店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
松屋の板海苔、以前は形がずんぐりむっくり「おつまみサイズ」でございました。ご飯を巻いて海苔巻きにするには、ちょっと短め。ですが、いつの頃からか、ごく一般的な細長い形に変わって、食べやすくなったのでございます。誰かがクレームでも入れたのでしょうか?
さて、お店の電話番をしながら、パラリンピックをチラチラと見ております。今回はNHKがパラリンピックに力を入れてまして、競技のシステムとかを事細かに説明してくれるのでございます。そこで、なんとも近代的なシステムが行われている事に驚いたのでございます。
昔は、傷害の程度で細かくクラス分けされていたそうでございます。これだと、各クラスごとの人数が少なくなり、競技を成立させるのに大変だったとか。また、表彰式も各競技ごとにクラスの数だけ行われるわけで、それはそれで煩雑だったことでしょう。
それで最近は、選手全員を「立位」「座位」「視覚障害」の三つのカテゴリーに分類し、傷害の程度はハンディキャップを付ける事で公平にするというシステムだそうでございます。これですと、表彰式は各競技ごとに1回。スッキリなのでございます。
このシステムが、実に巧妙。聞いてびっくり、見てびっくり。各選手ごとに「系数」という数字が決まってまして、実際の競技タイムにその係数をかけ算したタイムを、正式のタイムにするとのこと。障害の程度に応じてその係数を変える事で、公平にするわけでございます。
障害の軽い人は98%とか100%の係数になり、タイムはほとんどそのまま。障害が重たくなるにつれ80%くらいの係数になり、タイムが遅くても割り引いてくれるという仕掛け。この係数をいくつにするかが重要ですが、それは大会ごとにデータを蓄積し、随時更新していくそうでございます。
興味深かったのは、回転の競技では、方足の無い人に100%の係数が与えられていた事。回転競技では、方足だと旗門を小さく回れるので、実は両足がある人より有利なのだそうです。これなども、実際のデータから反映された設定なのでしょうね。
で、このシステム、実際のタイム表示をどうしてるのか? すご~く疑問になったのでございます。すると、すると、これまた巧妙! 係数が80%の選手の場合、計時も80%の速さで動いてる! 計算しながら表示してる! さすれば、ゴールした時のタイムがそのまま記録になるっていう寸法でさぁ、だんな。