店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
その「課金」という語が出たのは、『ねほりんぱほりん』の「整形する女」がテーマの回。自分の美容整形のために大金を投じている女性が、「整形は、課金だ」と言ったのでございます。ゲームで自分のキャラを強くするために課金しますよね。あれと同じで、自分をより魅力的にするために、自分に課金しているという感覚なのだそうです。
これは、ちょっと斬新でございました。ゲーム課金が当たり前の世代ならではの感覚でございますね。課金という語の功利は、後ろめたさがないことでございます。美容整形で自身のコンプレックスを解消しようとする人には、実にピッタリの言葉でございます。
その番組で美容外科の先生が、こんなことを話しておりました。美容外科は「精神外科」とも言い換えられるそうでございます。「形を直すことによって、患者さんの嫌な気持ちを直してあげる」、そうその先生はおっしゃっておりました。
この考えって、性転換手術にも全く同じ事が言えるのでございます。そもそも性同一性障害ってのは、「自分の性器の形が受け入れられない」という病気でございます。ですから、「形を変える」ことでその不快感を解消しようというのが、本来の性同一性障害の「治療」なのでございます。
ただねぇ、こと性同一性障害に関しては、「戸籍」「就職」「トイレ」「浴場」といった特有の問題がくっついてくるのでございます。つまり、病院の「治療」が完了しても、これらの派生する問題を抱えている限り、本人のコンプレックスはいつまで経っても解消しないのでございます。