今昔物語、今放送している「おしん」と「なつぞら」を見比べると、よ~く分かるのでございます。「おしん」で描かれてる「どん底の貧乏」「汚れメイク」「執拗ないじめ役」なんてのが、「なつぞら」ではかな~り緩く表現されている。言うなれば、「毒が抜かれている」という感じでしょうか。
「おしん」の頃の視聴者の多くは、「戦争経験者」でございます。究極の不条理を生き抜いた人達ばかり。そして、その後の高度成長期を支えてきた人達。そう、「どん底から這い上がる波瀾万丈」というドラマが当たらないはずが無いのでございます。戦争経験、そしてその後の発展から、不条理に対する免疫を持っている人達と言えるでしょう。
平成に入りますとね、「戦争」というのは昭和の遺物なのでございます。そして徐々に、世の中は豊かになり、豊かな時代に生まれるほどに、不条理に対する免疫を失っていったと思うのでございます。免疫のない人には、「どん底から這い上がる」なんてのは、ただ暗いだけで見るのが苦痛なドラマとなったでしょう。視聴率は右肩下がりになり、制作側が模索をする時代に突入でございます。
そこでドラマは、明るさ、さわやか、勇気、元気なんてのを表現する様になるのでございます。毒を抜いたわけですよね。キャスティングも、(演技力の有無よりも)若い人受けするタレントを優先して起用する様になる。そしてここに、平成に台頭してきた「ネット」が絡んでくるのでございます。
ドラマを見た人が、「あぁ、勇気をもらえた」「あぁ、元気になった」とネットで「共感」を求めるわけでございます。まぁ、ワタクシに言わせれば、ネットの共感なんて「傷の舐め合い」だと思っておりますけどね。ただ、このネットでの共感により、制作側は「この”共感”から外れるドラマを作れなくなった」という泥沼にはまる訳でございます。
ビートたけしさんが、ある番組でこんな事を言っておりました。最近は、ギャグの表現でも「まん中」を常に要求されるそうでございます。例えば、「この貧乏人!」なんて語をギャグに盛り込むと、それが貧乏人への差別に取られかねないので、放送では使えないとのこと。かつて「毒」で人気を博していた人が、その毒を封じ込められてやりにくくなったと言っておりました。
ドラマがどん底の不条理を描けなくなった様に、日本人全体に「不条理に対する免疫」が無くなってきていると思うのでございます。そのせいでしょうか、「いじめ」という不条理を受けると最悪の事態にまで進んでしまうことが増えた。「過剰労働」という不条理から抜け出せず、自死を選んでしまう、等、等、等。
人間の体で「免疫が弱くなる」ってのは、生命の危機に至る危険な状態でございます。いや、これ、ダメでしょ。国家的に、ダメ! ワタクシ、思うに、世の中に「不条理」をもっと増やしましょう。ドラマが不条理を嫌い、きれい事ばかりを並べていてはいけないのでございます。
先日ね、NHKの契約勧誘って言うの? その「NHKの方から来た」人がいらっしゃったんですよ。もうね、何やら自信満々の顔で。来店早々「こちらは、NHKの契約してないですよね」と切り出してきたんで、「いいえ、してますよ」と即答。そのNHKの方から来た人、慌ててタブレットを操作して確認し始めたのでございます。
当店は、各プレイルームにテレビが置いてございます。その中のいくつかはアンテナが繋がってまして、地上波が映りますので、その台数分の受信料を契約しております。どうも、一般家庭と事業所ではファイルの場所が違っていたみたいで、そのNHKの方から来た人、当店のファイルを見つけて、少し恐縮しておられました。
まぁ、せっかくNHKの方からいらっしゃったのですから、いち契約者として、思うところを存分にぶちまけさせていただいたのでございます。今日は、その時にワタクシがぶちまけたことも含めまして、NHKの受信料のお話でございます。
受信料って、テレビ黎明期の頃の取り決めなのですよね。今や、何もかも変わってしまっているのに、その取り決めだけが異常に古い。放送がデジタルになったのを機に、大きく刷新出来たはずなのですが、そこは、「今まで通りで無いと困る人」が大勢いたのでしょうねぇ。そういう人を切り捨てる英断が、日本の放送界は出来なかったのでございます。
今ね、NHKと言わずに「放送界」と申し上げましたよね。ワタクシね、日本の放送局は、NHK、民放、ケーブル、ローカル、全てひっくるめて大きな「協会」を作るべきだと思うのでございます。もうね、分けてる場合じゃございません。その「全部入り協会」に対して、受信料を納めるというシステムでございます。
そして、協会はその受信料を、各放送局に分配する。どんな比率で分配するかは、みんなで話し合うってことになりそうでございます。ここでね、どうして民放も含めちゃうかと申しますと、それは、災害時に共同映像という形で協力するためでございます。
日本は災害の多い国でございます。災害の度に、各放送局が取材合戦をやってる。放送局の数だけ、空にヘリコプターが飛び交う。あ~~、無駄、無駄、無駄。全放送局が作業や地域を分担し、映像や資料を持ち寄って共同映像、共同データベースを作る。共同映像ですので、当然、局アナが他局に出演することもある。全部を取り仕切る「協会」有ればこそ、実現する話でございます。
受信料の額ですけど、デジタルになって、全ての受像機、全ての番組を、「個別に」管理できるのですから、番組ごとの徴収も夢ではない。そこで思ったのは、日本のテレビに必ず付いている、あのカードの存在でございます。
日本のテレビには、「B-CASカード」というのが必ず付いております。無料の地上波を見る場合でも必要。どうしてあれを、プリペイドカードにしておかない。気分は病院のベッド脇でございます。テレビを買い換えたら、そのカードもお引っ越しすれば良いのでございます。
今の受信料の問題点は、受像機に対して課金していること。だから、ほとんど見てないテレビとか、携帯電話のワンセグ、パソコンのチューナーなんてのにも課金されるってんで、大騒ぎになってる。ここは、受像機ではなく、カードに対して課金すべきでしょ。
でね、金額が問題。APPLEがiTunesで音楽を売り出した時、1曲ごとのバラ売り可能で、しかも1曲200円とかの低価格。あれを期に、ゲームなども低価格化が進み、ネットの中は一気に極端な薄利多売に進んだのでございます。
お店の近く、広小路葵という交差点に何本かの桜の木がございます。ふと気がつきますと、その桜の木がすっかり青々しくなっているではございませんか。今年の桜、いったい、いつ、咲いていたのでしょうねぇ。気がつかなかったということは、それだけワタクシが、雑多に追われている生活をしているということでしょうか?
「ハナノア」「アイボン」、この名称を聞いてピンと来る方は、さぞや花粉症でお困りの方でございましょう。この季節の、ワタクシの常備薬でございます。あと、「アルガード」という目薬を勧められて使っておりましたが、こちらはどうも決定打とはならなくて、もっぱらアイボンを使っております。
今年は、予備を買い足ししてまで備えたのでございますが、何とも花粉の勢いが中途半端。ハナノアもアイボンも出番が非常に少ないのでございます。ちなみに、ハナノアは鼻の穴に洗浄液を流し込む鼻うがい器、アイボンは、まぁ写真を見て頂ければ分かりますが、アイカップを被せて目を丸洗いするのでございます。
深夜に、パリのノートルダム寺院火災のニュースが飛び込んで来たのでございます。あらららら。日本で言うと、金閣寺が燃える様なものでしょうか。まぁ、金閣寺も、見事、復元いたしましたし、パリジャン、パリジェンヌの方々、どうか気を落とされずに復元への希望を抱いて頂きたいものでございます。
毎月、月の初めと16日前後に、月間予定表を更新しております。先日は、ゴールデンウィークの予定のみ、ちょっと早めにご案内いたしまして、そして、残りの5/7(火)〜5/15(水)の出勤予定をご案内する時期がまいりました。
「おしん」の出来が良すぎるのですよね。ですから、そのすぐ後に観ることになる「なつぞら」が、どうにもこうにもユルユルに見えてしまう。ヒロインが辛い目に遭おうとも、「おしんの、あの辛さに比べたら...」と、ついつい考えてしまう。新作の「なつぞら」、かなり割を食っているかもしれませんねぇ。
そのBS放送、「おしん」「なつぞら」と見終わりますと、その直後に始まるのが「こころ旅」。火野正平さんが、自転車で全国を走り回る人気番組でございます。CMが入らないNHK、ひとつの番組を見終わると、間髪入れずに次番組のオープニングでございます。この45分間、テレビから動けない人が続出していることでしょう。
火野正平さん、今日の目的地は一宮でございました。その道すがら、目に入る看板を読み上げては、「皿うどん、食べた~い」「とんかつ、食べた~い」と愚痴をこぼしておりました。ある店の前で口に出したのは、「タンタンメン、食べた~い」という語。「こんな所に、タンタンメンの専門店?」と思ったワタクシでございました。
グーグルマップで調べますとね、それ、ワタクシがつい先日褒め称えた「岐阜タンメン」のリアル店舗でございました。ワタクシ、番組を観ながら、「正平さん、それ、タンタンメンちゃう、タンメンや!」と発しておりました。いやぁ、奇遇、奇遇。
話は変わって、大相撲のお話。白鵬さんが日本国籍を取得する為に、モンゴルの籍を抜くというニュースがございました。国籍の件では、大坂なおみさんでも話題になりましたが、「日本で活躍する為には、もうひとつの祖国を”捨てろ”」と突きつけてるわけで、この仕組みも、悩ましいなぁ。
大相撲の授賞式、優勝した力士の国籍に関係なく、流される国歌は「君が代」だけでございます。あれも外国人力士の増えた今では、ちょっと違和感がございます。まぁ、「そもそも、大相撲は”スポーツ”ではないから」と言われてしまえばそれまでなんですけどね。
ノートルダム寺院、5年で修復すると言ってます。現代の工法で作り直すのでしょうか? 5年は、キツイでしょ。まず、雨対策のブルーシートを乗せなくてはね。いったい、どんだけ大きなブルーシートだよって感じ。修復なのか? 再建なのか? それも気になる所でございます。
お風呂でかかとの角質をゴシゴシやっておりましたら、やり過ぎて、ひと皮めくれちゃいました。風呂場でちょっとした出血。気分は、ヒッチコックの『サイコ』(笑)。風呂から出て、バンドエイド貼って、夜中に、もう、大変。
ウカッとしてると、すぐに足が角質でカッチカチになるのでございます。毎日、きちんとクリームを塗っていればいいのですけどね。ちょいとサボって、一日中靴下無しのサンダルで動き回ったりすると、まぁ、何と言うことでしょう、あの柔らかかったかかとがカッチカチに大変身したではありませんか。
あと、潤いが無くなったなぁと思うのは、指先。もうね、ほんと、物が手に付かない、というか落としやすくなった。指先が乾いているので、滑りやすいのでございますよね。お札を数える時とか、水濡れスポンジ無いと、もう悲惨。水濡れスポンジ、何のことか分かりますよね。石立鉄男さんのドラマで「水漏れ甲介」ってのが有ったけど、それは別物でございますよ。
あのスポンジ、正式には何て言うのかちょっと調べたら、「事務用スポンジ」となっているものが大半。まぁ、事務用スポンジで分かりますけどね。あと、「切手ぬらし」「指ぬらし」という記載を見つけて、ワタクシ、苦笑いでございます。「指ぬらし」って、妖怪の名前かよ! ゲゲゲッ。
郵便局によく置いてある、クルクル回るボール式のヤツ、置いてありますでしょ。あれねぇ、子供の頃、触るの大好きだったなぁ。母親と郵便局に行くと、あれを使って切手を貼る役目、絶対に死守しましたからね。切手を貼った後も、クルクルクルクル、回して遊んでおりました。
ワタクシ、コンパニオンの「不機嫌アピール」という行為に対して、しばしば注意を与えております。この不機嫌アピールというもの、いつのまにか「癖」にしてしまってますと、人気商売ではいろいろ苦労することになるのでございます。
当店の様な商売でこの不機嫌アピールが一番出やすいのは、一日の終わりでございますね。その日、あまり稼げなかったりすると、不機嫌なオーラをガシガシ出しながら帰っていったりする。多分、本当に不機嫌では無いはず。そういった空気を出さないと体裁が保てないのでしょうね。そして、それが癖になっているということでしょう。
ワタクシね、この不機嫌アピールというもの、「手首を切らない自傷行為」と思っております。自傷行為って、「私の今の辛さに気付いて!」という認証欲求の表れであって、本気で傷つけてるわけじゃない。不機嫌アピールも同様に、自分の認証欲求を満たすために「不機嫌」という表現を取っているだけなのでございます。
まぁ、こういった不機嫌アピールは街中に溢れかえっているわけでございますが、これを癖にしてたりいたしますと、人気商売では思わぬ苦戦を強いられたりするのでございます。そのカラクリを、紐解いていきましょう。
認証欲求というのは、「○○してほしい」という、ギブ&テイクでいうところの「テイク」の所作でございます。「これだけの事をしておけば、お客様は自分の事を認めてくれるだろう、認めて欲しい」というところでサービスを提供している。つまり、「もらう」ということが念頭の第一に置かれているのでございます。
ですけど、実はサービス業の根本は、「ギブ」なのでございます。そう、与える事。それも、「無償の愛」。いや、お金もらっているから決して「無償」ではないのですけど、精神的には無償の愛。その「まごころ」に惹かれて、人気を博して行くのでございます。
コンパニオンがお客様に対して「テイク」で接しているか? それとも「ギブ」で接しているか? その神髄を本能で最初から心得ている人もおります。また、「多分、一生気がつかないだろうな」と思える人もいれば、ある時突然気がつき「化ける(急に人気が出ること)」人もおります。
池袋の事故、痛ましいなぁ。真っ二つに割れた自転車、お母さんの麦わら帽子、子供さんのヘルメット、それらの映像が、ニュースで何度も流れておりました。事故の映像を見ますと、もうあと数メートルで渡りきるというその瞬間に、はね飛ばされております。何とも、やるせないのでございます。
報道によると、事故を起こしたのは高級車とのこと。ゴミ収集車を横転させるほどの衝突でも、運転者とその同乗者はほとんど無傷。運転者が守られたのは、高級車だったからでしょうか? でもね、高級車ならなおさら、他の車や歩行者を守る仕組みも装備されていて欲しいですよね。
で、最近チラホラ耳にするのが、車の外側に膨らむエアバッグのお話。衝突を感知すると、ボンネットとフロントガラスの境目あたりにエアバッグが膨らむ仕掛けでございます。ぶつかった歩行者が、都合良くそのエアバッグに当たれば良いのですが、まぁ無いよりはマシ。でも、小さな子供には、あまり有効ではない気がするなぁ。
もちろん、オートブレーキといった技術がすでに多くの車に搭載されてますよね。それでも、今回の様な、(多分)アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故、後を絶ちません。技術は有るけど、どうして普及しないのでしょうかねぇ。残念でございます。
どうして踏み間違えるのか? どうして踏み間違いに気がつかないのか? どうしたら防げるのか? 歩行者用のエアバッグやオートブレーキがどうして普及しないのか? この問題に関しては、全ての自動車メーカーが協力出来ないのでしょうか?
共同で開発すれば、それだけ、各社の負担は軽くなるはず。その結果、研究や普及がより進むと思うのは、素人の浅はかさでしょうか? 共同開発することで、既存のどの車にも後付け出来るオートブレーキのシステムは作れないのでしょうか?
お客様から、「以前、営業電話、してましたか?」と聞かれたのでございます。何やら、そういった営業電話が苦手で、来店が遠のいていたとのこと。当店は、オープン当初から、お店からの営業電話は一切しておりません。何かの勘違いか、あるいはコンパニオンが独自に行ったものをお店からと思い込んでいらっしゃるのか?
飲食業、つまり水商売ですと、この営業電話は必須のお仕事でございます。「1日に○本以上、かけなさい!」とコンパニオンにノルマを課すお店もあったりいたします。ところがですねぇ、風俗店となりますと、これが「やる派」と「やらない派」の二種類に分かれるのでございます。
当店は「やらない派」。やらない派の理由としては、やはり、いらっしゃるお客様はいろいろ「内緒」でいらっしゃっている方が多い。ですから、迂闊に電話をしたり着信を残したりすると、それが何らかのトラブルになる可能性がございます。よほど重要な連絡で無い限り、電話は控え、トラブルを避けようという理屈でございます。
一方、「やる派」の理由は、単純に「お水感覚」なのでございましょう。今や携帯電話が当たり前になり、電話以外にもLINEやメールといったコミュニケーション方法がございます。あまり神経質に考えず、どんどんお客様とコミュニケーションを取っていった方が商売的にプラスだという考え方でございます。
ワタクシが現役だった頃は、関東の方は「やらない派」、関西の方は「やる派」が多いというイメージでございました。土地柄も有るでしょうね。かっこつけ文化の関東はお客様との距離を置いた方がうまく行くでしょうし、交(ま)じらい文化の関西では連絡を取り合うことへの敷居はずっと低そうでございます。
と言うか、LINEやツイッターやフェイスブックなんて物が有る時代に、営業”電話”ってのは、いろいろ迷惑でしょうね。今のお水の人とか、やっているのでしょうか。とか言うワタクシも、ツイッターやフェイスブックなんてものを、ほとんど使いこなせておりません。そういった物こそ有効に使わなければと時々言われるのですが、何か、馴染めないのですよねぇ。人間が古いのかな?
1週間前に左手の肘をぶつけたというお話をいたしました。その左手、力も入りますし、普通に動かせております。ただね、ぶつけた部分を軽く右手の指で押してやると、そりゃスゴイ猛烈な痛みが走るのでございます。骨にヒビでも入っているのかなぁ?
ワタクシの母親が晩年、ちょっとつまずいて転んだだけで大腿骨骨折。救急車で運ばれ、入院。左足全体を金具で固定するという大騒ぎ。そのまま、寝たきりになってしまうということがございました。ワタクシも同じDNAを引き継いでおりますので、気を付けないとなぁと思っております。
骨と同じカルシウムで出来ているのが、歯。こちらも、年齢を重ねると要注意でございます。昨晩も、寝る前に歯をゴシゴシ磨いておりましたら、奥歯の方からポロッと何かがこぼれ落ちてきたのでございます。出してみますと、長さ5~6mmの歯の破片。欠けたか剥がれたかしたみたいでございます。
鏡で自分の口の中を散々見ましても、どこから外れたかが分からない。舌でまさぐっても、それらしき穴には触らない。かと言って放置しておくわけにもいきませんので、今日の朝一番にかかりつけの歯科医へ突入でございました。
欠けていたのは、右下の奥歯、その奥歯の一番奥の、歯ブラシを突っ込むと「オエッ」となる部分、その部分が欠けておりました。もうね、歯医者さんにオエッとなるほどに鏡を突っ込まれ、その鏡をさらに手渡しされた手鏡で見て、初めて確認出来たのでございます。
以前治療して被せていた物が剥がれ落ちた様でございます。また、すでに神経を抜いている歯ですので、痛みも全く無かったとのこと。そうそう、その前回の治療時にも言われたのですよね。オエッとなって磨きにくいところだから虫歯になりやすいですよと。
歯を磨いてオエッとなるの、タバコのせいだって説がございますでしょ。ありゃぁ、ウソですな。だって、ワタクシ、生まれてこの方まったくタバコを吸ってませんが、オエッてなりますもの。毎朝、毎晩、オエッ、オエッて言いながら歯を磨いております。
骨や歯を大事にしようと思いまして、出来るだけ牛乳を飲む様にしております。その牛乳ですが、ついうっかり飲み忘れ、賞味期限を大幅に過ぎてしまうこともありますが、ワタクシ、賞味期限5日過ぎくらいでしたら、ゴクゴク飲んでしまうのでございます。
各プレイルームに『週間実話』を置いております。その週間実話、毎週、購入してくるのですが、巻頭の袋とじの部分をペーパーナイフで切り開いてから、お部屋に置く様にしております。お客様がお部屋で読む際に、袋とじを指で苦労して切り開かなくてもいいようにでございます。
あの袋とじの内側には、エロエロでプリンプリンでハァハァな写真が掲載されているわけでして、購入した人が、その官能の世界を自分で切り開いてみるという趣向でございます。まぁ、立ち読みを敬遠するというのもあるでしょうけどね。
さて、その週間実話、通常は毎週木曜日の発売ですが、大型連休前の合併号ということで、明日(というか、これ読んでいる人には今日ですが)水曜日が発売日となっております。そして、その4/24(水)発売の『週間実話』に、当店の「星野ちとせ」が掲載されております。
「風俗かわらばん」というコーナーの、「風俗最前線」という記事でございます。ワタクシ、営業終了後、深夜のコンビニに走り、まだ開梱されてない雑誌の荷を店員を拝み倒して開けてもらい、購入してまいりました(ちょっとオーバーかな)。
今年のゴールデンウィークのカレンダーが、ややこしいことになっております。ワタクシ、恥ずかしいことに今まで知らなかったのですが、「祝日と祝日に挟まれた平日は祝日になる」という法律(が、かなり前から施行されていたのですね。いや、今ごろ、気付いた。挟まれたら変わるって、オセロかよ(笑)。
それでね、今、手元に有るカレンダーは、4/30〜5/2までが平日表記となっているのでございます。まぁ、いろいろゴタゴタがありましたのでね、カレンダー業界も「とりあえず平日にしとこう」という安全策を取ったのでしょうかねぇ。
で、カレンダーは平日になっておりますが、本当の、正しい、最新の祝日の表記ですと、今年のこの3日間は全て祝日扱い。ということで、4/28から5/6までは、「正式に」ぜ〜んぶ休日なのでございます。内閣府のサイトから、今年のゴールデンウィークの各日がどういう扱いなのかを確認したのでございます。
4/27 週休2日だとお休み 4/28 日曜日 4/29 昭和の日 4/30 (オセロ休日) 5/1 天皇陛下即位の日 5/2 (オセロ休日) 5/3 憲法記念日 5/4 みどりの日 5/5 こどもの日 5/6 振替休日
ちょっと、「狙った感」がございますね。消費税の増税もありますし、10連休を国民にプレゼントして少しでも機嫌を取っておこうという腹づもりでしょうか? もしそんな国民への忖度が有るのなら、もうね、キンタマの小さい政府でございます。
え~とね、ここで「国民の休日に関する法律」ってのにチョイト触れたいのでございます。その法律の第3条第2項ってのは、「振替休日」の規定。第3条第3項ってのは、冒頭で触れた「オセロ休日」に関する規定でございます。
最近、ワタクシ、「不条理」という語をよく使いますが、現状の日本の休日の決め方には、「不条理」というものが全く無い! 振替休日・はっぴマンデーはやたら「連休」を生みだし、オセロ休日に至っては、休日が「増える、かつ、3連休以上確定」なのでございます。
つまり、「絶対に損をしない」という設定方法になってる。休日や連休が増えることは有っても、絶対に減らない。この「絶対に損をしない」という設定が、いかに人間を堕落させるか! 思考停止させるか! かつてアヘンが中国を骨抜きにした様に、日本もこの「絶対に損をしない休日法」で、ヘラヘラになっていくはずでございます。
以前の「休日固定」のカレンダーが、人々の感性や知性をどれだけ刺激し触発してきたことか! 毎年変わる祝日の配置に、その都度、その配置を最大限に有効に使うために人々は知恵を絞ったのでございます。そして、配置の運・不運に一喜一憂したものでございます。
また、オセロ休日どころか振替休日も無かった時代もございました。そうしますとね、曜日の巡り合わせによっては、「休日が減る」ということも時々発生したのでございます。あぁ、まさにこれこそ不条理! そう、この不条理があるからこそ、人は哲学に芽生え、人生に美学を求めるのでございます!
お店のフロントで、ニューハーフ・女装関係の雑誌を販売しております。その雑誌の問屋さんから、ニューハーフ系パッケージDVDビデオのアウトレット物が、大量にお安く出ておりました。ワタクシ、大人買いでございます。
タイトルは全部バラバラ。全部で22本。1枚入りの物、2枚組、4枚組、6枚組のものまでございます。4枚組とか6枚組のケースって、昔のVHSのパッケージにさも似たり。ダンボール箱を開封した時、一瞬、「あれ、VHSが混じってる?」とうっかり勘違いしたのでございます。うっかり、うっかり。
卸売市場が休むと、街から生鮮食料品が消えるのではないか! そんな心配の声もございます。まぁ、ワタクシ、若い頃に名古屋の中央卸売市場で働いていたので知っているのですが、中央卸売市場は、大型連休でもその休日のいくつかを開場いたします。やはり、連続して何日も卸売業が休むというのは、問題が有るのでしょうね。
銀行もお休み。ただ、ATMでおおかたの事は出来ますので、お金の入出金だけならそれほど問題ではないでしょう。引き落としも、みんな前倒しではなく連休後へと先送りしてるみたいですね。その結果、月末の引き落としが7日の引き落としとなって、1週間もずれ込んでおります。
ただ、銀行のお休みで困ることがひとつございます。両替でございます。商売をやっていると、小銭や千円札を釣り銭として準備する必要がございます。どこかに平日が挟まっていればなんとかやり繰りできるのですが、10日間全くお休みとなると、これはかなり危険。連休前に大量の両替をしたお店も多いのではないでしょうか。
とか言うワタクシも、ちゃんと両替に行ってきましたよ。当店の場合、千円札と五千円札が大量に必要でございます。お札への両替ってのは、その額面が大きいだけに、トータルの金額もたいへん大きくなる。千円・五千円札をちょっと多めに用意しようとすると、60万円くらいを両替機に放り込むわけでございます。
本日も、ワタクシ、いそいそと両替に行ってきましたよ。近所の信用金庫。なぜか、両替機もATMも全く混雑なし。バッグの中にはそこそこの大金が入っておりますので、両替に来る時は、いつもチョイト緊張しております。
で、大金投入、ゴトンゴトンと硬貨の束が落ちる音、ババババババッと大量のお札がカウントされる音、もうそろそろかなと思った矢先、ピーピーピーという異常音が! エッ、ワタクシ、何かやらかした?! 機械のパネルには「行員が来るまで、そのままお待ちください」の表示が!
行員にひと通り説明し、椅子に座って待つことに。少し離れた場所では、行員が両替機の前で何か操作、すかさず後ろに回って姿が消える、それをグルングルンと何度も繰り返す、両替機と大格闘しております。10分ほど待たされた後に行員に差し出されたのは、カルトン(お金を入れる盆)に乗せられたさっきの大金でございました。
朝ドラを見ていらっしゃらない人のために、超簡略に先週分のあらすじを紹介いたしましょう。本当に、超簡略ですよ! まず、ヒロインのおじいさんと農協が、個人の主張と村全体の主張で揉めておりました。その間に入ったヒロイン、なぜか演劇部に入部し、劇でおじいさんにメッセージを伝えることに。
ヒロインが演じた劇ってのが、やはり個人と村全体との対立がテーマ。「個人」を優先させた主人公の青年は、劇の最後に「なんて俺は愚かなんだ!」と叫ぶのでございます。その劇を観たおじいさん、自分の主張を取り下げて農協に従うことに。そして、おじいさんの口からヒロインへ、衝撃の言葉が発せられるのでございます。
「このわしは、愚かだったか?」
「おじいさんは愚かじゃないよ、おじいさんは私の誇り、おじいさんに見せるつもりで始めた演劇だったけど、途中からおじいさんのことなんか考えてなかった、自分の為に演じた!」
おいおい、おじいさんの事など考えてなかったって、どんだけおじいさんを追い詰めるんだよ。草刈さんが、もう、かわいそうで、かわいそうで。でも、ドラマの演出は、おじいさんを置いてけぼり。出演者全員がヒロインを取り囲み、ヒロインの名演説に涙ぐむ。おじいさんに抱きつくヒロイン。目から大粒の涙。朝ドラ北海道編の、大団円という演出でございます。
朝ドラ、4週目のこのあたりに来て、「あぁ、広瀬すずの、広瀬すずによる、広瀬すずのためのドラマなんだな」と気付くわけでございます。「個」と「集団」、その両者の利益が相反するという理不尽さで話を進めておきながら、途中から善と悪がはっきりした勧善懲悪にすり替えられてしまっている。ヒロインの「自分の為に演じた」という台詞で、他の登場人物全員が置き去りにされたのでございます。
ここからは、ワタクシの大妄想でございますよ。思うに、脚本家、最初は「個」と「集団」という重いテーマ―にもっとウェイトを置くつもりだったのでしょう。ところが、プロデューサーか何かから、「そんな重いテーマは広瀬すずには似合わない」と横やりが入り、大団円の部分だけ勧善懲悪の分かりやすいストーリーにチョイ変え。そんなことが有ったのやも知れません。
ワタクシの体験談ではございますが、高校とか大学の演劇部に入りますと、やたら「不条理」「理不尽」という単語を連発する先輩が、まぁ1人くらいはいるものでございます。それはね、劇の台本というものが、不条理、理不尽を話の大骨とする場合が多いということもございましょう。なぜなら、「その不条理や理不尽に対し『どう、人間らしく生きるか?』というのが、文学性の大きな一要素だから」でございます。
脚本家というもの、本来なら、そんな不条理、理不尽をもっと緻密に描きたいと願うはずでございます。またまた「おしん」と比較して申しわけないのですが、「おしん」は理不尽の固まりの様なストーリー。その理不尽さに真っ向から向き合い生き抜く女性の一代記という、文学性要素ど真ん中を貫いた脚本なのでございます。
朝方、お化粧をしてましてね、ふと、鏡の中の自分の口に気がつくのでございます。口が、やや「へ」の字型になってる。口角が下がっているのでございます。「おやおや」と思いながら、あらためて口角を上げ、鏡の中の自分の顔を確認いたしました。
疲れているのか、はたまた筋力が落ちたのか、口角にほんのかすかな重たさを感じたのでございます。鏡を覗き込むと、自分のほほの下あたりの余分なお肉についつい目が行ってしまう。「素の自分の顔」の口が「へ」になっていることに、少なからず衝撃を受けたのでございます。
素の顔ってのは、な~んにも考えて無くて、心も筋肉も弛緩している時の顔のことでございます。お店で募集の面接をする時など、特に口の形に注目したりいたします。素の顔の状態で、口が自然と「へ」の字型になる人は、人気商売ではかなり苦戦するからでございます。
目や眉毛は、お化粧でどうにでもなる。しかし、口の形ってのはゴマカシが利かない。だから普段から自分で上げるしかない。そして、これは経験的に感じる事ですが、口を自然にへの字にしてしまう人というのは、まぁそれまでにいろいろな辛い経験をされたのでしょう、どこか偏屈さを呈していたりするのでございます。
とか生意気な事を言っているワタクシも、ニューハーフなりたての頃は、先輩のお姉さんからそりゃぁ厳しく言われたものでございました。「お客の前では、常に微笑んでろ」と言われるわけですね。ゲイバー、つまり飲食店ですから、営業時間内はずっと「お客の前」なのでございます。ずっと、ずっと、口角を上げていて、ほっぺたが毎日、筋肉痛!
でも、これね、1年くらいやっていると、ほっぺたの筋肉が鍛えられるのでしょうね、無意識に微笑んでいるようになる。こうなったらしめたもの。逆に、こうなるまでが辛い。このニューハーフ1年生の時の体験で、「あぁ、顔って変えられるんだ」と気付いたわけでございます。
寒い思いをしながら寝た時ってのは、大概、変な嫌な夢を見るものでございます。楽しい夢ってのは、目が覚めると泡沫の様に消えてしまうものですが、嫌な夢、怖い夢ってのは、皮肉にもはっきり覚えているんですよね。今日は、かなり前に見たけど今だにしっかり覚えている、ある変な夢のお話でございます。
ある朝のことでございました。目が覚めた直後に強烈な片頭痛におそわれたのでございます。布団の中で、頭を抱えたまま、痛みが治まるのを待っておりました。目をつぶって我慢しておりましたら、いつの間にか、そのままウトウトと二度寝をしていたのでございます。
夢の中で、ワタクシ、旅客機のコックピットの中におりました。自分が操縦しているというよりは、何か第三者的に傍観している感じでございました。フロントガラスの向こうには、山の斜面が見えております。コックピット内の雰囲気、外の景色、それらが、妙に、妙に、生々しい夢でございました。
夢の中で、山の斜面がどんどん迫ってまいります。夢とは言え、半分だけ寝ている状態なのかも知れません。片頭痛の痛みの感覚が、夢の中でも有ったからでございます。山の斜面はどんどん近づいております。ワタクシの心の中に、不安、恐怖、焦燥、それらが混じり合った感覚が土石流の様に襲いかかったのでございます。
その次の瞬間、ワタクシ、「ある想像」をしたのでございます。その旅客機が空港に着陸し、乗客が次々と無事に空港に降り立つ様子を想像したのでございます。その想像をするやいなや、不思議な事に、先ほどまでワタクシを苦しめていた片頭痛がスパッと消え、気持ちよく目が覚めたのでございます。
世の中、「平成だ」「令和だ」と大騒ぎでございます。そして、その平成30年間を振り返る番組が、呆れるほどに乱立しております。その割には、世の中のお祭り度はそれほどでもない。花火を飛ばすとか、もうちょっと騒いでもいいのではと思った平成最後の日でございました。
消費税の導入が、平成元年だったのですね。そう言えば、ワタクシ、ニューハーフになりたての頃、お仕事の衣装や道具を揃えてて「あぁ、もう1ヶ月早かったら、消費税払わなくて済んだのに」と思った記憶がございます。ということは、ワタクシがニューハーフになったのは、平成元年ということでございますね。