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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-03-16 【和菓子職人のように】

今日はね、バスタオルのお話。

このバスタオルの山、およそ60枚前後ございます。洗濯機・乾燥機を経て、フカフカのきれいきれいになった状態でございます。こんなに溜まっちゃったのは、「後からまとめてやろう」と思っているうちに、いつのまにかこんな姿に(笑)。適当に積まずにキチッと重ねてあるのは、シワが付かないようにでございます。これを、一枚、一枚、畳んでいくわけでございますよね。

で、これが畳んだ状態。このバスタオルの塊が9枚分。ですので、上の写真の枚数ですと、この塊が6〜7塊出来上がるわけでございます。

さて、その畳まれ、積み上げられたバスタオル、各お部屋に補充するのはコンパニオンだったりするのでございますが、その際、こういったアドバイスを以前からしております。

 「和菓子職人のように」

和菓子職人が丁寧に形を作り込むような気持ちで、バスタオルを畳んだり積んだりしてね❤️という思いなのでございます。ところが、最近は、

 「和菓子職人? わかんない?」

と言われることもときどき有ったりいたします。職人さんが手作りで和菓子を作る姿なんて、『和風総本家』くらいでしかお目にかかれませんものね。また、職人さんが手作りしている街の和菓子屋さんってのも、見かけなくなりました。

子供の時、近所にそんな昔ながらの和菓子屋がございました。前を通る際、いつも母親にねだったものでございました。子供ってのは好き嫌いがはっきりしておりまして、気に入ったものを見つけると、いつもそればかりせがむものでございます。しかし、和菓子というのは季節もので、季節ごとに作るものが移り変わってしまう。子供心には、それが理解できませんでしたねぇ。夏場に出る寒天素材の涼しげなお菓子、それが気に入って何度もねだっていたのですが、季節を外れて店頭から消えたとき、「今日はあの“お気に入り”が出ているか?」と毎日のようにその和菓子屋をのぞき込んだのを覚えております。

当店の積まれたバスタオルを見て、そこに和菓子職人を思い出していただければ、幸いでございます。バスタオルと和菓子、変な組み合わせでございますね。ではでは。。。

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