店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
名古屋城の復元では、エレベータを設置するかどうかでまだ議論が続いているようでございます。また、とある浴場施設では、車いすの方が乗ったまま浴室まで入っていき、施設と揉めたなんてのがニュースになっておりました。車いすの方をどんな形で受け入れるかは、施設それぞれの事情が絡んできて、ひと言では片付けられないのでございます。
さて、当店は先日、車いすのお客様にご来店いただきました。当店ご新規のお客様で、事前に問合せがあり、注意事項をいくつか確認した後、予約を入れていただいたのでございます。1年に1回程度の頻度でしょうか、当店には車いすのお客様が来店されております。
取りあえず車いすのお客様を受け入れてはいるのですが、じゃぁ当店のバリアフリーはどうだと考えると、とてもお世辞にも対応しているとは言いがたいのでございます。もともとそういう事を想定して作られていない間取りですから、後付けでバリアフリーってのはいろいろ難しいのでございます。
ということで、車いすの方を始め体に障害のある方には、極力VIPルームを利用してもらっております。VIPルームですとコンパニオンがバスルームに一緒に入れますから、いろいろ助けてあげられるのでございます。また、こういった場合のVIP料金は、いただいておりません。
お店で用意しておりますのが、車いす用のスロープ、そしてトイレの手すりでございます。と言うか、対応も何も、このスロープと手すりがあるだけですので、とても「対応」とは言いがたい状態。しかも、トイレの手すりがこれまた、くせ物なのでございます。
VIPルームのトイレがちょっと変わった構造になってまして、ガッチリとした手すりをつけると奥に入りづらくなってしまう。それで、置くだけの簡易的な手すりを使っているのですが、これでは実に心もとない。お客様が体重を預けて大丈夫なものかと、ずっと心配しておりました。
今回、その心配が全く的外れだったことが発覚いたしました。お客様からご指摘をいただいて始めて気がついたのですが、実は、トイレ・バスルームに入るドアの間口が、ギリギリ車いすより狭かったのでございます。せっかく便座に手すりが有っても、その間近まで近づくことが出来なければ無意味。迂闊だったのでございます。