店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
さて、いよいよ開会式でございます。もうね、「呪われたオリンピック」という異名を持つ今回の大会、これだけ次々とスキャンダルがおきますと、笑ってしまいますね。むしろ、これだけのスキャンダルを集める方が難しいだろって話(笑)。
一番最初から、おかしかったですものね。あのロゴマークのパクリ騒ぎ。鳴り物入りで発表したロゴマークが、即座の盗作騒ぎ。その後に一般募集した選考の様子が、どうにも怪しい。色鮮やかなロゴが最終選考に残る中、ひとつだけ、明らかに他のとは違和感の有るモノトーン市松模様のマークが! 一般募集とは名ばかりで、出来試合だった感じがいたしますねぇ。
そして、国立競技場のデザイン。これも当初は近未来的曲線的なデザインが採用されておりましたが、建設費用ドウタラであえなく却下。デザイナーの女性はカンカン、訴訟も辞さないという腹の立てよう。あれも、最初の設計はそもそも敷地面積の関係で不可能であったことが判明。どうしてそんな案が最初に通ったのか、不思議でしょうがないのでございます。
誘致を主導した元猪瀬東京都知事は、5千万円をドウシタコウシタであっさりと辞任。同じく誘致を主導したJOC元会長の竹田さんも、贈収賄ナンタラで袋だたきの上、辞任。安倍首相や森喜朗も、「このお仲間」にカウントしてもいいのかな?(笑) あと、総合演出の人や、ミュージシャンやお笑いの人とか。何をさて置いても、コロナウィルスの出現が、一番の「呪われ」でございましょうね。
お笑いの人は、23年も前のネタで叩かれるというのは、何とも厳しい。これ、絶対に、誰か気づいていたよね。で、この直前のタイミングで「爆弾」を破裂させるために温存していたはず。タイミングよく出てくるスキャンダルってのは、だいたいそういうものでございます。
膨大な人員が介在する大会、その構成員全員が何ひとつ汚点が無いなんてぇことは有り得ないわけで、叩けば必ず何らかのホコリは出てくるものでございます。関係者も世の中も、周りがみんな「何とか成功させよう」と思っていればこそ、多少の汚点は寄って集って取りつくろったりスルーしたりするもの。でも逆に、「こんな大会、失敗してしまえ」という人が多ければ、その小さなホコリが雪だるま式に大きな問題と発展するわけでございます。
つま~り、今回の東京オリンピックの問題点、それは、スキャンダルが多いことではございません。あまりにも向かい風が強すぎること、それが一番の問題点でございます。ただ、これだけスキャンダルが続いている割には、順調に事が運んでいるのが不思議でしょうが無い。開幕を直前に控えての辞任劇でも、「では、誰を代役に立てるか」という話も全く出てこない。あたかも「想定内」であったかのごとく、準備が着々と進んでおります。