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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-03-24 【興行の宿命】

大相撲のお話、貴乃花部屋でも暴行騒ぎが起き、親方の面目丸つぶれ。貴乃花親方、あっさり告発状を取り下げることに。な~んか、割を食ったのは日馬富士。引退しなくても良かったんじゃない? 復帰とか、出来ないのかなぁ?

貴乃花親方のやろうとしてたことは、親方なりの「理想」なのでしょうね。でも、大相撲というのはあくまでも「興行」。何もかもガチにするというのは、大相撲の長年の「体質」そのものを変えてしまうことになるわけで、広げた風呂敷が大きすぎましたよねぇ。

大相撲とは別に、アマチュア相撲というものがございます。貴乃花親方の理念は、むしろそのアマチュアの世界に合致している感がございます。ただ、大相撲の賑わいに比べますと、アマチュア相撲ってのはほとんど注目されてない。そりゃそうだ、お金が動かない世界ですからね。うまく行きませんね。

巨額が動く大相撲の世界では、必ずしもガチではなく、それなりの「馴れ合い」も存在する。ガチでやろうとすると、アマチュア相撲のようなお金の動かない世界で生きるしかない。そんなジレンマの中、貴乃花親方自身、どうして良いのか分からずに暴走したのかも知れませんね。貴ノ岩の事件を引き金に、情熱ばかりが先行してしまったのでしょう。

ワタクシ、かつて、「100%の力を出し切るのがアマチュア、7~8割の力で余裕を持ち”継続”を優先するのがプロ」と書いたことがございます。一発勝負のアマチュアと違い、プロの世界は興行として成立させる必要がございます。そもそも、「プロ」と「ガチ」とは相性が悪いのでしょうね。

まぁ、こんなジレンマは、サッカーでも、野球でも、有るのでしょう。「興行」と名が付いたもののの宿命かもしれません。貴乃花親方、一皮むけて丸くなったかな? では、では。


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