店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
そこで、まぁ、うちのお店の出来事が一般社会にどれほど当てはまるか分かりませんが、「新人のあるべき姿」みたいなものを、ワタクシの経験と感覚でお話しいたしましょうか。世の中のケツの青い新人のみなさま方、少しでもお役に立てば幸いでございます。
まず、1ヶ月後あるいは半年後に確実に一歩抜きんでる新人さんのタイプがございます。どんなタイプかと言いますと、分からないことをとにかく聞きまくる人ですよね。「聞く」ということ、これって、入社(店)後、時間が経てば経つほどに聞きにくくなるのでございます。だから、「聞いてもいい時期」に聞きまくって軌道修正できると、その後が順調だったりするのでございます。
聞いてもいい時期があれば、もうひとつ、「失敗してもいい時期」というのも有るのでございます。新人だから、失敗は当たり前。この失敗というやつ、慣れてからやらかすと「おまえ、今ごろ、何やらかしてるんだ!」と叱られることになる。だから、失敗するのなら新人のうち。失敗のできる時期にいろいろやらかした経験が、後々の重要な引き出しになったりもいたします。
この二つの「コツ」を、真逆にひっくり返してみましょうか。すると「聞かずに行動し、失敗もやらない」というタイプになるのでございます。一見、手間のかからない優秀な新人の様に思えますが、このタイプの人、管理する側からすると非常に厄介なタイプなのですよね。
「聞かない」ということは、独善に走りやすい。新しい環境でのやり方を無視して、自分のやり方・価値観で暴走する可能性がございます。「失敗しないのだからいいじゃないか」と思うかも知れませんよね。でも、こういうタイプの人は、失敗を隠蔽しやすいのでございます。だから、表向きの失敗は無くても、見えてない問題が裏側で増殖していたりするのでございます。