店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
昨日、イギリスは30万人/週もの感染者を出しつつも死者を300人弱に抑え込んでいるというお話をいたしました。そして今日、イギリスはマスク規制・行動規制を撤廃するというニュースがございました。「封じ込め」から「共存」に移行したということでしょう。ワクチン接種率が高まり重症化率が下がるに従い、他の欧米諸国も、「共存」という形になっていくのでしょうね。
ワタクシ、オリンピックの延期に関して、「昨年の段階で、さっさと4年後にシフトしておけば良かった」なんて軽々しく申しました。今日、アスリートが出ているバラエティ番組を見ていて、その「4年後」というのがアスリートにとっては致命的に長い期間になり得ることを感じ、自分の軽率さを恥じております。
1980年のモスクワオリンピックを日本がボイコットした時、多くの日本のアスリートが泣いて抗議をいたしました。アスリートの人生の中で、その「旬」と呼べる期間は短い。「4年後に再チャレンジすれば良い」と言われても、それが不可能なアスリートも多かったことでしょう。
今回の東京オリンピックの延期や開催に関して、世の中に溢れかえっている発言は「安全かどうか」ということだけでございます。やれ延期だ中止だと騒ぐ声に翻弄されるアスリートの気持ちを、一体誰が気遣っていると言うのでしょう。けれど、揺れ動くその大会日程に、不満を述べるアスリートは1人もいなかった。あぁ、何という、いじらしいことでしょう!
マスコミ各社には、純粋にオリンピックに臨むアスリートの気持ちにも、もう少し焦点を当てて欲しいですよね。開幕直前に来ても、スキャンダルの話題しか報道されないというのは、なんと寂しいオリンピックであることか。そして、そんな逆風の中で黙々と練習にいそしむアスリートの、なんていじらしいことか!