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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-04-14 【ま~だ親方日の丸体質なのかなぁ】

先日ね、NHKの契約勧誘って言うの? その「NHKの方から来た」人がいらっしゃったんですよ。もうね、何やら自信満々の顔で。来店早々「こちらは、NHKの契約してないですよね」と切り出してきたんで、「いいえ、してますよ」と即答。そのNHKの方から来た人、慌ててタブレットを操作して確認し始めたのでございます。

当店は、各プレイルームにテレビが置いてございます。その中のいくつかはアンテナが繋がってまして、地上波が映りますので、その台数分の受信料を契約しております。どうも、一般家庭と事業所ではファイルの場所が違っていたみたいで、そのNHKの方から来た人、当店のファイルを見つけて、少し恐縮しておられました。

まぁ、せっかくNHKの方からいらっしゃったのですから、いち契約者として、思うところを存分にぶちまけさせていただいたのでございます。今日は、その時にワタクシがぶちまけたことも含めまして、NHKの受信料のお話でございます。

受信料って、テレビ黎明期の頃の取り決めなのですよね。今や、何もかも変わってしまっているのに、その取り決めだけが異常に古い。放送がデジタルになったのを機に、大きく刷新出来たはずなのですが、そこは、「今まで通りで無いと困る人」が大勢いたのでしょうねぇ。そういう人を切り捨てる英断が、日本の放送界は出来なかったのでございます。

今ね、NHKと言わずに「放送界」と申し上げましたよね。ワタクシね、日本の放送局は、NHK、民放、ケーブル、ローカル、全てひっくるめて大きな「協会」を作るべきだと思うのでございます。もうね、分けてる場合じゃございません。その「全部入り協会」に対して、受信料を納めるというシステムでございます。

そして、協会はその受信料を、各放送局に分配する。どんな比率で分配するかは、みんなで話し合うってことになりそうでございます。ここでね、どうして民放も含めちゃうかと申しますと、それは、災害時に共同映像という形で協力するためでございます。

日本は災害の多い国でございます。災害の度に、各放送局が取材合戦をやってる。放送局の数だけ、空にヘリコプターが飛び交う。あ~~、無駄、無駄、無駄。全放送局が作業や地域を分担し、映像や資料を持ち寄って共同映像、共同データベースを作る。共同映像ですので、当然、局アナが他局に出演することもある。全部を取り仕切る「協会」有ればこそ、実現する話でございます。

受信料の額ですけど、デジタルになって、全ての受像機、全ての番組を、「個別に」管理できるのですから、番組ごとの徴収も夢ではない。そこで思ったのは、日本のテレビに必ず付いている、あのカードの存在でございます。

日本のテレビには、「B-CASカード」というのが必ず付いております。無料の地上波を見る場合でも必要。どうしてあれを、プリペイドカードにしておかない。気分は病院のベッド脇でございます。テレビを買い換えたら、そのカードもお引っ越しすれば良いのでございます。

今の受信料の問題点は、受像機に対して課金していること。だから、ほとんど見てないテレビとか、携帯電話のワンセグ、パソコンのチューナーなんてのにも課金されるってんで、大騒ぎになってる。ここは、受像機ではなく、カードに対して課金すべきでしょ。

でね、金額が問題。APPLEがiTunesで音楽を売り出した時、1曲ごとのバラ売り可能で、しかも1曲200円とかの低価格。あれを期に、ゲームなども低価格化が進み、ネットの中は一気に極端な薄利多売に進んだのでございます。

つまり、日本の受信料も、お高くとまって高い金額を提示していてはいけないのでございます。平等に、あまねく徴収しますけど、そのかわり、個々の金額は非常にお安くしておきますよ、という方向性でございますね。そして、それが全ての放送局に分配されるとなれば、払う方だって納得出来るってもんでさぁ。

と、ざっと、こんな感じの内容を、NHKの方から来た人に、ダダダダダダダッとまくし立てたわけでございます。「あぁ、こんな所、訪れなければよかった」と本気で思ったでしょうね(笑)。NHK、一度破綻しかかると、大改革が出来るかもしれませんよね、そう、JALの様にね。では、では。


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