店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
さだまさしさんのトーク番組で、「朝までさだまさし」という番組がございます。月に1回しか放送されないのですが、その番組の中で、テーブルの上に置いてあるペットボトルが妙に気になったのでございます。ペットボトルのフタにストローが挿してある。どうやって挿すのか、いつも疑問だったのでございます。
人に聞くと、ミュージシャンなども同じようにしてステージ上にお水を用意していたりするとのこと。このやり方、結構ポピュラー。ワタクシ、これは、フタに穴を開ける道具が必ずあるはずだと思ったわけでございます。
これをペットボトルのフタに被せまして、上から「ブスッ」と刺して穴を開けてストローを挿す。だから「ブスットロー」。なんか、もう少しスマートな名前は無かったのかと思いますが、まぁ、とにもかくにも、ブスットロー。覚えやすい名前ではございます。
で、名前に「角」と付いているのは、ホームページの記載によりますと改良版だそうでございます。中の尖った部分が、四角くなってるから「角」。角張らせることで穴を開け易くし、かつ、四角い穴とストローとの間に空気穴の隙間が出来るので、中身を吸いやすくなるそうでございます。
では、試してみましょうか。おもむろに「ブスットロー角」をフタに被せまして、両手を上に乗せ、ムンズとばかりに上から体重をかける。この手順、説明書推奨のやり方でございます。最初やや重たく、先っちょが少し入ると、後はメリメリメリ~と穴が拡がっていく感触がございます。意味深な表現ですが、ブスットロー角のお話ですからね、念のため。
これで、ふたを開けずに中身が飲める。もしボトルを倒すようなことがあっても、ドボドボドボッとはこぼれない。ストローの先からチョロチョロと出るだけ。ホコリが入る心配もなく、かなり画期的! と思ったのですが、中身が減ってくると、あることに気がついたのでございます。
コンビニでよくもらうストロー、これでは長さが足りないのでございます。最後の方を飲むためには、ボトルやストローを傾けたりと、ちょっと工夫が必要。快適に使うためには、長めのストローを探してきた方が良さそうでございます。
ストローはギリギリの長さかな。これで気がついたのですが、コンビニでもらうストロー、大きめのペットボトルだと中に落ちちゃいますよね。あれ、渡す意味があるのかなぁ。本気でストローを渡すなら、長いものを用意しておくべきじゃないかなぁと思ったわけでございます。
今回実験した「お~いお茶」のフタは、比較的柔らかめ。いろいろなボトルを試しましたが、このペットボトルのフタというヤツ、それぞれ堅さが全然違う。堅いフタに穴を開けようとすると、穴が開ききる前にボトルがひしゃげて、穴の隙間から中身が吹き出したりして、もう大変な騒ぎに(笑)。ミネラルウォーターなどに多い薄いペットボトルだと、この危険性大でございます。
ペットボトルのフタに穴を開ける道具。え~と、こんな物と言ってしまうと失礼ですが、こんなものが、ひとつ¥1,800。大量生産されてないのでしょうねぇ。大量に売りさばくためには、中のトンガリがもう少し鋭くないとダメかなぁ。「刃」がつくと、いろいろ面倒くさい大人の事情が有るのかなぁ?
ということで、世界中がプラスチック製のストローを廃止しようという流れの中、その流れに真っ向逆らう商品「ブスットロー角」をご紹介いたしました。上から押しつけるのではなく、栓抜き型とかペンチ型とか、てこの原理を使った方が開けやすいのでしょうが、まぁコスト的にもこの形が限界だったのかもしれませんね。では、では。