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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-04-03 【常盤貴子をお婆ちゃんにした様な可愛さ】

NHK朝ドラの再放送枠が、この春から「おしん」を放送しております。リメイクとかではなく、35年前に放送したものをそのまま。まぁ、デジタル処理で画像が綺麗になってますから、まったく「そのまま」ではないのですけどね。

BSチャンネルで朝ドラを見ると、7:15から「おしん」、そして連続して最新作の「なつぞら」を見ることになるのでございます。35年間のギャップのある2作品、連続して見ると、その違いがよく分かって面白いものでございます。

いやぁ、乙羽信子さんがこんな可愛い人だったなんてことを、今さらながらに思ったのでございます。35年前の初回放送時にも見ていたはずなのですが、その時には「カワイイ」なんて露程にも思わなかった。当時、ワタクシ、二十歳。視野が狭かったですねぇ。

昔のドラマって、あんなに暗かったかなぁ。と思うくらいに、「おしん」の方は画面が暗く感じます。暗いというよりは、「影」をあえて消さないようなライティングが多い。そのため、画面に生々しさがございます。35年も前の映像なのにね。

逆に最近のドラマは、極力影が出ない様な平べったいライティングをしております。見やすいって言えばその方がはるかに見やすいのですが、よ~く考えると、室内がそんなにピーカンに明るいってのは非日常でございます。「いかにもドラマ」って絵作りが最近の傾向なのでしょうね。

あと、演技に関して言いますとね、「おしん」の時代の方が、みんなユッタリと間(ま)を取った落ちついた演技をしておりますね。間を取るってのは、役者としてはちょっと怖い作業。腹が据わってないと難しいのでございます。ドラマの世界に、本来役者が本業でない人が参入してくるに従い、間ではなく「テンポ」で演出する傾向が強くなった気がいたします。

何はともあれ、一番驚いたのは、冒頭でも申し上げましたが、デジタル処理された画面の綺麗さ。もうね、フィルムで撮影したドラマとは思えない。乙羽信子さんが可愛く見えたのも、そのデジタル処理のおかげでしょうか? ちょっとなめてかかっていた「おしん」の再放送ですが、腰を据え直して見始めております。


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