店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
日曜日の夜と言えば、大河ドラマ! なのですが、ワタクシは溜まった大河ドラマの録画をチビリチビリと消化しているところでございます。今日、見終わったのは、織田信長の越前攻めで浅井長政に裏切られて這々(ほうほう)の体(てい)で逃げ帰ったところ。小豆の袋は出てきませんでしたね。あれは「史実じゃない」ってのが一般的ですからね。
今回の大河ドラマ、そもそも主人公の「明智光秀」という人物の記録がほとんど残っていない。謎だらけの人物。それゆえに、ドラマの筋書きもかなり自由度が高かったのかもしれませんね。で、本能寺で主君を裏切るわけですが、その理由も謎のまま。ドラマではどんな人間模様を「創造」するのでしょうねぇ。
お市の方の小豆の袋の例もあるように、「史実」とされていることの中には、かなり、後の世の「脚色」が混ざっていたりする。講談や歌舞伎で盛られたものが、いつの間にか定着しちゃうのでしょうね。まぁ、現代の歴史ドラマも同様の脚色をやっておりますので、これは昔の人を責められない(笑)。
坂本龍馬なんて、司馬遼太郎が脚色した「坂本像」で日本中が染められちゃってますからね。いやぁ、司馬先生、罪が深いっすよ。坂本龍馬の場合は写真が残っておりますが、模写しか残っていない戦国武将なんて、実際の顔はどうだったか分かったものじゃない。むしろ、顔バレが生死に関わる時代ですから、あえて違う絵を描かせていたという可能性もございます。