店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
一昨年の春、「岐阜タンメン」のカップ麺のお話をしたことがございます(2019-04-11【リアル店舗へも行ってみたい】)。今日は、カップ麺ではなくリアル店舗の方のお話。この「岐阜タンメン」の衝撃の事実を、今日、ワタクシは、知ることになろうとは!...
「朝日新聞デジタル」の記事に「愛知なのに『岐阜タンメン』 名前の由来は恩返しのため」という記事がございました。この記事によると、岐阜タンメンは、2009年に愛知県稲沢市に出店した「タンメン専門店 板谷」を発祥とするとのこと。稲沢市では閑古鳥だったのだが、たまたま岐阜県岐阜市に支店を出したところ、岐阜の人達に大受けで大行列。
岐阜に出店するまでは、完全撤退も考えていたそうでございます。その岐阜に出した支店名が「元祖タンメン屋」。タンメンと岐阜人との相性が良かったのか?「元祖」という命名が良かったのか? 岐阜での好評を受けて、現在は愛知県に10店舗、岐阜県に8店舗を展開とのこと。
2017年からは店名を「岐阜タンメン」と統一しているのですが、その理由が、「『岐阜の人に感謝タンメン』を略して『岐阜タンメン』とした」とのこと。岐阜での成功が、よほど嬉しかったのでしょうねぇ。運営会社は愛知県一宮市ではありますが、岐阜タンメン本店は、岐阜県岐阜市となっております。愛知県発祥の食べ物ではございますが、創業者は「是非とも岐阜の名物にしたい」という想いで溢れているようでございますね。
「なごやめし」なんて言葉がございますが、実は、なごやめしの中には名古屋発祥ではない物もいくつか混じっております。味噌カツ、天むすは三重だったりする。ただ、愛知・岐阜・三重の三県は、こういった「発祥」に関しては、あまりクドクドと追及して来ておりません。愛知・岐阜・三重ってのは、どうも古くから、一蓮托生というか、持ちつ持たれつという感がございます。