店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
とうとう、オリンピック、無観客になっちゃいましたね。地方自治体がギリギリまで渋っていた所を見ると、今さら無観客になると、いろいろ大変なんでしょうねぇ。警備やボランティアは既に手配済みでしょうし、旅行会社は大量のキャンセルを出すことになりますしねぇ。
ワタクシ、以前より、IOC(国際オリンピック委員会)が開催の条件として出している巨大な観客席に、否定的でございました。昨今、オリンピックの肥大化が問題になっております。そして今や、映像技術の発達で、何も現地に見に行かなくても十分に臨場感の有る体験が出来たりいたします。ですから、小さな会場による「小さなオリンピック」を目指すべきだと考えておりますです。
さて、今回の無観客の決定。この無観客が最初から分かっていれば、わざわざ費用を投じて大きな観客席を作ることも無かったですよねぇ。ということは、昨年の春、一年延期を決定した時に、「無観客」もついでに決定してしまうという手もございました。さすれば、その時点で各会場の観客席を作る必要はなくなる。経費を大幅に削減できる会場も有った事でしょう。
そして、一年前から無観客が決まっていれば、ボランティアを募集する必要も無い。ボランティア以外にも、様々な経費や人件費を削減できた可能性がございます。ただ、チケット収入は全く得られなくなる。でもね、事前に無観客が決まっていれば、チケット収入に代わる収入源が確保できたかもしれないのでございます。
それは、今はやりの「リモート」。そう、会場に360度カメラを多数配置して、そのカメラ映像に対して課金するのでございます。360度ですから、上や後ろを見渡すことも出来る。スマホ+簡易ゴーグルでVR体験も出来る。視点の移動もカメラの数だけ可能。フィールド内にカメラを置けば、選手のすぐ横で観戦することも出来るのでございます。
この映像に課金するシステムなら、世界中の人がお茶の間に居ながらにしてオリンピックを観戦できる。リスクを冒して渡航する必要も無い。ワクチン接種を気にすることも無い。しかも市場は世界中の人類、何十億人という市場規模。まさに、世界中がネットで繋がっている時代こそのオリンピックの形ではないでしょうか! この新時代のオリンピックを、東京からスタートすることも出来たのでございます。
と、まぁ、妄想は拡がりますが、今さらせんないことでございますよね。放送権料の問題も有りますので、東京だけで決められることでもない。ましてや、一週間前というこの段階で手のひら返しされても、もう何も打つ手はございません。ネット時代の新しいオリンピックは、IOCの体質や放送権料といった「因襲」の打開なくしては、有り得ないでしょうね。
IOCの体質と申しましたが、オリンピックというのは、選手以外にも多くの「役人」を「招待」することが義務づけられているのでございます。そして、高級ホテルでVIP待遇することが、やはりIOCから決められている。選手団が渡航する時、選手がエコノミークラスなのに役員がビジネスクラスだったりするのも、そんな理由。今回はコロナを「口実」にして、そういうのを断ることも出来なかったかなぁ。
その他、各国の要人の来日も、「一律に」断っちゃえば良かったのにね。これも、コロナを「口実」にして。みんな、今、日本には来たくないでしょ(笑)。だったら、先んじてこちらから「来なくていいですよ」と言ってあげるのも、ひとつの「おもてなし」。しかも、警護の費用とかも必要なくなりますしね。