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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2008-11-13 お金を渡すというのは、難しいものなのでございます

麻生坊ちゃん、またスタンドプレーしておりますねぇ。二兆円もの定額給付金、思いつきだけで言い出すのは結構なのですが、生まれついてのセレブ育ち、お金の使い方ってのが、分かっていないようでございます。

国民全員に配るって言いますが、その配るためにもコストがかかるわけでございます。書類の郵送費、職員の人件費、振込料、せっかくの二兆円という額も、煩雑な処理を経過すればするほど余分なコストのためにドンドン目減りしていくのでございます。お金をドブに捨てているようなものでございます。

また、お金を渡すときには、相手の顔が見えているかどうかというのは重要でございます。例えば、アフリカなどの貧窮な地域にトラックか何か援助をするといたしますよね。このトラック、援助だからと言って無償であげてしまったりすると、もらった方は大事にいたしません。転売されてお金にかわってしまったり、忘れられてスクラップ同然に放置されたりいたします。もらう相手が、「ちょっと苦労して貯めなければいけないような金額」をあえてもらうのがよろしいのでございます。苦労して得たものは、大事にするのでございます。

で、話を定額給付金に戻しますと、実にこの根拠の薄いお金のばらまき方、まるで遊郭で成金がお金をばらまき、それを遊女に拾わせるような遊び方、そんな下品なお金の使い方でございます。スマートさもなにもございません。お金を配ることに意味があるのではなく、配っている自分の姿に酔っているのでございます。麻生さん、あなたのことでございますよ。自信満々の案ににやけた自分の顔を鏡で見てばかりいず、お金を渡す国民の顔を見て欲しいものでございます。

さて、給付金を頂くことで、何かと助かる人もいらっしゃいますでしょう。でも、煩雑な手続きで余分なコストがかかるというのも、もったいないのでございます。いっそのこと、国民健康保険料や市県民税の徴収時に割り引けば、事務的な処理コストは最小限に抑えられるような気がするのでございますが、いかがなものでございましょう。それとも、わざわざ現金を渡して、「麻生さんありがとう」と国民に言ってもらいたいだけなのでしょうか?


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