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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-11-22 【人生はリアルな群像劇】

今日は、3連休のまん中。だいたい、3連休のまん中ってのはお店がノンビリしてしまうもので、今日も夕方までは非常にバタバタしておりましたが、夜はさっぱりでございましたね。店番をしながら、大相撲の結果を気にしたり、溜まったドラマの録画を消化したりしておりました。

大河ドラマ『麒麟がくる』の録画が2ヶ月分ほど溜まっておりましたので、古いものから3話ほどを消化。テンポが速くて面白いですねぇ。ただテンポが速いだけに、ウカッと見ていると「アレッ? この人、どこに住んでてどの一派の人だっけ?」なんてことになる。人物相関図を片手に、録画を時々巻き戻しつつ、ウィキペディアの史実を少しカンニングしながらの大河ドラマ視聴でございます。

あと、混乱しまくりだったのが、唐沢寿明主演の『24 JAPAN』。アメリカンドラマ『24』の日本版でございます。アメリカンドラマによく有る群像劇スタイルでございます。様々な立場の人が同時進行で描かれますので、時々「?」となる事も有る。たまたま1話~7話を2時間にまとめたダイジェスト版が放送されて、やっと全体像がハッキリ見えてきたところ。でもまだ、17話も残っているのですよね。

偶像劇というのは、複数のエピソードが重層的に同時進行で描かれ、それぞれ何話にも渡ったエピソードがバラバラに始まってバラバラに終わるという構造。もちろん1話ごとに起承転結は有るのですが、多くのエピソードが数話をまたいでいるので、1話ごとに多少の消化不良感が残る。でも、そのエピソードの錯綜ぶりが群像劇の面白さなのですよね。

アメリカンドラマにはこの群像劇スタイルが多いのですが、日本のドラマでは非常に少ないですよね。ドラマが難解になりやすく、1話でも見逃すとストーリーが全く追いかけられなくなったりいたします。難解なドラマが敬遠されやすい日本では、やはりリスクが大きいのでしょう。1話完結、あるいは朝ドラのような1週で1エピソードという形になっちゃうのでしょうね。

ワタクシが初めて群像劇スタイルのドラマに出会ったのは、深夜に見たアメリカンドラマ『ヒルストリートブルース』でございます。とある警察署を舞台にした群像劇ドラマ。ドラマと言えば1話完結が当たり前と思っていたワタクシには、毎週の消化不良感で「?」の連続。でも見入っていくうちに、それぞれの登場人物に妙に感情移入している自分に気が付くのですよね。群像劇特有の、錯綜、迷走といった流れが、実生活のそれに近いからでしょうか。

若い頃は大好きだった群像劇スタイルですが、最近は、見るのがくたびれる。録画を残しておいて後から確認するなんてことも時々ございます。するとですね、古典的な1話完結ものが、すごく楽に安心して観ていられるのですよ。子供の頃は『水戸黄門』や『大岡越前』のどこが面白いんだなんて思っていたんですけどねぇ。いやぁ、子供の頃、バカにしてごめんなさい。水戸も大岡も、今はその面白さがスゴク分かるのでございます。

ビデオレコーダーに溜まった録画をポチポチ消化した日曜日の夜でございました。人生はリアルな群像劇でございますね。毎日、消化不良の日々でございます。では、では。


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