«前の日記(2021-04-05) 最新 次の日記(2021-04-07)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2021-04-06 【久しぶりに、例のグラフを】

今日は、大きな画像がいっぱい。チョイト読み難いかもしれませんがご容赦を。久しぶりに、コロナ関係のグラフを作ってみたのでございます。まずは、中日新聞の切り抜きからご紹介いたしましょう。「ワクチンを1回以上接種した人の割合」のグラフでございます。

人口が少ないということもあるのですが、なんと「イスラエル」は60%がワクチンを接種。以下、英国、チリ、アメリカ、フランス、ロシアと続くのでございます。このワクチン接種率の比較的高い国々、実際の感染者の推移はどうなっているのでしょうか? それを感染者数のグラフと合わせて対比してみたのでございます。

この後に出てくるグラフは、まぁ単純に申しますと、「増加率」を表していると思って下さいませ。グラフが「右上がり」ですと、1人の感染者が2人以上にウイルスをばら撒いており蔓延の傾向、「右下がり」だと1人の感染者が1人未満にしか移してなく収束の傾向、と言う風に読み取って下さいませ。

では、ワクチン優等生国の「イスラエル」のグラフから。

イスラエルのワクチン接種は、12/20に開始されております。1ヶ月ほど経過した1/17を境に、増加率が収束の傾向を見せております。そして、3/8、突如、急激に収束の傾向を見せ、1ヶ月で新規感染者は十分の一に減っております。さすが、接種率60%は伊達では無いですねぇ。

次は、接種率46.4%の「英国」でございます。

英国は、12/8にワクチン接種を開始しております。やはり、効果が見え始めるのには1ヶ月ほどかかっておりますよね。1/10を頂点に、ジワジワと収束の傾向を示しております。1/10のピーク時から3ヶ月で、増加率は十六分の一にまで下がっておりますね。

さて、接種率はそこそこ高いのに、いろいろ問題の多い国、「チリ」でございますよ。

チリは、12/24に接種開始。やはり1ヶ月後には効果が見え始めますが、接種開始2ヶ月後の2/23を境にリバウンド。ワクチン接種率が十分高くなっているのにも関わらず、結局、全体としてみれば蔓延の傾向を示しております。報道によれば、ワクチンを接種して安心しきった人達がドンチャン騒ぎを始めたのが原因だとか。う~ん、いかにもラテンぽい理由でございます。

で、お次は「アメリカ」。もうね、グラフを作っていても、あまりにも数字が大きすぎて実感が湧かないのでございます。

アメリカは12/14に接種開始。そして、1ヶ月後の1/11に、グラフは収束の傾向を見せ始める。ところが、収束の兆しを見せ始めてから2ヶ月ほど経過すると、グラフが何やら怪しい動きに! リバウンドなのか小康状態なのかは、もう少し時間が経過しないと分からないでしょうねぇ。まぁしかし、全体としては、収束の傾向を見せております。

次は、ここに来てロックダウンの大騒ぎをしている「フランス」でございます。その大騒ぎぶりは、グラフにもよく表れております。

フランスは、12/27に接種開始。やはり、1ヶ月ほどして、微かに収束の兆しが見えてくる。ところがところが、さらに1ヶ月弱が経過した2/17を境に、グングンと蔓延の傾向を示し始める。で、4月に入ってロックダウンでございます。接種率10%程度では安心してはいけないということでしょうか?

では、今回紹介する国の中では、唯一の社会主義国家「ロシア」のグラフでございます。

やはり、1ヶ月ほど経過した所で、収束の傾向を示しておりますね。でも、接種率5%でこれほど如実に効果が出るものなのか、チョイト疑問も有るわけでございます。これは、社会主義国家独特の統制力の成せる技とも考えられますよね。世界中が、有事あるいは戦時体制で行動しております。ですから、社会主義だからこそ、こんな時にはフットワーク良く動けるということでしょうか。

では、最後に、「日本」の登場でございます。

先進諸国が昨年の12月にワクチン接種を開始しているのに対し、日本の開始は2/12。ただ、1~3月に出された緊急事態宣言の影響なのか、1/19を境に収束の傾向を見せております。「緊急事態宣言意味なし」という報道も有りますけど、これを見る限り、効果は有るように思えますけどね。そして、緊急事態宣言が解除され始めた3/6頃から、また蔓延の傾向を示し始める。

日本の場合、接種率0.7%ですから、ワクチンの効果は、現段階では非常に限定的でございます。ただ、唯一の救いは、元々日本は十分に感染者数が低いということでございます。当初、「日本人は免疫を持っているのではないか?」と騒がれるほどでございましたからね。

だから、今のどうにも間に合わない状況では「日本人ワクチン不要論」なんてのも考えようによっては有りなのですが、ただねぇ、オリンピックのことを考えると、ワクチン接種率が低いままではいろいろマズイですよね。ということで、この後は、どうなるのでしょうか? 長くなっちゃいましたね。最後までおつき合い、ありがとうございました。


«前の日記(2021-04-05) 最新 次の日記(2021-04-07)» 編集