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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-08-14 【足もとに最大の危機が!】

今、コロナをインフルエンザなみの対応にランクダウンさせようという議論がございます。さぁ、そこで、ワタクシ、いつものグラフをまた作りましたよ。今回は、「第○波」という表記が重要でございますよ。まずは、ご覧下さい。

 

第3波~第5波の、感染者数の推移と死亡者数の推移を切り出してみました。感染者数が3/2に増加に転じますと、その1ヶ月後の4/7に死亡者数も増加に転じております。この相関係数が第4波の始まりだと推測出来るのでございます。では次に、第5波の始まりを見てみましょう。

6/21に、感染者数が増加に転じております。それに呼応する死亡者数の変動は7/13以降の変化であると推測出来るのですが、ここで不思議なことが起こっております。第3波・第4波の様に同調して増加せず、66人/週~139人/週の幅で増減を繰り返しております。

「新しいコロナ株にはワクチンが効かない」なんて言われてますが、それは単に「感染者数だけ」しか見ていない早計な判断でございます。このグラフを見る限り、明らかに「第5波の死亡者数」は以前とは違う動向を示しております。ワクチンが効いている証拠だと思われます。

では、週に66~139人という死者数がいったいどんな数字なのか、他の例と比較してみていきましょう。まずは、インフルエンザの死亡者数、これが年間に3,325人(2018年、厚生労働省)。単純に週換算しますと、64人/週。コロナよりちょっと少ないかなという感じでございますね。

では次に、交通事故。この交通事故の死亡者数は、近年、劇的に減っているそうでございます。ワタクシ、毎年数万人は死んでいるだろうと思ったら、それは何十年も前のお話。今は年間、3千人前後(警察庁)。この数字を週換算いたしましょう。すると、58人/週。あら不思議、インフルエンザよりも少し少ないくらいでございます。

さて、交通事故の数字を調べていて、面白い数字を見つけたのでございます。それは、「転んで打ち所が悪くて死亡した人の数」でございます。これが何と、年間、5,788人もいらっしゃるとのこと(2016年 厚生労働省)。週換算すると、これまた何と、111人/週。ほほぅ、コロナといい勝負になってまいりました! 転んで死んじゃう人って、交通事故より多いのですね。ビックリ!

お話をコロナに戻しますね。世の中のコロナの話題は、いつもいつも、感染者数しか見ていないのでございます。しか~し、今回、この第5波では、死亡者数は明らかに今までとは違った推移を示している。もし、コロナの死亡者数が100人前後/週より増加していかないとしたら、今までのような厳格な検疫体制を敷く必要があるでしょうか? まぁ、この判断は、もっと詳しい専門家の方々がするべきでございますね。

ということで、ワタクシは、コロナをインフルエンザなみの対応にランクダウンすることには賛成でございます。というよりも、コロナよりももっと恐いのは、つまずいて転んでしまうことであるという事実が発覚したのでございます。みなさん、足下にはお気を付けて。では、では。


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