最新 追記

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-03-01 【旗屋さんがアップを始めました】

オリンピックの興奮も、ひと段落いたしましたね。選手の方々、帰国早々の取材ラッシュ、お疲れさまでございました。

オリンピックでは、様々な国の国旗が振られておりました。さて、その国旗というもの、どこで売っているのかと考えると、ちょっと迷うのでございます? 困った時の Google 検索、早速「国旗 どこで売ってる?」で検索してみると、みんな考えることは同じでございますね、わらわらと検索結果が出てくるのでございます。

昔ですと、百貨店(死語?)で買うというのが一般的でしたが、今はネットでも取り寄せられるようでございます。商品としての国旗の難しいところは、恐ろしく多品種なのにかつ滅多に売れないというところ。取りそろえるのも大変ですし、置いておくスペースも大変。それで、扱うお店も限られてくるのでございましょう。

当店の近くに、年中、大きな日の丸を掲げているビルがございます。最初はですねぇ、てっきり、日の丸が大好きな団体の事務所だと思ってまして、いつもソロリソロリとその前を通り過ぎておりました。ビルの正面には「○○旗店」と書いてある。「ははぁん、旗店は世を忍ぶ仮の姿だな」くらいに思っておりました。

何年もそう思い込んでいたのでございますが、ある時、よくよく、しっかり、中を覗き込んでみますと、旗だけではなく、なんか、のぼり旗みたいなのもたくさん立てかけてある。どうやら、本物の、旗屋さんだったようでございます。お店っぽく見えなかったのは、工房も兼ねたビルだからでしょうか? いやはや、職人の方々、失礼をいたしました。

ちょっと前に、フィギュアスケートのファンが、出場者全員分の国旗を用意しているというお話をいたしました。2020年の東京オリンピックでも、同様に、相手選手の国旗も振ってあげるような運動が起きないかなとも、ワタクシ、申しました。

するとですねぇ、「1964年の東京オリンピックでも、知らない国の旗を振らされたよ」と教えて下さる方がいらっしゃいました。何でも、人気の無い競技の空席埋め要員として駆り出され、初めて聞くような国の国旗を振って応援したとのこと。多分、地域の小中学校の生徒が、そんな役割を担わされたのかもしれません。

え~と、情報源は『アンビリバボー』なのですが、1964年の東京オリンピックより前では、表彰式用の国旗は、優勝候補の国の分しか用意されなかったそうでございます。番狂わせがありますと、当然、表彰台に上った選手の国旗が間に合わないということになる。そんなハプニングも考慮して、1964年の東京オリンピックでは、どんな下位の選手が表彰式に登っても国旗を揚げられるように、全ての国旗を用意したそうでございます。

さて、2020年の東京オリンピックでも、会場に参加選手すべての国旗を並べたいものでございます。でも、冒頭の「国旗ってどこで売ってるの?」というお話になってしまう。そこで、ワタクシ、考えました。ある程度の規格をつくり、パッケージ化するのでございます。

まず、国ごとに通し番号を決める。サイズごとに分かりやすい名前をつける。国旗の上下・裏表がすぐ分かるような統一の目印を決める。この程度の決まり事があれば、注文もスムーズにになり、注文も増えるってもんでさぁ。あと、国旗ごとにその国を紹介する小冊子を付けるなんてのも、よろしいですよね。より、その国旗への愛着が湧くのでございます。

出場国すべての国旗をワンセットにした、「オールインワン・パッケージ」なんてのは、豪華ですねぇ。あるいは、開催間近になると各競技の出場国が決まってまいりますので、「バレーボールセット」とか「陸上100mセット」なんていう競技別のパッケージなんてのも良いかもしれません。

そうそう、こういうコレクションなら、「ディアゴスティーニ」「アシェット」といった会社を忘れてはいけません。お国紹介とオリンピック情報を盛り込んだ冊子を付けまして、定期購読が完結すると、すべての国旗と、国辞典、オリンピックガイドブックが出来上がるっていう寸法でさぁ。関係者の方々、いかがなものでしょうか?

いろいろ、妄想をお話したところで、今回はこの辺で。国旗を作る職人さん、発注が増えるといいですね。では、では。


2018-03-02 【元に戻せるという判例が出ました】

昨年の10/30、1度性別変更を済ませた人が「あれは間違いだったから」と元の性別に戻したいと裁判になっている記事のお話をいたしました。

その裁判の結果が、昨年末に出ていたようでございます。本日の朝日新聞朝刊の記事でございます。


(↑クリックで別ウィンドウで拡大)

家庭裁判所は、性別を元に戻す訴えを認めたようでございますね。初めての事例ということで、これが「判例」として残るわけでございますね。今後、同様の問題が起きたときの指針になるのではないでしょうか。

この人の場合は、先に海外で性転換手術を済ませてしまい、後から国内で「診断」をもらったという順番になっております。この診断に対し医師は、「本人が強く思い込んでいたことで誤審した」と言っております。

まぁ、医師も薄々、「違うんちゃうかなぁ?」くらいに思っていたでしょうが、既に性転換手術を済ませていたこともあり、本人の意志に沿う診断を下してしまったのではないでしょうか。国内の性転換手術には長い順番待ちが発生しており、この判例のように海外で手術を済ませる人はそこそこに多いのでございます。

さぁ~て、この判例が残りますと、これから同様の事例が出てくる可能性はございますよ。昨年10/30にも書きましたが、当時、性転換ビジネスの流れの中で安易に診断が出された例はかなり多く、その中には誤診も含まれているでしょうからね。

この新聞記事の人(男性から女性に性転換)は、働いている会社の理解もあり、すでに男性として生活をしているそうでございます。ワタクシ、「すでに女性として生活している人でなければ、性転換をすべきではない」と申し上げましたが、今回、重ねて申しましょう。

「性転換をしたものの、自分の思ったような人生を歩めず、もし『元の性に戻りたい』と少しでも思ったのなら、それはあなたの真実の声です。勇気を持って、その真実の声に従いなさい。」

さて、当店の募集で面接を行う際、必ず聞く質問がございます。

・将来、どこまでやりたいですか?
  (性転換 タマ抜きまで 美容整形まで 体の改造不可 今は分からない)

こんな質問でございますね。最近入店してくる若い人は、脱毛くらいは興味ありますが、美容整形や性転換などには全く興味が無い人が多いのでございます。あくまでも「男性」というポジションに立った上での、「女装」「男の娘」というアプローチなのでしょう。

世の中の男女の性差が曖昧になり、異性装をする人が普通に就職し生活出来るような時代に変わっていくと、自然と、性転換手術への拘りは無くなっていくのではないでしょうか。自分の描くスタイルで生きられれば、パンツの中の形にいつまでも拘るのは不毛だからでございます。

と、なると、性転換手術に拘るのは、「性転換」を商売の1アイテムと考える、ニューハーフということになるのでございます。でも、この「ニューハーフ」という語も、そのうち、死語となってしまう日が来るかも知れませんね。では、では。


2018-03-03 【試さずにはいられない】

名古屋薫はテレビっ子(これも死語かなぁ)、テレビに弱いのでございます。何かの番組で、「カップ麺の上に缶詰の焼き鳥を乗せると、”あんかけラーメン”になる」と言っておりました。もうね、こんな情報を聞いてしまうと、試さずにはいられない、それがワタクシの性分、試してみましたよ。

早速、買ってまいりました! カップ麺に熱湯をジョボジョボジョボ。まぁ、少しは缶詰が温まるかもしれないと、とりあえず、3分待つ間、缶詰を上に乗せておきました。

出来上がりは、こんな感じ。まぁまぁ、美味しそう。では、実食!

う~ん、カップ麺の選択を誤ったかなぁ。焼き鳥が邪魔で、麺をすくうこともスープを飲むことも出来ない。仕方なく、上の焼き鳥を1,2個ほど、やっつけるのでございます。へてから、スープを飲む、麺をすする。

う~ん、どうしても、焼き鳥が邪魔。食べにくいのでございます。焼き鳥のタレが溶けて、あんかけ風になるのかなと思いきや、スープに溶けきってしまい、既に正体が無い!

結論! 別々に食べた方がいい! あるいは、カップ麺の選択に依る!

と、まぁ、「思ってたんと、ちゃう」状態で終わった焼鳥缶乗せカップ麺ですが、後日、こんなものも見つけました。

な~んだ、日清さん、ちゃぁ~んと、出してるじゃん。人間、考えることはみんな同じだね。と、ワタクシ、「焼き鳥入りカップ麺」を”見つけた気分”になって、いそいそ購入したのでございます。

では、早速、実食! とばかりに、フタを開ける。あれ?

なんか、お米みたいのが入ってる。「ははぁ~ん、お湯を入れると、このお米みたいのがビヨ~ンと伸びて麺になるのだな」なんてことは思いませんよ! いや、少し思いそうになりましたけど(笑)。パッケージを改めて見ますと、はっきり、「ちゃんこ”めし“」と書いてある。

またしても、「思ってたんと、ちゃう」状態。フタも開けてしまったことですし、いただきましょう。お湯を入れて、5分待つ。塩味の、美味しい雑炊でございます。

え~と、謳い文句の焼き鳥は、どこかなぁ? あった、あった、小さい鶏肉がいくつか。ほんのりと、もうほんとに、ほんのりと、炭火焼きの香りがするのでございます。まぁお湯で戻すインスタントですからねぇ。

ここで、読者の方は不思議に思うのではないでしょうか? パッケージに大きく「ちゃんこめし」と書いてあるのに、どうしてワタクシがカップ麺だと見間違えたのか。焼き鳥缶の記憶に引っ張られた?

いやはや、タネを明かすとですねぇ、写真では取っちゃってますが、実はカップの上に香味油が乗っていたのでございます。それでカップの上面は、「焼き鳥」の文字しか見えなかった。その文字だけ見て、無条件反射で購入してしまったということでございます。もうね、食べ物に対する執念ってのは、恐ろしい。

ということで、また機会があったら、カップ麺+缶詰を試してみたいと思います。では、では。


2018-03-04 【溶け込んで意識しなくなること、それがバリアフリーかも】

オリンピックの話題もひと段落し、ボチボチ、パラリンピックの話題が...出てきませんねぇ。オリとパラのこの温度差、空しいですねぇ。

ワタクシ、かねてより主張し続けておりますが、オリンピックとパラリンピックは、同時開催が望ましいと思っております。別大会として分けずに、ごちゃ混ぜにして開催するのでございます。世の中、バリアフリーとか言われているのですから、これもバリアフリーにしちゃいましょうよ。

どうしてこう思うかと申しますと、オリンピックは注目を浴び、大勢の観客のもと、盛大に開催されますが、パラリンピックの方はどうも日陰感がございます。ハンディキャップを克服して出場された方々に、その大観衆の声援を浴びて頂きたいという想いが第一でございます。

開会式の入場行進、あの隊列の中に車いすが混じっていてもいいじゃないですか。目の不自由な選手が他の選手に誘導されながら行進する、そんな姿があってもいいじゃないですか。ハンディキャップの有無は有れ、アスリート同士、スポーツにかける想いは同じはずでございます。

オリンピック候補と言われていた選手が怪我をし、リハビリの末、パラリンピックに出場するという例も少なくございません。今回の平昌パラリンピックに出場する、成田緑夢(ぐりむ)選手もその一例でございます。

また、同時開催することで、競技日程が緩やかになるということもございます。アイスホッケー、バスケットボール等、オリンピックとパラリンピックで同じリンク(コート)を使う競技ならば、1日の中でオリとパラを混在させることが可能でございます。決勝戦とか、大観衆の中、パラの決勝の後に連続してオリの決勝が行われるとか(まぁ、順番はどちらでもいいのですが)、想像してみて下さいませ。

陸上のトラック競技とかは、本当に選手をごちゃ混ぜにして、同時に同じトラックで走らせるというのはどうでしょう? 短距離などでは、義足で、健常者と遜色ないタイムを出す選手もおります。ごちゃ混ぜで組み分けをし、記録・集計の際にクラス分けをすればいいのでございます。車いすの選手の混在は難しいでしょうが、義足の選手なら可能だと思うのですよね。

ハンディキャップの有る人と無い人、それらが分け隔てなく「混ざる」ことが、本当のバリアフリーだと思うのですけど。そして、混ざることで、両者の「相手への気遣い」が発生いたします。この「気遣い」こそが、バリアフリーの原点なのではないですか?

パラリンピック(の前身)が開催され始めたのが、1960年頃。その後、夏期は1988年のソウル大会から、冬季は1992年のアルベールビル大会から、正式に「パラリンピック」となり、オリンピックとの同一都市開催が定着いたします。

オリンピックに寄り添うようにして発展してきたパラリンピック、2年後の東京で「融合」することは、難しいかなぁ? 2年しかないし、オリンピック憲章とかハードル高そうだし。でも、「夢を語らなければ、現実は語れない」でございます。いつの日か、融合する日はくるかなぁ? では、では。


2018-03-05 【いろいろ業務連絡】

今日は、いろいろ、業務報告をいたします。

まず、「佐藤もこ」の3月後半の出勤スケジュールが出ております。そのスケジュールに合わせまして、新人割引を「3/26(月)まで」と少し伸ばしました。また、月間出勤予定を「イベント」のページでも見られるようにしてございます。ご参照下さいませ。


(クリックで別ウィンドウで拡大)

◆3月スケジュール◆

PC、スマホ用アドレス
 http://she-mail.jp/resource/1803_schedule.jpg

携帯電話用アドレス
 http://she-mail.jp/resource/1803_schedule_s.jpg

「イベント」ページ
 http://she-mail2.jp/event/


次に、同じ出勤スケジュールのお話

「蛯原みなみ」のスケジュールに、若干の変更がございます。3/11()が出勤からお休みに変更になり、その代わり、3/7(水)出勤に変更となりました。

この3/7(水)が出勤になったことと次にご案内する「1日特典」が、朗報となるお客様は多いのではないでしょうか?


ということで、「1日特典」実施のお話

「明日」と言いますか、これを読んでいらっしゃる方のほとんどは「今日」なのですが、3/6(火)は出勤人数が少ないので、「1日特典」を実施いたします! 今回の1日特典は「VIPルーム無料」特典でございます。通常、水曜日・木曜日に行っているサービスデーを3/6(火)の火曜日にも行っちゃおうということでございます。

実は、3/1(木)、「蛯原みなみ」のキャンペーン初日に多くの予約が集中したという経緯がございます。かなり早い段階で予約が埋まってしまい、予約を入れられなかったお客様もそこそこいらっしゃいました。

これは、「蛯原みなみ限定割引」「月初め割引」「VIPルーム無料」、この特典3つの重なる日が、この3/1しかなかったからだと想像されるのでございます。

しかし、1日特典の実施、そして3/7(水)が出勤に変更になったことで、3/6(火)~3/7(水)も特典3つが重なる盛運日となったのでございます。3/1(木)に予約を入れられなかった方々、チャンスなのでございます。


ということで、業務連絡いろいろでございました。前回に重ねて申しますが、月間出勤予定の画像は、随時更新していきます。保存される場合は、「画像を保存」ではなく、アドレスの「ブックマーク」をご利用下さいませ。では、では。


2018-03-06 【ワタクシのオッパイは、ホルモンDカップ】

ホルモン療法は保険適用外、毎日新聞の記事でございます。ホルモン療法とは、性同一性障害の方、あるいはニューハーフや女装者の方、そういった人達が体を異性の形に近づけるために行う注射や服薬のことでございます。

厚生省は、このホルモン療法を「保険適用外」にするという方針だそうでございます。普通、性転換手術を考えている場合、ほとんどの人がホルモン療法をいたします。また、性転換手術は保険適用の方針が既に決まっております。

じゃぁ、ホルモン療法は自費でやって、手術だけ保険を使えばいいと思いがちですが、そうは問屋が卸さない。これだと混合診療になってしまうので、ホルモン療法も手術も、両方とも保険適用外、つまり自費になってしまうのでございます。

これでまた、性同一性障害を守る団体の方々が騒ぎそうですよね。ただ、ニューハーフ業界で長年飯を食っている人間としては、この「厚生省の判断やむなし」と思える理由があるのでございます。

心の性と体の性の不一致で悩んでいらっしゃる方、そういった人には性転換手術やホルモン療法は救いの神でございましょう。しかし、そこまで深刻じゃないけどホルモン療法だけやりたい、そういう人は非常に多いのでございます。ニューハーフの様に、商売的なポテンシャル向上のために行っている人もございますしね。

厚生省の正式なガイドラインに則さず、個人輸入で薬を購入したり、街のお医者さんでホルモン投与をしてもらう、そういった統計の数字に現れてこない人が多く存在し、この実状を厚生省も把握しているのでございましょう。

また、最近、「性別変更したけど、間違いだったから戻してくれ」という事件もございました。ホルモン療法がやり易くなれば、これと同様の事件が起こりやすくなるのではという懸念もございます。

厚生省としては、ホルモン療法を保険適用として解禁してしまうと、潜在的にホルモン療法を行っている相当数の人がなだれ込んでくる、と心配しているかも知れませんね。そして、その中には、必ずしも、心の性の問題で切迫している人達ばかりではない、ということも把握しているでしょうしね。

さらに厚生省は、性同一性障害に対して保険を適用出来る病院を、3~4ヶ所に絞り込んできております。これも、保険適用が無秩序に乱用されることを防ぐためだと思われます。逆に言いますと、簡単に保険適用にしちゃうと、それでボロ儲けしようとする病院が筍のように湧いてきちゃうからですよね。あぁ、世知辛いねぇ。

性同一性障害の方、そしてその人達を支援する団体の方、そういった人には厳しい厚生省の判断でございます。しかし、保険適用には、「乱用」「悪用」を誘発するという心配もあるのですよね。潜在的にホルモン療法を行っている人が非常に多いという状況の中では、厚生省の判断も仕方がないというところでしょうか。では、では。


2018-03-07 【0円の投資】

朝食で「松屋」を利用することが多いのでございます。まぁ、理由は、お家のすぐ目の前にあるから(笑)。ワタクシの定番朝食は、「朝定食(とろろ小皿)+みそ汁を豚汁に変更」でございます。朝定食には玉子が付いてくるというのがミソ。玉子とろろがけご飯にして、かっ込むのでございます。

この組み合わせは実質的な「豚汁定食」なのですが、松屋では、豚汁はまだまだ「みそ汁の差し替え」というポジションでしかございません。いやぁ、もったいない。「お肉+野菜+みそという発酵食品」の組み合わせ、豚汁は正に「完全食」なのでございます。ワタクシは、豚汁の地位向上を、そして、「豚汁定食」が終日メニューに登場することを、切に、切に、願うのでございます。

いや、今日のお話は、豚汁がメインではございません。それでは、本題を。ワタクシ、飲食店を立ち去る際には、必ず「ごちそうさま」を言っております。店内の状況で、「ありがとうございました」が返ってくる場合もあれば来ない場合もございます。けど、そんなの関係ございません。ただ、ワタクシが言いたいだけ。それは、言うことによって、ほんの少し、ワタクシが気持ち良くなれるからでございます。

ネットで、こんな話題がございました。「コンビニで会計後に、お客が店員に向かって『ありがとう』をいうのはバカらしい」という発言があり、それに賛否両論が飛び交ったそうでございます。「言うのは社会常識だ」「普通に言えるだろ」という賛成派もあれば、「バカらしい」「恥ずかしい」「絶対に言わない」という完全否定派も有る。面白いですねぇ。

ワタクシ、今では「ありがとう」も「ごちそうさま」も言いますが、でも若い頃は恥ずかしくて言えない時期もございました。反対派の人は、若い人が多いのでしょうか? それと、自分が様々な仕事を経験するにつれ、どうしても相手の仕事の辛い部分が見えてくるようになる。年を取ると、ついつい言っちゃうようになりましたよね。

反対派の人は、「言ったら損」と思っているのでしょうか? 確かに、「自分は1円も損をしたくない」と頑なな主義を持って生きている人は時々いらっしゃいますよね。そういう人の、「たとえお礼でも、言ったら気分的に損をする」という考え方、ワタクシ、分からないではないです。

ここでワタクシは、こう考えるのでございます。「言うのは、只」。そう、言うのとスマイルは0円なのでございます。0円の出費で、相手もワタクシもほんの少し気持ち良くなれるのなら、こんなコストパフォーマンスの良い取引はないのでございます。

では、0円じゃない場合も考えましょうか。自分が苦にならない程度の出費が伴う場合はどうでしょう。例えば(例が難しいですが)、レジで前の人がほんの少しお金が足りないとか言っていて、それを立て替えるという想定で考えてみましょうか。

これは、悩みませんか。ほんの少しでも、出費が絡むとなると、事は重大になってくる。「おこがましいのでは?」という気持ちもわいてきましょう。ここで、こういった小さな出費を「損」と考えられるか「得」と考えられるかで、自身の幸福度が大きく変わってくるのでございます。

「損」とする考え方は、生活の中の小さな出費すべてをどんどん苦痛にしていってしまうのでございます。その中には、本当は必要な「投資」が有ったかもしれず、何かしらの「運」を拾い損ねることもございましょう。運を取りこぼしているうちに、生活の中の小さなゴタゴタにも腹を立てやすくなるかもしれません。

逆に「得」と考えますと、人生の中のかなり多くのイベントが、快楽につながるのでございます。これは、美味しいですよ、ほんと。人に与えることが、自分の快楽に繋がるわけですから。そして、もしかしたら、その行いの中で、何かしらの「運」を拾うかもしれない。

「出費してお金が減るのに、どうして喜べるんだ!」と思われるでしょうね。ここで、ある重要な言い回しがございます。「出費」と考えずに「課金」と考えるのでございます。ゲームとか音楽とか、今や課金が当たり前でしょ。そう、あれと同じ。自分がちょっと楽しくなるために、少しばかりのお金を投資する、そう考えると、どうです、あまり「損」とは思えなくなるのではないですか?

まぁ、チョイト屁理屈っぽい説明かもしれませんね。でも、日頃からいつもニコニコしていると、本当に得をすることが多いのでございます。スマイル0円。0円の投資で運を拾うことも有る。どうぞ、お試しあれ。では、では。


2018-03-08 【ゲームと違って、リセットは出来ませんからねぇ】

一昨日、「課金」という語を使いました。実はそれ、ワタクシが考えたことではございません。Eテレの『ねほりんぱほりん』という番組からの、受け売りでございます。

その「課金」という語が出たのは、『ねほりんぱほりん』の「整形する女」がテーマの回。自分の美容整形のために大金を投じている女性が、「整形は、課金だ」と言ったのでございます。ゲームで自分のキャラを強くするために課金しますよね。あれと同じで、自分をより魅力的にするために、自分に課金しているという感覚なのだそうです。

これは、ちょっと斬新でございました。ゲーム課金が当たり前の世代ならではの感覚でございますね。課金という語の功利は、後ろめたさがないことでございます。美容整形で自身のコンプレックスを解消しようとする人には、実にピッタリの言葉でございます。

その番組で美容外科の先生が、こんなことを話しておりました。美容外科は「精神外科」とも言い換えられるそうでございます。「形を直すことによって、患者さんの嫌な気持ちを直してあげる」、そうその先生はおっしゃっておりました。

この考えって、性転換手術にも全く同じ事が言えるのでございます。そもそも性同一性障害ってのは、「自分の性器の形が受け入れられない」という病気でございます。ですから、「形を変える」ことでその不快感を解消しようというのが、本来の性同一性障害の「治療」なのでございます。

ただねぇ、こと性同一性障害に関しては、「戸籍」「就職」「トイレ」「浴場」といった特有の問題がくっついてくるのでございます。つまり、病院の「治療」が完了しても、これらの派生する問題を抱えている限り、本人のコンプレックスはいつまで経っても解消しないのでございます。

今までは、美容整形の先生、精神科の先生が、この「治療後に派生する問題」まで考えて十分なカウンセリングを行ってこなかったという経緯がございまして、本来手術をすべきでは無かった人にも診断を下す、手術をしてしまうということが起きたのでございます。

そのような流れもあって、昨日お話した、「ホルモン療法の保険適用外」「保険が使える認定医の指定」という厚生省の発表。性転換を考えている人にとっては、かなり間口が狭くなった感じでございましょう。

「性同一性”障害”」という病名、障害ですから「それを治さなければ生きていけない」という人が、本来、対象なのでございます。しかし、現状は、「課金感覚」の人が多く混じっている。「障害者」と「課金感覚」をふるいにかけ、本当に困っている人を救おうというのが、厚生省の考え方なのでしょう。では、では。


2018-03-09 【所詮、興行ですからねぇ】

「奥菜しほ」さんの3月後半のスケジュールが出ております。あと、月間スケジュールを、オフィシャルサイトの「イベント」のページでも見られる様にしてあります。ご利用下さいませ。

「蛯原みなみ」の4月の予定に関するお問い合わせを、いくつかいただいております。まだ細かいスケジュールが出てませんので、今のところ、「3/23~4月半ばまでお休み」としか申し上げられません。4月のスケジュールは、3/18~3/20頃にアナウンス出来ると思います。


業務連絡はここまで。さて、さて、大相撲が始まりますねぇ。と、それに水を差すような話題がニュースになっております。大砂嵐関が引退勧告ですかぁ。厳しい気もいたしますが、最近の成績を考えると、潮時かなぁ。まぁ退職金も貰えるし、引退した後は何か始めるのでしょうか?

大砂嵐の「かちあげ」に痛い思いをした力士は、内心、喜んでいるかもしれませんねぇ。あれで怪我をし、その後の相撲人生を狂わされた人は、いろいろいるでしょうから。ルール的には昔から認められているのに近年になって問題視されることが多くなったというのは、やはり昔は「加減」して使っていたのでしょう。

プロレスでは、相手が技を仕掛けてくるのをジッと待っていたりいたします。プロレスの試合の、不思議なところでございます。それを或るレスラーは、こんな言い方をしたのでございます。

「受けの美学」

おおぅ、なぁ~るほどぉ、技を仕掛ける側に美学が有れば、それを受ける側にも美学があるということですか。その両者の美学が一致しているからこそ、息の合った技の応酬が出来ると。ふむ、ふむ、けだし名言。プロレスの試合に入れ込むファンの気持ち、すこし分かった気がするのでございます。

大相撲でも、かつてはそんな「受けの美学」が有ったのかもしれません。技の掛け合いで、相手が怪我をしない程度の「加減」というものでございますね。ところが、外人力士が増えてスポーツ感覚が強くなると、「ガチ」で力を入れてくる力士が増えてきた。そりゃぁ、怪我も多くなるってもんでさぁ。

今場所も、横綱二人がお休み。そして期待の阿武咲も休場とのこと。それ以外にも、満身創痍の力士が多すぎる。ひょっとして、ひょっとしたら、あまり大きな声では言えませんが、ほどほどに八百長をしていた頃の方が、みんな怪我もせず、観客も楽しめ、力士も観客も、実はみ~んな、まぁるく収まっていたのでは、なんて思いが、ふと、頭をよぎるのでございます(あ~ぁ、言っちゃったぁ)。

さぁ、大相撲にパラリンピック、また録画の忙しい2週間になりそうでございます。では、では。


2018-03-10 【功利と代償】

3・11が近いという事で、テレビなども震災関係の番組が多いのでございます。ワタクシ、毎年この時期に放送される震災がらみの番組が嫌いで、ほとんど見ないようにしております。人間ドラマに固執する番組が多いからでございます。

ワタクシとしては、当時の行政の対応、電力会社の備え、原発に関わる様々な人達の事情、そういった「世の中の仕組み」に関わることを客観的に検証してもらいたいのですけどね。時間が経過したから言えること、時間が経過したから変わってしまったこと、そういう事も有るものでございます。

都市部では、あっという間にビルが建て代わったりいたします。久しぶりに裏道を歩くと、真新しい見知らぬビルに出会い、驚かされることもままございます。都市部の建て代わりの速さを見るに、仮設住居から出られるのに6~7年かかるという現状が、どうしても不可解でなりません。

ワタクシ、これまでに同じ事を何度も書きましたが、

「(福島第一原子力発電所の)ディーゼル発電機の場所がもう十数メートル高い場所に有ったら、震災後の日本は、180度違っていた」

のでございます。メルトダウンする事は無く、日本の原発の信頼度は世界一に輝いたことでしょう。当然、日本は原発をさらに推進し、海外への原発輸出も増えたでしょう。日本の家電メーカーはより信頼度を増し、東芝の原発事業だって、主導権を失うことは無かったはずでございます。

汚染を理由に、日本の農産物が輸出できない時期がございました。それだって、逆に、あの爆発さえなければ、世界中から同情を得て大幅に輸出量が増えた可能性もございます。慌てて日本から脱出した外国人も無く、逆に日本への観光客が劇的に増えたかもしれません。

脱原発で世論が固まっている昨今、「原発推進なんて流れ、起きるはずが無い」と思われますか? でも、あの震災で、福島第二原発や宮城県の女川(おながわ)原発は、大津波の直撃を受けながらも安全に停止させているのですよ。もし、福島第一も同様に停止させられていたら、もちろん爆発はなく、原発周辺の避難騒ぎ、放射能汚染・除染騒動も無かったのでございます。

現在の脱原発への流れは、「あの爆発を見てしまったから」ですよね。「知らぬが仏」なんて言いますが、人間というもの、知ってしまった事に大きく左右されるのでございます。知らないまま原発推進が進んだ未来、知ったために脱原発に走った未来、どちらが良いとか悪いとかは申しません。

アメリカのスペースシャトルは、数度の大事故を経験しております。しかし、その事故の直後、すべての宇宙飛行士が、「事故に関係なく、宇宙へ行くことを強く希望する」とNASAに進言しているそうでございます。「危険なのは折り込み済み」と宇宙飛行士は考えているのでしょう。

JR福知山線の大事故が起きた際、鉄道会社の不備を非難する声は多く出ましたが、「そんな危険な路線、廃止してしまえ」という声は出ませんでした。そりゃ当然ですよね。「ルールさえ守れば安全」ということをみんな知ってますからね。

では、こんな例は? 公園の遊具、子供が怪我をすると、「その遊具は危険だから撤去してしまえ」という声が上がり、その公園だけでなく、日本中の公園から同じ遊具が消えていくという例。これはどうして起きるのでしょうか? お役所の”事なかれ主義”の現れなのでしょうか?

「事故が起きたから危険」という考え方、「事故が起きたから今後はより安全になるだろう」という考え方、どう考えるかはその時・その人の状況次第でございます。自分の野望とか、生活の利便とか、お仕事上の都合とかが関係したりいたします。

日本全国の電気の供給能力が、原発に頼っていた震災前よりも増えたそうでございます。原発停止で減った量を、火力・風力・太陽エネルギーで補填してきた結果でございます。こうなると、「ほら、やっぱり、原発なんていらなかったじゃん」という話になってしまいます。

しかし、その電力供給量を確保するために、海外から天然ガスを購入したりとかいろいろ「代償」を払っているはずでございます。日本が脱原発という道を選んだ限り、それに伴う代償も甘んじて受けるというのは仕方が無いこと。しかし、その代償に関する報道がついつい小声になるのが、日本のマスコミの悪いところでございます。

日本のテレビは人間ドラマに固執せず、今後の日本の選択肢、それに伴う功利と代償、それを客観的に示して頂きたいと思っております。7年経った今だから、言えること、言わなければいけないこと、あると思いますよ。長くなったのでこのへんにしときますね。では、では。


2018-03-11 【あの日に、こんな事も起きていました】

今日は、『およげ!たいたきくん』のお話。と言っても、この「たいやきくん」に行き着くまでには、まぁいろいろ有ったのでございます。まずは、順を追ってお話しいたしましょう。

先日観たNHKの『SONGS』が、「斉藤和義」さんの回でございました。その番組の中、「歩いて帰ろう」という曲がどうも懐かしく思えてしかたがない。「何の番組の主題歌だったんだろう?」と気になったのでございます。

困った時のGoogle検索! 分かりました! 「ポンキッキーズ」でございます。ネズミに扮した爆笑問題が大好きで、毎回欠かさず観ておりました。そのポンキッキーズの主題歌だったのでございます。と、本来ならばこれで一件落着なのですが、そうは問屋が卸さなかった!

その検索の過程で、あることに気がついたのでございます。この「歩いて帰ろう」を「クレモンティーヌ」がカバーしている事を知ったのでございます。クレモンティーヌと言えば、日本大好きのフランス人歌手。日本の曲を数多くカバーし、CMにも採用されております。クレモンティーヌを知らなくても、曲に馴染みのある人は多いはずでございます。

アニメソングをカバーしたアルバム『アニメンティーヌ』というCDはワタクシも持っているのですが、どうやら、その続編の『続アニメンティーヌ』というアルバムに、「歩いて帰ろう」は入っているみたいでございます。

ワタクシ、この続編の発売は知っていたのですが、なぜか買い損ねております。『アニメンティーヌ』は大好きなアルバムで、もうね、CDがすり減る程に聞き込みました。どうしてその続編を買い損ねたのか不思議でしたが、まぁ今はクリックひとつで購入できる時代。さっそく、iTunes ストアで購入でございます。

さて、ここで、不思議な現象が...iTunes ストアで見つけた『続アニメンティーヌ』、アルバムを「丸ごと」購入する事が出来ない。1曲ごとの単品購入のみなのでございます。どうしてかなぁと思ってましたら、どうも、12曲目が欠番になって番号が飛んでいる。どうやら、これが原因の様でございます。

では、この欠番の12曲目は何だったのか? 調べが進むにつれ、或る事実が発覚! そのカットされた曲こそが、『およげ!たいやきくん』なのでございます。カットの経緯には、こんなことがあったみたいでございます。

この『続アニメンティーヌ』の発売日が、2011年3月9日。そう、あの大震災の2日前なのでございます。ワタクシが買い損ねたのも、震災の大騒ぎでいつの間にか忘れてしまったのが原因でしょう。そして、この3月9日に発売されたものには、「およげ!たいやきくん」が12曲目に含まれているのでございます。

震災の直後、クレモンティーヌさんは、すかさず日本を応援するビデオを発信しております。そして、いち早く日本に駆けつけ、被災地を訪問しております。その訪問との前後関係は分からないのですが、5月25日に『続アニメンティーヌ』は再発売されております。

そう、もうお気づきですよね。その5月に再発売されたものには、「およげ!たいやきくん」が割愛されております。理由は分からないのですが、多分、歌詞の「海」「飛び込む」といった部分から、被災者に配慮したのではないかと想像できるのでございます。

この3月発売のアルバムを探したのですが、市場に残っているものはどれも5月発売の物ばかり。そして、iTunes ストアは、12曲目が欠番であることを理由にアルバム全体の一括購入を拒否ってる。何とも不親切な処置ですが、まぁ、これをしてくれたからこそ欠番に気がついたわけで、勿怪(もっけ)の幸いといったところでしょうか。

結局、GEOのレンタル品で、3月発売の物を発見。すかさずレンタルいたしました。そして、聞いてみました、その、幻の「およげ!たいやきくん」を! な、なんと! 短調の曲を長調にアレンジ、かなり雰囲気の違う曲になってますが、ちゃぁ~んと、たいやきくんのメロディーラインは残っております。この曲が幻になってしまったのは、残念だなぁ~。

震災のあの時期に、こんなことが起きていたのですね。幻のクレモンティーヌ版「およげ!たいやきくん」が聞きたい方、GEOのレンタルがオススメでございます。


2018-03-12 【過渡期を達観するということ】

ま~た、森友問題がきな臭くなってまいりました。誰がどんな形で責任を取る事になるのかは分かりませんが、もし、今、安倍総理が退陣するってことになると、嫌だなぁ。それを一番喜ぶのは、中国・韓国ですからね。

内閣支持率の調査では、近年、若い世代ほど支持率が高く、高齢になるに従い下がっていくという傾向がございます。ワタクシが推測するに、ネット世代とテレビ・新聞世代の違いではないかと思っておりますが、どうなのでしょう?

自民党がネットに力を入れてきたというのも関係しているでしょう。それに加え、テレビや新聞が視聴率や購買数を気にするあまり悲観的な報道に終始し、ネットに飛び交う「本音」とは乖離しちゃってるんですよね。若い人ほど、テレビや新聞に不信感を持っているのかも知れません。

このマスコミとネットとの乖離で象徴的な出来事が、トランプ大統領の誕生でしょうか。聖人面で報道を続けるマスコミに対し、本音で語る大統領とネットが同調しちゃったという一面が有ると思いますよ。元々アメリカは、自由・平等を謳っておきながらもドロドロした本音を持っている国ですから。

エジプトで起きた2011年の革命も、ネットによる呼びかけでデモが起き、それが革命にまで進展いたしました。韓国の朴大統領弾劾のデモでは、デモの現場に携帯電話の臨時基地局まで出て通信を確保。さすがの IT 先進国でございます(半分皮肉)。

ネットの恐いところというか、面倒くさいところは、動きの性急さ。とにかく、情報の伝わる速さが速く、リアルタイムですぐに反応が起きる。そのため、フェイクニュースへの耐性も低い。ひとつのデマが一国の存亡を決めてしまいかねない怖さが有るのでございます。

このまま世代交代が続いていきますと、20~30年後くらいかなぁ、ほとんどの世代がネットしか見ないという状況が近い将来にやって来る可能性もございます。その時代には、投票する人も、立候補する人も、み~んなネット世代。そうなると、それはそれで丸く収まるかも知れませんね。

今は、過渡期、ネットなしで過ごしてきた人達(今の政治家・政党)が、いかにネット世代の人を取り込んでいけるかで、今後の政局が決まりそうでございます。と、なると、ネットに詳しい若い人をどんどん抜擢できる政党が、生き残って行ける気がいたします。

かく言うワタクシも、今のネットの進歩の速さにはついて行けてないのですよね。ネットは今、どんどん「軽率」にと変化してきております。昔ながらの人間は、その軽率さと波長が合いにくい。落ち着いてはいかんなぁと思いながらも、落ち着いちゃってる自分に気がついたりいたします。

ネット黎明期(20年くらい前)に書いた自分の文章を読み直すと、実に、軽率、軽い、そして、弾けてる。いやぁ、これが年を取ると言うことかと、実感するのでございます。年輪を重ねているから出来ること、若葉だから出来る事、その両方を理解出来る人が、この過渡期を生き残れるのでしょうかねぇ? では、では。


2018-03-13 【計時は世界のオメガが担当】

松屋で朝ご飯。朝定食を頼んだら、板海苔がふた袋も乗ってる。ラッキー! ワタクシ、間違えで何かが余分に付いてたら正直に申告しちゃうタイプですけど、これはいいよね。板海苔ふた袋、美味しくいただきました。

松屋の板海苔、以前は形がずんぐりむっくり「おつまみサイズ」でございました。ご飯を巻いて海苔巻きにするには、ちょっと短め。ですが、いつの頃からか、ごく一般的な細長い形に変わって、食べやすくなったのでございます。誰かがクレームでも入れたのでしょうか?

さて、お店の電話番をしながら、パラリンピックをチラチラと見ております。今回はNHKがパラリンピックに力を入れてまして、競技のシステムとかを事細かに説明してくれるのでございます。そこで、なんとも近代的なシステムが行われている事に驚いたのでございます。

昔は、傷害の程度で細かくクラス分けされていたそうでございます。これだと、各クラスごとの人数が少なくなり、競技を成立させるのに大変だったとか。また、表彰式も各競技ごとにクラスの数だけ行われるわけで、それはそれで煩雑だったことでしょう。

それで最近は、選手全員を「立位」「座位」「視覚障害」の三つのカテゴリーに分類し、傷害の程度はハンディキャップを付ける事で公平にするというシステムだそうでございます。これですと、表彰式は各競技ごとに1回。スッキリなのでございます。

このシステムが、実に巧妙。聞いてびっくり、見てびっくり。各選手ごとに「系数」という数字が決まってまして、実際の競技タイムにその係数をかけ算したタイムを、正式のタイムにするとのこと。障害の程度に応じてその係数を変える事で、公平にするわけでございます。

障害の軽い人は98%とか100%の係数になり、タイムはほとんどそのまま。障害が重たくなるにつれ80%くらいの係数になり、タイムが遅くても割り引いてくれるという仕掛け。この係数をいくつにするかが重要ですが、それは大会ごとにデータを蓄積し、随時更新していくそうでございます。

興味深かったのは、回転の競技では、方足の無い人に100%の係数が与えられていた事。回転競技では、方足だと旗門を小さく回れるので、実は両足がある人より有利なのだそうです。これなども、実際のデータから反映された設定なのでしょうね。

で、このシステム、実際のタイム表示をどうしてるのか? すご~く疑問になったのでございます。すると、すると、これまた巧妙! 係数が80%の選手の場合、計時も80%の速さで動いてる! 計算しながら表示してる! さすれば、ゴールした時のタイムがそのまま記録になるっていう寸法でさぁ、だんな。

まぁ、デジタル処理の現在では簡単な事ですが、この表示方法を採用した人は賢い! 様々な条件の選手が公平に競い合うための見事なシステムが出来上がっている事に、驚愕したのでございます。もっとも、全部、NHKの受け売りですけどね。テヘヘ。

ここでね、小さな疑問。パラリンピックに出場している選手の中にも、係数100%という人、つまり「傷害なし」と設定されている人もいるわけでございます。この人は、オリンピックへ出場でもいいんじゃないかと、ふと、思ったわけですが、まぁ、いろいろあるのでしょう。では、では。


2018-03-14 【クレオパトラやピカソも青がお好き】

花粉症で、やられております。もうね、完全ノックアウト。目ん玉を取り出して、水道でジャブジャブ洗いたい気分でございます。従業員に教えてもらった「アルガード」という目薬を指しております。

目薬はいろんなものを試しすぎで、どれが効いているのか分からない状態(笑)。とりあえず、今使っているアルガードが、何となく効いている感じでございます。この目薬で、ワタクシ、ちょいとアウトローなことをしております。

目頭のところに穴が開いてるでしょ。目がシバシバすると、その穴の中が痒くてしょうがないのですよね。でも、目薬ってのは、その穴に入れちゃいけないらしい(ソース:ガッテン)。だから、目頭を押さえ、穴を塞いで目薬を指すってのが医学的にはベストらしいのでございます。

でもねぇ、その穴そのものが痒いから、どうしても穴に入れたくなるのですよねぇ。で、目と目の間の鼻の付け根、専門的には「鼻根」っていうらしいですけど、その鼻根をつまみ上げて穴をカパァと開きまして、その穴めがけて目薬を数滴、放り込んでおります。

これやると、ちょっと痒みが治まるのですよね。でも、やっちゃいけないのかなぁ?

この季節、目のこんな事情もありまして、メイクが非常に薄い日も時々ございます。いや、薄いっていうか、眉毛しか描いてないというか、まぁ、お許し下さいませ。長年メイクをしてますと、目の回りの肌もかなり痛んでおりまして、時々、メイクを抜いて休ませてやりたいのですよね。休肝日ならぬ、休肌日でございます。

一時期、鼻根のチョイト上の肌がカサカサに荒れるということがございました。皮膚科で見てもらいましが、根本的な原因は分からず。化粧品が合わないのじゃないかと先生に言われ、ハタと気がついたのでございます。

その荒れている部分が、ちょうどノーズシャドーを塗っている部分そのまま。どうやら、ノーズシャドーが原因だったようでございます。皮膚科の先生いわく、「青い化粧品」は要注意だそうでございます。青い化粧品で、そういったトラブルが起きやすいとのこと。

ワタクシ、ノーズシャドーは紫で入れておりますから、それが原因の可能性が濃厚でございます。ですから、これを聞いてからは、青系の化粧品はソロ~リソロリと使っております。要注意と言われても使うのをやめない、女(?)の性(さが)でしょうか(笑)。

そうそう、化粧ついでに、こんな事に気がつきました。ワタクシのメイクは、長年、左の眉が上がってしまうのですよね。注意深く描いても、出来上がると左の方が上がってる。普通にしててもニヒルな顔になっちゃうのでございます(笑)。

これ、原因が分かりました。いやぁ、意外と言えば意外。左側を描く時だけ、自然に顔を傾けていたのでございます。右手を左の方へ引っ張るので、それにつられて傾いちゃったのでしょうか? 何十年も鏡を前にメイクしてて、どうしてこれに気がつかなかったのかは不思議。人間、全体を見ているようで、実は部分しか見てないことが多いものでございます。

ということで、時々、超薄メイクで接客の名古屋薫でございました。当分は、花粉症との戦いが続くのでございます。では、では。


2018-03-15 【4月のスケジュールが出始めてます】

本日は、業務連絡でございます。4月の出勤スケジュールが出始めておりますので、ご案内いたします。

グレーの部分はまだ「未定」ですので、決まりしだい更新していきますね。公休日を決めている人の中では、「水沢さくら」が4/10(火)をお休み、「春咲なずな」が4/11(水)~12(木)をお休みにしております。

「蛯原みなみ」「藍井みか」がかなり大胆な出勤予定を出しておりますが、これでは体が持ちませんので、出勤日のいくつかがお休みに変更になることが予想されます。ご了承下さいね。変更が入り次第、更新・アナウンスさせていただきます。

もうひとつ、「佐藤もこ」ですが、昼間のお仕事の都合で、3月末まで出勤が出来なくなりました。4月以降の出勤が決まるまで、今しばらくお待ち下さいませ。

出勤の月間一覧表ですが、オフィシャルサイトの「イベント」のページで見られます。以下のアドレスをご参照下さいませ。PC・スマホ・携帯電話、全部同じアドレスから入れます。

オフィシャルサイト「イベント」

http://she-mail2.jp/event/

取りあえず、この一覧表で、「出勤」になっている部分は「予約可能」です。予約が入りますと、コンパニオンもモチベーションが上がりますし、お仕事の準備もやり易いものでございます。当店は指名予約を入れても料金は変わりません。気楽に予約を入れて下さいませ。

では、スケジュール決定/変更など有りましたら、随時、アナウンスさせていただきますね。


2018-03-16 【メルマガ読者にはあまり関係ないかも】

今日はヘブンネットの人がお店に来店されまして、POPを置いていきました。POPっつっても、電子メールじゃございませんよ。宣伝のための張り紙や置物のことでございます。

お客様に短い時間待ちをしていただくためのお部屋がございます。そのお部屋のテーブルに置かれたのが、これ。

三角形の置き型POPで、「このお店のヘブンネットで掲載してるよ! ヘブンネット、見てね!」と宣伝しております。

トイレのドアの内側に張られたのが、これ。

非常に暗かったので画像が荒れているのはご勘弁を。こちらは、プラチナメールの宣伝。「お店のメールマガジンが有るから、登録して読んでね!」と宣伝しております。

よ~く見ると分かるのですが、どちらのPOPにも、当店がヘブンネットで「扉」として使っている画像が使われております。ヘブンネットの掲載店にこのPOPを配りまくっているはずですが、お店ごとに別々のものを作っているわけでございますね。

実は、このPOP宣伝、「POP作ってるからね~、出来たら持って行くからね~」とヘブンネットの方からお達しが来たのが、すでにひと月以上も前。「どうなってるんだろう」と思っておりましたが、店舗ごとに作り直しているのでは、そりゃ時間がかかりますよね。

中部地区は、シティヘブン、ヘブンネットのシェアが圧倒的に強く、「何もPOP宣伝に力を入れる事もないのに」とも思ってしまいますが、そこはそこ、いろいろ有るのでございましょう。ヘブンネットのPOP宣伝のお話でございました。


2018-03-17 【チャレンジを導入とまでは申しませんけど】

本日(土曜日)の大相撲を見ていらっしゃった方、むすびの一番で「オヤッ?」と思われた事でしょう。ワタクシも、「オヤッ? アレッ? どうしてッ?」でございました。まぁ、ご覧になっていなかった方にも、分かりやすくご説明いたしましょう。

むすびの一番の取組は、横綱「鶴竜」と「貴景勝」の組み合わせ。鶴竜が危なげながらも貴景勝を土俵際に追い詰め、あと一押しというところで鶴竜の左足が俵を力強く踏んだのでございます。その瞬間、俵の外側で土俵外側の砂が一瞬飛び散る。それを、テレビカメラははっきりと映しておりました。

その後、鶴竜が貴景勝を押しだし、行司軍配は鶴竜に上がったのですが、鶴竜の左足の件で物言いが付く。3分にも及ぶ協議の末、「行司軍配どおり鶴竜の勝ち」という判定が下る。ところが、ところが、アナウンサー始めテレビを見ていた人は、明らかに鶴竜の左足が土俵外側の砂を払ったと思っておりますので、日本中が「アレッ?」と思ったわけでございます。

こういった時のネットの駆動力はスゴイ! 相撲中継を録画していた人が、問題の左足の超アップ画像、スローモーション映像などを次々と作り上げ、ネットにアップロードいたしました。その検証映像を巡って、喧々囂々(けんけんごうごう)の大騒ぎでございます。

その結果、「砂は立ち上がったが、鶴竜の左足親指は浮いていた」というのが大多数の結論。多分、鶴竜が俵を踏んだ時に、その圧力で俵際の砂が吹き飛んだのではないかということでございました。三役格行司の式守勘太夫、土俵際の砂をしかと確認しての采配。アッパレと言わざるを得ないでしょう。

この騒ぎ、騒ぎに拍車をかけた原因がひとつございます。それは、勝負審判の説明。これが、いつもたどたどしくて言葉足らず。聞いていてヒヤヒヤするのでございます。この件でも「鶴竜の親指の審議」としか言わないので、「え? 砂はどうなった?」と日本中が騒いじゃったのでございます。

物言いでの審議では、ビデオ係からの連絡を受けて判断を下します。この件では、「砂が立ち上がった」というのは非常に重要な要素。場内説明では、絶対に省略してはいけない事項でございます。ビデオ係からの連絡を受け審判団が協議をしている中、協議の「過程」の重要さを忘れ、「結論」だけの説明になっちゃっております。

この物言いでの協議、ビデオ係からの連絡が音声だけというの、問題でしょ。他のスポーツでやっているように、審判団がタブレットでビデオ画像を直接確認するべきでございます。出来れば、大型画面で場内にも見せられればベスト。連日満員御礼の大盛況なのですから、大型画面、設置しましょうよ。

さらに、技術革新の進んでいる昨今、導入がタブレットだけというのはあまりにも貧弱。ここは、相撲協会とNHKが一致団結いたしまして、映像解析の最先端技術を駆使していただきたいものでございます。

まずは、土俵をぐるりと複数台のカメラで囲む。理論的には3台のカメラでも大丈夫そうですが、ここは8台くらいのカメラは欲しい。テニスのビデオ判定では、10台のカメラが使われております。足の親指を判定するとなれば、8~10台くらいは必要でしょ。

さらに、細部を拡大するということを考えると、NHKご自慢の4Kスーパーハイビジョンくらいは導入していただきたい。4Kのビデオカメラが10台、いったい総額いくらになるのか恐ろしくなりますが、そこは天下のNHK、資財をフルに活用していただきたいのでございます(まぁ、技術的には台数が増えると1台ごとの解像度は低くても大丈夫なのかも知れませんけどね)。

このシステムが入りますと、取組映像のある瞬間を止めまして、その静止画を縦横に360度グルングルンと回して見ることが出来るのでございます。映画『マトリックス』でお馴染みの、あのシーンでございます。そして、例えば、左足の親指部分だけを超拡大するなんてことも、出来るでしょう。

ひとつ、大きな問題は、大相撲の「死に体」「かばい手」「かばい足」という曖昧なルールの存在。このルールの判断は、完全に行司や審判の主観に任されているのでございます。ビデオ判定という「客観」と、このルールの「主観」とを、どう両立させていくか? こうなると、審判部長のいつもの言葉足らずの説明が、ますます心配になってくるのでございます。

ということで、伝統ある大相撲へ最新式のビデオ判定技術を取り入れられないかというお話でございました。まぁ、今は、ネットに詳細な検証映像が上がり、それで喧々囂々となるのもひとつの楽しみではございますけどね。では、では。


2018-03-18 【今いる場所が”現場”になる時代】

中日新聞の日曜版のテーマが「VR(バーチャルリアリティ)」でございました。ヘッドマウントディスプレイというメガネ型のディスプレイで目を覆い、耳にはイヤホン。視覚と聴覚で疑似体験する技術でございます。

メガネ型の装置は古くからございますが、従来のものは画像が固定。頭がどちらを向いていても画像に変化はございません。「VR」の特徴は、頭の向きを感知し、その向きに同期して画像もグルングルンと向きを変えることでございます。

さて、VRの説明はこのへんにしておきまして、本題に入りましょうか。パラリンピックが幕を閉じたのでございます。選手が障害者なのは当然として、観戦に行かれた方々の中にも、やはり障害者の方は多くいらっしゃったようでございます。

仮設の会場が多く、障害者の方が観戦するには不便な部分がいくらか有ったと報告されております。また、どうしても空席が目立ったとのこと。そして、この反省が、2年後の東京にそのまま跳ね返ってくるわけでございますね。

そこで、ワタクシ、問題発言をいたしますよ! 心して、いや、覚悟して聞いて下さいませ! 「障害者の方が、会場の”現地”へ赴く必要が、本当に有るのか!」ということでございます。会場の雰囲気や音が疑似体験出来れば、わざわざ会場まで足を運ぶ必要は無いのでは?

そこで、冒頭のバーチャルリアリティでございます。会場の特等席にカメラを設置しまして、それを離れたところから疑似体験でございます。こうしますと、バリアフリーへの設備投資はかなり少なめで大丈夫。寝たきりの人なら、自宅で観戦することも可能でございます。

ここいらで、「バリアフリー」というものを考え直してみませんか?

鉄道・地下鉄・飛行機・船といった交通機関の場合は、障害者本人が乗れなければ意味がありませんから、バリアフリーは重要でございます。でも、スポーツ会場のような「疑似体験」さえ出来ればいい場所ならどうでしょう? 乱暴な言い方になりますが、「障害者の方に、ある程度、割り切っていただくこと」で、疑似体験によるバリアフリーは導入出来るのでございます。

ここで心配なのは、やはり、「閉め出された」「隔離された」という感情を障害者の方が持つかもということでございます。ここは、隔離されたとは考えずに、「優先的に使える」と考えていただきたいものでございます。基本的に全ての人が利用できるようなシステムにしておいて、障害者の方は優先で使えますよという形にするのでございます。

名古屋城の木造再建でも、バリアフリーで揉めちゃいました。あれだって、完全に昔の建築物を再現するって話なのに、エレベータを作れとか興ざめな話が持ち上がっちゃった。あれなんかでもね、「行く」ことを譲歩していただいて「体験で十分」と割り切っていただければ、バーチャルリアリティで解決するのでございます。

もっと言えば、NHKがVRとして「データ放送」出来れば、世界中の人が疑似体験出来ちゃう(ウホッ、壮大!)。まぁ、放送法とかオリンピックの放送権とか有りますから、これはそう簡単には実現しないでしょうけどね。でも、夢がありませんか? これ?

最後に、今のバーチャルリアリティは、音に問題が有るのですよね。頭の向きに合わせて「音の来た方向」をリアルタイムで変えるというのが難しい。ゲームでそれが出来ちゃうのは、全ての単独音を別々に管理しているから。周り全部の音が混ざって聞こえてくる実際の環境音では、何かしらの工夫をしないと、頭の向きに合わせて変化させるのは難しいのでございます。

ということで、ゲームの世界で相当な発達を見せているバーチャルリアリティ、現実の世界のバリアフリーに使えないかなぁというお話でした。では、では。


2018-03-19 【キャンペーン、そして写真の更新のお知らせ】

今日は業務連絡をいくつか。

まず、「水沢さくら」のキャンペーンのご案内でございます。

【水沢さくら限定割引】
 期間:3/23(金)~3/31(土)
 40分・60分のコース ¥1,000引
 90分のコース ¥2,000引
 ※要予約

と、内容は前回と同じです。今回も予約が必要ですからお気を付けて。


さてもうひとつ、「星野ちとせ」が写真のいくつかを更新しております。巻き髪にして、ちょっとエレガンスな雰囲気が出ております。コンパニオンのプロフィールからご確認下さいませ。

「星野ちとせ」さん、もともと受け身のプレーが上手な人でしたが、最近は責めのプレーもかなり上達しているとのこと。責められたい派の方、再チェックしてみてはどうでしょうか?


といってところで、業務連絡ふたつでございました。


2018-03-20 【ビジュアル系のパイオニア】

名古屋薫の、チョット気になる食べ物! ということで、口の卑しいワタクシが、最近の食生活のプチブームをご案内いたします。まずは、たまたま見つけて購入したこれ。

カルピスと甘酒、善玉菌と善玉菌のミックスですから体に悪いわけがない。でも、一抹の不安感が。甘い物とスッパイ物、どんな味になる? とりあえず飲んでみた。まぁ、「ほとんどカルピス」。で、飲んだ後に、ほのかに甘酒の香りが残る。アイデア商品だけど、インパクトは少ないなぁ。

懐かしいものを、突然、無性に食べたくなったりいたしません? ということで、最近よく衝動買いするのがこれ。

伝統的な缶詰食、野崎のコンビーフでございます。『傷だらけの天使』でショーケン(萩原健一)が、コンビーフを缶から外さずに丸かじりしてたでしょ。この年になって(と言うのも変ですが)、急にあれを試してみたくなった。

久しぶりに購入してみて、「あれ? こんなに小さかったかなぁ」というのが第一印象。コンビーフが小さくなったのか、ワタクシが成長したのか、大人になると、こういうこと、時々ございます。で、やってみました、丸かじり...胃がチョイトもたれた。唇が危険! う~ん、いろんな意味で、残念!

さぁて、お次は、これ。名づけて「すみれコレクション」。まずはご覧あれ。

最近、「すみれブランド」の食品がやたら出回っております。カップ麺に始まりまして、ワンタンスープ、チャーハンと。ならば、このブランドつながりで一食分食べてやろうと思い立ったのでございます。すみれチャーハン、ワンタンスープ、コンビニでオマケでもらった「すみれレンゲ」。

そして、何やらシングルCD(これも死語かなぁ?)のジャケットが。おぉぅ、SHAZUNAの「すみれ September Love」ではございませんか! BGMもすみれつながりでございます。では、この組み合わせで、実食!

こんな感じでございます。カップ麺の「すみれ」を入れるとコンプリートかなぁなんて思いましたが、いやぁ、考えただけでも胃がもたれるのでございます。あと、「この曲は一風堂でなきゃ」とか、「いや、すみれと言えば岩崎宏美」という方もいらっしゃるでしょう。コンプリート、まだまだ道は険しいのでございます。

ふと思いましたが、一風堂のCDに一風堂カップ麺という組み合わせでも、面白いコンプリートを目指せそうでございます。いやぁ、このコンプリート、面白いけど、ワタクシの胃袋がギトギトになりそうでございます。といったところで、チョット気になる食べ物でございました。では、では。


2018-03-22 【風が無いのが幸いでした】

歩く速度がチョイト早めのワタクシですが、そんなワタクシでもゆっくり歩きたい朝でございました。ポカポカと暖かく、桜が咲いておりました。

昨日のこの欄は、久しぶりに、お休みさせていただきました。お店が終わると、もう電池が切れたように眠たくなりまして、翌朝、目が覚めた後もやることイッパイイッパイで、気がつくと夕方になっておりました。

そろそろピアノの調律の時期なので、物置状態になっているピアノの回りを片付けなければと思うのですが、逆に物が増えていくばかり。一度、徹底的に断捨離をやらなければなぁ。貧乏性なので、捨てられないのですよね。

お店も18年使ってますので、いろいろ壊れかかってる部分がございます。あるいは、「ここはこうした方が便利そうだな」と思っている部分もございます。修復・改修のための材料を買い込んでは、なかなか実行に移せず、材料ばかりが山積みになっております。

そんな材料を整理してますと、「何で、これ、買ったんだろう」と悩むような物が出てきたり、あるいは、修理しようとしていた物が先に廃棄され、親を失った材料孤児が、材料箱で眠っていたりいたします。

これらの出番待ちの材料を見てますと、何となく、オープン当時を思い出したのでございました。お店の中には何も無く、各お部屋のドアも無い状態。ドアの代わりに暖簾を垂らしまして、建具屋さんからドアが届くのを待ちながら店番をしておりました。

当時38才。元気モリモリでしたので、毎朝午前中は、先日の売上を握りしめ、ホームセンターへダッシュ! 足りない備品を少しずつ購入しておりました。補修・改修なども、自分で出来ることは出来るだけ自分で。やはりホームセンターで材料を購入して、DIYしておりました。

人生、過去の経験が思いもよらぬ形で役に立ったりいたします。若い頃、貧乏劇団に属してました。貧乏なので、大道具の大工仕事、照明の強電知識、小道具の弱電配線、衣装のお裁縫、炊き出しの料理、これら全部が役者の仕事なのでございます。まぁ、これらのほとんどが、今のお店に役立っておりますので、人生、どんな瞬間も手を抜けないのでございます。

ホームセンターへ日参していた若い頃の感覚で、今でも材料を衝動買いしちゃうのでしょうね。アイデアだけは次々と沸き上がり、材料は買い込むのですが、実行に移す体力がない。というので、材料ばかりが溜まっていくようでございます。

毎日、お店の雑用に追われて、慌ただしく走り回っておりますが、時には、ゆっくり動き、静かに歩くようにしてもいいなぁと思う、桜の咲く、朝でございました。では、では。


2018-03-23 【大きくて、見やすい!】

当店のBGM(バック・グラウンド・ミュージック)は、「USEN」を利用しております。昔なら「有線放送」って呼んでおりましたよね。今は「USEN(ユーセン)」というコジャレた名称に変わっております。

そのBGMですが、VIPルームのみはチューナーが室内にございますので、お客様がお好きなチャンネルに変更することが可能でございます。一方、それ以外のお部屋とフロント回りでは、オープン当時から相も変わらず、USENの「洋楽バラード」というチャンネルを流しております。

これがねぇ、17年も同じチャンネルを聞いておりますと、飽きるのですよね。で、本日、初めて、チャンネルを変えてみました、「邦楽バラード」へ! 思い立ったのは、ほんの気まぐれ。何となく、どんな感じかなぁなんて思っただけでございます。

一日中、邦楽バラードを聴きながら仕事をしておりました。が、チョイト普段とは違う感覚に気がついたのでございます。いつもより、「力が出る」のでございます。何でしょうねぇ? やはり、歌詞の意味が分かるってのが影響するのでしょうか? 何となく、いつもよりやる気が湧いてくるのでございます。

オープン当初から洋楽をBGMとして使ってましたのは、英語だと「歌詞の意味が分かりにくい」と思ったからでございます。日本語の歌詞だとプレイ中に歌詞の内容が気になるのではないか? 気が散るのではないかという配慮から、洋楽を使っておりました。

まぁ、英語が堪能な方には洋楽でも邦楽でもどちらも同じなわけで、じゃぁ、歌詞のないインストゥルメンタル(楽器のみの音楽)にすればとも思われるでしょうが、インストゥルメンタルだと、な~んか、どこかの商業施設の店内みたくなっちゃいまして、「歌」の有無ってのは大きいのでございます。

VIPルームのみはお客様がチャンネルを変えられると申し上げましたが、今のUSEN、あまりにもチャンネルが多く、探すのが大変なのでございます。USENの冊子にチャンネル一覧が付いておりますが、小さな冊子にビッシリ印刷してますので、非常に文字が小さい。読めないのでございます。

そこで、今回、よりVIPルームのUSENを自由に使ってもらえるように、そのチャンネル一覧を巨大化しました。こんな感じでございます。

右下の冊子の大きさを、その下に見えているものの大きさまで拡大いたしました。ちょっと老眼が入っているワタクシの目でも大丈夫。薄暗いVIPルームでも、これでチャンネル探しに苦労することはないことでしょう。

拡大コピーしたものを、ラミネート加工してございます。チャンネル番号順に並んでいる一覧が1枚目の裏表、もう1枚の裏表はジャンル別に並んでいる表でございます。あと、USENの季刊誌も同じ場所にぶら下げてございます。どうぞ、ご利用下さいませ。

余談ですが、ワタクシが錦のクラブ(ゲイバー)で働いていた頃の有線放送は、6チャンネルくらいしかございませんでした。今では、軽く400を超えるチャンネルが選べるようになっております。技術の進歩、あな恐ろしや。では、では。


2018-03-24 【興行の宿命】

大相撲のお話、貴乃花部屋でも暴行騒ぎが起き、親方の面目丸つぶれ。貴乃花親方、あっさり告発状を取り下げることに。な~んか、割を食ったのは日馬富士。引退しなくても良かったんじゃない? 復帰とか、出来ないのかなぁ?

貴乃花親方のやろうとしてたことは、親方なりの「理想」なのでしょうね。でも、大相撲というのはあくまでも「興行」。何もかもガチにするというのは、大相撲の長年の「体質」そのものを変えてしまうことになるわけで、広げた風呂敷が大きすぎましたよねぇ。

大相撲とは別に、アマチュア相撲というものがございます。貴乃花親方の理念は、むしろそのアマチュアの世界に合致している感がございます。ただ、大相撲の賑わいに比べますと、アマチュア相撲ってのはほとんど注目されてない。そりゃそうだ、お金が動かない世界ですからね。うまく行きませんね。

巨額が動く大相撲の世界では、必ずしもガチではなく、それなりの「馴れ合い」も存在する。ガチでやろうとすると、アマチュア相撲のようなお金の動かない世界で生きるしかない。そんなジレンマの中、貴乃花親方自身、どうして良いのか分からずに暴走したのかも知れませんね。貴ノ岩の事件を引き金に、情熱ばかりが先行してしまったのでしょう。

ワタクシ、かつて、「100%の力を出し切るのがアマチュア、7~8割の力で余裕を持ち”継続”を優先するのがプロ」と書いたことがございます。一発勝負のアマチュアと違い、プロの世界は興行として成立させる必要がございます。そもそも、「プロ」と「ガチ」とは相性が悪いのでしょうね。

まぁ、こんなジレンマは、サッカーでも、野球でも、有るのでしょう。「興行」と名が付いたもののの宿命かもしれません。貴乃花親方、一皮むけて丸くなったかな? では、では。


2018-03-25 【この留め具、名前知ってた?】

先日、オープン当初に、お店の備品を毎日の様に買い出しに行っていたというお話をいたしました。その頃はノンビリしてまして、ティッシュペーパーが無くなると、電話を転送にして近所のドラッグストアまで歩いて往復とかしてる時代でございました。それが出来るくらいに、お客様の数もノンビリだったのでございます。

今はほとんどの物が通販で買えますので、自分で買いに行くものと言えば、中京スポーツとイチジク浣腸くらいでしょうか。今や薬品も通販の時代。浣腸も通販で買えるのに驚いたことがございますが、これはドラッグストアの方が圧倒的に安い。ですので、自分で台車を押して買いに行っております。コトブキ浣腸2ケースを台車に載せて、新栄の歩道を押して歩く、なかなかにシュールでございます(笑)。

東急ハンズの工房も、以前は大変お世話になりましたねぇ。棚板とか、あらかじめ設計図を作っていき、ハンズの店頭で購入した板を工房で切断してもらうのですよね。こうすると、大きな板を丸々持ち帰る面倒が無い。しかし、そのハンズの工房もなくなってしまいましたね。全く同じ事が今や通販でも出来る様になっておりますからね。

でも、やっぱり、東急ハンズのような店内をブラブラするのは楽しい。ということで、ついつい訪れちゃう。そして、衝動買い(笑)。今日の朝もそんな感じで、東急ハンズへ行ってまいりました。

実は、ハンズで探したい物が有ったのでございます。それがこれ。

何だか分かりますでしょうか? みかんが入っている網でございます。別に当店でみかんの販売を始めようってわけじゃござんせんよ。この網と石鹸と来れば、これで蛇口に石鹸をぶら下げていらっしゃるお家も多いのではないでしょうか。まさにその使用法でございます。

みかんの大好きなワタクシ、昔はこんな網、いくらでも溜まっていったものですが、今は、みかんがこの網に入って売られてないことが多いのでございます。たとえこの網が使われていても、この写真に有るような留め具が使われておらず、網を二次使用することが難しかったりいたします。

正式名称「みかんネット」。留め具の方は「ネットパッカー」と言うそうでございます。実は最初、ネットパッカーで探していて全然見つからない。みかんネットと言ったところ、すぐに発見。ネットパッカーと言って気取った自分がバカでございました。

そうそう、誤解なきように申し上げておきますね。お客様が使われる石鹸は、金属製の石鹸置きで用意してございます。この網は、もっぱらコンパニオンが使う石鹸用でございます。今は専用の「石鹸ネット」なるものが出回っているようでございますが、このみかんネットの適度な荒い網目、この感触が手放せないのでございますよね。みかんネットフェチの名古屋薫でございました。では、では。


2018-03-26 【奥菜しほ、退店のご報告】

今日は、業務連絡をひとつ。2月の中旬に入店しました「奥菜しほ」さんですが、退店することになってしまいました。1ヶ月半の短い在籍期間でしたが、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

女装子というジャンルにも関わらず程々の大きさのオッパイを頑張って作っており、期待していたのですけどねぇ。まぁ、昼間に男性として普通のお仕事をしていらっしゃる方は、いろいろ大変なのですよね。昼間の仕事の都合で出勤が出来なくなったとのこと。どうかご理解、お願いいたします。

オッパイは、ギリギリCカップは有りましたでしょうか。女性ホルモンだけでそこまで大きくしたわけで、頑張ってホルモンを服用していたのでしょう。ただ、体が女性化するにつれ、アソコの元気も無くなっていく。アチラが膨らめばコチラが立たず。ニューハーフ・女装子の方々の、永遠のジレンマでございます。

女性ホルモンを使っておりましても、アソコを常に「使って」おりますと、それほど退化はしないのですよね。タマ抜きのコンパニオンがバリバリの逆アナラーなんていうことも、よく有ることでございます。逆に、アマチュアでやってきている人は自分のアソコをあまり触りたがりませんから、退化させちゃうことも多いのでございます。

ということで、「奥菜しほ」の退店のご報告でございました。人が増える時ってのは、ホームページ更新など、膨大な作業が必要なのですよね。でも、減る場合ってのは、比較的簡単でございます。なんか、淋しいですね。では、では。


2018-03-27 【何で、後ろばかり向いてるかなぁ】

国会の証人喚問をチラチラと見ておりましたが、何で、あんな、前時代的な、「晒し上げ」を、いつまでもやっているのでしょう?

あの証人喚問で何かを解決したいという意図は、国会議員の方々に本当に有るのでしょうか? ワタクシ、単に、「不正を追及している俺、カッコイイ」と自惚れしているようにしか見えません。特に、やたら高圧的になる某政党の方、威圧感で押すという戦法は、ある意味、ズルイと思うのでございます。

呼ばれる人ってのは、だいたい、証人喚問のような質疑応答に慣れてない人が多い。一方、国会議員というのは質疑応答がお仕事。テレビ中継が入る緊張感の中、クロウトがシロウトを威圧で追い詰めちゃいけませんねぇ。

しかも、訴追の可能性がある事項は答えなくてもいいというきまり。そりゃ、当然だ。弁護士もいない場所で黙秘権も使えないなんてことが有れば、公開処刑でございます。結局、国会の証人喚問は、何ら問題解決には機能していない(キッパリ)。国会議員のパフォーマンスの場所でしかないのでございます。

しかもですよ、アメリカは関税で責め立てる、ロケットの国は何やら韓国・中国・ロシアと裏工作をやらかしている雰囲気がプンプン。日本、四面楚歌じゃん! 今、一番危険なのは、政治の空白期間が出来ること。ほんと、国有地の忖度なんぞに関わってる場合じゃねぇ!

国会は、まず、予算案成立を目指すべきでしょ。そして、野党は政権交代なんていう「夢」を見ているかもしれませんが、与党の支持率が下がっても野党の支持率が上がらないということは、国民は「与党を信用出来ないけど、野党はもっと頼りない」と思っていることは明白。その現実を、野党はもっと受け入れないとね。

話を証人喚問に戻しますね。この国有地の問題は、明らかに裁判所に任せるべき事項でございます。国会が貴重な時間を割いてまでやる事でございません。ここで提案なのですが、アメリカみたいに、裁判のテレビ中継を認めてしまうというのはどうでしょうか?

アメリカは、国民が注目している裁判だと、テレビ中継が入り、全米に「生放送」されるのでございます。もうそろそろ、日本でもこれをやりましょう。一般視聴者向けの国会の証人喚問と違い、専門用語がバシバシ飛び交う裁判になるでしょうが、それを分かりやすく説明するのがマスコミのお仕事でしょ。

国会は、未来を語る場所。過去の事件をいつまでも蒸し返すのは時間の無駄。お裁きは裁判所に任せて、国会議員の方々には、もっと、もっと、現実を、そして未来を語ってほしいものでございます。では、では。


2018-03-28 【ガチじゃダメなんだよ、タヌキにならなきゃ】

想像してみて下さいませ。例えば、当店の様な小さいお店の中で、何かしら「ズル」が有ったといたしましょう。もちろん、真相を追究し、何かしらの罰則を与えることは出来るかもしれません。しかし、もし確たる証拠がなく、いたずらに不和な時間を浪費しているとしたらどうしましょう?

そんなときは、「見過ごす」という選択肢も必要でございます。結論の出にくいことに時間と労力を使うよりも、そのようなズルが今後起きないような改善策を練り、業務や人間関係を通常に戻した方が得策でございます。ズルをした人は”やり得”でございますが、そのズルに必要以上に関わることのマイナスの方を重視するのでございます。

さて、森友問題も、こんな風に考えられないでしょうかねぇ。と言いますか、こういった「見過ごし」というのは、みんなやっていることでございます。学校の教室内、マンションの自治会、町内会、企業の社則、地方自治体...多くの場所で行われている対処方でございます。

では、どうして、国会だけ、そう出来ないのか? それは、野党が一枚岩じゃないからでしょうねぇ。小さな団体が集まった”烏合の衆”になってしまっております。それ故、与党への追及が「追い込み競争」になっちゃってる。競争だから、どの党もこの事件を千載一遇のチャンスとばかりに追い込んでしまう。

「この件は、これくらいにしておいてやる。次、やりやがったら、本気で内閣総辞職に追い込むからな! ほな、予算案、決めちゃいましょか」

こんな、「与党に恩を売りながら、次のチャンスをうかがう」という長期の展望が持てないですよね。まぁ、バラバラの集団だから、持てるはずがない。烏合の衆をまとめ上げられる様なスーパースター議員が現れないというのが、今の野党の不運でしょうねぇ。

豊洲問題での小池さんの対応でも、同様のことがございました。あれも小池さんの潔癖症のせいで、いつまでも問題が停滞しちゃいました。ほどほどのところで妥協し、「次やったら、月にかわってお仕置きよ!」と睨みを効かすなんて対処が出来たら、カッコ良かったと思うのですけどねぇ。

大相撲も、ほどほどにヤオ、いや、もとい、”人情相撲”が有った頃の方が、興行が円滑でございました。日本の政治も、料亭でウラトリヒ、いや、もとい、”お話し合い”を行っていた頃の方が、政治がスムーズでございました。なんだかなぁ、どうも日本ってのは、ガチってのが向いてないようでございます。

そうそう、昨日の書き込みに関して、ブログの方にコメントを頂きました。この「ひとりごと」の内容は、随時、ウフ~ンな内容を省いてブログの方へ転載しております。が、その転載をワタクシがかなり前からサボっておりまして、コメントが付けにくい状態が続いております。ワタクシ、反省!でございますね。ボチボチ、ブログへの転載、やっておくようにいたしますね。では、では。


ブログ「名古屋薫のShe-Mail」

http://blog.she-mail.jp


2018-03-29 【1ヶ月ワンコイン】

深夜に、とっても面白い番組を見てしまいました。いやぁ、国会中継の3倍は面白い。NHKの予算審議の録画放送でございます。シティヘブンの広告製作をやりながら、朝方まで見ちゃったのでございます。受信料とか、ネット同時配信とか、今、リアルタイムで問題になっていることを、各方面の方がズケズケと質問しておりました。

デーモン閣下のクレームの話題も出たのですが、その件に関してはワタクシも一家言ございます。それは、また、別の日にお話しいたしましょう。

さて、今日のお話は、受信料。ワンセグ携帯まで課金するという判決が出て、ワタクシ、時代錯誤も甚だしい判決だと思っております。そもそも、ワンセグなんて、まともに映らないじゃん。携帯電話のワンセグとか、特に顕著。それを「受信機の”設置”」と判断されてしまうのは、嫌だなぁ。

受信料の制度がある先進諸国では、罰則があったりして、徴収率はほぼ100%に近いそうでございます。韓国では電気料金に盛り込んでいるので、完全に100%の徴収率とのこと。NHKの場合は、かつての60%程度の数字を、「取り立て」「裁判」などを駆使して(笑)、今は80%くらいになっているそうでございます。

ただねぇ、今の制度だと、不公平感がどこまで行ってもぬぐえない。そこで、何か良い方法はないかと、ワタクシ、考えました。以下、順を追ってご紹介いたしましょう。

まず、NHKをテレビで見るにしろ、パソコンで見るにしろ、必ず電気が必要でございます。そこで、電気料金に盛り込んでしまいましょう。それを前提として、いろいろ数字を調べ、計算してみたのでございます。

まず、今、NHKの受信料収入がいくらなのか? NHKの資料によると、平成28年度の数字が「6,769億円」だそうでございます。次に、電気の契約数。国内10社の電力会社の契約数の合計が、「8,329万2千」契約(出典:電気事業連合会)。ここで、片や億の単位、片や万の単位。ちょっと嫌な予感がしましたが、計算を進めましょう。

現状の受信料収入を、電気の契約数で公平に分担すると仮定して割り算をしましょう。6,769億円÷8,329.2万契約=約8,127円/契約。これが1年分ですので、12で割りますと、677円。電気を契約している家庭なり事業が、ひと契約ごとに毎月677円を負担すると、現状の受信料収入を賄えるという計算でございます。

677円、微妙だなぁ。全ての契約に加算されるわけで、この677円を猛反対する人もいるだろうなぁ。せめて、1ヶ月ワンコインの500くらいだと、現実味が有るのだけどなぁ。と、ここで、あることに気がつきました。強制徴収、いや失礼、自動徴収にすると、それにともなって無くなるコストが有るのでございます。

昨年、ニュースにもなっておりましたが、NHKは受信料の「取り立て」のために、年間734億円も使っております。これが、ほぼ、無くなる! では、早速、計算をやり直してみましょう! 途中経過は省きますが、計算すると「1ヶ月、604円」。よ~し、だいぶ下がりました。ワンコインまであと少しでございます。

ここで、逆の計算をして見ましょう。1契約あたりひと月ワンコインなら、総額いくらになるかを計算するのでございます。すると、約4,998億円。まぁ、5,000億円でございますね。つまり、NHKが、今まで6,769億円でやりくりしていたものを5,000億円までダウンサイジング出来れば、全ての電力契約にひと月500円上乗せで賄えるのでございます。

この方式は、テレビを見ているかどうかは関係ない。また、ひとつの契約に何百台のテレビがぶら下がっていても関係ない。単純に「ひと契約にひと月500円」を加算するのでございます。基本料金が500円高くなるということになりますね。でも、これで、徴収率100%でございます。

今の受信料に不公平感があるのは、徴収が人海戦術だからでしょ。「全員から徴収」というのだったら、こういったシンプルな方式の方が揉めないはずでございます。とにもかくにも、時代遅れの現状の徴収方式は、いずれ、大改革を求められるはずでございます。NHKは、いったい、何を守って古い方式を固持してるのでしょうねぇ、では、では。


2018-03-30 【このブーム、もうひと山くるか?】

たまたま、見つけてしまいました。見つけたからには、買わざるを得ないでしょう。だって、このパッケージですから。

どう見ても、「森永製菓」のあの甘酒のパッケージ。それがポテトチップスになったとあれば、こりゃぁ、買わざるを得ない。いやぁ、森永、攻めてきたなぁ...と思いきや、あれれ? 左上にはお馴染みの「Yamayoshi」のロゴが? 何ですと?

裏の製造元表記を見ると、「山芳製菓」になっております。あの「わさビーフ」の山芳でございます。と、来れば、お察し。この山芳ってのは「奇をてらった」商品しか世に出さないチャレンジャー企業でございます。本家の森永とタイアップしてまで出すところ、気のてらいようが筋金入りでございます。

ご丁寧に、パッケージの裏には森永の甘酒の宣伝が。というか、もう、山芳のOEM(相手先ブランド商品)と言っても過言ではない。「森永の甘酒」が、あの独特のパッケージデザインも含めてこれほどまでの強力なブランドであったことを、改めて認識したのでございます。

まぁ、しかし、ポテトチップスというのは、やるせない食品でございますねぇ。「○○味の~」というポテトチップスは数限りなく発売されておりますが、必ずしも、というか、そのほとんどの商品は、素のポテチに香料パウダーをふっただけでございます。

「ただ、匂いに騙されているだけ」と思いつつも、新しい味、変わった味が出ると、ついつい、買っちゃうのですよねぇ。そして、その「変わった味」の神髄を極めているのが、山芳製菓でございます。今回も、まんまとやられてしまいましたね、ヤマヨシの陰謀に

香料で誤魔化されているだけと申しましたが、お菓子類のほとんどはその類でございます。無果汁の清涼飲料も同様。逆に、匂いさえ有れば、ただのお水でも甘みを感じさせることが出来るという実験結果もございます。嗅覚の支配率、恐ろしや。

さてさて、甘酒味のポテチでございますが、ショートケーキ味・牛乳味系の味付けでございますね。名前の通り、甘め。そして、のどごしに少し甘酒の香りが漂います。ショートケーキ味のポテトチップスってのがそもそも衝撃的で、未経験の人には想像つかないでしょうが、まぁ甘めのポテチだと思って下さいませ。

森永甘酒のブランド力を改めて認識した、このポテトチップスでございました。森永も、いっそ、甘酒柄の車とか作って街中を走らせたらいいのに。カワイイと思うなぁ。食いしん坊の名古屋薫の、甘酒味ポテチのレポートでございました。では、では。


2018-03-31 【パクリの作法】

先日、デーモン閣下がNHKにクレームを入れたというお話を致しました。今日はその件に関して、ワタクシの一家言をお話しいたしましょう。余談ですが、今は、「デーモン閣下」が(地球での)正式な名前だそうでございます。ですので、この欄でも、フルネームのデーモン閣下で呼ばせていただきますよ。

さて、デーモン閣下が何やらプンプンしてNHKにクレームを入れた件。ご自身のキャラクターをNHKに無段で使われたとのこと。それに対しては、「もっともだ」「大人げない」などの賛否両論が世間に飛び交っておりました。

発端は、NHKの「ねこねこ日本史」という子供向けの番組に登場したキャラクター「デーモン風高杉」でございます。このキャラクター、NHKはデーモン閣下の承諾を取らずに番組を放送してしまった。これに対して、デーモン閣下がプンプンして抗議を入れたという流れでございます。

じゃぁ、取りあえず、その「デーモン風高杉」を見ていただきましょう。

え〜と、オリジナルの画像ではなく、ワタクシの「模写」でございます。まぁ、「パクリ」をテーマでお話しするのにワタクシ自身が無断転載をしてはシャレになりませんので、模写させていただきました。模写やイラストってのも、許諾が取れない場合の放送局がよく使う手法でございます。

見るからにデーモン閣下そのものでございますね。で、このキャラクターの名前が、くり返しますが「デーモン風高杉」でございます。ワタクシ、チョイト気になるのは、どうして、デーモン風「高杉」にしなかったかなぁということ。カギ括弧がどこで閉じているか、重要なのでございます。

デーモン風「高杉」であれば、高杉晋作がデーモンに扮しているという解釈を取れます。では、「デーモン風高杉」だとどうなるか? これですと、扮しているのではなく(コレ重要)、最初からそのイメージを狙ってキャラクター設定しているということ、つまり高杉ではなく「デーモン」の方にウェイトが置かれるのでございます。この違い、お話の最後まで影響してきますので、覚えておいて下さいね。

ここで、「パクリの作法」なるものをご説明いたしましょう。パクリにも作法がございます。まず、パクリとパクリ元が「同一視出来る」時は、必ず本人の「許諾」が必要でございます。「これのパクリ元、アレしか考えられないよね」というときは、パクリ元の許可が必要なのでございます。

では、「デーモン風高杉」を考えてみましょうか。このコスチュームはどう見てもデーモン閣下。そして、名前にも「デーモン風○○」と付けてしまっていては、同一視は必至でございます。ですので、あらかじめデーモン閣下に許諾を取らなかったNHKに全面的に非があるのでございます。

NHKはどうすべきだったか。もうね、対処策はいくらでもあるのに、それを全部避けてパクっていたというNHKに呆れるのでございます。まず、「デーモン」という語とキャラクターとの「合わせ技」で同一視が成されているのですから、そのどちらかをはぐらかせばいいのでございます。

名前ならば、「デーモン風」ではなく「ヘビメタ風」とすべきでございましたね。これで、名前の指す範囲がかなり曖昧になるのでございます。キャラクターならば、もう1人、別の人の特徴とミックスしてしまえば良かった。「デーモン風高杉」は、あまりにも「デーモン閣下」の特徴を拾いすぎているのでございます。

パクリ元を「はぐらかす」のならば、この手法でいいのでございます。逆に、「デーモン風高杉」の様にパクリ元を自明にさせる場合には、重要なポイントがございます。それは、「パクリ元へのリスペクト」でございますね。ご本人が「パクられて気持ちいい」と思えないと、後々のトラブルは、これまた必至なのでございます。

何が問題だったか。実は、この「デーモン風高杉」というキャラクター、「音痴」という設定なのでございます。ここまで自明にパクっておいて、その音痴という設定はいくら何でも失礼でしょう。そりゃぁ、ご本人がクレームを入れてくるのも当然。というか、どうしてこの企画、通った?

ここで、先ほど申しました、カギ括弧をどこで括るかというお話が絡んでくるのでございます。○○風「高杉」ですと、「音痴なのは高杉晋作」という解釈が強い。クレームが来ても言い逃れる余地がございます。でも、「デーモン風高杉」という名称は「デーモン」にウェイトが有る。これだと、デーモン閣下への誹毀(ひき)と取られても仕方が無い。NHK、迂闊でしたねぇ。

さてさて、今日のお話は、パクリにも作法が有るという内容でございました。出版の人とかはこういうの神経質ですし、NHKだって知ってる人、居るはずだけどなぁ。現場の新旧交代で、いつの間にか廃れてしまうのかなぁ? では、では。


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