店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
なんかね、日曜日の朝に『ウルトラセブン』を観るのが、ここ最近の楽しみになってしまいました。NHK-BS で再放送がされております。まぁ、どんなものかなぁ~とあまり期待もせずに見始めて、今日、第3話まで見たところ。レコーダーの「毎週録画」に登録済みになっております。
『ウルトラセブン』、いままでに何度も再放送をされておりますが、ことさら「観たい」とは思いませんでした。今回、見入ってしまったのは、やはり映像の美しさでしょうかねぇ。ワタクシのオンボロ13インチのテレビでも十分に綺麗! 4Kリマスターされているとのことですが、4Kテレビで観たらどんな感じなのでしょう?
映像の綺麗さ以外にも、いろいろ興味深い部分はございます。喫煙シーン、これはやたら多いですね。今では有り得ない。そして、今では放送NGとされている様々な「単語」が、ピー音で消されることなく容赦なく出てまいります。この「ピー音の無さ」も、見入ってしまう要因かも知れませんね。
そして、NHKゆえに、CMが入らない。これがね、意外と新鮮な感動でございました。子供の頃から見慣れたウルトラシリーズ、テーマ音楽、CM、本編、CM、本編、エンドタイトル、といった構成が、潜在意識にあまりにも強く刻まれていたのでしょう。でも、CM無しで観ると、その練り込まれた脚本にいつのまにか見入っている自分に気づかされる。やはり、『ウルトラセブン』は、名作でございますね。
最後に、ウルトラ警備隊の発進シーン、そして、ウルトラセブンと怪獣の戦いのシーン、これらに言及しなければいけませんね。この当時の特撮の魅力は、何と言っても「精巧なミニチュア」でございます。CG(コンピュータ・グラフィックス)では出てこない「実体感」が有るのですよね。これ、CGが当たり前の世代には、どこまで分かってもらえるかなぁ?
ミニチュアや着ぐるみは「前近代的」とも思えるかも知れませんね。確かに、CGが出始めた頃は、その圧倒的な描画力と緻密さ、動きの速さに驚愕したものでございます。けどね、慣れとは怖ろしいもの、そのCG画像に慣れてくると、いかにもリアルに見えるほどに、「どうせCGだから」という安堵感の方が先に来てしまう。ハラハラしなくなっちゃうのですよね。