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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-11-08 【往生際】

さて、今日もアメリカ大統領選のお話。トランプさんがグズグズ言っておりますが、その気持ちも分からないでもない。だって、いくらコロナ禍とは言え、郵便投票は、日本の感覚だと有り得ない! せめて、ドライブスルー投票くらいなら、理解出来るのですけどねぇ。

アメリカは「戸籍制度」がないから、当然、選挙人名簿(全国的な有権者名簿)なんて無いのでございます。じゃぁどうやっているかと申しますと、投票の資格を得た人は、自分で「有権者登録」を役所でするのですよね。この有権者登録がくせもの。引っ越した場合は新しい地域で再度登録が必要ですが、それまで住んでいた州の登録も、そのまま本人不在の状態で放置されることになるのでございます。

だからね、想像ですが、アメリカには無数の「幽霊有権者」が存在しているはずなのでございます。もし誰かがその無数の幽霊さんに成り代わって投票していたら? 投票所なら、同じ人が何回も来ればすぐにばれる。しかし郵便投票なので、ばれる事も無い。え~と、シロウト考えなので間違っている可能性もございます。あくまでもワタクシの想像でのお話でございますよ。

また、トランプさん自身は「貧窮層の人達なら、簡単に自分の投票用紙を売り渡すだろう」なんてことを言っておりました。広大なアメリカ合衆国、投票所が近くにない人のために、投票用紙の事前郵送が可能になっております。だからその投票用紙を誰かに売り渡すということも、可能と言えば可能。ただ、これはちょっと無理があるかもね。

そんな「投票用紙の買取」を、大量の不特定多数の一般人に持ち掛けたりしたら、必ず、どこかからリークするはず。だから、トランプさんが危惧したこの方法は、あまり現実的ではないでしょ。何千とか何万票という数字を操作するのは不可能に思えるのでございます。

あと、日本のワイドショー情報ではございますが、投票用紙を読み取る機械が不正にセッティングされているとか、開票場で何かやられているとか、そんなことが疑われております。でね、アメリカの選挙で面倒くさいのは、「投票用紙」とか「読み取る機械」とか「開票方式」とかが州ごとに違っていること。選挙に関する法律が、州ごとに違う。いや、もうそろそろ、そこんところ統一してもいいのでは?

まぁ、トランプ陣営はワァワァ言っておりますが、例え不正か間違いがあったところで、ひっくり返るほどの数字にはならない気がするけどなぁ。でも、ワイドショー情報では、時間稼ぎをすることで違う展開に持って行ける可能性も有るとか。さぁ、トランプさんの往生際、どんなことになるのでしょうねぇ? 土俵際でのうっちゃり勝利も有るのか?

このアメリカのややこしい大統領選の仕組みは、広大な領土を選挙人が馬車で何日も掛けて横断してくる時代に考えられたものでしょ。光の速さで西海岸と東海岸が結ばれている昨今では、レガシーな仕様だとしか言えないなぁ。まぁ、アメリカの人達は、そのレガシーな仕様を、ワクワクしながら楽しんでいるようにも見えますけどね。

そう、不便だからこそ、ワクワクして面白い。アララ、こんなところにも「不便益」が! では、では。


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