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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-03-29 【1ヶ月ワンコイン】

深夜に、とっても面白い番組を見てしまいました。いやぁ、国会中継の3倍は面白い。NHKの予算審議の録画放送でございます。シティヘブンの広告製作をやりながら、朝方まで見ちゃったのでございます。受信料とか、ネット同時配信とか、今、リアルタイムで問題になっていることを、各方面の方がズケズケと質問しておりました。

デーモン閣下のクレームの話題も出たのですが、その件に関してはワタクシも一家言ございます。それは、また、別の日にお話しいたしましょう。

さて、今日のお話は、受信料。ワンセグ携帯まで課金するという判決が出て、ワタクシ、時代錯誤も甚だしい判決だと思っております。そもそも、ワンセグなんて、まともに映らないじゃん。携帯電話のワンセグとか、特に顕著。それを「受信機の”設置”」と判断されてしまうのは、嫌だなぁ。

受信料の制度がある先進諸国では、罰則があったりして、徴収率はほぼ100%に近いそうでございます。韓国では電気料金に盛り込んでいるので、完全に100%の徴収率とのこと。NHKの場合は、かつての60%程度の数字を、「取り立て」「裁判」などを駆使して(笑)、今は80%くらいになっているそうでございます。

ただねぇ、今の制度だと、不公平感がどこまで行ってもぬぐえない。そこで、何か良い方法はないかと、ワタクシ、考えました。以下、順を追ってご紹介いたしましょう。

まず、NHKをテレビで見るにしろ、パソコンで見るにしろ、必ず電気が必要でございます。そこで、電気料金に盛り込んでしまいましょう。それを前提として、いろいろ数字を調べ、計算してみたのでございます。

まず、今、NHKの受信料収入がいくらなのか? NHKの資料によると、平成28年度の数字が「6,769億円」だそうでございます。次に、電気の契約数。国内10社の電力会社の契約数の合計が、「8,329万2千」契約(出典:電気事業連合会)。ここで、片や億の単位、片や万の単位。ちょっと嫌な予感がしましたが、計算を進めましょう。

現状の受信料収入を、電気の契約数で公平に分担すると仮定して割り算をしましょう。6,769億円÷8,329.2万契約=約8,127円/契約。これが1年分ですので、12で割りますと、677円。電気を契約している家庭なり事業が、ひと契約ごとに毎月677円を負担すると、現状の受信料収入を賄えるという計算でございます。

677円、微妙だなぁ。全ての契約に加算されるわけで、この677円を猛反対する人もいるだろうなぁ。せめて、1ヶ月ワンコインの500くらいだと、現実味が有るのだけどなぁ。と、ここで、あることに気がつきました。強制徴収、いや失礼、自動徴収にすると、それにともなって無くなるコストが有るのでございます。

昨年、ニュースにもなっておりましたが、NHKは受信料の「取り立て」のために、年間734億円も使っております。これが、ほぼ、無くなる! では、早速、計算をやり直してみましょう! 途中経過は省きますが、計算すると「1ヶ月、604円」。よ~し、だいぶ下がりました。ワンコインまであと少しでございます。

ここで、逆の計算をして見ましょう。1契約あたりひと月ワンコインなら、総額いくらになるかを計算するのでございます。すると、約4,998億円。まぁ、5,000億円でございますね。つまり、NHKが、今まで6,769億円でやりくりしていたものを5,000億円までダウンサイジング出来れば、全ての電力契約にひと月500円上乗せで賄えるのでございます。

この方式は、テレビを見ているかどうかは関係ない。また、ひとつの契約に何百台のテレビがぶら下がっていても関係ない。単純に「ひと契約にひと月500円」を加算するのでございます。基本料金が500円高くなるということになりますね。でも、これで、徴収率100%でございます。

今の受信料に不公平感があるのは、徴収が人海戦術だからでしょ。「全員から徴収」というのだったら、こういったシンプルな方式の方が揉めないはずでございます。とにもかくにも、時代遅れの現状の徴収方式は、いずれ、大改革を求められるはずでございます。NHKは、いったい、何を守って古い方式を固持してるのでしょうねぇ、では、では。


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