店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
日本ではあまり報道されておりませんが、今行われている聖火リレーに対し、アメリカのNBCが批判記事を掲載しております。まぁ、遠回しに、「聖火リレーやめろ」と言っているようなものでございますね。ワタクシも、このタイミングでの聖火リレー強行には、チョイト疑問でございます。
NBCは聖火リレーにイチャモンを付ける一方、7月のオリンピック開会式を「生中継」で放送する意向を発表しております。アメリカでのオリンピック放送を独占しているNBCは後には引けない。でも、もしオリンピックそのものが中止になっても、放送権料は保険で補填することが可能。中止が危ぶまれる中、プランA、プランBと策を講じていることでしょうね。
さて、日本の聖火リレーですが、緊急事態宣言が延長、マンボウなる物が発令、そんな中で強行するのはなぜでしょうか? 「日本はアンダーコントロールですよ」というのを世界に発信したいのでしょうか。でも、日本の感染者数、ワクチン接種率は先進国の中でも最悪の状態。そのチグハグさが、かえって「アウト・オブ・コントロール」で有ることを露呈しちゃってますよね。
今言ってもせんないことですが、昨年の延期を決定した時点で、4年後にスライド登板させる根回しを始めれば良かったですよね。いや、今からでも遅くない。さっさと、2024年のパリ、2028年のロサンゼルス、そしてIOCに打診を打ってもいいのではないでしょうか。世界中を巻き込んだ非常事態なのですから、これくらいの無理は通りそうな気がいたします。
去年の例を見ると、5/27に一度終息しかけたように見えますが、その後、第二波に突入。第二波は8/10頃を頂点として終息に向かうが、9/28を境に今度は第三波に突入。去年と同じパターンで来るとすれば、オリンピック開催期間は昨年の第二波の時期と丸かぶり。どうやら、湿度の高い日本の夏でも威力が落ちないようでございます。こう考えますと、オリンピックの開催、かな~り、ギャンブルになっちゃいますよね。
また、想定される悪シナリオとしては、日本のワクチン接種率の低さを理由に、各国が日本に選手団を送り出さない可能性が出てくること。そうなりますと、海外の選手は来ない、海外からの観光客も来ないという開店休業オリンピックとなりかねない。ただ、このワクチン接種率の低さは、日本政府をあまり責められないなぁ。
これほど「ワクチン忌避論」の盛んな国は、日本以外に有り得ない。何十年もそのワクチン忌避論が日本を席巻し、ワクチンに対する準備態勢も法整備も遅れまくっていた状態。ましてや、非常時に超法規的措置をするための有事法制は、無いに等しい。先進各国が戦時体制でコロナに臨んでいるのに対し、日本は通常の法律で対応している。戦時体制で行動しようにも、そういった法律がそもそも無いのでございます。