店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
先日、税金の話で「所得税額0円、消費税額は通年の半額ほど」と申しました。税理士さんからの書類をよ~く見ますとね、なんだか数字の前に黒い三角(▲)がついてる。これ、納めるのでは無くて、還付でございますね。いやぁ、ことしの決算は、スゴイことになっておりました!
年間トータルで、百万単位の赤字決算。まぁ、ほんと、20年もやっていたら、こんな年もございます。特に昨年の4月~5月の休業要請の期間。あの時期は、キャストの休業補償も出しながら、通常の支払いもございましたからね。愛知県からの休業補償は頂いてますが、焼け石に水でしたねえ。ちなみに、国の持続化給付金は、当然ながら申し込んでおりません。
わざわざこんな内幕に言及しているのは、比較的固定費の少ない風俗店でもこんな感じですから、世の中の飲食店は皆、さぞかし大変ではないかなと想像したからでございます。ワタクシも、昨年の初夏の頃は、チョイト軽く考えておりましたね。パンデミックが世の中に与える影響を思い知らされたこの一年でございます。
野党はやたら、「補償! 補償!」と与党に詰め寄っておりますが、「国民(企業)に一律同額」というバラマキ給付金というのは、どうも無駄が多い気がいたします。コロナで影響を受けていない人々(企業)、あるいは、コロナで逆に潤っている業種もあったりいたします。本当に必要なところに必要な額が行き渡る様にするためには、給付ではなく「融資」にすべきだと思っております。
返さなきゃいけないお金なら、本当に必要な人しか申請しない。不正受給をしようなんてヤカラも出てこない。申請する人が限られてくれば、1件あたりの貸付額も必要に応じて多くすることも出来る。「本当に必要な所へ、必要な額を援助する補償」が出来るのでございます。もちろん、無金利あるいは相当な低金利でございますよ。
そして、融資という形なら、既存の融資の仕組みを流用出来る。これが大きいのですよ。昨年の夏の、あの大混乱は有り得ないのでございます。そもそも、給付金の管理をするために何億ものシステム構築費が余分にかかるとか、こんな無駄はございません。アリモノで使えるものは使いまくればいいのでございます。