店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
毎日新聞の記事に、「余ったワクチンが捨てられている」という報道がございました。ワクチンというのは、5人分が一瓶に入れられておりまして、開封すると使い切ってしまわなければならないそうでございます。人数ピッタリになるように配慮はしているそうですが、直前にキャンセルする人が多いとのことでございます。
ワクチンが余ると、接種会場にいるスタッフなどに声をかけ、出来るだけ使い切るようにしている会場も有るそうでございます。逆に、「順番が決まっている物を他に回すのは公平では無い」と杓子定規に廃棄してしまうところも有るとか。う~ん、融通が利かないなぁ。
こういった問題を受けて、「キャンセル待ち」を募る自治体も有るそうでございます。まぁ、しかし、なかなか上手く機能していない様子。ワタクシ想像するに、今だにお役所のこういった手続きはアナログ的な手作業で処理されておりまして、その前近代的な仕組みが足かせ手かせになっているのではないでしょうか?
で、思い出されるのは、ウーバーイーツの様な仕組み。あれは、大量の「配達を求める側」が有り、そして大量の「配達を求められる側」が有り、その間をネットのマッチングシステムが繋いでおります。配達の要望が出されると、条件に合った人がそれに急ぎ立候補する。無数の「発注」と「受注」がそのシステムで滞りなく機能しているのでございます。
ワクチンのキャンセル待ちを同様のシステムで機能させるには、スマホが必須でございますねぇ。ところが、ほら、例の、濃厚接触者を検知するアプリ「COCOA」、あれごときもゴタゴタでまともに機能していないのが現状。ワクチンの接種をアプリでコントロールなんて、現段階では夢の夢かも知れませんね。
ここに来て、日本の携帯電話のガラパゴス化が恨めしく思えたりするわけでございます。スマホが登場した後も、日本の携帯電話キャリアは古いガラケーのシステムを後生大事に残し続けて来ました。古いユーザーの利便性を優先したのでしょうが、それがスマホへの移行を大きく遅らせました。諸外国がスマホを最大限に利用してコロナに対処しているのに対し、日本のお役所はいたって、アナログ手作業でコロナと戦っております(職員の方々、ご苦労お察しいたします)。