最新 追記

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2021-08-02 【筋書きの無いドラマ】

先日、趣が真逆な医療ドラマ二つをご紹介いたしました。(2021-07-20 【善悪よりも、全体の利益を!】)(2021-07-05 【ヒトケが尺度】)。リアリスティックで何も考えずに自然に引き込まれるドラマも有れば、自分の方からドラマの世界観に飛び込んでいかないと楽しめないドラマもございます。さて、オリンピックは、どちらのドラマでしょうねぇ?

ほんと久しぶりに「男子バレーボール」を見ました。女子のを見た後に見ますと、もうね、男子の方のやつは、「ボールを使った殴り合い」でございますね。サーブを打つ時に味方の前衛選手が後頭部を手で押さえてますが、あれは頭を守っているのでしょうかねぇ(笑)。弾丸のようなサーブ、ヘタすると、前衛選手は見方のサーブで狙撃されかねないですからねぇ。

「自転車モトクロス」が、意外と面白い。レース競技はスタート地点がはるか上方。坂を下り落ちるようにしてスタートするってのは迫力満点。ウネウネしたコースを飛び越えていく様は、ゲーム画面のそれそのもの! フリー演技の方は、軽い自転車ゆえの自由度の高さから、信じられないようなアクロバットな技が繰り出される。スーパーマンみたいに飛んじゃったりとか。

オリンピックが始まると、今まで「オリンピック反対派」だった人がジワジワと賛成派に変わっているとか。連日、アスリートの熱戦を見てましたら、もう、反対とか賛成とか、どうでもよくなりますよね。アスリート同士が、ただ単に、その能力を競い合うという作為の無いドラマ。そんな純粋な世界の前では、個人の主義・理念なんて霞んでしまうのでしょう。マスコミもオリンピックを、ダダ流し状態ですしね。

ということで、オリンピック、やると決まったからには、全力で楽しみましょう。オリンピックは、何も考える必要はございません。ルールを知らなくても大丈夫。アスリートの「目」が、そこに様々なドラマを感じさせてくれるはずでございます。では、では。


2021-08-03 【共感&馴れ合い】

今日、広告会社の人と話をしておりましたら、「ニューハーフのママさんがいるお店は、みんな苦戦している」ということを聞いたのでございます。ふむふむ。また、「ニューハーフのママさんのお店は、新人が入りにくい」とも言われたのでございます。確かに、思い当たるフシがある。今日はこれを、チョイト考察して見ましょうか。

ワタクシ自身で思い当たる点としては、「近年、新人さんを”教育”出来なくなった」という事がございます。新人さんをレベルアップさせようとして、「指導」なり「ダメ出し」なりをすると、極端に拒絶されるのでございます。ですから、最近は新人が入って来ても、それこそ、ありのまま、素材のまま、本人の独自ルールを許したまま、で接客をしてもらっております。

ここでね、「昔ながらのニューハーフ」ってのは、どうしても後輩を「教育」とか「指導」とかしたくなるのですよね。それが若い人には非常に「うざい」ということなのでしょう。それで、そんなニューハーフがいそうなお店は今どきの若い人から敬遠されやすくなり、お店全体の勢いが衰えて行くということではないかなぁ。まぁ、指導っていうのは親心なんですけどね、それを嫌う若い人とのミスマッチが起きているということでしょう。

この「指導できない」「ダメ出しできない」人が増えたというの、なにもニューハーフ業界に限ったことではない気がいたします。この原因をふと考えてみたのですが、「小さい頃から同じ世代としか交流が無い」ということが関係してないでしょうか? 今の子供は忙しい。塾などに通ってますと、ついつい、同じ学年の友人しか接点が無い、ということが有ったりして。

自分よりレベルの高い人(物)からは、時として「啓発」、時として「否定」なんてものを得られたりいたします。これが同レベル同士だと、その間に発生するのは「共感」とか「馴れ合い」となってしまう。幼少期からこの共感・馴れ合いに慣れ過ぎてしまいますと、自分とはレベルの違う人(物)に出会った時の対応が分からない。それで、指導やダメ出しを拒絶するということではないでしょうか?

もはやワタクシは、「何が正しい」「どうあるべきか」なんて申しませんよ。人付き合いの仕方が変わる、対応の仕方が変わる、なんてぇことは何十年もかかって、世の中全体が、ゆっくりゆっくりと変わって行くものでございます。そこに棹させば流されるだけ。いやむしろ、流されてみようとも思っております。「時の流れに身をまかせ」なんて歌がございましたよね。

「共感」「馴れ合い」というの、これって、ゲームとかSNSにおける人付き合いですよね。やはり、ネットの存在、そしてSNSが日常生活の根幹になって来たというのが、大きく影響してますかねぇ。ワタクシがいつも唱える言葉ですが、相変わらず、「人類はネットを持て余している」ということでしょうか。では、では。


2021-08-04 【脇役が主役を育てる】

今日は、ただ今放送中の朝ドラ『おかえりモネ』のお話。主役の「清原果耶」さんの、その謎めいた魅力に関してお話しいたします。どことなく愁いを帯びた彼女のたたずまい。そして、中性的な顔立ち。演技力はと問われるとまだまだ発展途上なんですけどねぇ、な~んか、ついつい気になってしまう女優さんでございます。

まず、「中性的な顔立ち」と申しました。女優さんに対して失礼ではございますが、彼女の顔は「男顔」でございます。もし男だったら、相当なイケメンでございますよ! その顔立ちからは、女性でありながらも「女々しさ」が香ってこない。この中性的な顔立ちで思い出されるもの、それは、仏像でございます。

そう、彼女は「仏像顔」なのでございます。この仏像顔の持ち主は、どこかしら神秘的な雰囲気を醸し出しまして、芸能界でも水商売でも風俗でも、人気が出やすい顔立ちでございます。綺麗とかカワイイとかではなく、なんか「気になって放っておけず、気持ちが吸い寄せられるような魅力」を、本人が「意図せず」出していることが多いのでございます。

そして、どことなく陰のあるオーラ。これも、本人が「意図せず」出している可能性が高い。この「陰」というの、本人にして見ればただ単に自然に振る舞っているだけなのでしょうが、じゃぁ陰の無い人が演技力で出そうとしてもなかなか出せる物でも無い。「天性」という語を軽々しく使いたくはありませんが、こういうのを天性と呼ぶのでしょうね。

ただ~し、清原果耶という女優さん、ワタクシが評価するのは甚だせん越だとは思いますが、演技力に関しては、まだまだ引き出しが少ない。数少ない演技のカードを、トッカエヒッカエ使い回しているという感じ。ただこれはね、「良い役者」に囲まれている内に自然に上達していくもの。主役というものは、脇役に育てられたりするのでございます。

第2部の「東京編」に入ってから、気になる脇役の女優さんが2人ほどいらっしゃいます。同僚の神野マリアンナ莉子を演じる「今田美桜(みお)」さん。そして、同時期に東京に出てきた友人の野村明日美を演じる「恒松祐里」さん。このお二人が、妙に「器用な」演技の出来る方々で、主役の清原果耶をコッソリとサポートしている。主役の演技力の穴や隙間を、絶妙に埋めてくれているのでございます。ナイス・キャスティングでございます。

どう器用かと申しますと、二人とも顔芸の達人。顔芸と言っても、人を笑わせる顔芸ではございませんよ。この二人の脇役は、主役と絡むことが多い。主役の清原果耶が台詞を言ったり注目されている時に、画面の端で、顔だけで演技しているのでございます。セリフの無い顔芸は、「今、主役の言動が、客観的にどう見えているか、どう聞こえているかを補足して伝える」という役割。ナイス・サポートのご両人でございます。

この朝ドラは、朝ドラにしては重たいテーマを抱えております。「私は誰も助けることが出来なかった」というトラウマを持った主人公が、「誰かを助けたい」という想いで葛藤をする。しかし、友人(?)の医師からの「『あなたに助けられました』という言葉は麻薬ですよ」という謎の言葉が、自分の葛藤にさらに追い打ちをかける。朝ドラによく有る単純な成長ドラマではなく、哲学的なテーマをはらんでいるのでございます。

この重たいテーマは、清原果耶さんだからこそ与えられた脚本でしょうね。彼女の神秘的で陰のあるキャラクターに、よ~く合っているのでございます。オリジナルストーリーにしたNHK、ナイスチョイスでございます。ふり返れば、彼女は重たいテーマのドラマへの出演が多いのですよね。そして、そういった重たいドラマには、演技派の名優が起用されることが多い。そんな名優との共演の数々が、彼女を少しづつ成長させているはずでございます。

「気仙沼編」では前髪を降ろして子供っぽかった主役の永浦百音、東京編に入ってからはおでこを出して少し大人びた感じにしております。しかし、相変わらず、メイクは「ほぼほぼスッピン」状態。ワタクシ、清原果耶を「等身大の女優さん」と申し上げたことがございますが、まさにこのドラマの演出家は、スッピン(風)の彼女に等身大の演技をさせようとしている感じがいたしますね。今後、彼女のメイクがどう変わって行くのか、興味津々でございます。

どうもワタクシは、仏像顔の女優さんに弱いなぁ。自分が男と女の間で生きているので、ついつい中性的なものに惹かれてしまうのかなぁ。ということで、長くなったので、この辺で終わりましょうか。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。では、では。


2021-08-05 【かじっちゃダメ!】

昨日は朝ドラのお話をいたしましたが、テーマが重たかったり、画面をしっかり見ていないと分からなかったりとか、あまり朝ドラっぽくないですよね。朝ドラってのは、だいたい、朝ご飯を食べながらついでに見るとか、出かける準備をしながら音だけ聞くとか、そんな状況も多いですからね。

さて、オリンピックが無観客になって、中継を見ていても今ひとつ寂しい空気が否めないのでございますが、「無観客だからこそ」という感動を得た種目もございました。「空手の形」でございます。てっきり、「型」という漢字を使うかと思ったら、オリンピックでは「形」で統一しているみたいですね。調べると、「形」「型」、どちらの表記も有るようでございます。

で、その空手の形ですが、動いた時の衣擦れの音、空気を裂く破裂音、演舞者の息づかい、み~んな聞こえてきますよね。これは、観客が入っていたらここまでの静寂は得られたでしょうか? この空手も、3年後のフランス大会では行われないとのこと。今回だけの単発の競技となりそうでございます。

名古屋の河村市長が、また、やらかしました! 金メダルを、かじっちゃった! もうね、いい大人が何やってるんだか(笑)。せめて「かじる真似」で止めときゃ良かったのにね。速攻で謝罪会見を開いておりましたが、相当な苦情が来たのでしょうねぇ。その謝罪会見、大村愛知県知事のコロナがらみの会見と全く同じ時間にぶつけてきたのは、偶然でしょうか?(笑)。

もうそろそろ閉会式という時期ですが、開会式で「黙祷」が行われたのを覚えていらっしゃいますでしょうか? あの黙祷は、1972年のミュンヘンオリンピックでのテロ事件で犠牲になったイスラエルのアスリート達への黙祷でございました。見ていて「なぜこの大会で?」と思った黙祷でしたが、あの事件に対する黙祷がオリンピックで行われたのは、今回が初めてだそうでございます。

事件から半世紀、今まで全く、オリンピックで取り上げられなかったのですね。テロ、中東、イスラエル、という微妙な要素をはらんでますので、どこの国としてもアンタッチャブルなことこの上ない。半世紀という時間、そして極東という日本のポジション、そんなことがあって実現した黙祷かも知れませんね。黙祷にしてはチョイト時間が短かった気もいたしますが、運営側の葛藤がその短さに表れたのでしょうかねぇ。

あとワタクシは、ずっと前から、オリンピックとパラリンピックの「融合」を叫んでおります。共通する種目も多いですよね。オリとパラの試合が交互に行われるとか、あるいは陸上などは一緒に走ることも出来ますよね。「同じように扱う」ということこそ、究極の「バリアフリー」ではないでしょうか? まぁこれも、大人の事情があるのでしょうね。時間が解決することなのでしょうか?

ということで、オリンピックに興味津々のワタクシでございました。では、では。


2021-08-06 【リーダーの資質】

グループなり組織なりが難局に差しかかった時、まず第1にリーダーがすべき事は何でしょう? それは、「どちらへ進むのか」をはっきりと明言することでございます。その効果は、構成員全員に「同じ方向」を向かせること。反対が有ってもいい。価値観の違いが有ってもいい。皆が同じ方向を向いた上での議論は、決して不毛にならないのでございます。

皆が同じ方向を向いた後、どうやって歩き出させるか? その鍵は、リーダーの「息づかい」でございます。息づかいは、その人の心根を如実に表すもの。人は無意識のうちに、相手の息づかいで相手を信用したり不安になったりするもの。「この人なら付いて行こう」と思わせる息づかいが出来るかどうか? それがリーダーの資質であったりいたします。

安倍晋三には、その息づかいが有った。でも、菅義偉にはその息づかいは感じられない。石原慎太郎にはその息づかいが有った。でも、猪瀨直樹には無かった。小池百合子には、少し感じられるかな。メダルをかじるような某市長がなおかつ市民から絶大な支持を得続けているのは、その息づかいの恩恵でございましょう。

なぜ息づかいが人を先導するのか? それは、息づかいは人を感動させるからでございます。人がスポーツに熱狂するのは、アスリートの真摯な息づかいが人の心に感動を呼び起こすから。そして、優秀なリーダーは、感動が人を動かすことを体感的に会得しているのでございます。優秀なリーダーは、優秀な表現家であり、芸術家でも有るのです。

コロナ対応でもオリンピックの開催可否でも、日本の政治家は国民を感動させる息づかいを出来たでしょうか? アスリートの真摯な息づかいを見て、ぜひ、リーダーたる息づかいを学び取っていただきたいですねぇ。


2021-08-07 【おぬしも悪よのう】

オリンピックもそろそろ閉会式という時期でございますね。コロナという状況の中でのオリンピック。平素とは違った厳しい条件下での開催。「日本だからこそ実現した大会」と称する海外のマスコミもございます。もっと自慢してよい大会のはずなのですが、どうして日本のマスコミはこうも否定的なのでしょうねぇ。

猛暑の中で開催するという日程の件とか、開催・中止・延期といったことの決断に横やりが入りすぎる件とか、いろいろ考えますと、これはどうも「放送権料」が諸悪の根源のような気がしております。米TV局が支払う巨額放送権料と、その収入を当て込むIOC(国際オリンピック委員会)。この両者が、越後屋と(悪)代官の関係でいる限り、オリンピック開催におけるモヤモヤ感は無くならないのでしょうね。

米NBC局は2032年分まで、既に放送権料をIOCに支払っているとか。ゲゲッ! あとオリンピック3回分も、NBCのワガママに振り回されるということですか。まぁ、でも、きょうび、放送局の手を借りなくてもネットを使えば自前で世界中に映像を発信できる世の中でございます。NBCとの契約が切れましたら。IOCは自前で映像を世界中に「販売」すればよろしいのでございます。

と、簡単に書きましたが、簡単には行かないでしょうねぇ。様々な利権・既得権益などが絡み合っているのが、容易に想像出来るのでございます。このIOCとテレビ局との癒着で潤っている人も多そうですしね。逆に、「オリンピック、儲からねぇからや~めた」と、NBC局の方から手を引いてくれる、ということも、まぁ、有り得ないでしょうねぇ。

さんざん米NBC局を引き合いに出して話をして来ましたが、日本のテレビ局も混迷しておりますねぇ。放送スケジュールが大混乱。もちっと、みんなで話し合って上手に分配できないものかと。高額の放送権料を各局で分割負担しているのでしょうが、その間で取りまとめる調整役が上手く機能していない感じでございます。オリンピックに否定的な報道をする時は、みんな足並みが揃っているのですけどねぇ。

ということで、どんな閉会式になるのか、日曜日の夜を楽しみにすることにいたしましょう。なんか、あっという間の17日間でございましたね。では、では。


2021-08-08 【ARIGATO、そして、お疲れさまでした】

「分かる人だけに伝わるメッセージ」、というのがワタクシのオリンピック閉会式の感想でございます。まぁ、いろいろ酷評されることになるでしょうね。やっつけ感がありますからね。ただ、予算をかけられない,時間をかけられない、密はダメ、世間の逆風、直前の退任、など多くの制約の中で、関係者の方々は頑張られたと思いますよ。

開会式でも言われましたが、やはり、式を首尾一貫する「テーマ」が希薄ですよね。いろいろ詰め込むのはよろしいのですが、それを首尾一貫したテーマに少しずつ「絡める」ということが出来ると、詰め込みでも統一感が出てきたはずでございます。もしかしたら、複数の演出家で分担したのかもしれませんよね。演出家に関しては、ゴタゴタが有りましたからねぇ。

まず気づいたのは、NHKのアナウンサーの説明が非常に少ないこと。出演者の名前くらいしか言わないので、「どんな人なのか」ということがサッパリ分からないシーンが多かったのでございます。これが、冒頭で申しました「分かる人だけに伝わる」ということになっちゃうのでございます。直前まで変更が入って、NHKが詳細な原稿を作ることが出来なかったのかな、なんて邪推もしちゃいますね。

で、その「分かる人だけ」という部分ですが、まず、国歌斉唱の「宝塚歌劇団」の面々と、オリンピック賛歌を熱唱した「岡本知高(ともたか)」さん。岡本知高さんってのは馴染みが無いかも知れませんが、この人は男性が裏声を使って女声(ソプラノ)で歌うという唱法の第一人者。つまり宝塚とは真逆のポジション。この正反対のそれぞれの第一人者を、「多様性」として起用したのだと思われます。

ただねぇ、日本でこそ有名な宝塚ですが、外国人には「誰? この人」ですよね。そして岡本知高さん。声だけ聞いていたら女性と思ってしまう人が大勢いるはず。これも、説明しないとわからない。演出家の意図は十分に分かりますよ。でもね、これは、世界中の人が理解出来るような説明を入れるべきでございましたね。

入場行進は、古関裕而のオリンピックマーチ。開会式はゲーム音楽。まぁ、国立競技場に古関裕而が流れるのは嬉しいですけどね。これも邪推ですが、予算が厳しくなって、まず一番最初に削られたのが「オリジナル曲」だったということでしょうか? そこで気になるのが、開会式でも閉会式でも、入場行進の曲がテレビの音声の中では控え目なこと。NHKの忖度なのでしょうか?(でも、後述の東京音頭は盛大、笑)

中間部分は、スカパラダイスオーケストラのコンサートになってしまいましたね。つうか、スカパラを選手の入場行進に使って欲しかったなぁ。今大会では大きなセットを組めない事情があったのか、様々な細かい芸が繰り出されるのですが、どうも上野公園の大道芸を見物している感が否めない。どうせ無観客だからと「大技」はバッサリ切り捨てて、小技勝負に出たか?

その後、閉会式は「フランス色」を出してまいります。が、しかし、なぜに「愛の賛歌」なの? しかも、(ファンの方にはほんとに申しわけございませんが)milet(ミレイ)」さんの歌う「愛の賛歌」が、聞くに堪えない。声は綺麗ですが、この歌を歌いきるには「若すぎる」のですよ。日本人は騙せても、本場フランスの人はこの歌をどう聞いたでしょう? ワタクシ、閉会式の中継を見ながら、赤面したのでございます。

岩谷時子さんが付けた日本語の歌詞(越路吹雪で有名)は、どこまでも甘ったるい歌詞。しかし、原曲のフランス語の歌詞は「アンタのためなら、国も親友も捨てる、アンタが死んだら後を追って自殺する」というシャレにならない歌詞。miletさん、フランス語でも歌っていたけど、歌詞を理解してたのかなぁ? シャンソンから選ぶのなら、他にもっと賑やかな曲があるのにね。フランスへのメッセージだとすると、この選曲は有り得ない。

で、スカパラ部分の最後を飾るのが、ベートーベンの「歓喜の歌」。おい、なぜここで、ドイツが来る? せめて、フランスの曲で締めるべきだろ! 百歩譲ってチャイコフスキーの「1812」がギリ。日本でこそ、歓喜の歌、つまりベートーベンの第九は年末に演奏されますが、海外では、ベートーベンの第九に終末感は全くない。全く意味不明の選曲でございます。愛の賛歌にしろ、歓喜の歌にしろ、日本だけをターゲットにした視野の狭い選曲。演出家が日本国内にしか目を向けてない感じでございます。

さぁ、唯一の見所が、「アオイヤマダ」さんのダンス。もう少しシンプルな衣装でも良かったのにとは思いましたが、やはり圧巻! 開会式の「森山未來」さんのダンスと並んで、記憶に残るシーンでございます。このダンスのテーマは「追悼」。本来ならこの後の「盆踊り」へとテーマが受け継がれていくのですが、盆踊りが死者への供養だという説明がほとんど無いために、このテーマ繋がりに気づく人は少ないでしょう。あ~あ、もったいない、もったいない。

次回開催国のフランス制作の映像が流れるのですが、フランス空軍のアクロバットチームの映像が、そりゃぁ迫力があって綺麗でございました。堂々とお金をかけてプロモーションをしてもらえるフランス空軍が、羨ましいのでございます。日本のブルーインパルスも頑張ってましたが、いかんせん、日本の場合は自衛隊への逆風が強すぎて、何もかもが「控え目」になってしまう。日本のブルーインパルスが不憫に思えたシーンでございましたね。

スカイツリーがトリコロールカラーになり、「大竹しのぶ」が宮沢賢治の「星めぐりの歌」を歌う。この曲の歌詞は、「星座」がテーマ。しかし、日本人以外には、それは分からないでしょうねぇ。その次にかかる曲は、フランス人作曲家ドビュッシーの「月の光」を日本の(いや世界の)シンセサイザー第一人者「冨田勲」が編曲した曲。「日本とフランスの掛け渡し」ということでの選曲なのでしょうが、やはり説明不足なので、「分かる人だけに分かる演出」になってしまっております。

宮沢賢治・星座・月、と来たら、「銀河鉄道999」を出しても良かったですよね。日本から出発した999が、星々の中を巡り、月の横で聖火が消えるのを眺め、パリに到着する、なんて演出も出来たはず。実は、日本のマンガ・アニメ、フランスでは大人気でございます。もし閉会式の後半をマンガ・アニメで埋め尽くしていたら、フランス人、狂喜乱舞だったでしょうねぇ。

長くなったので、そろそろ締めくくりますね。もっと明示的な説明や演出を入れたら、この閉会式はもっと奥深いものとして受け取られたでしょうねぇ。それが出来なかったのは、やはり、限られた予算、限られた人員、コロナ禍での様々な事情などもあったのかも。多分、この閉会式は酷評されることでしょう。それでも、ワタクシは、ここまでにこぎ着けた関係者の方々を称賛いたします。ARIGATO、そして、お疲れさまでした。


2021-08-09 【懐かしい物】

ただ今、ワタクシは自室を大掃除中! 大掃除なんてものをやりますとね、だいたい、押し入れから思いも寄らぬ懐かしい物が見つかったりするものでございます。で、本日見つかった懐かしい物から、いくつかをご紹介いたしましょう。まずは、オリンピックにちなんで、こんな表彰台のある景色から。

学ランを着た少年が立っておりますねぇ。テントの屋根には「ナントカ中学校」とある。中学校の運動会の風景でございます。学ランを着た少年、手にはトランペットを持っております。これは、1977年のワタクシの姿。運動会の開会式で、自分で作曲したファンファーレを自分で演奏した時の写真でございます。

後方の校舎、木造でございます。木造の校舎って、いったいどこの山奥の中学校だと思われるかも知れませんが、れっきとした名古屋市内の中学校でございますよ。この年齢で作曲とか、まるで古関裕而ばりの少年時代だったのですが、運命の女神はワタクシを音楽家にはせず、ニューハーフにしちゃいましたね。これも人生。あれも人生。では、次の懐かしい物、行ってみよう!

ワタクシが名古屋の「つけもの」というお店で働いていた頃の、お店のパンフレット。まだギリギリ、バブルの勢いが残っていた時期でございます。30名弱のニューハーフが在籍する大箱ショーパブで、メンバー全員のプロフィールを冊子にして、お客様全員に配っておりました(バブリーだねぇ)。では、そのパンフのワタクシのページを、お見せいたしましょう。

この頃、ワタクシ、30才でございますね。当時は個人情報とか緩かったので、誕生日が包み隠さず記されております。なんか、下の写真は、ガンつけてケンカ売っているような顔になっちゃってますね(笑)。では、パンフに書かれたプロフィールを転載しておきましょう。

「どこにでもいる普通の女性といった感じのよしみさんは、よく女優の市毛良枝に似ていると言われ、子供っぽい無邪気な面と大和撫子的な古風な面とを持ち合わせた不思議な魅力の彼女?ですが、恋人はまだいないとのことです。リードするのが上手で、ちょっぴりワガママを聞いてくれる男性がタイプです?(原文ママ)」

この当時、さんざん「市毛良枝に似ている」と言われたのですが、ワタクシ自身、まったく似ているとは思えなかったのですよね。似てるかなぁ、似てないかなぁ、分っかるっかなぁ、分からないかなぁ(分かる人だけに分かるギャグです)。あと、プロフィールの最後に「?」が有るのを、数十年ぶりに今さら気がついた! 誤植なのか、何なのか? まぁ、いいけどね。

ということで、今日は、ワタクシの懐かしい物をご紹介いたしました。他にも懐かしい物、ドッサリ出てきましたので、折を見て、ボチボチ、ご紹介いたしましょう。では、では。


2021-08-10 【いろいろ変わります】

「VIPルーム無料開放デー!」のご案内でございます。

VIPルーム無料開放デー
 毎週水・木曜日
 通常¥1,000のVIP料金を¥0に
 ※VIPルームは一部屋、早い者勝ちですよ

さて、「月間予定表」が8/12までしかないのを「?」と思っていらっしゃるお客様も多いようでございます。電話でも問合せを頂いたりしております。8/13より、リニューアルして、メンバー、システムなど、いろいろ変更がございます。詳細は、8/13までお待ちいただけますでしょうか。


2021-08-11 【お店の名前、変わるよ!】

リニューアルの内容を、少し、ご紹介いたしましょう。

「名古屋シィメイル」は8/12(木)をもって閉店となりまして、9/1(水)から、新店としてオープン。8/13(金)~8/31(火)までは「プレオープン」として通常営業でございます。

ニュハーフヘルス T-girl ~ティーガール!~

これが新店の名称。リニューアル・グランドオープンでございます。メンバーは一部入れ替えまして、ただ今、東京などでバリバリに活躍中のキャストなどにも交渉中! お盆明けにも一人、期間限定で来店が決まっております。

で、ワタクシがどうなるかって? ワタクシは引き続き、同じ電話番号、同じ場所で、電話番、お掃除オバサン、洗濯オバサンでございます。名古屋薫ファンの方々、どうかご安心を。

料金システムも、刷新でございます。まぁ、この刷新で一番大変なのは、ワタクシでしょうねぇ。ほぼ20年間説明し続けて来た料金システムが、口に馴染んでおります。晩ご飯のおかずを考えながらでも、お店の説明が出来るほど。これからは、間違えないように集中してご案内しなきゃいけませんね。

ということで、なんか、情報、小出しで、申しわけございません。新キャストなど、追々、アナウンスしていくつもりでございます。


2021-08-12 【お電話、お待ちしております】

リニューアルの補足でございます。新体制店舗用のホームページ等が9月から始動することになってまして、ただ今、ホームページ等は旧店舗のものを流用しております。そのため、8/31までは、旧店舗「名古屋シィメイル」のシステム・料金設定で営業ということになりました。電話をして頂いても、「お電話ありがとうございます、名古屋シィメイルです」とワタクシの声が聞こえるはずでございます。

この「お電話ありがとうございます」という電話での第一声ですが、お店の名前の影響か、「どこかのオフィスに間違い電話をした」と勘違いして、「間違えました」と言って電話をお切りになるお客様が時々いらっしゃいます。まぁ、もう1回かけてきて、無事にご案内出来るのですけどね。風俗店の電話の声ってのは男の声の方がいいのかなぁ、と思うことがございます。

ワタクシが風俗デビューした東京の「元祖ニューハーフクラブ」では、男性の店長さんが、そりゃぁ綺麗な裏声を使って女性の声で電話応対しておりました。デビュー店で垣間見たその風景が、ワタクシ、衝撃的でしたねぇ。ワタクシの電話応対は、その店長さんがお手本になっているかも知れませんね。

ということで、電話番号は引き続き同じ番号で受け付けております。お電話、お待ちしております!


2021-08-13 【少しづつ】

リニューアルの件は、ほんと、情報が小出しで申しわけございません。既にホームページ等にはアップロード済みですが、9月、10月と二人ほど出勤予定となりました。

まず、AV界の超有名人、「高橋ひめな」ちゃんが、10月に出勤予定となりました! また、9/17からは、「マリ」ちゃんが出勤予定! マリちゃんはGカップの巨乳の持ち主、グラマラスな美形ニューハーフでございますよ。

以上、「高橋ひめな」「マリ」二人の出勤予定の他にも、いろいろ出勤交渉をしております。また、当店での出勤の依頼も随時受け付けたりしております。名古屋シィメイル近代化計画、少しづつ進行中でございます。



2021-08-14 【足もとに最大の危機が!】

今、コロナをインフルエンザなみの対応にランクダウンさせようという議論がございます。さぁ、そこで、ワタクシ、いつものグラフをまた作りましたよ。今回は、「第○波」という表記が重要でございますよ。まずは、ご覧下さい。

 

第3波~第5波の、感染者数の推移と死亡者数の推移を切り出してみました。感染者数が3/2に増加に転じますと、その1ヶ月後の4/7に死亡者数も増加に転じております。この相関係数が第4波の始まりだと推測出来るのでございます。では次に、第5波の始まりを見てみましょう。

6/21に、感染者数が増加に転じております。それに呼応する死亡者数の変動は7/13以降の変化であると推測出来るのですが、ここで不思議なことが起こっております。第3波・第4波の様に同調して増加せず、66人/週~139人/週の幅で増減を繰り返しております。

「新しいコロナ株にはワクチンが効かない」なんて言われてますが、それは単に「感染者数だけ」しか見ていない早計な判断でございます。このグラフを見る限り、明らかに「第5波の死亡者数」は以前とは違う動向を示しております。ワクチンが効いている証拠だと思われます。

では、週に66~139人という死者数がいったいどんな数字なのか、他の例と比較してみていきましょう。まずは、インフルエンザの死亡者数、これが年間に3,325人(2018年、厚生労働省)。単純に週換算しますと、64人/週。コロナよりちょっと少ないかなという感じでございますね。

では次に、交通事故。この交通事故の死亡者数は、近年、劇的に減っているそうでございます。ワタクシ、毎年数万人は死んでいるだろうと思ったら、それは何十年も前のお話。今は年間、3千人前後(警察庁)。この数字を週換算いたしましょう。すると、58人/週。あら不思議、インフルエンザよりも少し少ないくらいでございます。

さて、交通事故の数字を調べていて、面白い数字を見つけたのでございます。それは、「転んで打ち所が悪くて死亡した人の数」でございます。これが何と、年間、5,788人もいらっしゃるとのこと(2016年 厚生労働省)。週換算すると、これまた何と、111人/週。ほほぅ、コロナといい勝負になってまいりました! 転んで死んじゃう人って、交通事故より多いのですね。ビックリ!

お話をコロナに戻しますね。世の中のコロナの話題は、いつもいつも、感染者数しか見ていないのでございます。しか~し、今回、この第5波では、死亡者数は明らかに今までとは違った推移を示している。もし、コロナの死亡者数が100人前後/週より増加していかないとしたら、今までのような厳格な検疫体制を敷く必要があるでしょうか? まぁ、この判断は、もっと詳しい専門家の方々がするべきでございますね。

ということで、ワタクシは、コロナをインフルエンザなみの対応にランクダウンすることには賛成でございます。というよりも、コロナよりももっと恐いのは、つまずいて転んでしまうことであるという事実が発覚したのでございます。みなさん、足下にはお気を付けて。では、では。


2021-08-15 【絵画をまとう】

賛否両論入り乱れている、オリンピックの開会式ですが、あの開会式に「着物」が登場したかもしれないというお話を、知ったのでございます。そう言えば、開会式で着物と言えば、歌舞伎の海老蔵さんと小池都知事くらいのものでしたね。そこで知ったのが、「KIMONOプロジェクト」という組織でございますね。

ざっと大まかな知識しかないのですが、参加国分の213着の着物をつくり、柄はその国のイメージを反映させたものを、作家がデザイン。制作費は平等に各国200万円で、全て寄付で賄っているとのこと。ボランティアの方々で運営されている団体だそうでございます。

では、その「開会式で披露されたかもしれない着物」を見てみましょう。YouTubeに動画がございます。まぁ、圧巻! 感動ものの着物の数々でございます。


2020.07.24 【The Dream Comes True (Full ver.)】KIMONO Project Completed 213 KIMONO - KIMONOプロジェクト完成記念

https://youtu.be/g0WRuT2ifxw


まさに、「芸術品」。「絵画を身にまとう」と表現すればよろしいでしょうか。この着物、開会式で使って欲しかったなぁ。橋本聖子は、開会式の3日前まで交渉をしていたそうでございますが、実現いたしませんでした。う~ん、残念!

実現しなかった理由ですが、まぁ、いろいろ、怪情報が飛び交ってまして、よく分からない。今さらどうにもならないし、ここで犯人捜しをするつもりはございません。ただ、今回のオリンピックには、何かと「利権」が絡んでいる匂いがプンプンいたします。日本は、あさましい国になってしまいましたね。

オリンピックにまつわる様々なゴタゴタ。もし、コロナが無かったら、そのゴタゴタは無かったのでしょうか? あるいは、コロナが有ったから、ゴタゴタ続きのオリンピックもその言い訳逃れが出来る、という嫌味な言い方もついつい思いついてしまいます。つくづく思うのは、この着物、世界中に見せたかったなぁということでございますね。では、では。


2021-08-16 【愛の反対語をご存じですか?】

DaiGoが四面楚歌の大バッシング! 知らない人には、何のことだか分かりませんよね。DaiGoというメンタリスト(?)がYouTubeでした発言で、大炎上しております。自身の動画の中で、「ホームレスの命はどうでもいい(死んでもいい)」という発言をしたそうでございます。それで、弱者支援団体から謝罪を求められております。

ではここで、ワタクシがこんな一節を発したら、みなさん、どう感じられるでしょうか?

「殺人犯は死んでもいい」

同じ「○○は死んでもいい」という一節ですが、ちょっと違って感じられませんか? 死んでもいい命なんて有るわけないのですが、人間というのはそこまで理性的に考えられなかったりいたします。みんな心のどこかに、「悪は追い込んでいい」と無意識に思っていませんか?

DaiGo氏は、「死ねばいい」とは言っていない、「死んでもいい」という表現でございます。前者は「願望」、後者は「無関心」ということ。他人の死を望む事は責められてしかるべき。でも、他人の死に関して無関心でいることが、それほど追い込まれることでしょうか。

去年の11月、東京都内のバス停で、60代のホームレスの女性が殴られて死亡するという事件がございました。犯人の言い分は、「邪魔だったから殴った。痛い思いをすればいなくなるだろう」というもの。あるいは、河原のホームレスを襲撃して死なせてしまうという事件も起きております。

DaiGo氏の「ホームレスの命はどうでもいい」という言葉。世の中に、秘かにこの言葉に同調している人がいないと、どうして断言できるでしょう? 世の中で秘かに思われていることを、DaiGo氏が代弁したに過ぎないのでございます。DaiGo氏の炎上問題に関しては、必要なのは追い込みではなく「議論」でございます。

議論することで、無関心を感心に向けられる。その感心を持つということが一番大事ではないですか。無関心な言葉を追い込んで抹殺したところで、世の中の無関心はなくなりません。議論すること、それが関心を呼び、世の中の無関心を減らして行くのでございます。今回の炎上が、単なる追い込みに終わってしまったことが残念でございます。

みなさん、「愛」の反対語をご存じでしょうか? 愛の反対語は「無関心」でございますよ。お気を付けて。


2021-08-17 【よくあるお問い合わせにお答えします(キリッ)】

9月からのリニューアルに関して、いろいろお問い合わせをいただいております。まず、一番多いのが「場所」。「どこかに移転するの?」というお問い合わせですね。場所は、今まで通りでございます。電話番号も、今まで通り。同じ場所、同じ電話番号で、違うお店としてスタートいたします。

次にお問い合わせが多いのが、「料金」。取りあえず、8/31(火)までは名古屋シィメイルの料金システムで受付しております。これは、随所に名古屋シィメイルのホームページ等が残っているからですね。そして、9/1(水)からは、料金システムが変わります。だいたい、今と同じくらいの金額設定で、コースはいっぱい増えます。詳細が決まりしだい、アナウンスいたしますね。

次は、「予約」でございます。早々と、9月分の予約の問合せを頂いております。予約をお受けしたい所なのですが、料金システムなどがまた固まっておらず、取りあえず、9/1(水)以降に予約を受け付けるということになっております。これも、8月下旬に、何らかのアナウンスが出来ると思います。

ということで、着々とリニューアルに向かって準備が進んでおります。8月の下旬には、新しいホームページもご紹介出来るはずでございます。では、今後とも、よろしくお願いしますね。


2021-08-18 【さらば、ガラパゴスよ!】

さて、これが何だか、お分かりになるだろうか?

れっきとした携帯電話でございます。ガラケーですね。

やっとこれを、解約してまいりました! そして、ほぼ21年間使い続けてきた電話番号ともお別れでございます。21年も使ってますとね、何から何まで、この電話番号に紐付けされちゃっております。今回解約するのに、その紐付けをひとつずつ新しい電話番号に移していったのでございます。

「森林を守ろう」「木を守ろう」というコンセプトで作られた携帯電話でございます。コンセプトはよろしいのですが、携帯電話としての作り込みは今ひとつ。決して使い勝手の良い電話ではございませんでしたが、そこは電話機への愛着の方が増したということでしょうか。ということで、電話機内部の「お品書き」を見てみましょうか。

2011年5月製。大震災の直後でございますね。きっちり10年、使い込みました。製造元は、「世界のSHARP」。先ほど「コンセプトは良い」と申し上げましたが、目のつけ所はよろしいのですが、今ひとつ、詰めが甘い。ハードは良いのに、ソフトがダメダメだったりする。SHARPのパソコンがそんな感じでしたが、この携帯電話もその例外ではございませんでした。

型番が「SH-08C」。「HINOKI(ヒノキ)」という異名が付いております。森を守るべく、木材の需要を高めようというコンセプトの元、背面カバーに木材を使ったデザインになっております。ただね、「木材を使おう」というコンセプトの割には、使っている量はほんの少し。ワタクシ個人的には、「丸太の様な」筐体でもよろしかったのですけどね。電話中に、重たいかな(笑)。

そして、左下には、「MADE IN JAPAN」の文字が。嬉しいですねぇ。まぁ、でも、この2011年頃には日本の家電メーカーは下り坂を落ち始めていたわけですけどね。今や、このガラケーの様な遊び心満載の酔狂向け機種を出す余裕は、完全になくなっちゃいましたね。頑張れ、日本の家電メーカー!

最後に、解約にあたって、ドコモから「解約金が1万円ほど発生する」と言われたのでございます。あぁ、これが世に言う、「携帯契約の2年縛りトラップかぁぁぁ!」。窓口でちょっと悩みましたが、まぁ、満期まで使い続けるよりも解約した方が安いので、思い切って解約!でございます。さようなら、ガラケー! でもねぇ、手に思いっきり馴染んでいた機種ですから、な~んか、寂しいですねぇ。


2021-08-20 【お気に入り】

一人暮らしで自炊をしないとなると、ほんと、食生活が偏るのでございます。ワタクシの体は、ほぼほぼ、松屋とコンビニ弁当で出来上がっております(笑)。あ、あと、100円ローソンのりんごも加えておこうかな。ということで、ワタクシの最近の食のマイブームをご紹介いたしますです。

「ナン」でございます(セブンイレブン ¥160)。お口がお子様のワタクシは、カレーライスがとっても大好き。イチローさんじゃございませんが、毎日でも大丈夫と言うくらいに、大好き! だけど最近は、あの「ご飯の量」が多すぎるのですよね。糖質制限をしたいと言うこともありまして、カレーとナンという形で食しております。

このナン、意外と賞味期限が長く、購入した時点で数週間先の賞味期限が記載されております。ですので、見つけた時に2~3個まとめ買いをしております。ナンもレンジでチン。レトルトカレーもレンジでチン。ワタクシの食生活は、電子レンジなくては語れないのでございます。発明してくれた人、本当にありがとう!

で、果物もとりたいですよね。ワタクシのお気に入りは、100円ローソンのこのりんご(¥108)でございます。NZとありますので、ニュージーランド産でしょうか。このりんご、持つと、表面がシワシワフニャフニャなのに気がつきます。国産のツルツルカチカチに慣れておりますと、チョイト違和感。「これ、大丈夫か?」と思ってしまいますが、これが実に美味なのでございます。ただちょっと小さめですので、割高感は少~しございます。

コンビニで恐る恐る買ってみて、意外と気に入ったのがこれ。「豆腐バー(¥138)」でございます。「たんぱく質10g」のキャッチコピーに釣られての購入でございますね。まぁ、その10gってのがどんだけスゴイのかスゴクないのかは知りませんけどね。かなり固めの高野豆腐を食べている食感。なんか口寂しい時に、おやつ的に食べております。やはり、糖質がほとんど入ってないというのが嬉しいのでございます。

では、最後にこれ。「クレイジーソルトナッツ(¥354)」。ミックスナッツなのですが、使われている塩が他のとはチョイト違う。どうにもクセになる味なのでございます。いかんせん、値段が¥300超えとかな~り凶暴。ポテチの様にバクバク食べるわけにもいかず、チビチビと大事に大事に食べております。袋の口にジッパーが付いているのも嬉しい所。

以上、ワタクシの食生活の一部をご紹介いたしました! う~ん、健康的なのか不健康なのか? みなさま方の食生活のご参考になりましたでしょうか? ならないよね(笑)。では、では。


2021-08-23 【教師は聖職ではない!】

学校の先生の「免許更新」が廃止されるそうでございます。

そもそも、どうして学校の先生に「更新」を義務づけたのだろうと思って調べますと、それは2000年の森喜朗(当時の)首相の鶴のひと声から始まるみたいでございます。「適格性を欠く教師」の存在や、「新しい教育の導入に際し、先生が旧態依然では変わらない」ということで、定期的に更新をさせて、先生方に「勉強」をして貰おうという狙いみたいでございます。

確かに、昔は「適格性を欠く教師」というのは時々いらっしゃいました。すぐにキレる先生。異常にやる気の無い先生(笑)。間違ったことを教える先生(笑、笑)。そして、人として尊敬に値しない先生、なんてぇ人も、時々いらっしゃいました。まぁ、森喜朗さんが「免許を更新させろ」と吠えたのも、理解出来るのでございます。

じゃぁ、免許を更新制にして、そんな「適格性を欠く」教師がいなくなったのかと言うと、それはどうなんでしょうぇ? 更新のために一時勉強したところで、それが教師の価値観や人間性まで変えるとは思えないのですよね。むしろ、「多様性」を散々謳っておきながら、教師には更新制度で「画一性」を求めるという矛盾も感じるのでございます。

そこで! ワタクシの結論! 「反面教師」なんてぇ言葉が有るように、教師は「みんな違って、みんないい!」で行きましょう! 適格性を欠く教師も、必要! そんな反面教師も、青春期の人格形成には大いに役立っているはずでございます。まぁ、小学校の低学年の先生は、「適性検査」くらいはやった方がいいかな。小さな子供ってのは、トラウマになっちゃいますからね。

学校の先生って、みんな、ほぼ経歴が同じでしょ。まず、大卒(か、大卒相当)。大学卒業後はすぐに学校の先生となり、定年まで教職、といった感じでしょうか。教員免許を取るためには大学の教職課程が必須なので、どうしてもみんな同じ様な経歴になる。でもね、この先生一途の経歴ですと、「世の中の荒波」にはほとんど触れずに生徒に対面することになる。これって、どうなんでしょうねぇ?

で、こんな提案はどうでしょう? 教員免許の資格を、かな~り緩くするのでございます。学力検査にパスしたら、その後、実際の学校で補助教員として実務経験を踏む。実務経験1~2年で他の先生方の推薦が有れば、晴れて教員免許取得! くらいの難易度はどうでしょうか? 年齢制限無し! 前科者OK! 元反社会的団体構成員OK! LGBT・国籍不問!

大学の教職課程なんて、惰性で受けている人が多い。しか~し、このワタクシの提案する制度ですと、少なくとも「自分で望んで選んだ道」でございます。何事も、自分で選択したことってのはパワーが出るものですよね。そして、人にものを諭すには、何かしらの「しくじり」を持っていた方が説得力が有るのでございます。ですから、過去のしくじりは問わない! というスタンスでございます。

学校には、「恐い先生」って、必要だと思いますよ。ヤ○ザみたいな先生が目を光らせていたら、イジメなんてのも減るのではないでしょうか? 日常に「恐怖」が無くなってきたせいで、いじめられている子の恐怖を想像出来なくなっているとも言えます。恐い先生ってのは、良い意味でのトラウマを生徒に植えつけるのでございます。

あと、「年を取ってからでないと、教えられないこと」ってのも、ございますよね。定年制度なんか設けずに、高齢の先生は、その先生にしか出来ない授業をすればよろしい。道徳の授業とか、若い先生ではやりようがないでしょ。担任制とかに縛られず、様々な年齢・境遇の先生方を、有効に、リソースマネージメントすればよろしいと思うのでございます。

長くなっちゃいましたので、そろそろ終わりにしましょうか。無免許の医師というのはブラックジャックだけにしておいて欲しいと思いますけど、無免許の先生、というのは有ってもいいと思ったりいたします。無免許でも、何年か実績を積んだら免許を与えちゃうとかね。法律や制度にとらわれず、「やりたい」と思った人がそのまま先生になれるような仕組み、いいと思いませんか? では、では。


最新 追記