店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
またワクチン接種のお話になっちゃうのですが、下呂市長がワクチンの余剰分を接種したというので、それがニュースになっております。これに関しては、ワタクシの4/19の書き込みが関連しております(2021-04-19 【眼前の敵はレガシー】)。
ワクチンは開封すると、5人分を一度に使い切らなきゃいけないのですよね。それで、キャンセルなどで余っちゃうと、それを捨てちゃっている自治体も有るそうでございます。また、会場にいる医師などに余剰分を接種してもらって使い切るようにしている自治体も有るとのこと。余剰分をどうするかは、各自治体でバラバラな様子でございます。
「余ったのは捨てる」という自治体は、あくまでも「公平性」を優先したわけでございますね。これには、「順番を守らなかったことで、後からいろいろ責められたくない」という思いもあるでしょうねぇ。で、「もったいない」と思いながら、泣く泣く廃棄したはずでございます。あぁ、どうして、こう、チグハグなんでしょうねぇ。
こんな事態を受けまして、厚生労働大臣も、「余ったワクチンを使い切る体制を作ってもらいたい」と発言しております。これまた、何という、中途半端な「お願い」でございましょう。はっきりと、「○○な場合は、優先順位を無視して接種していい」と言うべきでございます。そういった線引きをトップの人がはっきり言わないので、現場の人たちが保身に走ってしまうのでございます。
「医療従事者」「65才以上」「基礎疾患のある人」を優先とした上で、「捨てるくらいなら、優先順位に関係なく、その場にいる人に接種していい」というガイドラインを、大臣がはっきり言うべきでございます。要するに、「キャンセル待ち」を認めるわけでございます。これに関する批判は、大臣が真っ向に受ければいい。それで現場がスムーズに無駄なく動くので有れば、大臣の嫌われる勇気は報われるのでございます。
日本のコロナ対策のグズグズに関しては、当初から、政治家が「身を切る発言」を出来ない所に原因がございます。嫌われようが批判されようが、トップにいる人が、まず、ガイドラインを決めないとね。統一したガイドラインがないために、現場がそれぞれの判断で対応してしまうということが、ずっと続いているのでございます。