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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2021-07-18 【日本は、まだ余裕があったはず】

コロナの例のグラフ、今度は色分けしてみました。

オリンピックが無観客になって、日本中が大騒ぎになっております。このタイミングで梯子を外すって、日本政府もえげつないことをいたしますよねぇ。で、諸外国の週ベースの「新規感染者数」を見てみましょう。

マスク無しの観客がオールスターゲームのスタンドを埋め尽くしていたアメリカ。でも、毎週22万人の新規感染者が出ております。ワクチン接種が進んだのと医療体制が整ったということもございましょう。

南米のブラジルも、アメリカとほぼ同じの22万人(週)の新規感染者を出しておりますが、ブラジル始め南米諸国はどこもアップアップの状態。病院の廊下に、毛布でくるまれたナキガラが山積みになっているとか。死者数を見ると、アメリカの1,800人/週に対してブラジルは8,700人/週と5倍弱の差。医療体制の差と言えるでしょうか。

善戦しているのが、カナダ。週に2,500人はかなり終息に近づいている。ドイツも週8,500人と頑張ってますが、7月に入ってから増加傾向。それでも、死亡者数を見ると、カナダは61人/週、ドイツは129人/週という数字。余裕を持って、重症化する前に完治させている感じでございます。

フランスは新規感染者数5.5万人/週と、まだまだ苦戦している様子。ですが、死亡者数が147人/週とドイツ並みの少なさ。フランスの医療の底力でしょうか。同様に底力を見せているのが、イギリス。週に30万人もの感染者を出しつつも、死亡者を300人弱にとどめている。いずれも、ワクチンが重症化を防いでいるということなのかも知れません。

さて、日本にまいりましょうか。日本の新規感染者は毎週2万人。ドイツやカナダには及びませんが、イギリスやアメリカに比べたら10分の1の数字でございます。そして、死亡者数もなんと91人/週! 割合だけで見ると、日本以上に医療設備の進んだドイツよりも低い割合。底力を見せているフランスよりも少し悪いかなという数字でございます。日本はワクチン接種率が低いにも関わらずこの数字。日本も、底力を見せておりますよ。


東京都も日本政府も、ちょっとした感染者数の増減に大騒ぎしておりますが、諸外国では、桁違いの感染者が発生しているのですよ。それでも昨年ほどの大騒ぎになっていないのは、ワクチンの普及とともに医療体制が進んだからでしょうね。死亡者数の少なさが、それを物語っております。

日本の死亡者数の少なさ、そして世界的に見たポジションを見るに、オリンピックを無観客にする程の事だったかなぁ? やはり、コロナへの対応は、感染者数ではなく、「死亡者数」「病院の逼迫度」で判断すべきだと思っております。都市部で溢れた患者を地方に移動させるみたいな対応で、余裕を持って対応出来ると思うのですが、まぁ、既に決まってしまったこと。詮ないですね。


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