店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
今日は、医療費のお話。一部の後期高齢者の本人負担が、1割から2割に引き上げられました。「一部の」ということは、そうじゃない人もいるということ。その線引きは「所得」。まぁ、昔から所得に応じて「保険料の額」は変わってくるものですが、「本人負担額」まで変わってくると、いろいろ揉めるでしょうね。
揉めそうな要因のひとつは、「1割」だった人が「2割」になると、医療費が倍になってしまうこと。今まで1割負担だった人は、何とかして「1割の枠」に収まりたいでしょうねぇ。逆に3割負担の人は、誤魔化してでも2割負担にしたいと思うでしょうねぇ(暴言失礼)。このモヤモヤ感、これはひとえに「線引きが大まか過ぎる」からでございます。
民間の保険料の計算の様にもっと細かく計算すれば、こういった上位枠争奪戦は発生しないのでございます。枠ごとの差違が微々であれば、誤魔化してでも上位枠に該当しようとは思わないでしょ。ただねぇ、誰が計算するの? って話になっちゃいますよね。手作業でやったら膨大な事務費がかさむ。本末転倒でございます。
こういった、膨大な単純計算こそ、デジタルの力が有効。そう、コンピュータに全部やらせてしまえば良いのでございます。ここでチョイト気になるのが、医療費は厚生労働省のお仕事、所得は財務省のお仕事。この二つの部門のデータが同じデータベースに乗っかっていないと、コンピュータには手も足も出ないのでございます。
さてここからは、薫さんお得意の妄想の世界。想像してみて下さいませ。マイナンバーに確定申告の情報が紐付けられており、かつ、マイナンバーカードが保険証を兼ねており、さらに、マイナンバーカードがプリペイドカードとなっていたら、と。
毎月の保険料や本人負担の割合は自動で計算されますから、これらの枠組みはもっと細かくすることが出来、不公平感を減らすことが出来る。医療費のような公的負担を受けられる支払いは、必ずマイナンバーカードを使用するようにさせておけば、支払いの際に細かい計算が自動処理。病院側が用意するのは、パソコンかタブレット、そしてカードリーダーだけでございます。
さらに、生活保護の支給、電気・ガス・水道の支払い、こういったものもマイナンバーカード経由で支払って記録を残しておけば、生活困窮者の孤独死なんてものも、事前に兆候を見つけることも出来る。これも、コンピュータの人工頭脳で自動処理可能でございます。
ここで、ふと思い出したのが、ワタクシのいつぞやの書き込み。若き日のMr.マリックが手品グッズ販売で苦労したというお話でございます(2020-11-13【見ているようで見ていない】)。あの話では、グッズの素晴らしさばかりを説明するも、お客は見向きもしてくれない。ところが、保険のオバチャンから「それを使った時の幸せな未来を想像させてごらん」とアドバイスを受けて、手品グッズが売れるようになったというお話でございました。