店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
2月は「なずな」「なみえ」と新人が2人増えて「はるか」が抜けるという入れ替わりの激しい月でございました。特に、このお仕事初めての新人さんですと、お仕事を手取り足取り指導する事になりますので、かなり大変。ホームページの更新も、写真撮影、プロフィール聞き取り、オフィシャルサイト・ヘブンネット・ニューハーフファンの3サイトにアップロードと、いろいろやることが多いのでございます。人が増えたときにはやることが多いのですが、人が減ったときにはクリック1つで項目を消してしまえるというのは、なんとも空しいですよねぇ。
さらに2月は、お店のガス給湯器の交換工事も入っておりました。昨年末からボチボチ進めておりましたガス給湯器の交換ですが、やっと、3台全ての交換が終了いたしました。交換直後に盛大な釜鳴り現象とかも起こってしまいまして、波瀾万丈の工事でございましたが、これでひと段落なのでございます。今までは、バスルーム室内で巨大な給湯器が轟音を上げておりました。その給湯器を「おっかない」と思われたお客様もいらっしゃったのではないでしょうかねぇ。狭い場所にあんな大型の給湯器があるというの、実は、ワタクシも恐かったです(笑)。「ボンッ」という点火音や「ゴー」という燃焼音が大きくて、おっかなかったですよねぇ。
当店はオープン当初に、全ての水道管を最新の塩ビ製に交換しております。鉄製の古い水道管から大量の赤水が出ておりましたのでねぇ。その際に、無理に天井裏に配管を通したりして、水道管はかなりスパゲッティ状態になっております。そこへ持って来て、今回は、新しい給湯器の取り付け場所が窓際になるということで、さらにバスルームから窓際まで配管が往復することに。ますます配管が長くなったのでございます。その結果、蛇口をひねってからお湯が出るまでに、ちょっと時間がかかる。まぁ、営業時間中は頻繁にお湯を使うのであまり気になりませんが、朝一番にお店でシャワーを浴びようとかすると、今までとはちょっと段取りが変わっちゃったのでございます。
最近、「サイコパス」という語によく出会うのでございます。斎藤工のドラマでは犯人がサイコパスという設定のお話がございましたし、NHKの白熱教室でもサイコパスがテーマの回がございました。今日は、サイコパスがテーマでございます。
「サイコパス」に関する資料を読むと、かなり恐い事がいろいろ書いてございます。簡単に言いますと、人が持っている「善」と「悪」の感情のうち、「悪」しか持っていないということだそうです。「善」によるブレーキが利きませんので、躊躇なく残忍な犯罪行為に走ってしまうという、ある種の「病気」なのでございます。サイコパス診断テストというのがありまして、それをやってみると、ワタクシの場合はほとんど0点。「やったー、サイコパスじゃないぞ」と喜びたいところですが、ちょっと簡単に喜べない事情があるのでございます。
実は、サイコパスってのは、企業の経営者などには、ある程度必要な要素なのでございます。もちろん、100%サイコパスに振り切っているというのではなく、「サイコパス傾向がある」という程度。ワタクシの今までの職歴の中で思い返しますと、「やり手」と言われるような方々は、例外なく、このサイコパス傾向が高かったのでございます。アメリカ大統領選挙で話題の人、トランプ氏も、かなりサイコパス傾向が強そうでございます。でも、そんなトランプ氏がそこそこの支持を得ているのは、基本的にアメリカが個人主義でフロンティア精神の国だからでしょうか。今、自分にこの要素が欠けているというのは、お店の経営者としては複雑な心境なのでございます。
ワタクシ、けっして、若い頃から枯れてたわけではございません。若い頃はサイコパス傾向がかなり高かったような気がいたします。程度の違いこそあれ、人間というもの、幼少期に最高のサイコパス傾向を持ち、年を取るにつれてその傾向が枯れていくのではないでしょうか。サイコパスの要素のひとつに、「共感しない、人の気持ちが分からない」ということがございます。実は、ワタクシは学生の頃、
今回は、前回のお話をちょっと補足。小難しい話題が続いて、申し訳ございません。風俗店の店主のコラムなんで、「どんなチョメチョメな話だろう?」とか「嬢の裏話でも読めるかな?」なんて気持ちで訪れた方もいらっしゃるでしょうが、当てが外れてすいません m(__)m
「人の気持ちが分かる」=「共感」ということに言及いたしましたが、これに関して脳科学者の茂木健一郎さんが、興味深いことを言っております。以下は、2015年6月13日にNHKで放送された、『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「松岡修造×茂木健一郎」』からの抜粋です。
(茂木)最近、ミラーニューロンってのが見つかってね…。前頭葉にあるんですけど。あの~、自分であることと他人を認識するのは同じ神経細胞。だからね、実は、他人の気持ちって分かったりするじゃないですか。そのミラーニューロンっていう神経細胞の働きを調べると、他人の気持ちが分かるっていう事と、自分の気持ちが分かるっていう事が、どうも同じ事のようなんです。
高浜原発に運転差し止めの仮処分。あくまでも“仮”ですから、本訴訟でひっくり返るかもですよね。運転差し止めにビックリしましたけど、「3/11」という日付の直前でなかったら、この判決は出ていたでしょうかねぇ? 時期的に、裁判所が事勿れ主義に走ったのでは? と、勘ぐってしまうのでございます。
震災から5年、仮設住宅で生活する人がまだ1万人以上いらっしゃるとのこと。一部の地域では、土地のかさ上げ工事がまだ進行中。完成は4〜5年先になるとの事。きょうび、小さなビルなら1年未満で建て代わってしまうご時世に、何が起きているのでしょうねぇ。
ギネス級の堤防を、新たに作っているそうでございます。今日明日にでも東日本大震災レベルの津波が来る、という恐れがあるからでしょうか? でもね、地学的に言うと、あんな巨大地震は100年に一度の頻度。過去の膨大なデータから検証済でございます。大きな堤防を作っても、それが役立つ頃には老朽化してますよ?
次の災害に備えるには、過去の災害を分析することが重要。津波による被害者があれだけの数に上ったのは、堤防が低かったからではございません。地震から津波到来まで40分も余裕があったのに、津波を過小評価していたために、逃げ遅れた、それが大きな原因でございます。大自然のエネルギーは膨大。それを、人間の建造物で持ちこたえようとするのは、あまりにも不毛でございます。
巨大な堤防、広大な土地のかさ上げ、それらが全て、ワタクシにはバベルの塔にしか見えません。抗(あらが)うのではなく、「受け入れる」という考え方は出来ないでしょうか。例えば、最近の高層ビルは、地震の際に「あえて揺れる」ような構造にすることで、破壊的な壊滅に至るのを防いでおります。津波に対しても、水が上がってくるのは仕方がないことと受け入れて、それ前提の街並みの計画や非難設備の充実を計る方が、有益ではないでしょうか?
関東大震災の後、第二次世界大戦の後、日本人はどうやって復興してきたでしょうか? 焼け野原になった土地にまず現れたのは、乱立するバラック(粗造の仮小屋)でございます。まず人が集まり、コミュニティが生まれ、人々の営みに必要なものが、引き寄せられるように集まってくる。もちろん、街並みは混沌と化しますが、重要なのは、理想的な都市計画ではなく、その土地の人達の息づかい。