店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
オリンピックでは、様々な国の国旗が振られておりました。さて、その国旗というもの、どこで売っているのかと考えると、ちょっと迷うのでございます? 困った時の Google 検索、早速「国旗 どこで売ってる?」で検索してみると、みんな考えることは同じでございますね、わらわらと検索結果が出てくるのでございます。
昔ですと、百貨店(死語?)で買うというのが一般的でしたが、今はネットでも取り寄せられるようでございます。商品としての国旗の難しいところは、恐ろしく多品種なのにかつ滅多に売れないというところ。取りそろえるのも大変ですし、置いておくスペースも大変。それで、扱うお店も限られてくるのでございましょう。
当店の近くに、年中、大きな日の丸を掲げているビルがございます。最初はですねぇ、てっきり、日の丸が大好きな団体の事務所だと思ってまして、いつもソロリソロリとその前を通り過ぎておりました。ビルの正面には「○○旗店」と書いてある。「ははぁん、旗店は世を忍ぶ仮の姿だな」くらいに思っておりました。
何年もそう思い込んでいたのでございますが、ある時、よくよく、しっかり、中を覗き込んでみますと、旗だけではなく、なんか、のぼり旗みたいなのもたくさん立てかけてある。どうやら、本物の、旗屋さんだったようでございます。お店っぽく見えなかったのは、工房も兼ねたビルだからでしょうか? いやはや、職人の方々、失礼をいたしました。
ちょっと前に、フィギュアスケートのファンが、出場者全員分の国旗を用意しているというお話をいたしました。2020年の東京オリンピックでも、同様に、相手選手の国旗も振ってあげるような運動が起きないかなとも、ワタクシ、申しました。
するとですねぇ、「1964年の東京オリンピックでも、知らない国の旗を振らされたよ」と教えて下さる方がいらっしゃいました。何でも、人気の無い競技の空席埋め要員として駆り出され、初めて聞くような国の国旗を振って応援したとのこと。多分、地域の小中学校の生徒が、そんな役割を担わされたのかもしれません。
え~と、情報源は『アンビリバボー』なのですが、1964年の東京オリンピックより前では、表彰式用の国旗は、優勝候補の国の分しか用意されなかったそうでございます。番狂わせがありますと、当然、表彰台に上った選手の国旗が間に合わないということになる。そんなハプニングも考慮して、1964年の東京オリンピックでは、どんな下位の選手が表彰式に登っても国旗を揚げられるように、全ての国旗を用意したそうでございます。
さて、2020年の東京オリンピックでも、会場に参加選手すべての国旗を並べたいものでございます。でも、冒頭の「国旗ってどこで売ってるの?」というお話になってしまう。そこで、ワタクシ、考えました。ある程度の規格をつくり、パッケージ化するのでございます。
まず、国ごとに通し番号を決める。サイズごとに分かりやすい名前をつける。国旗の上下・裏表がすぐ分かるような統一の目印を決める。この程度の決まり事があれば、注文もスムーズにになり、注文も増えるってもんでさぁ。あと、国旗ごとにその国を紹介する小冊子を付けるなんてのも、よろしいですよね。より、その国旗への愛着が湧くのでございます。
出場国すべての国旗をワンセットにした、「オールインワン・パッケージ」なんてのは、豪華ですねぇ。あるいは、開催間近になると各競技の出場国が決まってまいりますので、「バレーボールセット」とか「陸上100mセット」なんていう競技別のパッケージなんてのも良いかもしれません。