店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
寒い思いをしながら寝た時ってのは、大概、変な嫌な夢を見るものでございます。楽しい夢ってのは、目が覚めると泡沫の様に消えてしまうものですが、嫌な夢、怖い夢ってのは、皮肉にもはっきり覚えているんですよね。今日は、かなり前に見たけど今だにしっかり覚えている、ある変な夢のお話でございます。
ある朝のことでございました。目が覚めた直後に強烈な片頭痛におそわれたのでございます。布団の中で、頭を抱えたまま、痛みが治まるのを待っておりました。目をつぶって我慢しておりましたら、いつの間にか、そのままウトウトと二度寝をしていたのでございます。
夢の中で、ワタクシ、旅客機のコックピットの中におりました。自分が操縦しているというよりは、何か第三者的に傍観している感じでございました。フロントガラスの向こうには、山の斜面が見えております。コックピット内の雰囲気、外の景色、それらが、妙に、妙に、生々しい夢でございました。
夢の中で、山の斜面がどんどん迫ってまいります。夢とは言え、半分だけ寝ている状態なのかも知れません。片頭痛の痛みの感覚が、夢の中でも有ったからでございます。山の斜面はどんどん近づいております。ワタクシの心の中に、不安、恐怖、焦燥、それらが混じり合った感覚が土石流の様に襲いかかったのでございます。
その次の瞬間、ワタクシ、「ある想像」をしたのでございます。その旅客機が空港に着陸し、乗客が次々と無事に空港に降り立つ様子を想像したのでございます。その想像をするやいなや、不思議な事に、先ほどまでワタクシを苦しめていた片頭痛がスパッと消え、気持ちよく目が覚めたのでございます。