店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
毎日新聞デジタルに、スーパーコンピュータ「富岳」の冷却システムの記事が載っておりました。なんでも、原発並みの冷却機能が必要だとか。そして、刻々と変化する富岳の発熱量に対し、1000分の1秒レベルで温度管理をしているとか。冷却塔からは、火災と間違えられるほどの水蒸気が立ち上っているそうでございます。
富岳は、神戸市のポートアイランドに有るそうですが、それほどの冷却が必要ならば、北海道の稚内とかに設置すれば良かったのにね。まぁ、稚内は極端ですけど、札幌あたりだったら、冷却にもメンテナンスにも好都合じゃないでしょうか。こういった物の誘致にも、大人の事情が絡んでいるのでしょうかねぇ。
これ、原発と同じで、冷却システムがいかれると、コンピュータ本体がダメになっちゃうわけですよね。まさかコンピュータがメルトダウンはしないでしょうが、スーパーコンピュータが1300億円の巨大な文鎮に成り下がる可能性も有るわけでございます。と言うか、今のシステムに行き着くまでに、結構な量の文鎮をこしらえてきたのかもしれませんね(笑)。
富岳で思い出すのは、マスクが飛沫をどれほど抑えるかという計算。ほんと、人騒がせな計算でございました。「不織布が一番」という結果が出たら、不織布以外の素材がまるで「悪」の様な扱いを受ける。日本人って、ほんと、洗脳されやすくなりましたよねぇ。そういう事も有るんで、発表する側ももうちょこっと配慮が欲しかったですよね。
まず、富岳の計算では、「理想的な装着」を想定している。ところが、理想的な装着なんてしてる人は非常に少ない。富岳が「一番良い」と評価した不織布マスクは、けっこうみんないい加減に装着している。むしろ、低評価のウレタン製マスクの方が、自然と肌に密着していて理想的な装着になりやすい。本来は、こういったことまで考慮した上で、計算結果を発表すべきだと思いますよ。
この「理想的な○○」というの、理系の人達の病気でしょうね。研究だからと言って、つい不確定要素を排除しようとする意識が自然に働いてしまう。けれど、実際の人の営みというものは、不確定要素だらけなのでございますよ。車の燃費だって、データと実際では違ってくるでしょ。今は、ことさらマスクに関してはナーバスな時期。もちっと慎重に発表して欲しかったのでございます。
飛沫に関しては、本当に飲食店が危険なのか、もっと調査して欲しいですよね。ファーストフードなどで、皆が黙々と食事をしている風景にはそれほど危険を感じないのですよね。むしろ、「会話」がメインとなる接客を伴うお店は危険。でも、それも対策しだいで十分にやりようが有るはず。今の十把一絡げ的な自粛には、非常に疑問を感じております。