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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-02-23 【フットワーク、いいねぇ】

ようやく、非常事態宣言が解除されそうな雰囲気でございます。と言っても、今から申請して2月末になるとのこと。え~、1週間後の話ッ! もうね、どんだけお役所仕事なんだろうねっ!

さて、これを、メルボルンと比べてみましょう。先日、大坂なおみ選手が優勝したメルボルンでございます。オーストラリアは去年の8月(季節は冬)に第2波を迎えた後かなり頑張って抑え込み、今年の1月(真夏)には日々の感染者が一桁台というところにまで持って行っておりました。

ところが、全豪オープンテニスが開始されたところ、また感染者数が上がり始めたのですよね。すると、メルボルン市は、即日、全豪オープン開催中にも関わらず、5日間のロックダウンを決定。その間、全豪オープンは無観客試合となり、ロックダウン解除後も、観客数を二分の一に制限しております。既にチケットは完売だったでしょうに、いろいろ大変だったでしょうねぇ。

メルボルン市のフットワークの速さは、まるでトップクラスのテニスプレイヤーの様でございます。「ヤバい!」と思ったら、すぐに決行。それも5日間という短期集中。さすが、コロナ押さえ込みの優等生国でございます。当然、地方自治体に強力な決定権が与えられているのでしょうね。う~ん、羨ましい。

コロナで上がってくる「数字」というのは、全て「過去」の数字。潜伏期が有りますので、感染が発覚した人は、その1~2週間前に感染していることになる。だから上がってきた数字は全て1~2週間前の状況を表しているということ。そして、今すぐに対処したことも、それが数字に出てくるのは、やはり1~2週間後。これを踏まえると、常に、先手、先手が必要でございます。

日本でも、コロナに関しては各地方自治体の首長に相当な決定権を与えてもよろしいのではないかなぁ。地域の状況を一番良く把握しているのは、その地域の首長であるわけで、その首長がお上(かみ)にお伺いを立て、お上からお達しが出て、なんていう「江戸時代かよッ!」と突っ込みたくなるようなことを、21世紀の今、日本はやっている感じでございます。

まぁ、これで緊急事態宣言が解除されて、飲食店関係もひと安心でしょうね。昨日は自動車事故の加害者・被害者に関して、「日本は勧善懲悪の文化、欧米は明日は我が身の文化」と申し上げました。コロナでも同じですよね。欧米では、「誰が感染してもおかしくない」という感覚で、お互いに助け合っている。日本は、感染=悪者として差別を受けている。コロナと戦うには、まずこの日本独特の文化と戦っていかなければいけないのかなぁ、なんて思いました。では、では。


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