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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-05-03 【ひかえおろう、このブランド名が目に入らぬかぁ!】

先日、押し入れの中の膨大なLPレコードを聴きたいけどプレーヤーが無い、というお話をいたしました(2021-04-26 【みずいろとひらがな表記なのがポール版】)。それで、冷やかし半分でプレーヤーを物色しておりましたら、これまた古風な一品に出会ったのでございます。それがコレ。昔懐かし風情の、カセットラジカセでございます。


 SANSUI Bluetooth ステレオラジオカセット
 https://www.doshisha-av.com/sansui/stereo_boombox.html

「ステレオラジオカセット」という懐かしい響き! ツマミ式のボリュームやチューニング、機械式のガチャボタン、う~ん、何もかも懐かしい。BluetoothやUSBを搭載してますから、「ラジカセ型のワイヤレススピーカー」としても使える。市場価格で¥6,000前後みたいですね。ただ、ワタクシが驚いたのは、これを販売しているメーカーでございます。

「SANSUI」とある。え? あの「サンスイ」? 80年代の、あのオーディオブームが彷彿と蘇ってまいります。中学生の頃、大須商店街の中古高級オーディオショップのショーウィンドウに顔を貼り付け、子供には分不相応なその高級オーディオ機をボ~と眺めていたことがございます。「欲しい」とか言うのではなくて、その「SANSUI」というメーカー名に、何かしらの神秘的な魅力を子供ながらに感じていたのですよね。

ただ、このSANSUI、倒産したと聞いております。いったいどういう事なのか? メーカーサイトやウィキを見るに、「山水電気」は無くなったけれど、「SANSUIブランド」は、現在は「ドウシシャ(https://www.doshisha-av.com)」という会社がランセンスを買い取り、引き継がれているようでございます。

このドウシシャのSANSUIブランドのラインナップを見てみると、真空管アンプが主力製品の様でございます。メーカーサイトの開発ストーリーを読んでみるに、「子供の頃には高嶺の花であったサンスイアンプは...」という開発者の談がございます。ワタクシの子供の頃のごとくSANSUIというブランド名の神秘的な魅力に魅入られた方が、今のSANSUIブランドを支えていらっしゃるみたいでございますね。

今のSANSUIブランドでは、昔の蓄音機風ラッパ型スピーカーのラジオとか、昔の箱形ラジオをそのまま小さく模した感じのラジオ、なんてのも出しているようでございます。「温故知新」「こだわり」というのが、SANSUIブランドの信条の様でございますね。子供の頃に感じていた「神秘」をそのまま引き継ぎ、今、自分の手でそれを「具現化したい」という想いなのでしょうか。SANSUIという名前が残っていたことを、懐かしく、そして嬉しく思えた祝日の昼過ぎでございました。では、では。


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