店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
今日、広告会社の人と話をしておりましたら、「ニューハーフのママさんがいるお店は、みんな苦戦している」ということを聞いたのでございます。ふむふむ。また、「ニューハーフのママさんのお店は、新人が入りにくい」とも言われたのでございます。確かに、思い当たるフシがある。今日はこれを、チョイト考察して見ましょうか。
ワタクシ自身で思い当たる点としては、「近年、新人さんを”教育”出来なくなった」という事がございます。新人さんをレベルアップさせようとして、「指導」なり「ダメ出し」なりをすると、極端に拒絶されるのでございます。ですから、最近は新人が入って来ても、それこそ、ありのまま、素材のまま、本人の独自ルールを許したまま、で接客をしてもらっております。
ここでね、「昔ながらのニューハーフ」ってのは、どうしても後輩を「教育」とか「指導」とかしたくなるのですよね。それが若い人には非常に「うざい」ということなのでしょう。それで、そんなニューハーフがいそうなお店は今どきの若い人から敬遠されやすくなり、お店全体の勢いが衰えて行くということではないかなぁ。まぁ、指導っていうのは親心なんですけどね、それを嫌う若い人とのミスマッチが起きているということでしょう。
この「指導できない」「ダメ出しできない」人が増えたというの、なにもニューハーフ業界に限ったことではない気がいたします。この原因をふと考えてみたのですが、「小さい頃から同じ世代としか交流が無い」ということが関係してないでしょうか? 今の子供は忙しい。塾などに通ってますと、ついつい、同じ学年の友人しか接点が無い、ということが有ったりして。
自分よりレベルの高い人(物)からは、時として「啓発」、時として「否定」なんてものを得られたりいたします。これが同レベル同士だと、その間に発生するのは「共感」とか「馴れ合い」となってしまう。幼少期からこの共感・馴れ合いに慣れ過ぎてしまいますと、自分とはレベルの違う人(物)に出会った時の対応が分からない。それで、指導やダメ出しを拒絶するということではないでしょうか?