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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-04-07 【新人の特権】

4月に入って最初の1週間が経ったのでございます。新入社員の方々、そして新入ではないけれど新しい環境に移った方々、最初の戸惑いも消えて、そろそろギアアップするころではないでしょうか?

当店の様なお店でも、ポツリポツリと新人さんが入ってまいります。せっかく縁が有って当店に来たのだから何とか稼がせてやりたい、そういった想いで新人さんにいろいろ指導するのはワタクシの役目でございます。

そこで、まぁ、うちのお店の出来事が一般社会にどれほど当てはまるか分かりませんが、「新人のあるべき姿」みたいなものを、ワタクシの経験と感覚でお話しいたしましょうか。世の中のケツの青い新人のみなさま方、少しでもお役に立てば幸いでございます。

まず、1ヶ月後あるいは半年後に確実に一歩抜きんでる新人さんのタイプがございます。どんなタイプかと言いますと、分からないことをとにかく聞きまくる人ですよね。「聞く」ということ、これって、入社(店)後、時間が経てば経つほどに聞きにくくなるのでございます。だから、「聞いてもいい時期」に聞きまくって軌道修正できると、その後が順調だったりするのでございます。

聞いてもいい時期があれば、もうひとつ、「失敗してもいい時期」というのも有るのでございます。新人だから、失敗は当たり前。この失敗というやつ、慣れてからやらかすと「おまえ、今ごろ、何やらかしてるんだ!」と叱られることになる。だから、失敗するのなら新人のうち。失敗のできる時期にいろいろやらかした経験が、後々の重要な引き出しになったりもいたします。

この二つの「コツ」を、真逆にひっくり返してみましょうか。すると「聞かずに行動し、失敗もやらない」というタイプになるのでございます。一見、手間のかからない優秀な新人の様に思えますが、このタイプの人、管理する側からすると非常に厄介なタイプなのですよね。

「聞かない」ということは、独善に走りやすい。新しい環境でのやり方を無視して、自分のやり方・価値観で暴走する可能性がございます。「失敗しないのだからいいじゃないか」と思うかも知れませんよね。でも、こういうタイプの人は、失敗を隠蔽しやすいのでございます。だから、表向きの失敗は無くても、見えてない問題が裏側で増殖していたりするのでございます。

まぁ、新人の失敗というのは、先輩にしてみれば、苦々しくもあるけどチョイト嬉しい事でも有るのでございます。そこで、先輩らしいことを言って先輩風を吹かせられるからですよね(笑)。自分の失敗を通じて、職場の同僚や先輩と軽いコミュニケーションを取っておくのも、自分の居心地を良くする一つの手段でございます。だから、失敗しましょう。失敗できることは、「新人の特権」なのでございます。

そして、最後にひと言だけ。どんなベテランの人にも、「新人」の時期が必ず有ったのですよね。逆に言えば、新人のあなたも、将来、ベテランになれるということ。いかがでしょうか。世の中の「新人さん」に少しでも参考になったでしょうか。頑張れ! 頑張れ!


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